【ココロノマルシェ】毎日さみしくて不安で楽しくないです。何もしたくないけどそんな自分が許せないです。
こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。
仁くんが心臓の手術を終えて無事に退院したことをお祝いするため、実家で「お帰りの晩ご飯」を予定していたものの、まさかの原因不明の炎症で1週間近い入院をすることとなり、昨日改めて私の実家に集まって「お帰りの会」をすることになりました。
手術で私が留守にする間、実家でギンちゃんを預かってもらっていたのですが「すっかり骨抜き」にされた父が、ギンちゃんに会いたいようで朝からソワソワと待っていたそうです。
無類のネコ嫌いだったのに、ギンちゃんの魅力ってすごいなぁ。
勿論、仁くんにも会いたがってくれているて「ちょっとだけ2魂のためのご馳走」を用意して、ささやかな退院祝いパーティーをしてくれました。
ギンちゃんにはお魚を焼いたもの、仁くんにはチキンを焼いたものを用意してくれていたので、2魂とも大満足でした。
退院してからの仁くんは「入院前に出来ていたこと」が出来なかったり…と体力の低下はあるものの、少しずつ日常を取り戻しています。
うんと痩せてしまったのですが、アレルギーの原因が不明なので食事も気を付けつつ…
早く体力が復活して元気いっぱいに飛び回れるといいね!
ソファーの上でお澄ましポーズの仁くんをパチリ!としたものをご紹介した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
毎日さみしくて不安で楽しくないです。
大学に上手くいけなくなったこと、自分の至らなさが申し訳なくて続けられないバイト、読書が趣味だったのに本が読めなくなったこと、リセット癖があり友だちが1人もいないこと、やりたいことがないこと、これらが一気に襲ってきてとても苦しいです。何もなくなってしまい空っぽな自分に罪悪感があります。何もしたくないけどそんな自分が許せないです。
HSP、AC気質があり、人が怖いくせに人との関わりを求めるし、失敗が怖くて動けないし、自ら捨てた人間関係のありがたさに今頃後悔しています。ずっといい子にいようと生きてきたので、自分で自分の人生を歩くことがわかりません。やってみたいことがあっても、今からじゃ遅いかなと諦めたり、学校やバイトすら頑張れないのに他をやってていいのかと何も楽しめなくなりました。
頑張りたいのに、頑張ろうとすると動けなくなります。
ポジティブになったと思ったら、突然の不安で死にたくなったりパニックになったり、〇〇しなくてはいけないという思考に取り憑かれた感じがします。
社会人になったら仕事、ストレス、お金の心配が増え、楽しいことが減るイメージがあります。友だちがいない私はこの先誰といればいいでしょうか。大人になってから夢を見つけたときどうしたらいいのでしょうか。
ご相談:ももさん
ももさん、こんにちは。
週末は学校やアルバイトがお休みの日でゆっくりできたでしょうか?
それともアルバイトなどで忙しい日を過ごされたのでしょうか?
もしも辛い中で「何か行動を起こした」のであれば、行動したももさんのことをうーーーんと笑顔で労ってあげてくださいね。
今日は何もしない日!と決めてゴロゴロしていたのであれば、自分を労わって自分が決めた事を貫けた日として自分にウインクするようにして「やったね!」とほほ笑んであげてくださいね。
頑張ったらもちろん褒めますし、頑張らなくても「お疲れ様」って自分に声掛けしてあげていいんですよ!
> 大学に上手くいけなくなったこと、自分の至らなさが申し訳なくて続けられないバイト、読書が趣味だったのに本が読めなくなったこと、リセット癖があり友だちが1人もいないこと、やりたいことがないこと、これらが一気に襲ってきてとても苦しいです。
好きな事も楽しいと思えなくなって、出来ない事がたくさんある!と「ダメ」を数えてしまう状態に置かれているのですもの、とってもしんどいですよね。
しかも、ももさんは「これらが一気に襲ってきて」と書いてくれていますから、どれだけグッタリされているのでしょうか…
ももさんが少しだけ後輩の「高校生」の女の子から、悩みを打ち明けられたと想像してみてください。
●高校に行くことが出来なくなっちゃった
●アルバイトも自分のふがいなさで続かない
●唯一の逃げ場だった「本」を開いても頭に入ってこない
●逃げ出したい!とすべてをゼロにしてしまったので孤独感を感じる
●気持ちを話せる人が周りにひとりもいない
●やりたい事なんて思いつかない
淡々とこれらの事を話して来たら、どんな風にももさんは返事の言葉を届けますか??
疲れ切って、自分の事でとてもしんどいはずなのに「淡々と」話す女の子を見て、どんな風に寄り添いたいと思うでしょうか?
ももさんは大学生と書かれていましたので、私から見たら「うーんと若い女の子」です。
その女の子が「しんどい」と言っているのを聞いて、責めたいなんて少しも思いません。
そっか、そう思っちゃったんだね。
話してくれて、ありがとう。
全部がとってもめんどくさいし、しんどいし、逃げ場がないのは困っちゃうよね。
と、隣で話を聞きながら一緒に暖かいお茶を飲みたいなぁと思います。
ほんのひとときだけでも、緩める時間をあげたいなぁ、って。
疲れ切っている女の子に「なんで頑張らないのよ?!全てあなたのせいでしょ?」と叱責するようなことはしないのではないでしょうか?
なんでそんなに苦しんでいるのだろうか??と気遣う事はあっても、責めたりなんてしないはずです。
なのに私たちは、つい「自分に対して」は、誰よりも辛らつに・誰よりも厳しく責めてしまいます。
誰よりも大切で、何よりも愛おしんであげるべき存在であるはずの自分を、容赦なく痛めつけてしまいます。
身動きできない時は、もがいてしまうけれど「蓄える時間」でもあると思っています。
スマートフォンでも電気自動車でも、充電しないと使うことが出来ません。
それと同じで「今は何もできない」と動くことができずに止まってしまう時間は、この先に動き出すための「充電」をしている時間です。
その充電時間は、人によって異なります。
うーんと頑張り過ぎて消耗が激しい時や燃え尽きてしまうほどの状態になっている時は、空っぽの状態ですから充電には時間がかかりますし、なかなかすぐに力も溜まりません。
●何もなくなってしまい空っぽな自分
●何もしたくない
とももさんが書いてくれているくらい、今は「動けない」んですもんね。
動けない時間はももさんに栄養を与えるために必要な時間なんだ…と思ってあげて、「責めの休み」「敢えての充電」というように言い換えてあげてくださいね。
とても高い山に登る時、ペース配分をして途中で山小屋で休憩を取りながら登るように、人生にも途中で休みを入れることが必要な事もあります。
焦りたくなるけれど、急いで怪我をするよりも「万全を期して休む」のですから、何もできない時間を必要以上に責めずに済みますように。
> 人が怖いくせに人との関わりを求めるし、失敗が怖くて動けないし、自ら捨てた人間関係のありがたさに今頃後悔しています。ずっといい子にいようと生きてきたので、自分で自分の人生を歩くことがわかりません。やってみたいことがあっても、今からじゃ遅いかなと諦めたり、学校やバイトすら頑張れないのに他をやってていいのかと何も楽しめなくなりました。
> 頑張りたいのに、頑張ろうとすると動けなくなります。
ももさんはちゃーんと自分の事を分かってあげていて、素敵ですね。
自分の欲しいものも、あまり好ましくないものも、素直に表現できることはとても素敵だと思います。
・人が怖いけれど人と仲良くやりたい
・失敗するのが極度に不安
・だから石橋を叩きすぎて壊して渡れなくなる
・しんどくなってリセットするクセがある
・落ち着いてくるとリセットした関係性が恋しくなる
・周りの期待に応えて「いい子」でいようと努力し続けた
・いつの間にか自分の気持ちが分からなくなっちゃった
・やってみたい事にもブレーキを踏んでしまう
・手遅れのような気がする
・学校やアルバイトといった「やるべきこと」が出来ていない自分を責めてしまう
・いつも自分を責めるから、物事を楽しいと思えなくなった
ももさんが届けてくれた「ももさん像」を挙げてみましたが、こうやって挙げたものを見た時のももさんの気持ちってどんなものが強く湧いてくるのでしょうか??
こういうところが嫌い
この癖が情けない
そんな風に自分の事を「否定」して見ていませんか??
人間は誰一人として完璧ではありません。
また、日本の神様と呼ばれる存在(私はあまり詳しくないのですが、天照大神とかイザナミノミコトとか)の話を聞くと
神様ですら完璧ではなく、弱さや情けなさを持っています。
だから、自分にとってはあまり望ましくない「特性」であっても、それを否定する必要はなく、少しずつ自分が受け入れて生きやすいように調整や改善をしていけばいいんですよね。
それに、欠点と言うのは『誰かを役立たせるために必要な物』でもあるので、なくす必要もありません。
欠けている部分があるからこそ、誰かの欠けている部分を補うために力を貸したいと思いますし、その逆もしかりです。
今の私はどんな状態なんだろう?
というのをももさんが届けてくれたようにひとつひとつ箇条書きにして見た後で、こんな風に言ってあげてください。
これが、私。
これが「今の」私。
いい・悪いのジャッジは必要ありません。
ただただ「今現状の私って、こんな面があるんだなぁ~」と少し俯瞰して見てあげるイメージです。
そして大事なのは「今の」という言葉です。
私たちは変化出来る素敵な生き物です。
「今は」動きたくない、動けないというくらい疲弊していたとしても、また何かのタイミングやキッカケ、ちょっとしたことで楽しいと思える出来事に出会ったりして、世界が変わることだっていくらだってあり得ます。
だからあくまでも「今の」私であって、この先の私も同じではありませんものね。
> 社会人になったら仕事、ストレス、お金の心配が増え、楽しいことが減るイメージがあります。友だちがいない私はこの先誰といればいいでしょうか。大人になってから夢を見つけたときどうしたらいいのでしょうか。
先の事を気にして不安になってしまう気持ちが強い時は、今ココを生きることが出来ていません。
私たちはどんなに頑張っても「過去」と「未来」に移動して生きることが出来ません。
あくまで「今この一瞬」を生きています。
それなのに、生きている今の状態ではなく、実体のない未来を想像して感じようとすることで、不安が膨らんでしまいます。
未来の事を完璧に予測できる人はいません。
なので、あまりに先の事を考え過ぎて不安になる時には、震える自分をギューーッと抱きしめるようにして「また未来を生きようとしちゃってるよ。大丈夫、未来はももちゃんに手出しはできないし、今をなんとか乗り切っていくことをすればいいからね。深呼吸して、今、ここを感じようね。」と意識を今に戻してきてあげてください。
今、ここを生きるための方法や参考になる本の言葉を紹介している記事がありましたので、何かに役立てられたら?と思いご紹介させていただきます。
また、私たちは脳の仕組みとして、自分の生命を守るために「不確実・不安定なもの」を予測して不安になります。
楽観的過ぎると、危険な目にあった時に対処できずに命が危険にさらされてしまうのを避けるために、どうしても不安を使って自分を守ろうとします。
また「どうなるか分からない」という事柄に対しては、より強く不安を感じます。
多分~だろう、と想像上であれこれと想像をして不安になる時には、1つの面からだけではなく色んな面から選択肢を準備するのがオススメです。
答えが1つしかないと思うと、ギューーーッと力が入ってしまいますが、答えがいくつもあって分からないものだと思うと、ほんのちょっとですが不安が緩みます。
社会人になったら…
・仕事、ストレス、お金の心配が増える…かもね!
・仕事でやりがいを感じて、充実する…かもね!
・お金が安定して入る事で気持ちがらくになる…かもね!
・楽しい事が減っていく…かもね!
・新しい人間関係で気の合う人に出会う…かもね!
等々、マイナスな事だけではなく「もしかしたら」という他の選択肢も想像することもオススメです。
実は、私も不安を抱えやすく、未来を悲観して泣くことも多々ありました。
今も油断すると不安がせりあがってきて、すごく辛い気持ちになる事もあります。
そんな「不安」を和らげるために、自分に対して声をかけてあげる・優しい言葉を思い出す、というのも不安を和らげるのに効果があるので、私が大事にしている言葉のいくつかをご紹介させてください。
ももさんは「ムーミン」をご存じですか??
ムーミンのお話に出てくる少しツンとした女の子の「リトル・ミィ」の台詞にも、未来を悲観して不安になる気持ちをほぐしてくれるものがあるのでご紹介します。
縛らないことよ、自分で自分を。
わたしはかわいい、わたしはブス。
わたしは賢い、わたしはダメ。
わたしはモテる、わたしはモテない。
あなた、自分をすぐ何かに決めつけようとするでしょ。
本当の自分を見つけるのはもっとずっとずっと先の話。
今することは、一生懸命迷うことよ。
(リトルミィ / トーベ・ヤンソン著 ムーミンより)
ももさんも「罪悪感があるのに行動しない自分を責める = こんなわたしはダメだ」と決めつけてしまうのではなく、答えはもっともっと先に出していいんだから、自分にダメという烙印を押したら
あら、また決めつけちゃったなぁ。
今はまだ決めるには早いのに、またやったったね。
と、ダメの烙印を取り消してあげてくださいね。
自分の生き方を振り返るのはきっと、命の灯火が消える少し前なんだと思うんです。
それまでは「ジャッジする」事は出来ませんものね。
そして、今の自分に満足できずにあれこれと模索し、迷子になって懸命に考えている「今の自分」の事をジャッジしてしまうよりも「一生懸命に迷って、もがいて、生きていてエライね」と優しく労ってあげたいものですね。
新しい生活、その不安ね。
大丈夫よ、全然、大丈夫よ。
いま考えてもしかたないじゃない。何かあったらその時に考えればいいのよ。
それで意外とうまくいくのよ。
(リトルミィ / トーベ・ヤンソン著 ムーミンより)
この言葉にも、すごく助けられました。
端的ですが本当にこの言葉の通りで「未来の事を今考えても、その通りになるかどうかなんて分からないから、心配し過ぎなくていい」んですよね。
いわゆる『取り越し苦労』『不安を先取りして体感』しちゃっているんですが、あくまで予想しているだけで、現実ではないので手出しができません。
だから、未来になって問題が起きた時々で解決していくしかできないんだから、今から不安になりすぎなくていいし、それにその時に助けてくれる人がいたり、自分も成長して今と同じではないから対処の方法だってもっているかもしれないんだし!と言ってあげてくださいね。
ももさんが小学生の時にはできなかったけれど、大学生の今は出来ている事ってたくさんありませんか??
それと同じで、私たちは『今の自分の力』をベースに、未来を想像して不安になりますが、未来の自分は今の自分よりもやれる事が増えていたり、考え方だって変わっていて、今問題視していたことが問題ではなくなる、なんてことも多々あります。
> 毎日さみしくて不安で楽しくないです。
これは個人的な思いなのですが、寂しい時と言うのは頑張る時ではなく、優しくしてもらうべき時だと思っています。
寂しくて不安だと震えるももさんに、めいっぱい優しく接してあげましょう。
不安が強くて身動きできないならば、ゆっくり休ませてあげましょう。
叱るのではなく、甘やかしましょう。
もっともっと、自分をどこまでもとことん甘やかして、うーーーーんと愛してあげましょう。
ももさんが好きなお茶やコーヒーといった「暖かい飲み物」を用意して、ゆっくりできる時間にそれをのんびり味わった後、ギューーッと自分を包むように両腕を抱きかかえて、優しくトントンと腕や背中を叩いてあげて、声をかけてあげてください。
・頑張って来たよね~
・辛かったね
・大丈夫だよ~
・不安で寂しくてしんどい中で頑張ってるね~
どんな言葉をもらうと、ももさんが安心できるでしょうか??
ももさんを和ませ、労わる言葉をかけながら何度も自分を包み込む「セルフハグ」をしてあげてください。
抱きしめてもらうと、体をリラックスさせる安心ホルモンである『オキシトシン』が分泌されると言われていますが、これはセルフハグでもちゃーんと分泌されるそうなので、不安が強い時に自分をハグして労わるようにしてあげてください。
他には、大好きなぬいぐるみやクッションといった「ふかふかのもの」を抱きしめるのもいいですね。
お好きな方法で、自分の不安を包み込むようにハグしてあげましょう。
先に少し、私自身が未来への過剰な不安を持ってしまう傾向があるという事を書きましたが、それを少しでも和らげるために私が試した方法をご紹介させていただきます。
あれこれ紹介ばかりになっていますが、最後に2つ、ブログ記事を紹介して終わりにしたいと思います。
1つはももさんの抱えているものとは少し違うかもしれませんが、同じように「常に漠然とした恐怖や不安を感じる」とココロノマルシェにお悩みを寄せてくれた方へ充てたお返事です。
この中に不安や怖れに関する考え方をいくつかお返事していましたので、お時間がある時に見ていただけると何かがお役に立てるかもしれません。
2つ目は随分と自己肯定できるようになった私の「不安に潰されそうになった時」の話です。
不安や未来への怖れは楽しい感情ではないので、出来るだけ早く抜け出したいと思いますし、落ち込んでいる時はどうしても自分を責めてしまいがちなので、責めるのではなく分かってあげたいな、と言う事を書いています。
長くなったうえに、あれこれと記事をご紹介してしまったお返事になりましたが、不安は「感じるもの」「湧き上がってくるもの」なので、完璧に抑え込むこともできませんし、発作のように不安が襲ってきた時に
どう対処していくか
どう抜け出していくか
を試行錯誤しながら、ももさんにとってやりやすいものが見つかりますように。
ももさんよりうーーんと年上の私は、数年前に不安でたまらなかった未来を「今」生きていますが、リトルミイの言葉の通り「なんとなる」「意外とうまくいく」ものです。
不安が強い時の自分に優しくしてあげながら「今ここ」に意識を戻すことをしてあげて、得体の知れない不安に飲み込まれてしまう状態から少しでも楽になれますように。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。