「あぁ、失敗した」「言わなきゃよかった」と後悔しちゃうときに、自分にやさしく聞いてあげたいこと
メイクは決して嫌いではないのですが、めんどくさいが勝利して「いつもワンパターン」になってしまうオマミーヌ。
そして、めんどくさいが強すぎて、嫌いじゃないけど「ノーメイク」でいる日が多いのも、これまた事実。
コロナ禍の時期の「外出自粛期間」や、今よりももっと出社頻度が少なく「ほぼ在宅勤務」だったときには、ここぞとばかり
スッピンサイコーー!!
と、メイクせずに過ごしていたのですが、ここ最近は在宅勤務の日でも「パパッ」とメイクするようになりました。
口紅を塗らない私にとって、メイクの中で唯一の色物と言えばアイシャドウ。
しばらくの間、薄いオレンジ色とゴールドの2色がセットになった「kiss デュアルアイズ」という小さなアイシャドウと、アディクションのオレンジ系のものを気分によって使い分けていました。
特に最近は、「デュアルアイズ」の方を頻繁に使っていたので、あとちょっとで使い終わりそうになっていました。
アイシャドウってそんなにバカバカ減らないので、また同じ色を買い直そうかな~と思っていたのですが、なんと「デュアルアイズ」シリーズは生産終了していたよう!!!
あれま。
久しぶりにデパコスでアイシャドウでも見ようかな?と思っていたのですが、日用品を買うために立ち寄ったドラッグストアの目立つ場所に、セザンヌの期間限定商品の特設ボックスがあったのでチラ見。
アイシャドウが限定品として登場していたのですが、2種類あるうちの一つがとても好みの色合い。
私が買って来たのは、「ペールトーンアイシャドウ 01 コットンベージュ」という色のパレット。
お値段なんと『748円』というプチプラ価格。
ちょちょ、ちょっとー。
どれも使えそうな色が4色も入っているのに、お安過ぎませんかーーー!!
ねーーーっ。
ちょっと白っぽくて明るすぎるかな?と思ったのですが、一番薄い色を上下に上手に活用することでくすみが飛んでくれて、色みのあるものがキレイに乗ってくれる感じがして、とてもいい感じです。
むほほ。
セザンヌのアイシャドウは初めて使ってみたのですが、お手頃価格で色もキレイで嬉しい発見でした。
秋冬にはもう少し深みのある色の方が良さそうですが、気軽に試せるお値段だから、ちょっとだけ冒険した色遊びをすることもできちゃいそうです。
プチプラアイテムですが、オマミーヌ的には「使える」アイテムだと思ったので、気になった方はドラッグストアでチェックしてみてくださ~い。
ぜひぜひお揃いましょ♡
* * *
実は先週、仁くんの病気のことで悩むことに加えて、ちょっと落ち込む出来事がありました。
自分なりに勇気を出して「周りに頼ろう」と思って、ドキドキしながら挑戦してみたことが、思ったように届かずに「失敗した!」と思うと同時に、
あー、なんで質問しちゃったんだろう。
あー、言わなきゃよかった。
と、その後すごく後悔してしまい、その晩は久しぶりに「あー、もうやだー。最後の最後までどうしようか迷ったのに、なんで手を挙げて発言しちゃったのよー。バカバカバカ、私のバカァ。」と、過去を振り返っては悶絶し、強めの一人反省会を繰り広げました。
やらかしたのは夜遅く、オンラインでの学びの場でのことでしたが、恥ずかしさや後悔、自責と情けなさや申し訳なさが入り混じり、目がギンギンに冴えて、全く眠れなくなりました。(とほほ)
次の日は出社当番日でいつもより早く起きる必要がある上に、昼休みを利用して仁くんの病院に行く予定もあり、夕方にはお客様との打ち合わせも控えていて
早く寝ないと、体がもたない!!
と思うのに、後悔が強過ぎて目がバッキバキに冴えて眠気がファーラウェー。
眠れない夜に「寝なきゃ」と思えば思う程、眠気ってやってきてくれないんですよね。
しかも、やらかした(と思っている)出来事からまだ時間があまりたっていないので、頭と心の整理が追い付かず、繰り返し強く後悔の念に飲まれ、悶絶しながら夜を過ごしました。
結局、朝の5時頃にウトウトし始めることができたけれど、すぐにアラームで眠い目をこすってベッドから這い出し、次の日は体に鉛が埋め込まれているかのように「ダ、ダ、ダルイ…」と重たい体で一日の予定をこなしました。
今は少し冷静さを取り戻していますが、先週は、仁くんが「治療法は手術になる」という悩ましい病気であることが分かった直後で、衝撃から動揺してしまっていました。
グルグルと「よくない結果」ばかりが湧き上がり、それを避けるために何をどうして…と頭であれこれ先回りして色んなシュミレーションをするけれど、衝撃を受けて動揺しているので、前向きな選択肢は見つけにくい状態。
「万が一」を避けたいと思えば思う程、「万が一」ばかりがクッキリしてしまい、気持ちはどうしてもネガティブに寄って行きます。
だからなおのこと、自分が不安に思っていることを勇気を出して聞いてみたときに、それが「場違いだった」「伝わらなかった」と思ったら、そんな自分が情けなく思えて、なんでこんなことをしちゃったんだろう…と、顔から火が出そうになり、恥ずかしくて消えてしまいたくなりました。
一人反省会・強い後悔・恥ずかしさと申し訳なさ。
それらが大きなお化けのようになって、眠れない間中ずっと繰り返し私のことを虐めてくるのは本当に苦しかった。
…のですが、強い後悔に飲まれそうになる度に、自分に言い続けたことがあります。
何のために、私は手を挙げたの?
愛する仁くんのために、理解しておきたい事があったからでしょ??
「言わなきゃよかった」と思うことが、後になって「言っておいてヨカッタ」に変わらないとも分からないよね?
言わなければ、私の抱えている不安は絶対に誰にも伝わらなかったんだから、言えてよかったんだよ。
タイミングを間違えちゃったし、後悔しちゃう気持ちはどうしようもないけれど、もう「やっちゃった」んだから、取り消せないしね。
どんまい、私。
大丈夫だよ。
私は私のことだからすごくクッキリ覚えているけれど、周りは大して気にしていないし、下手したら覚えてないかもしれないよ。
周りだってどう思っているかなんて分からないから、それで気持ちをすり減らすのはやめようね。
反省会をして「あーーーっ」と悶絶しつつも、同時に自分を立て直してあげよう、自分がなぜそうしようとしたのかの動機を知っているの私だから、私は私のことを大事にしてあげようとも思い、やじろべえのように
後悔 → それをケア → でも思い出すと恥ずかしい → それをまたケア
と、上がったり下がったりしながら、それでもやっぱり「ネガティブ」の方が力が強いし、恥ずかしさも鮮明だったので『後悔・自責』に寄りがちになりつつも、自分を守ろうとできたので、比較的早くに後悔や気落ちした状態から抜け出すことができました。
後悔や自責の念で眠れなかった日から丁度一週間が過ぎ、今の私は
「久しぶりに強めの後悔を体験したぜ…」
と振り返ることができるくらいになっていますが、よく考えたらすごく大きな失敗でもなんでもないのに、なんであんなに後悔したんだろう?
それは、大事にしている場所だったから。
周りの人は大して気にもしていないような事でも、自分の中で「あぁ、恥ずかしい」と思うような出来事があると、自分が委縮してその場を楽しめなくなったり、より深く入っていくのをためらってしまうから。
自分がその場に境界線を引き、距離をとってしまいそうになるのがイヤだったから。
自分にとって「大事」「価値がある」「必要」だと思っているから、後悔や反省会をして自分を責めちゃうんですよね。
どうでも良いような物事であれば、こんなにも心に残ることはありませんし、後悔なんてできないですもんね。
「後悔しちゃうくらい大好きなんだ」「後悔するほどに大事にしているんだ」と思えることで、ちょっとだけ後悔の角が丸くなり、その出来事を思い出した時にチクッとするのが和らぎます。
(とはいえ、しばらくの間は思い出すと「ヒーッ」と悶絶しますけれど、ね)
また、今回の体験を通して、良かれと思って行動したことが強い後悔になってしまった時に、こんな風に自分に問いかけてみることも有用だと思いました。
私は『何のために』この行動をしたの?
結果としてうまくいかなくて後悔につながるとしても、勇気を出して行動するときや、良かれと思って行動するときには、そこに必ず「愛ある動機」「暖かい動機」があると思うんです。
周りの誰かのためのお節介であろうと、自分のことであろうと、そこにいる「誰か」を助けたいとか、より良くしてあげたいとか、何かしらの動機があるから行動するんですものね。
やり方が下手だっただけです。
タイミングを間違えてしまっただけです。
見切り発車だっただけです。
うまく伝わらなかっただけです。
結果は「失敗」「残念」「がっかり」になったとしても、行動するための「動機」があって、そのために自分なりにできることを頑張ったんですもんね。
良い結果やよりよい未来、喜んでもらいたいという暖かい思いが自分を動かしていたのに、自分の決断と行動が、望まない結果になってしまったなんて、
一番つらいのは、他でもない自分です。
自分が一番肩を落とし、泣けてくるくらい、傷付いちゃったんです。
望まない結果だったというだけで。
私も何度もつぶやきましたが、後悔しちゃうようなミスや失敗がある時に出てくる言葉があります。
私はダメだなぁ。
あー、また失敗しちゃったな。
やらかしちゃって、最悪。
後悔や自責がある時って、こういう言葉で自分をより追い込んじゃいますよね。
後悔しているのですから、失敗したことで肩を落としてしまうことは悪いことでもおかしなことでもありませんが、これらの言葉が出てきて自分を苦しめ続けてしまわないように、こんな言葉をお返ししてみましょう。
具体的に、私の何がダメなの?
具体的に何が最悪なの?
失敗って、本当??
失敗やミスは、確かにあったかもしれません。
それは痛い体験で、がっかりする事柄です。
でも、失敗やミスをした「私そのものがダメ」なんてことはないんです。
自分責めをし始めると、私というそのもの全体を否定しちゃったり、あれもこれもと思い出してはオマケをつけてダメな自分を膨らませてしまいますよね。
でも、全部がダメのではなく「ミスや失敗につながった点だけ」を具体的に見つけて、それを今後の自分が同じ轍を踏まないように気をつければいいだけです。
と同時に、「何のためにこの行為をしたの?」「何の目的で行動したの?」と続けてあげて、動機を掘り下げることをすると、ミスや失敗そのものが
一生懸命やろうとしたのに、うまくやれなかっただけだ
と気付けることで、後悔や自責を強め過ぎずに立ち止まることができます。
後悔を感じて自責が自分を包むようにしている時に、それをなくすことはできませんが、後悔や自責に『飲み込まれ続けない』ように自分に小さな質問をしてみるのは、きっと力になってくれるはずです。
そして、後悔や自責の念が少し凪になってきたら、こんな言葉も自分に届けてあげてください。
今はまだ「通過点」。
点を打ったばかりの時には、やってしまった…と思ってしまうけれど、未来にこの「点」がどう変わるかなんて分からないよ。
最悪だと思う出来事が、未来で「あの出来事があったから」に変わることなんてよくあるんだから。
だからね、どうなるか分からないから、もう後悔しすぎないように、後悔をそっと和らげていけるようにしようね。
実際、私は過去にあれこれ痛い思いをしたり、やらかしてきて「最悪だ…」と泣いたことが幾度もありますが、それがいつしか「あの出来事のおかげで」に変わった体験もしてきています。
それにね、後悔しちゃうような結果になってしまったとしても、後悔するために行動する人なんていません。
その時にできる「自分なりの精一杯」だったはずです。
今の自分の持てる力では、後悔になってしまうやり方しかできなかったり、力及ばずだったり、思慮が働かなかったかもしれませんが、後悔するような出来事をバネにして、また一回り自分自身が成長したり学びを得ることができています。
ってことはですよ…
未来にはもっと力をつけたり、知恵を持った自分になっているのですから、未来の私が「失敗や後悔につながる出来事」を解決してくれたり、ひっくり返してくれる私になっているはずです。
後悔した分だけ、自分を責めたり胸を痛めた分だけ、絶対に絶対に、そこから学んで進化した自分になれています。
そうじゃなきゃやってられません。
ただの後悔なんてお断りですもんね!
後悔や自責は、とても辛いですし苦しい時間です。
そんな自分を「ほんの少し」でいいから気遣ってあげて、ちょびっとだけ後悔や自責が緩んだ瞬間に、自分をケアする声掛けや質問をして、痛みを和らげて後悔や自責の念から少しだけでも早く抜け出せますように。