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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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僧帽弁閉鎖不全症の術後の経過・変化について(1週間のまとめ)

昨日はいいお天気だったから マミコちゃんとちょっこしだけお外歩いたでちー

今年のGWはコロコロとお天気の変化があり、今日は雨予報。
おととい・昨日と気持ちよく晴れていて、車での面会2日目となって「少し慣れた」こともあり、病院の駐車場で少しだけお散歩のような事をしました。

仁くんが普段使っているリードは「細い紐タイプのハーネス型」。
傷を保護するような術後服も着ていないため、リードが傷に当たりそうだったこともあってノーリードのため、本当にちょっとだけしかお外を堪能できなかったのですが、一瞬腰が引けたものの、クンクンと匂いを嗅ぎながら歩く姿に目を細める親バカおまみーぬでした。

明日が退院予定日で、診察や今後についての事(術後検診など)を受けて新潟への岐路につく予定なのですが、その時にリードについても適切な物を聞いておこうと思います。(私が心配しているだけで、いつものリードを使えるかもしれませんし!)

仁くんの大好きなフカフカクッションの上だと ついついムニャリたくなるでちよー

車の中での密会のような面会は、私もゆるむのか眠くなります。

仁くんがお家でも寛いでいる「フカフカクッション」の上でウェットティッシュで顔や体(傷のない部分)を拭き上げた後、ヨシヨシと撫でていると私のまぶたもくっつきそうになり、仁くんもウトウト。
そういえば、予定のないお休みの日のお昼過ぎは、仁くんと一緒にベッドに飛び込んでお昼寝するのが幸せな時間だったもんね~。
今はベットではなく車の中ではあるけれど、並んでお昼寝できるのは幸せ♡

仁くんに触れながら、私も10分くらいクカークカーと眠りました。(ガクンとなって目が覚めたんですが…)

くかー、くかー

だんだんと緩みだし、自由に伸びて寝ている仁くん。

こうやって寝姿を見ていると、手術前と変わらない感じがしますが…

毛がないのを見ると 大きな手術をしたんだなぁ…としみじみ感じます

剃毛された範囲と消毒薬の痕を見ると、やはり大きな手術をしたんだなぁ~としみじみ感ます。

仁くんは新潟のかかりつけ医でも「嫌な事をすると怒ります」と書かれていましたが、一度嫌な事だと仁くんが認識したような事(怖い・痛い・ビックリした…など)を再度されそうになると、ウーーッと威嚇したり攻撃的な姿勢を見せます。
普段はそんな姿は見せないのですが、仁くんの中で「すごく怖い・すごく嫌だ」というものに対する抵抗をするので、事前に手術先の病院の先生や看護師さんには伝えてありました。

最初はちょっとした威嚇だけだったようですが、手術前に色々な処置で嫌だと思った = みんな嫌なことする人!という認識を持ってしまったのか、術後の2~3日は看護師さんに唸る事があったようですが、だんだんと

嫌な事もされたけど、お散歩に連れて行ってくれたり声をかけてくれたりご飯をくれるいい人

という認識に変わったようで、看護師さんから「仁くんが少し前から心を開いてくれて、やっと両想いになれたんだよね~。今はラブラブだもんね!」と仁くんに顔を近づける仕草をしながら笑顔で引き渡してくれました。

病院を好きな犬は少ないと思います。
ましてや言葉も通じず、献身的なケアが「嫌な事をする」と認識されて威嚇されたりと、看護師さんや先生には見えないところでご負担があるのだろうと思います。

仁くんもきっと、手を煩わせることが多々あったと思いますが「両想いになりたい」と思って接してくれたこと、本当にありがとうございます!の気持ちでいっぱいです。
退院してお家に帰るのは楽しみだけれど、両想いになれた看護師さんとお別れするのはちょっとだけ仁くんも寂しいかな??

* * *

術後すぐに「手術の成功」についてと麻酔の事を先生から聞き、その後は看護師さんとのやり取りしかしていないのですが、昨日は術後1週間検査をし、大きな問題があれば退院日が伸びるはずですが予定通りと看護師さんから聞いているので今の所経過は順調なのだろうと思っています。

私が毎日行っているのは「自主的な面会」であって、あくまで仁くんに会いに行くのであり、先生との診察・経過報告を聞くためのものではないのですが、やはり看護師さんから「順調ですよ」と言ってもらえるだけで安心できます。

僧帽弁閉鎖不全症の手術後の状態などの詳しい結果などは、明日の診察時に教えてもらうので「あくまで私が仁くんに接してきて感じた事や傷の変化」という視点で、1週間を振り返ってみようと思います。

この先、傷の写真も掲載しますので閲覧注意です。
見たくないと思われる方は、ここでそっとページを閉じてくださいね!

手術箇所と傷について

心臓の手術のため、胸部分の傷だけかと思っていましたが「人工心肺」などを使う事もあってか、術後の仁くんは「首」「胸」「胸下の腹部」の3か所が縫われている状態でした。

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(術後1日目)

左側の首の付け根から肩に向けて 2~3㎝位の手術痕がありました
影になって分かりづらいのですが お腹の所と胸も縫われています

仁くんは緊急枠での手術をしてもらったため、通常のお昼時間ではなく「夜」の手術で、翌日の面会はお昼。
麻酔から覚めたのが夜の11時頃だったので、約半日しか経過していないため、点滴を受けている状態での面会で、抱っこしていても体勢によっては痛みが出たのか「キャン!」と向きを変える姿を取るため、面会時間は短時間にしました。

まだ術後間もない事から傷は赤く生々しい感じがありました。
実際、抱っこさせてもらう際にフリースのブランケットに包んでもらっていましたが、ブランケットに傷からの血がつく状態で、まだ微量ながら出血していました。

傷を中心にしてですが 全体的にむくんだような腫れたような 感じがありました

剃毛されて肌がむき出しなので感じた事でもあるのですが、傷の周りを中心としての腫れや、体全体がバランスを崩してむくんでいるような「重たい腫れ」のようなものがありました。
人工心肺を使うのは小さな犬の体には大きな負担がかかり、血液の水分バランスなども乱れるため、この日はお水の摂取量なども細かく管理していると看護師さんから聞きました。

また、手術前は「はぁはぁ」と呼吸が荒い状態が続いていましたが、術後も呼吸の粗さはあまり変わらず、はぁはぁしていました。
手術は心臓の弁をつなぎ直すもので「切り取ってサイズダウンさせる」ものではないのですから、徐々にサイズが小さくなっていく訳で、いきなり呼吸が楽になる物じゃないんですもんね。
ただ、ハァハァとした呼吸はある物の咳き込むようなことはありませんでした。

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(2日目)

首の傷は 生々しさは減りましたが 赤みを増して 痛々しい感じがありました

切った箇所がくっつき出しているのか、生々しさは減ったものの、傷部分の腫れや赤みが1日目より強くなっていました。

また、陰になって分かりにくい部分もあるのですが、術後2~3日目は「術後の内出血」が酷く、赤黒くなっていました。
と同時に、傷周りの腫れた感じも2~3日目がピークだったような気がします。

胸の傷もまだ膨れていて 赤黒さを増していました

首と同様、胸の傷も「切りたて」という感じの生々しさはなくなりましたが、傷そのものが晴れているという感じで赤黒さを増していました。
とはいえ、術後1日目の面会時は傷から出血していたのに対し、完全に止血しているようでブランケットには一切血が付くことはありませんでした。

体の内側が赤黒く変色し思いっきり内出血していました

傷もさることながら、術後すぐと比べて大きな変化として挙げられるのは「内出血」「腫れ」です。

私も過去に「切開を伴う手術」をして体験してますが、術後は内出血や腫れがあるんですよね。
仁くんの場合、首全体と胸から腹部にかけてがビックリするくらい赤黒く内出血を起こしており、内出血そのものは時間が経てば引くと分かっていても、小さな体で大きな傷と闘っているんだ…と切なくなりました。

※黄色いのは手術の際の消毒薬でついた色のようです

ボコン!と腫れているのが目に見えて分かる状態でした

2日目までは少し回復がゆっくりで、まだぼんやりしていて痛みもあったようで、抱っこの体勢によっては小さく泣くことがありました。
また、食欲が戻ってきておらず、2日目までは食事を取ろうとしなかったことも気がかりでした。

さらに、まだ本調子ではなかったようで、面会中に膝の上にのせていた間に粗相をしてしまう一幕もありました。
仁くん自信もソワソワしたりトイレに行きたいような仕草をせずにおもらししてしまったので、まだボーッとして力が入っていなかったのだろうと思います。

また、この日も呼吸は荒いまま。
面会中は起きている事に加えてやはり興奮市しまう事もあるようで、なかなかハァハァと激しい呼吸がおさまらず少し心配でしたが、この日も咳はなく、しばらくすると口を閉じて顎を腕に乗せて休むことが出来ました。

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(3日目)

首の傷は3日目の腫れがピークでしたが 傷同士がくっつき出しているのが分かりました

首の傷の腫れ、その周りの内出血は2日目よりも3日目の方が酷くなっていました。
よく見ると、傷の周りの黒い色は「出血が固まったもの」だったのですが、これも知らぬ間に消えていきました。

内出血はまだ引く気配はなく 腫れも収まっていないものの、 傷同士がくっ付き出している感じが分かりました

2日目動揺、お腹周りの赤黒さ・腫れは引いてはいませんでしたが、傷口は大きく変化したように見えました。
2日目までは傷そのものが熱を持っているかのように生々しかったのですが、角が取れた…という表現がいいのか分かりませんが

切られた部分が柔らかくくっつき出した感じ

があって、手術で切った部分はうんと良くなってきているんだなぁ~と思えたのが術後3日目の感想です。

ご飯も食べたくなって お腹すくようになってきたでちー

術後3日目くらいからは、明らかに「元気さが増してきた」と感じる力強さが戻ってきた気がします。

2日目までは食事を取ろうとせず、かろうじて茹でたササミを少しだけ食べたと聞いてはいたものの「食事を取りたくない = 元気がでない」というのは当然で、経過自体は順調であっても、まだ本調子ではないのが分かる状態でした。

が、3日目からは出された食事もしっかり食べれるようになり、そのおかげもあってかシャキッとさが戻ってきました。

術後、食欲が戻らず食事が食べられないのは良くないようで(体力も付きませんし…)、傷の具合や数値的なあれこれ以外にも大事な指針になることから看護師さんも心配してくれていましたが、しっかり食べれてまた一つ山を越えた!という感じでとても嬉しかったなぁ。

相変わらず呼吸はまだ荒い状態でした。

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(4日目)

首の傷は 3日目と変化はあまりないのですが 腫れが大分落ち着いてきました

首の傷はあまり大きな変化は感じられませんでしたが、肩に向けての大きな腫れが落ち着き出しているのが分かりました。
写真では分かりづらいのですが、傷そのものも日を追うごとに「しっかりくっつき出している」のは面会の度に感じる変化の一つでした。

左側の傷はこんな感じです

3日目までは全体的に腫れていた傷付近が落ち着き出してきたのが4日目から。
腫れぼったく重たい感じがうんとスッキリしてきたのが感じられました。

胸からお腹にかけての内出血は まだ残っていますが 範囲が狭くなってきました

傷に近い部分の内出血は酷いままですが、3日目と比べると範囲が狭くなって薄くなってきました。
腫れも弱まってきて、お腹側の方はうっすらとした腫れ程度に落ち着いてきました。

ハァハァする感じは継続ですが 目にも力が戻ってきました

術後3日目まではどことなく「弱弱しい」感じがあったのですが、3日目に食欲が復活して以来、モリモリと食べれることが力になって現れだし、目の力が全然違ってきました。

私自身、術後3日目くらいまでは腫れなどもあって神経質になっていた部分があるのですが、4日目にはうんと元気そうだったので病院前のベンチで「お外を満喫」しました。

相変わらずハァハァと呼吸は荒いのですが、胸の下側で支えるように置いていた手に伝わってくる心臓のトクントクんとしたリズムが不規則ではなく一定で、今まではトクト…ックン、トク…と乱れることが常だったので、あぁ、心臓自体は弁を直してもらえて正常に動き出しているんだなぁ~と感動でした。

※もしかしたら、まだ乱れは残っているのかもしれませんが術前と比べたら全然違っていました

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(5日目)

首の傷は腫れ・内出血共に すっかり良くなっていました

首の傷は5日目になると「明らかに」良くなっているのが分かりました。
傷・傷周辺の腫れは落ち着き、内出血もおさまりスッキリしています。

お腹の方の内出血も 大分消えてくれました

胸の傷付近には内出血がまだ残ってはいるものの、お腹全体が赤くなっていたのが取れてきて、腫れも一部だけでうんと落ち着いてくれました。

上から見ると 腫れが引いてきたのがよく分かります

体の内側(お腹側)の傷部分はまだ腫れは残っているものの、横にせり出すように腫れていたものが引き始め、ずいぶんとスッキリしてきました!

こうやって腕にアゴを乗せて寝るのは いつもの元気な仁くんと変わりない姿に見えました

ハァハァした呼吸の粗さは変わらないままですが、しばらくして落ち着くとコテンと顎を乗せて甘えだしました。
こうやって顎を乗せるのが仁くんは好きなのですが、ブランケットに包まれて傷が見えない状態であれば、いつもの仁くんにしか見えませんでした。

4日目からは随分と元気を取り戻した感じが分かりましたが、5日目はもっと力強さが戻ってきた感じで安心感が増しました。

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(6日目)

首の傷は痛々しさがなくなってきて 本当にスッキリ!

6日目からは病院の待合室ではなく、車の中で面会時間をのんびり過ごすことにしました。

首の傷は抜糸が終わっていないのでまだ目立ちますが、肩にかけての腫れや内出血がより一層引いた感じがあり、随分とスッキリしました。
傷自体がくっついている感じも分かります。

胸の傷愚痴はまだ腫れが残っていますが お腹の傷・内出血共にスッキリ!

お腹の傷は小さい事もあり、首の傷よりもより一層キレイにくっついていました。

胸の傷はまだ傷の周辺の腫れは残っているものの、内出血もお腹側の腫れもうんと引き始めているのが分かります。
丁度この日が術後1週間検査の日でしたが(検査結果は明日の診察時に聞きます)、1週間でこんなによくなるんだ!!と感慨深いものがりました。

腕の付け根部分は 動くこともあって腫れが残っているようですが お腹側はしっかりくっつき出して 腫れは全くなくなっている部分もあります

胸の傷が一番大きい傷なのですが、どうしても腕の付け根に近い部分は動くこともあって腫れが残ってはいますが、あまり動かない場所はぴったりと傷が合わさってくっつき出しているのが分かります。

検査の結果はまだ聞いていないので「目に見えない内側」の状態までは私には分からないけれど、目に見える外側の傷自体は順調に回復していました。
化膿したり、ばい菌が入って炎症をおこしたり…という事がなくて本当に良かった。

上から見ると 腫れはまったくありません

5日目同様、上から見るとせり出すように腫れていたものは全くなく、順調そのもの!

思いっきり寛いで爆睡中

病院の待合室での面会では膝にのせている事がほとんどでしたが、車の中では仁くん愛用のフカフカクッションに座り、向かい合っていっぱい撫でたりウェットシートで傷以外の汚れを拭いてあげることが出来ました。

また、私自身も「密室」で気を張らずに仁くんと向き合えるのでお互いに緩んだのか、仁くんは気持ちよさそうに爆睡していました。

食欲は旺盛で、食事を準備してもらうと提供と同時に「ガツガツッ」とお皿に向かうほどになったそうです。
うんうん、お腹が空く・しっかり寝れるというのは「体を回復させる」ためにすごく大事な事だもんね!
いっぱい食べれるようになって良かったねー。

この日は看護師さんから仁くんを渡してもらう直前に「発作」のように咳き込んでしまいました。

術後、ハァハァと呼吸が荒い状態は継続ではありますが、咳をする(数回ではなく断続的に)のを見たのは初めてて、看護師さんも慌てた様子で

あれれ、咳き込んじゃってるね。良くないね。
どれどれ、大丈夫かな?

と咳の様子を一緒に見てくれました。
幸い、発作のように咳き込んでしまったものは一時的なもので、咳が止まってしばらく待合室のベンチで様子を見ていた所、看護師さんが再度確認をしてくれて車での面会OKをもらえました。

やはり咳が出るのは傷(手術した心臓)にも負担がかかるのでしょうし、良くない事のようで、車の中でもまた咳をしだしたら即連れてきて面会は終了と言われましたが、幸いにして咳き込むことなく面会時間をたっぷり仁くんと過ごすことが出来ました。

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(7日目)

首の傷はしっかりくっついているのが分かります

首の傷は7日目にはよりしっかりくっつき・スッキリしてきました。

スピー、スピー

昨日も車での面会をしたので、すこぶる無防備に寝姿を見せてくれました。
ちょうど良く胸の傷が見えたので、ズームイン!

しっかり回復しているのが分かりますが こうやって見ると傷が大きく、 大変な手術だったんだというのが分かります

胸の傷は7~8㎝位の大きなものです。
すでにしっかりとくっついているのが分かりますが、こんなに大きな傷だったんだ…と改めて仁くんの手術が大掛かりな物だったことを実感しました。

内出血もキレイに引き、外側を見る限りではホントに順調に回復している!というのが分かります。

* * *

今日この後、長い入院期間最後(の予定)の面会に行きます。

順調な回復をする子は、入院予定期間より早く退院できる…と言われていましたし、待合室で親しく話をさせてもらっていた「同じ手術をした飼い主さん」は、予定日より早く退院できるようですが、仁くんは予定通り。
手術から1週間で退院できる早い回復の子もいるようですが、もともとの入院期間と言われていたのが10日前後だったので、明日無事に退院してお家に帰れればいいなぁ~と思っています。

とはいえ、新潟までの移動は仁くんのトイレ休憩を挟むと6時間以上はかかる長旅です。

無理に早く退院するよりも安全に帰れる方がいいのですし、今日の面会も仁くんとゆるーっとイチャイチャしてこようと思います。

心臓病は犬の死因の上位にくる、誰でもかかる可能性のある病気です。
仁くんが罹患した「僧帽弁閉鎖不全症」は好発犬種というのがありますが、加齢とともに多くのワンちゃんがなる「一般的」な病気です。

その進行は様々で、病気を持ったままたいして進行せずに緩やかに投薬でコントロールできる子もいれば、突然牙をむくように急激に悪化し、肺水腫や心臓破裂を起こしてしまう可能性もあります。
数年前までは外科的処置はなく、投薬で辛さを少しでも和らげる「緩和」しか選択肢はなかったようですが、今はまだ一般的…とまではいかなくとも、外科処置である手術を通して『僧帽弁閉鎖不全症』の治療をするという選択肢が持てるようになっています。

とはいえ、手術はリスクもあります。

必ずしも100%成功するという保証はありませんし、手術が成功してもその後に血栓や感染症で命を落とす子もいると説明を受けています。
また、術後1か月はやはりリスクもありますから、容体が急変するという事もあり得ます。

ありがたい悩みではありますが、助けてあげる選択肢があるというのは、飼い主さんとして大いに揺れ・葛藤する部分でもあると思います。

外科処置は安価ではなく高額です。
事前の検査も含め、決して手軽な物ではありません。

また、手術を行える医師・医療機関が限られている事から、対象地域にお住いの方以外は移動についても考えなくてはいけません。
お仕事があれば休みを取れるのかどうか?
ご家族の事情なども様々あるでしょう。

正直私自身、仁くんの病気で薬が追加された際に「手術という選択肢がある」と聞かされてた時は、仁くんはすこぶる健康で、そこまでの『延命』をするのかどうか?と正直迷いました。
確かに、助けてあげる選択肢はあるが高額で、飼い主にもワンちゃんにも双方に負担があります。
病気の進行はそれぞれで、仁くんは緩やかだったこともあり「お薬でコントロールできたらいいな」と思っていたので、手術を選ぶなんて思ってはいませんでした。

が…
やはり、もしもの時には手術を受けられるように…と、手術費用のための貯金も始めました。

貯金を始めた当時は、検診自体も2か月に1度でいいですね!と言ってもらえる程に落ち着いていたので、まさかこんなに急に病気は進行してしまうと思ってもいませんでした。

手術を受ける・受けないは、それぞれの家庭で決める事であり正解はありません。

余程の経済的余裕がなければ、手術については皆さん葛藤されると思います。
大好きな大切な命を助けたいと誰しもが思うものですものね。

私もいっぱい葛藤しました。
同じ悩み・葛藤を抱えている飼い主さんに、何かしら仁くんの闘病記録がお役に立てればいいなと思っています。

今日は手術から7日間の「術後の傷の変化」について、ザザッとまとめてみました。

術後の経過についても、先生からの説明などについても、また落ち着いてからきちんと残しておこうと思っています。

ではでは、今日はここまで!
失礼します。

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