落ち込んだりもしたけれど、その時間があって「前を向ける」ようになるから。
新潟市はそろそろ桜が咲き出したかな?
という所で、開花に待ったをかけるようなしっとりとした雨。
昨日は夜の入り口に入った頃の時間から、なんだか仁くんがゼェゼェとしてしんどそうにしていたので、保冷剤を出してきて首下を冷やしてあげました。
私は気圧などの影響をそこまで強く感じることはないのですが、仁くんは心臓と呼吸器が弱いため、ちょっとした気圧や温度の変化に敏感に反応します。
自分では「前を向こう!」とか「気分が塞ぐのはダメだ!」なんて思っても、目に見えない気圧だとか体のバイオリズム的な影響で、自分の意思とは関係なく心が雨模様になることもありますものね。
頑張れない日は、無理しない。
頑張れない自分をギュッとしてあげる日にしましょ!
新潟市に成城石井がオープンし、嬉しくて『3日連続』で通った際に買ったスコーン類を冷凍し、朝ごはんに『リベイク』(っていうの?)して食べるのが、ここ最近の私の朝の幸せ♡
我が家にはトースターがないので、ガスコンロの魚焼きグリルをトースター代わりに使っていますが、温め直すひと手間をかけるだけで、カリカリ感とホロホロ具合が増してニッコリしちゃいます。
スコーンと言えばクロテッドクリーム!
ですが、常備しているものではないので、私はもう少しライトな『水切りヨーグルト』を乗せ、そこにジャム(これまた成城石井で買ったイチゴゴロゴロのやつ)をトッピング。
さらに、欲しいと思っていて最近買ったばかりの「iwakiのガラス容器」に詰めておいた残り物を、蓋を外してそのままドン!
欲しいと思って買ったものだから、当然お気に入りだし、見た目もいいし、好きなアイテムを使うと「時短」とか「ラクチン」が叶うのは、思いがけない発見でした。
そうそう!
昨年末に「悪性腫瘍かもしれない」と落ち込んでいた時に教えてもらった、ハーバードスープという野菜スープを今も続けています。
お正月にあった地震で、愛用していた水色のスープカップにひびが入ってしまって処分。
食器を置くスペースが限られているので、「お気に入り」に出会うまでは別のカップで代用することに決めたのですが、手持ちのマグカップの中で
ムーミンが吹雪の中で耐えている姿のカップ
が、丁度いいサイズでスープカップとして頭角を現しました!!
私は大容量のマグの方が日常使いしやすいため、このマグもかわいいと思って購入したもののうまく使いこなせていませんでした。
お気に入りなので、ようやく活用させられる場面が見つかったのも嬉しい。
自分を笑顔にするためには、自分の身近なアイテムを「お気に入り」にするのも効果があります。
食器や部屋着、ハンカチだったり、リップだったり、洗顔する際のターバンやヘアピンなど、使用頻度の高いものを手にするたびに、『気乗りしないもの』を目にしているのって、小さな「あーあ」とか「むぅ」という気持ちを感じます。
これがお気に入りのものに変わると、目にした時の「あーあ」が消えて、気持ちよくその場や時間を過ごせます。
チリツモではありますが、この小さな時間の積み重ねってバカにはできないんですよね。
たかがタッパー、されどタッパーで、プラスチック容器の時は傷や汚れを目にして「むむぅ」と小さなモヤモヤを感じていましたが、これがお気に入りのガラス容器に変えたら、使うのも楽しいくてニッコリできて、冷蔵庫を開ける度に感じていた小さなストレスがなくなりました。
日常の小さなことは見落としがちですが、意外と長い時間自分の気分に影響を与えるものだったりするので、少しずつお気に入りや心地よいと感じるものに「交換」していくのも、自分に優しくしてあげる助けになるのでオススメです。
* * *
いよいよ来週から職場復帰。
カウントダウン体勢に入っていますが、お腹の傷自体はすっかり良くなりました。
およそ2カ月前にお腹を切ったので、まだ『傷ケアテープ』で傷跡ケアをしてはいるものの、普段は手術したことも思い出すことはないくらい、痛みや違和感はなく、とても順調に回復してくれています。
今回の手術では、左の卵巣のみを摘出していて、右卵巣は残してもらいました。
2年前に子宮は摘出しているので、婦人科系統の臓器で残っているのは右卵巣のみ。
子宮は赤ちゃんを育てるための臓器で、毎月のホルモン分泌の仕事はノータッチ。
なので、摘出してしまうことで『妊娠』ということはできなくなるけれど、子宮を取ったからといってホルモンバランスへの影響はないと言われています。
子宮腺筋症(良性疾患)だったこともあり、子宮のみを摘出するだけで卵巣は残せるということもあり、あまり深く気にせずに摘出手術を受けました。
そして今回、卵巣を摘出するとなって、思っている以上にショックを受けた自分がいました。
婦人科系の臓器があってもなくても、女性であることも「私であること」も変わりはありません。
でも、残されていたはずの卵巣も失ってしまうのか…と思ったら、とっても悲しい気持ちになったんです。
過去に右卵巣ものう腫を作っているので再発の可能性もゼロではありません。
残しておけば、場合によっては癌を作ることもあり得ます。
でも、予防切除は選びませんでした。
残してもらえるならば、残したいと思いました。
本当に幸いなことに、良性疾患だったから希望が叶いました。
体のためとはいえ、悪性疾患だった場合には有無を言わせずに「子宮・卵巣や卵管・大網・リンパ節」などの切除をする必要があります。
卵巣摘出でのホルモンバランスの乱れもありますが、術後にポッカリとどうしようもない失感を味わう方もいらっしゃるのだろうと思います。
きっと乳がんの方も、そうなのだろうなぁ。
命のために…と言われても、自分の大切なパーツを失うことで感じる悲しみや寂しさって、個人差があるとはいえ簡単に割り切れないものですし、やっぱりつらいものですものね。
術後の傷の治りはバッチリ!でしたが、私は今回、自分でも思いがけなく「喪失感」と共に心のバランスが崩れると同時に、不定愁訴的な悩みも抱えました。
手術までは気を張っていて走り続けたので、それを終えて一息ついたらガタッと疲れが出た「いわゆる燃えつきの状態」というのもあったと思いますが、自分では制御できないホルモンバランスのいたずらに翻弄され続けています。
両卵巣を摘出すると、強制的に閉経(外科的閉経)となり更年期的な症状が現れますが、片方の卵巣が残っていれば、残された卵巣がホルモン分泌や排卵を行ってくれるので、閉経的な症状は見られない…
はずなのに!!!
メンタルは乱高下するし、微熱に急な発汗に、これって「更年期症状」じゃないかーーーっ!!
2カ月を経て、燃え尽きのようなものが少し楽になってきたのですが、それに合わせてメンタルの揺れも凪いできて楽になってきています。
が、残っているのは「発熱」と「発汗と急激な冷え(震え)」。
どこかが痛いとかではないのですが、急に熱感があると思ったら、手の甲などがじんわり汗ばんでカーッとしてくる。
上に来ているものを脱いで調整すると、今度は汗が引いてガタガタいうくらい寒くなる。
1日の中でも「暑い・寒い」を繰り返し、脱いだり着たりで大忙し。
そこに強い悪寒が混じって熱が出たりと、まぁ、体の温度が上がったり下がったりするのに振り回されています。
燃え尽きや気落ちも重なっていた時には、体の不調も相まって、一人になると無性に悲しくなったり、心にすき間風が入り込むような物悲しさに押しつぶされるような日々でした。
早く抜け出したくて、早く楽になりたくて、頑張りたい!と思うのに、力が入らない。
冒頭でも書きましたが、頑張れないときは「休むとき」であり、「無理しない」で自分に優しくよりそいつづけるとき。
明日、起きたら気持ちは軽くなっているかな?
いや、まだ焦燥感しかない…
というような日々を繰り返し、ただその日をやり過ごしながら、そんな自分に優しい言葉をかけて共にいることだけを意識していたら、だんだんと力を取り戻し、心に入り込んでいたすき間風が消えました。
ほんと、季節が巡っていくように、雨がいつかは止んで晴れ間がのぞくように、夜の闇もゆっくりと明けていくように…
落ち込んでいても、また気持ちは変化していくもの
なんですね。
早く夜が明けて欲しいと思って、朝3時に起きてスタンバっていても、日の出の時間までは手出しできずに待つように、焦ってしまう気持ちはあっても、落ち込んだ気持ちが晴れていくのも「そのときを待つ」しかできないのですものね。
落ち込んだり、しょげたり。
それを味わいつくしたら(味わいたくはないけれど)、気持ちは変わっていく。
すごく上向きとか、すごくポジティブ思考ではなくとも、通常生活をおくっていたときのような『上がり下がりのない感覚』になってくると、目の前の出来事の悲観的な面ばかりではなく、付き合い方も考えられるようになってきました。
急激な寒さ、「くるぞ!」という感じで内側からジワーーッと広がる灼熱感の後の薄っすらとした発汗。
落ち込んでいた時には、不安やらこれがいつまで続くのか…とガッカリしていましたが、それも丸ごと「不安だよね。」「しんどーー。」と受け入れていたら、気持ちがなだらかになってきた際に
こんなに体内温度が激しく変化するって、ホットフラッシュで痩せちゃうんじゃない?!
イヒヒ、ラッキー!
と思い、笑っていた自分にビックリ。
そこで、「ホットフラッシュ 痩せる」でグーグル検索してみたら、自律神経が発汗に関係していることが分かり、そこから発展して
卵巣の摘出で『閉経後の女性であっても、ホットフラッシュ的な症状になる人もいる』
ということが分かりました。
閉経関係なく、自律神経の発汗機能が乱れて起こるものなのならば、しょうがないよねぇ。
ホットフラッシュを経験し終わった方でも、同じように体温調整の不調を感じてしまうのであれば、どうしようもないし!!
これだけ体温が日内変動するって、私のエネルギーもたくさん使われていて、きっと「ただこうしているだけでダイエット」できているのだろうし、何より変化に揺れる体を、もっともっと労わって大事にしなくちゃ。
起きている出来事は、どの面からどうやって見るか、どんな解釈をするかで変わってきます。
そして、解釈方法は自分で選べます。
無理にポジティブに見ようとしなくてもよくて、ネガディブな時には「今はそう見えちゃうよね」と寄り添ってあげているだけで大丈夫。
無理せず、側にいて、分かり続けてあげると、いつか日が昇ってくるように解釈にも明るい面が出てくるようになります。
明るい面も「見えるようになってきた」ら、今度はそれを採用して自分を笑顔にしていけばいいんだもの。
ゆっくり、ゆっくり、歩みをゆるめて自分を抱きしめてあげてください。
無理にいい面を探そうとしたり、前向きになろうとしたら、エネルギーを使ってしまいかえって前を向くのに時間がかかっちゃいます。
私も思いっきり沼の底に落ちていた時間がありましたし、その時間はやっぱり楽しくはなかったけれど、その時間に一歩ずつゆっくりと歩いた結果、また凪いだ状態で前や上を見れる状態に帰ってこれました。
頑張れない日は、歩みを止めて大丈夫。
休む日は、自分の根っこに栄養をあげている日です。
落ち込んだり、元気になったり、どんな自分も大切な自分ですから、ギュッとしてあげてその手をやさしく握ってあげてくださいね♡
日々の発汗で痩せるかも!!イエーーイ!
と思い出したら、少し発汗頻度が減って落ち着いてきました。不思議。