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僧帽弁閉鎖不全症の手術から3カ月 ~気になる費用のこと~

こにちはーー! 仁くん、じじつしてから 3カ月たって、 先生からもよくなったでち! って言ってもらったでちー

コロナの影響でまさかのオリンピック延期!!
そして1年後の今年もきっと中止になるんだろうと思っていましたが、無観客でオリンピックが開催されるという「想像もしていなかった」現実が起きています。

私はスポーツに関する知識もあまりなく、私自身が運動音痴という事もあって『オリンピック』『ワールドカップ』などなどの有名スポーツ大会はテレビ観戦する程度のミーハーですが、やはりなんだかんだいって連日テレビでオリンピックを見てしまっています。
自国開催だけあって、夜中に放送とかではなくLIVEでいい時間に見れるんですもんね~。

先日職場のオンラインミーティングで「オリンピック競技で気になっているもの」をそれぞれが発表することになり、柔道や競泳、陸上やバスケなどのメジャーな物から、学生時代にホッケーをやっていたのでホッケーは見ちゃいます!という意外な発言も飛び出しました。
私は「飛び込み」を見るのが好きなのですが、高飛び込み・シンクロ飛び込みが好きです。
ほんと、すごいなーーーって見てしまいます。

さ!
オリンピック的な前置きはこれくらいにして(長いわ!)、仁くんの【僧帽弁閉鎖不全症の手術】から丁度3か月が経過しましたので、今日は手術に関する事で気になるであろう『費用』について書いておこうと思います。

術後の経過については、こちらでまとめていますので同じ病気で手術をご検討されている方の何かお役に立てれば嬉しいです。

仁くんの検査結果と手術予定 ~たくさんのありがとうを~
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こんにちは。土曜日に病院で手術対応かの検査をしてもらい、17時過ぎに先生から結果を聞くことになっていたので、結.....
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僧帽弁閉鎖不全症の術後の経過・変化について(1週間のまとめ)
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退院後に不調が続き、仁くんは本日より入院しました
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あ…
費用のことを書く前に…

マミコちゃんが 紹介し忘れたでちけど チビ仁くん、略してチーくんでち

そうそう!
冒頭で紹介するのをすっかり忘れてオリンピックの話をしてしまい、仁くんが「トホホ」という顔をしていますが、きっとみなさんも気になりましたよね??

仁くんの隣に写っているのは、仁くんのお友達である「ぬいぐるみ」をしまっている『ぬいぐるみハウス』と読んでいるカゴの中から仁くんが引っ張り出してきた小さなチワワのぬいぐるみ。

仁くんが8歳の時のお誕生日プレゼントのミニチュア仁くんみたいなカワイイコ。
名前は特に決めていなかったのですが、チビ・仁くんと呼んでいたことから

略して『チーくん』と呼んでいます。

仁くんがぬいぐるみハウスから連れてくるのは「大親友のひつじちゃん」で、その次に「パンダちゃん」「ワニちゃん」というラインナップ。
チーくんはあまり連れてくることはないのですが、珍しくチー君を連れてきたので、あまりにかわいくて記念撮影しちゃいました。

あ…
本題から思いっきり逸れていますので、ここから気を取り直して手術に関する費用のことを書きたいと思います。

* * *

僧帽弁閉鎖不全症の手術はどこでも手術が受けられる訳ではなく、設備や執刀医の関係で手術が出来る病院が限られています。
新潟では手術を行える病院はなく、かかりつけの動物病院から紹介が可能だと言われたのが

●JASMINEどうぶつ循環器病センター(神奈川県)
●茶屋ヶ坂動物病院(愛知県)

の2つの病院でした。
最初はJASMINEさんのみの紹介とのことだったのですが、先生が問合せをしてくれて茶屋ヶ坂動物病院も選択肢に入ることになりましたが、どちらも県外のため宿泊・移動費も考えなくてはいけません。
※我が家のかかりつけ医から紹介いただける病院としての院院であり、この他にも手術に対応している病院はいくつかあるようですので、病院についてはかかりつけ医と相談されてください。

手術に関する費用面だけでの比較ですが、JASMINEさんはHP上で紹介されているのが以下の通り。

●最初の検査 … 7万円
●手術費用 … 143万円
●入院費 … 1週間で約40万円
●定期検診 … 1回6万円×4回=24万円
(2019.10.1現在)

定期健診をのぞいて、手術にかかる費用は「190万」と高額です。

対して茶屋ヶ坂動物病院で説明を受けた際の費用は次の通りでした。

●最初の検査 … 32,000円(税込 35,200円)
●手術(入院費込) … 140万円(税込 154万円)
※入院最大7日分含む。延長になる場合、1日に付20,000円

術後の経過にもよりますが、入院延長がなければ「157万円」で、こちらも高額ではありますがJASMINEさんと費用比較をすると、こちらの方が手術に関しては30万円近く安価でお願いすることができます。

実際には、手術前検査時に半日入院処置・投薬が加算されたため、

●最初の検査 … 41,290円 (税込 45,519円)

と、当初より1万円ほど金額はかかっています。

茶屋ヶ坂動物病院では術後検診については『かかりつけ医と連携して』とのことで、金額も特に明示されていなかったのですが、退院時の説明では

・1か月、3カ月、6か月、1年検診は当院へご来院ください
・検査費用は68,000円

とのことでした。
この部分はJASMINEさんよりも高額です。4回検診が必要なのは一緒です。

術前検査の際に「手術とその後の検診」については教えて欲しかったというのが正直な気持ちです。
術後はかかりつけ医に見てもらえると思っていたので、その後の交通費などは考えていなかったのですが、1か月検診・3カ月検診…と、術後数回の移動が必要となれば、県外(特に遠くから)の場合には、予定を立てておかないと厳しいものがありますよね。
また、術後検診も1回68,000円と高額です。(JASMINEさんのHPで大体の費用感や、術前検査が3万円以上かかる事からある程度高額だとは予測がつきますが、手術に気を取られていると術後の費用を見落としがちです)

退院前に「術後検診は指示をもらって新潟の病院で受けられないか?」と相談したところ、1か月までの間の1週間ごとの検診は新潟でもいいが、1か月・3か月・6カ月・1年毎の検診は、こちらに来て欲しいとのこと。
この後、仁くんが再入院するとは思ってもおらず、退院時に検査の予約をしました。

仁くんは退院後に急な体調変化があり(全身にじんましんのようなものが出来て、その後、体中に紫斑が広がり食事を取らなくなりました)1週間ほどの入院をしました。
体力も弱っていることから、1か月後検診で名古屋まで連れて行くのが不安だったことや、物理的な距離があってどうしても手術先の病院にすぐに診てもらえない事もあり、かかりつけ医の先生から手術先の病院へ連絡をしてもらい、幸いなことに仁くんは術後検診の一切をかかりつけ医で行えることとなりました。

仁くんのための移動は嫌でもなんでもないけれど、やはり身近な場所で診てもらえるというのは気持ち的に全然違いました。
他県から専門病院での手術を検討されている方は、術後の検診についても手術先・かかりつけ医の先生と相談されるのをオススメします。
手術したら終わりではなく、その後の回復期も必要ない時間ですから「無理なく続けて看てあげられる」ってとても大事な事ですものね。

* * *

ここからは少し余談ですが、JASMINEさんは茶屋ヶ坂動物病院と比べると手術費用が少し高額でしたが、病院との相性やカウンセリングなどなど、話が出来る・動物グリーフに対応している等々は、実際に大きな手術という場面ではとても重要なことだと実感しました。
私はJASMINEさんでの手術ではなかったのですが、動物へのグリーフケアにも力を入れているJASMINEさんでは個別カウンセリングなども対応されているようです。
メンタル的な部分での安心感という面で病院を探される時は、動物グリーフにも関心を持っている先生や看護師さんがいる病院を選ぶというのも大事だと思っています。

* * *

検査や手術の他に、病状によっては検査時に酸素室を利用したり、手術までに薬を増やしたり…と提示されたものよりもお金がかかる場合があります。
また、県外への移動も含めて一体どれくらいかかるのだろう??という事の「目安」として、同じ手術を考えている方のちょっとした参考にでもなればと思い、手術直前~術後3か月までにかかった金額をご紹介します。

●最初の検査 … 41,290円(税込 45,419円)
●手術(入院費、投薬8日分込) … 140万円(税込 154万円)

★最初の検査のための交通費
・高速道路(往復) 8,000円×2 = 16,000円
・ガソリン代(往復) 15,000円

★入院中の交通費・宿泊代
・高速道路(往復)8,000円+10,500円 = 18,500円
・ガソリン代(往復) 15,000円
・宿泊(9泊分) … 46,000円
・駐車場(1日 1,500円) … 1,500×9 = 13,500円

総計:170万9,419円

交通・宿泊費はどんなホテルにどのくらい滞在するか?
滞在日数をどうするか?
ご家族の事情や移動距離によっても異なりますが、決して安いものではありませんので、移動費用も考える必要があります。
また、手術から退院までは7~10日前後を見ておいた方がいいので、連れて行く・お迎えに行くなどのスケジュールについても考える必要もあります。

私の場合ですが、宿泊・交通費は最初は9泊せずに2往復を考えました。
ですが今年のGWは高速道路の割引が適用されない事に加えて、コロナの関係でホテル宿泊費が安かったため「泊まった方が若干安い」という事で、急遽全泊としました。

交通費・宿泊費は場所によって異なりますが、私の場合では「124,000円」程かかっていますので、手術代にプラスして予算を組む必要があります。

* * *

手術適応になる状態というのは、仁くんのように「重度の心不全状態」や「心臓破裂の可能性がある」場合、または肺水腫を起こして酸素室や入院管理が必要な場合がほとんどです。
手術までの期間の診察・投薬、入院費用も決して安いものではありません。

参考までに、仁くんが4月(手術前)にかかりつけ医で支払った費用です。

●4月分の診察、投薬代(1か月分) … 22,451円
●1度目の入院 … 53,636円
●2度目の入院 … 31,790円
●移動前の注射 … 1,100円

総計:108,906円

こちらも参考までに…ですが、退院後3カ月に定期健診含めてかかった費用です。

●5月(術後1週間検診) … 8,783円
●5月入院 … 46,266円
●5月(退院後定期検査) … 3,740円
●5月(術後1か月検診) … 18,546円
●6月(減薬に伴う検診含む) … 10,186円
●7月(減薬に伴う検査、3カ月検診) … 20,906円

総計:108,427円

※手術直前の4月~術後3か月までの間にかかった費用は『1,926,752円』で、年末年始からの入退院を合わせると200万円を超える金額がかかっていました。(1月~の領収書を合算して見たら、210万円弱程病院のお金を使っていました)

手術先の病院でも「余裕を持った費用を準備しておいた方がいい」と言われましたが、本当にその通りだと思います。
仁くんの手術先の『茶屋ヶ坂動物病院』では、手術代に入院費(最大10日分)が込みになっていますが、術後の状態によっては入院が伸びる子もいるでしょうし、そうなると日額 20,000円がかかります。

また、仁くんはかかりつけ医で術後検診をしてもらえているのですが(費用も提示された68,000円はかからず15,000円程度です)、かかりつけ医で診てもらえない場合は、術後3か月までに2回の大きな検査・交通費も加算されますから

手術したら終わり、ではなく手術後も経済的な面で余裕を見ておくこと

はとっても大事なんだと痛感しました。

* * *

スピー、スピー、スピー

退院してきて数日後の仁くん。
首・胸下、脇と手術の痕があります。

僧帽弁閉鎖不全症は、投薬でコントロールをしながら悪化しないようにするしかなく、あくまでも治療となると「弁」を再建させる手術が必要になります。
ですが、小さなワンちゃんたちにとっては手術は体に負担がかかります。

手術そのものの成功率を聞くと9割以上ですが、もともとの持病があって手術そのものができないと判断されることもありますし、どんなに『神の手』を持つ先生であったとしても1割は手術から目覚めることができずに命を落としてしまうリスクがあります。
さらに、手術後の血栓・合併症・その他の病気の変容などもないとは言いきれませんし、実際に仁くんも原因不明の炎症で「昨日よりも悪化してしまっている…」と先生から言われた日もありました。

手術するしか助かる道がない…となって、ある程度の重症化が認められると手術をすすめられます。
実際に病院で同じ手術をした飼い主さんのお話を聞かせてもらった際に、軽度だった時に手術を受けた方がいいのでは?と病院に相談・術前検査をしたら

まだ投薬でコントロールできる状態だから、無理に手術をしない方がいい。
手術で起こるかもしれないリスクを考えても、悪化して「手術しかない」となった時に受けた方がいい。

と、軽度な時には手術はすすめられなかったと言っていました。

仁くんは手術を経て、病気だったことを忘れるくらい元気になりました。
実際に手術をしてみて、投薬や通院・入院をしても「なす術がない」と思っていた状態からは考えられないくらい穏やかに過ごしている仁くんの姿に、手術を受けさせてあげることが出来てヨカッタと思えています。

僧帽弁閉鎖不全症は、手術のリスクをクリアできれば術後は目を見張るようにグングン良くなります。
毎日飲んでいた心臓の薬を飲まなくてもよくなる子もいます。(仁くんは飲み続けることになりそうです)
また楽しそうにお散歩したり走ったり、シャンプーだってできます。

が、仁くんの病気がまだあまり進行していない状態の時に、病気の「治療」には手術という方法があるが、200万円ほどかかると聞いた時には「きっと我が家では無理だろう」と思う位、とんでもなく高額に思えました。
実際、簡単な金額ではありません。
余程に経済的な余裕がなければ、きっと「なんとかしたい」と思いながらも、葛藤や悩みをかかえ、決断するのに勇気がいる場合もあるでしょう。

私は葛藤した結果「手術を受けたい!」と思いましたが、手術は受けずに投薬や入院・酸素室や緩和ケアをしながらその子の持つ時間に寄り添う選択をされる方もいらっしゃると思います。

どちらが「いい・悪い」はないと思っています。

どの飼い主さんも「愛おしい愛犬の為に沢山考え、悩み」決める事ですものね。
ご家族がいらっしゃれば、ご家族みんなで決める事ですし、手術適用の状態まで悪化する前に、手術を待たずに1度の肺水腫でその命を落としてしまう子もいます。
こればかりは本当に、誰にも分からない事ですものね。
もしも手術という選択を前にしてもそれを選ばなかった…と自分を責めることがありませんように。

選択肢が増えるのはすごくありがたい事であると同時に、とても残酷で苦しい決断をしなくてはいけないこともあります。
だからどうか、いっぱい迷った後でのご自身やご家族の決断を尊重してあげられますように。

どうしても金額的には高額な手術ですから、実際にどれくらい準備が必要か??と悩まれている方の何かの参考になれればと思い、かかった費用を紹介しました。

残念ながら僧帽弁閉鎖不全症はワンちゃんには発症が多い病気です。
全てのワンちゃんが悪化するわけではなく、寿命まで病気の進行が緩やかな子もいますし、急激に悪くなる子もいます。
病気を前にすると沢山悩みますが、迷いや不安・葛藤があれば、かかりつけ医の先生に話をして不安を少しでも軽くしてワンちゃんに向き合ってあげられますように。

同じ病気を前に頑張っている飼い主さんとワンちゃんたちが、少しだけでも咳や息苦しさを感じたり心を痛めることがない時間がある事を祈っています。

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