ネガティブな気持ちは「あなたを幸せに導く」大切な感情かもしれないよ!
今日は夕方にチオビーと少しだけ会う事が出来そうな日で、朝からワクワク・キュンキュンしていたのですが、こんな日に限って普段はならない仕事の電話が何件もかかってきたり、オンラインミーティングで次々に呼び出されたりと、なぜかバタバタせわしない感じでした。
夕方、チオビーに会えるかも…という用事のために、家の鍵とスマートフォンを持って…玄関の扉を開けて外に出ようとしたときに、まさかの仕事の着信。
お客様からの電話だったので、急いで電話に出てメモを取るために部屋に戻ろうと扉を閉めて靴を脱いで…と慌てていたら、スマートフォンを持っていない右手の指先に激痛が!!!
ん?!
と電話対応をしながら痛みの方向を見ると、なんと玄関のドアの隙間に私の薬指が思いっきり挟まっているではないですか!
一瞬でパニック。
扉を閉めたら指がちぎれるし、反対側に押せばいいんだろうけれど動揺して電話を落として拾おうとしてドアが閉まりかけて悲鳴。
電話を落としたまま冷静にドアを反対側に開き、そっと指を引き抜いたらビックリするぐらいえぐれて青くなっていました。
そこからしばらくは痛みも何も感じず痺れていたのですが、数分後から尋常じゃない痛みとえぐれた部分が膨れだして赤黒くなり、骨折しちゃったかもと思う位痛かったです。
泣きたい気持ちと痛む指のまま、用事を足しに出かけなくてはならず気分が急降下な状態で外出。
珍しくチオビーが「こんにちは!」と私に気付いて声をかけてくれたのですが、あまりの痛みで満面の笑みでお返事できずトホホ。
幸いその後、腫れはある程度で収まり痛みも落ち着いたので、傷口にテープを張って染みないようにして、湿布を貼って冷やして様子を見ています。
明日になっても腫れが引かず痛みの尾があるようだったら観念して整形外科に行こうと思います。
ほんと、チオビーに会える貴重な日だったのに、なんて日だ!!!
ってか、なんてうっかりだ!!!(とほほ)
* * * * *
さて、私は自業自得とはいえ、痛さと情けなさでちょっと気落ちしましたが、私たちはちょっとした出来事がきっかけで気持ちが落ち込んでしまったり、ネガティブに寄ってしまう事がありますよね。
ネガティブな気持ちって、重たいしモヤモヤするし、出来れば避けた感情ですよね。
感情には「いい・悪い」などの優劣はないのに、ネガティブな感情って「良くないもの」として感じるのを禁止してしまう事すらあります。
・嬉しい、楽しい、ありがたい、ワクワクするといったポジティブな感情
・怒り、辛さ、苦しみ、悲しいといったネガディブな感情
感情例をあげて見ただけでも「ポジティブ」な感情だけだったらいいのになぁと思っちゃうくらい、ネガディブってしんどくて重たい感情です。
では、なぜ感じたくない「ネガティブ」な感情があるかというと、自分の幸せを感じさせるための大事な仕事を担当するための言わばセンサーのようなものとしてとっても重要な役割を果たしているので
幸せになるためになくてはならない大事な感情
なんです。
私たちの住む世界には、様々な物や思い、出来事や事件が溢れています。
例えば「辛い食べ物」だったり「ホラー映画」だったりと、好き嫌いが分かれるようなものがたくさん存在しています。
ある人にとっては「苦手だな」「嫌いだな」「ムカつくなぁ」と思うものが、ある人にとっては「これは好み」「好き」「ワクワクする」と感じるものだったりして、人の好みは千差万別、バラバラです。
私は虫が苦手で、見ると鳥肌が立ちますし「うわぁ」と嫌な顔をしてしまいますが、虫が好きで世界中の珍しい虫を探して触れることを楽しみにしてお金を貯めて旅に行く人もいます。
これって「いい・悪い」ではなく、本当に個人の好みですよね。
優越もありませんし、ただ単に「好きなものが違っている」というだけです。
そして、私たちの感情は世界にあふれている様々な物事から「自分の好きな物=自分が幸せを感じるもの」を選び出していくために存在しています。
先ほど「辛い食べ物」を例に出しましたが、お米もあればパンもあり、うどんもあればお蕎麦もあり、パスタもあればキャッサバもある、フレークもあればオートミールもあるし…と主食になりそうなもので思いついたものをあげてみましたが、世界中には様々な物が存在しています。
世界中に溢れている様々な物から「自分の好きな物」を見つける・選ぶにはどうしたらいいと思いますか?
当たり前ですが『好きなものを知り、それを選ぶ』という方法がすぐに思いつくと思いますが、もう一つが
『嫌いなものを知ることで、自分の好きを知る』
という事が出来るんです。
好きなものは好きだから残す、嫌いだと思ったものは避けたり排除する事で、自分の「大事にしたいもの・好きな物」「自分を笑顔にするもの、幸せにする事」を自然と選び出していけるんです。
あなたにとっての「好き」「嫌い」を知るために、ポジティブな感情とネガティブな感情が存在しているんです。
だって、嫌い・不快・イライラする・悲しくさせるというネガディブな感情がないと、自分にとって「望ましくないもの」を知ることが出来ませんものね。
望ましくないものを知ることで、それを避けたり取り除いて、自分を快適にさせて「幸せ」でいさせてあげたい!と働いてくれるのがネガティブな感情の大事な仕事です。
あなたを今、悲しい気持ちにさせているのは何でしょうか?
あなたを今、不愉快さで包んでいるものは何でしょうか?
あなたが今、イライラしているのは何に対してでしょうか?
ネガティブな感情をただ嫌うのではなく、なぜそう感じているのか、あなたの心をほどくように丁寧に見てあげると、あなたを幸せにしない「要らないもの」がそこにあるんですよね。
それに気付けたら、それを排除できるならば排除することがあなたを笑顔にすることに繋がります。
避けられないことであれば、対処方法を考えることで、少しでも自分を快適に過ごさせることが出来て、それはあなたの幸せに寄与しますよね。
あなたを傷付けて悲しませる人や物があれば、そこから離れたり距離を置いてあげることであなたを守ってあげられますし、怖れや不安があれば、危険に自分の身をさらさずに自分を大事にしてあげられます。
ね!
そういう視点で見てあげると、ネガティブは「積極的に感じたい気持ち」ではないけれど、悪者なんかじゃないし、排除しなくてはいけないものでもないし、上手に扱ってあげたい大事な感情だと思えませんか??
ネガティブな感情は「あなたはそっちの道じゃないよ」と自分が不幸にならないように教えてくれているんですものね。
あなたが幸せになって欲しいから、これじゃないんだよ!って私たちに懸命にサインを出してくれているんですものね。
そして、ネガティブな感情よりはポジティブな感情の方が「楽しくて幸せで快適」なのですから、ネガディブに寄ってしまっている時は
私は今、しんどいんだね。
私は今、不快な環境にあるんだね。
私は今、辛い状態に置かれているんだね。
と、自分に対して優しい視点を持って接してあげて、ネガティブに引っ張っていく「嫌なものごと」をどうやってあげたら私は楽になれるのかな?と一緒に考えてあげて見てください。
なかなかネガティブな気持ちから抜け出せない事もあるでしょう。
それだけ「優しくしてあげないといけない状態」ですから、自分に対していっぱい愛と栄養を与えてあげましょう。
ネガティブな気持ちに支配されている時は、あなを労わる大事なサインです。
ネガディブな感情は感じるのはしんどいけれど、決して悪者ではなく、あなたを大事に慈しみ、優しく愛することが必要だと教えてくれる「あなたからのSOS」ですから、嫌ってしまうのではなく「私の辛さ・私の悲しみ・私の怒り」にあなたが寄り添って分かってあげてください。
分かってもらえて、否定されないと、ネガティブな気持ちもしばらく後に消えて行きますから。
ポジティブになれない、前向きになれない「今」のあなたを、どうぞ責めてしまわないであげてくださいね。
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