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予期せぬ急な不調にバタバタしていた我が家の話 ~仁くんの会陰ヘルニアが悪化してしまいました~

オチリのとこのお病気が 大変なことになったんでち…

今期最強!と言われた寒波が過ぎ去り、暖かい日が続いていましたが、またしても「最強クラス」の寒波がやってきていますね。

幸い、私たち3魂が暮らす新潟市内はほ「ぼほぼ積雪がなく」過ごせています。
このままなんとか、雪に覆われずに終われますように。

ちょっこしお久しぶりになりましたが、書きたい(てか聞いて欲しい!)ことはいっぱいあったのですが…

仁くんの会陰ヘルニアの悪化

があり、もうほんとうにメンタル乱高下に加えて、病院への往復などなど、慌ただしい日々を過ごしていました。

仁くんが「会陰ヘルニア」だと診断されたのは、去年の7月でした。

うろたえるのも不安で潰れそうになるのも「愛するもの」がそこにいるから
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会陰ヘルニアは、会陰と呼ばれるお尻周りの筋肉部分が破れてヘルニアになってしまう病気。

未去勢の男の子がなりやすい病気と言われていますが、仁くんは「気管虚脱が原因の咳」でお尻部分に力が入りヘルニアを発症しました。

会陰ヘルニアは、徐々に悪化してしまう「進行性」のもの。

年齢が若ければ早いうちに手術でヘルニアを塞ぐのがいいのですが、仁くんは14歳の終わり頃にヘルニアを発症。

麻酔によって健康な腎臓への影響がある…ことを懸念し、主治医からは手術ではなく緩和サポートを提案され、様子を見ていました。

幸いにも仁くんは「排便・排尿障害」は起きておらず、ヘルニアから飛び出していたのが脂肪だけのようだったのですが、今月に入ってからヘルニアのふくらみが少し大きくなったことと、排泄時に力が必要になり激しく咳き込むようになりました。

また、お腹がグルグル鳴ってゆるい排便になり始めましたが、先生からは「便秘になるよりもゆるい方がいい」と言われていたことと、仁くんが食欲もあり元気いっぱいだったので、様子見をしていました。

そして、土曜日。

前の寒波で積もっていた雪も大分溶け、とってもいいお天気だったので、久しぶりに仁くんとお散歩へ。

しかし、仁くんはあまり歩きたがらず、マンション周辺を少しだけ歩いて帰宅。
この時におしっこは出ていましたが、午後になるとトイレの場所まで何度も行き、排尿姿勢になるのにおしっこが出ない…。

すぐに病院に飛んでいきましたが、土曜日ということもあり病院は混雑。
しかも、主治医は午後の手術が長引いていて診察に出ていなかったので、1時間半ほど待って別の先生の診察。

何度もトイレに行きおしっこしようとするのに出なくて苦しそうだ、と伝えるとすぐにレントゲンで確認。

お尻の部分に硬いウンチのようなものがあり、それが邪魔をしているようだ、とのこと。

カテーテルでおしっこを排出した後で、ウンチを掻き出す処置をしてくれると説明を受けましたが、この日の診察が込んでいて、処置は40分後くらいになるそう。

慌てて飛び出してきたので、一度家に帰りギンちゃんのご飯を準備して、また慌ただしく病院へ戻ったところで、先生から呼ばれて診察室へ。

画像診断の他にエコーでの検査をしたところ、固いウンチのように見えていたのは「膀胱」で、ヘルニアからの『膀胱逸脱』の状態になってしまったそう…。

膀胱が飛び出してしまうと命に係わる危険度が高まるため、診てくれた先生からは「手術適応の状態」であることを伝えられました。

幸いにもカテーテルで排尿ができ、手技で膀胱を内側に戻せたそうなので、この日の処置は終了。
次の日の午前中に再受診し、主治医の診察と手術の相談をするようにと言われて帰宅。

夕方の段階でおしっこを排出してもらっているので、もしまた膀胱が逸脱して自力排尿ができなくても、次の日の午前中までなら大丈夫とのことでしたが…

仁くんはちゃんと「自力排尿」ができました!!

翌日、午前の診察時間に病院へ行き、再度エコー検査。

昨日のような「排尿できない状態」が続いていれば緊急で手術が必要になるそうですが、膀胱が戻っていて自分でおしっこできているならば、手術ではなく緩和としてカテーテルを膀胱に留置するというのも一案だと言われて帰宅。

正直、ヘルニアがあっても飛び出すものが「脂肪」だけで済むこともあれば、腸や膀胱が逸脱するかは『運』次第なのだそう。

仁くんは「運がいい状態」を推移できていたので、先生も私も診察室でションボリ。

手術をしない限りはヘルニアが塞がるわけではないので、排便時のつらさや、自力排尿できないのを補うためのカテーテル留置など、仁くんのQOLを考えると悩ましいことはいっぱいですが、それでも先生は手術への心配を口にされていました。

高齢であることから、麻酔薬を処理するために健康な腎臓が弱ってしまい、腎不全になってしまうリスクが大きい、と。

とりあえず今は、膀胱が戻っていて問題がない状態なので、このまま膀胱が飛び出さずにいればカテーテルも要らないため、しばし様子見。

手術のリスクも、カテーテルでの緩和も、どちらも悩ましい。
仁くんにとっての「毎日」を守る選択はなんだろう??

と、家に帰ってから考えようと思っていたのに、帰宅後、仁くんがトイレに向かうもののおしっこが出ない!!!

病院に連絡すると「すぐに来てください」とのことで、あっという間に病院へ戻ることに。

再度エコー検査とレントゲンを撮ると、やはり膀胱が飛び出してしまっていたようで、カテーテルを使った排尿処置と膀胱を戻す処置をしてもらいました。

またおしっこが出ない状態になったら「いったんカテーテル留置」をするために病院へ行くことにし、夕方まではいったん様子見をすることにしました。

夕方まで気が気ではなかったのですが、なんとか自分でおしっこをすることができていたので病院へは行かずに夜を迎えることができました。

が…。

夜になれば夜になったで、あれこれ考え過ぎて目が冴えて眠れない…。
さらに、またトイレに行くのにおしっこが出なくて、仁くんがしんどい思いをしたら…と不安で、何度も目が覚めてしまい寝不足でボロボロ。

朝、仁くんがちゃんとおしっこができたのを確認した後、出社当番日だったの会社へ向かいました。

ですが、いつ膀胱が飛び出しておしっこが出なくなるか分からないため、上司に事情を話して相談したところ

この後の打ち合わせが終わったら、在宅勤務にしてOK

と言ってもらい、仁くんの様子を見守りながら働かせてもらえることになりました。

だばーーー。
ありがたい。

職場での話は長くなるので、また改めて書きたいと思います!!

* * *

土日は連続で通院し、カテーテルでおしっこを出してもらいましたが、その後今日までは自力排尿ができている状態で落ち着いています。

とはいえ、ヘルニアは何も治っていませんし、この状態が一時的なのかそれとも落ち着いてくれるのかは、何も分からない状態です。

今回の急変を受けて、仁くんらしく生きるために私がどうしてあげたらいいだろうか?と考え、頭がいっぱいいっぱいになりました。

私は自分が病気をした時もそうでしたが、現実を突きつけられるとメチャクチャに取り乱し、動揺して受け入れられずに抵抗します。

自分一人では目の前の現実を持ち切れず、助けてもらわないといけないのに、助けてもらうことに関しての罪悪感が発動してもがいてしまいます。

ちょっと前に「助けて!って言ってもらうことって嬉しいことだから、助けてもらうことに罪悪感は感じなくていい」という気付きがあり、それをブログに書こう!と思っていたのに…

やっぱり「助けてください」って言ったら迷惑になっちゃうんじゃないか??

が思いっきり発動して、助けてを言うまでの葛藤で悶え、目の前の現実+葛藤で、疲労困憊になるというありさま。

でも、私は助けが必要だって思っているし、仁くんのために自分がしっかり立てるようになりたい!

と勇気を奮い立たせ、動物医療グリーフケアの同期のグループラインへ「ご意見をください」とメッセージしました。

私以外はみなさん「動物医療」に携わっている専門家。

あくまでも、ご意見をいただければ…とメッセージしたにも関わらず、グループ内でのお返事に加え、個別に貴重な体験談や情報をお返事していただけて、とっても助けていただきました。

一人で考えていたら後ろ向きになったり、不安で悪い方向に意識が向いてしまいますが、ご意見をいただくことで

「そっか!そういう目で見れるものなんだ」
「実体験からサポートする方法を教えてもらって、希望が見えてきた」
「選択肢を増やすこともできそうだ」

と、自分一人では見つけられなかったものをいくつもプレゼントしていただきました。

私は動物医療者ではないので、聞くばかりで申し訳ないな…という気持ちは、どうしたってチラチラしてしまいますが

聞かなければ、困っているなんて思ってもらえない!
助けてほしい!って言わなければ、助けがいるなんて思わない!

ですもんね。

声にして、手を伸ばしてみる。
少し重たいかもしれないけれど、力を貸してもらって立ち上がり、いつか別の機会に私ができる形で「助けて」と言ってもらえたときに役に立ちたい。

何でも自分で考えなくてはいけない(THE・自立)

という観念は手ごわくて、何度も何度も「ピンチ」のときに、

『あーーっ!何度も頭では理解したって思ったはずなのに、やっぱり難しいーーー』

というのを繰り返しています。

でもね、前は「やっぱり頼れなかった」と言っていたはずなのに、悶絶しながらも「助けてください」と言えるようになっているじゃない、私!!!

言った後で「言わなきゃよかった」「申し訳ない」という後悔に押しつぶされそうになって、しばし苦悶はするのですが、でもこれもね、きっととても大きな経験値・財産になっているはず。

誰もがみんな、上手に頼れるわけじゃないからこそ、勇気を出して頼るしかないときの気持ちを、私は「うんうん、後悔しちゃうよね」って一緒に苦笑いしたいから。

頑張って「助けて」と言っていること、その後ろで震えていることも全部ひっくるめて『それでもいいよ』と言える私になりたいから。

HELP MEeeeeeeee!

と言ってみた話についても、やっぱり愛が返って来たのよ!!!ということを書きたいのですが、もうすでにここまででかなり長文なので、この話もまた後日。

そうそう!!!
弱っているときって色々重なって

なんて日だ!!!

とバイきんぐの小峠さんを憑依させて吠えたくなるくらい、メンタルに来る日を過ごしたので、その話もまたブログにしたいと思っているので、またお付き合いくださいね!!!

ということで、何も結論は出ていませんが、仁くんはなんとか自力で排泄できる状態を続けられていて、食欲も戻り、今はスヤスヤと気持ちよさそうに眠っています。

ギンちゃんもスヤスヤと寝ています♡

いろいろ考えなきゃいけないことがありますが、ここ数日の間に色々あり過ぎて頭が働いていないので、まずは眠って、日々のサラリーマンの仕事をこなしながら考えて行こうと思います。

ではでは、これにてドロン!

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