軽やかな依存のススメ 荷を共に運んでもらっていいんだよ ~眠る前の優しい言葉~

こーん、にーっち、わーーーっ!!! ← 錦鯉さんもビックリするくらいの大声で
春になり、先送りにしていた『衣替え』だとか、寝具の洗濯だとか、仁くんのものでもう残しておく必要のない細かいものを片付けたり…と
いつやるの?
今でしょ?!という案件
を片付け始めたら断捨離スイッチが入り、普段なかなか掃除ができない場所も荷物を動かして大掃除。
私が暮らしている賃貸マンションは、寝室として使っている部屋に小さなクローゼットが一つありますが、それ以外は収納スペースがゼロ。
なので、収納ベッドを使っているのですが、あまり風通しがいい感じがしないので、せっかくの大掃除だし!とベッド内も全開にして風を通して数日放置をしています。
だもので、我が家は現在「引っ越しでもするの?」という感じで、大きな荷物が室内に積み上げられています。
今週いっぱいは風を通してカラリとさせようと思っているので、しばらくはリビングにマットレスを移動させてきて寝ています。
非日常な感じで、なんだかとても新鮮!
「どこかにお出かけして泊ってるみたいな気分だね~」と言いながら、ギンちゃんと仲良くベッドで寝息を立てています。
そんなこんなで、仕事をしてから片付けや断捨離を始めると、あっという間に時間が過ぎていき、気がついたら1週間もブログから遠ざかっていました。
私は元気です。
ギンちゃんは、粟粒性皮膚炎で処方してもらった外用薬がドンピシャで効いてくれて、小さなブツブツが消えました。
そして朗報!!
仁くんがいなくなってしまったことで、ギンちゃんは耳のつけ根の所に『円形脱毛』が出来てしまいましたが、うっすらと産毛が生えてきました~~。
よかった。
うん、ほんと、よかったよーー。
断捨離をしていたら、ほら、私って「リス系」な生態なもので…
食料品、あれこれ買い込み問題
賞味期限、めっちゃ迫ってるものある問題
が勃発。
生鮮食品とは違って、日持ちするものってつい使うのを後回しにしちゃうんですよね、私。
カレーのルゥとか、パスタソースとか、乾麺とか、ジャムとか、その類のものがいっぱい。
でもそれらは、まだ「使おう!」と思えば上手に活用できるのですが、ついつい輸入食品屋さんとかカルディで買ってしまう『どう使おう…』みたいなものもあるんですよねー。(白目)
その一つが、タコスの皮
好きなんです。メキシカンなお料理。
たまに自分でもチリビーンズを作ったり、ナチョスにサルサソースとか、そういうことやりますから!!!
で、カルディでタコスの皮がちょっとお安くなっていたときに「ひゃだ!一人タコスパーティーしなきゃ♡」と浮かれて買ったのはいいのですが、まぁ、放置するよねー。(白目)
そして案の定、賞味期限まであと数日というタイミングで慌てる訳です。
そんなこんなで、この2日くらい「朝・晩」はタコス三昧です。
基本的には『何を挟んでもいい』と思っているので、レタスを千切りにした上に焼いたウインナーを載せて、サルサソースとベビーチーズをちぎったものを載せてみました。
うん。美味しい!!
せっかくなので、明日はタコスに挟むための「チリパウダーを使ってひき肉と豆を炒めたもの」とかも作ろうかな?と思っています。
タコスの皮は、あと6枚。
まだ存分に『タコス de オンリーパーティー』が繰り広げられそうです。
* * *
大掃除や断捨離に気を取られていて、図書館から借りていた本の返却期限が迫っているのに気付き、大慌て。
Kindle読み放題のサブスクを使っているので、手あたりしだいに気になったものを乱読することが原因だと思うのですが、Amazonが「この本、好きでしょ?」という感じでオススメの本をメールしてきてくれます。
え?
別に好きじゃないけど…
というジャンルの本(例えばIT技術系の専門書とか、法律に関する本とか)に交じり、絵本やビジネス書などの紹介もされるのですが、そこに交じってオススメされていた1冊が『老後に楽しみをとっておくバカ』(和田秀樹さん著・青春出版社)というもの。
なかなかにパンチの効いたタイトルですよね~。
私は自分でも自覚のある「石橋叩き派」なので、先のことを勝手に想像して不安になり、今を犠牲にして我慢し、未来のために備えたくなる傾向があります。
闇雲に『今だけ』を生きるばかりではなく、未来への備えというのも大事ではありますが、不安が強いとどうしても『備えるために今を生きる』ということをしがち。
どうかしてか、私は離婚してから全く色恋の煙が立たず…。
いつ運命の人に出会っても大丈夫。
やっぱりイナバ。100人乗っても大丈夫。
な、心構えで生きているのに、不思議なくらい『清く正しく』な日々を送っています。
ということはですよ!!
今現在、生きるために誰かと手を取り合って…ということはなく、生きるためには自分で稼ぎ備えることが必要なので、つい気がつくと不安から溜め込み型になりがち。
はっ。
食料品の溜め込みも、こういうことが関連しているのかもしれません。
備えてあれば安心!って思い込んで、結局ムダなこととか、未来にはフィットせずにタイミングが合わないとかありますもんね。
石橋叩き組で、リス系に「備蓄したガール」な私は、Amazonがオススメしてくれた和田秀樹先生の著書を読むべきなんじゃない?
と思い、図書館で予約をしたところ「大人気で半年待ち」でした。
私と同じように、不安強々族がたくさんいるってことね!
嬉しいわ。
本の中では、肉体的な老化だけではなく、脳の老化により新しいことに挑戦したり興味を持つことへの衰えが起きることがもったいない、というようなことが書かれていました。
他にも、お金や仕事上での地位向上ばかりに意識を向けるよりは、ある程度の年齢になったら人生を豊かにするために『自分が何を楽しみたいのか』を考えて挑戦することの大切さなど、とても大事なことを教えてもらえる本でした。
本の後半では「コフート心理学」や「アドラー」、森田療法を確立した「森田正馬先生」の話が出てきて、依存に関する気付きや違う視点を得られて、個人的にはすごく『オオーッ』と興奮しました。
和田先生は著書の中で【賢く依存する】ということを提案されているのですが、そこにあった言葉がとても優しかったので、今日はその言葉をご紹介させていただきます。
人が、一人で責任をとれることには限界があります。
何かに行き詰ったり、悩みを抱えていたり、どうしようもない状況になったら、誰かを頼り、救いを求めるのはごくごく普通のことです。
(中略)
重い荷物は、一人ではなく、何人かで持てば、うんと軽くなるのです。
(引用:老後に楽しみをとっておくバカ/和田秀樹さん著書・青春出版社)
もしかすると、とても当たり前なことかもしれません。
でも、私もそうですが「当たり前のこと」を見失い、もっと難しいことをしなくちゃ!と、しんどくなって潰れてしまうことって、きっとありますよね。
一人で頑張ることは、とても素晴らしいことです。
一人で挑戦し、壁を登ろうと試行錯誤することで、成長だってできます。
上手くいかないことで、やり方を替えることの重要性や、まわり道の意味を知ることもできます。
必至に頑張る経験があるからこそ、頑張っている人を応援できますし、そっとサポートする優しさだって持てます。
でもね、当たり前ですが『ひとりで持てるもの・背負えるもの』には限界があるんですよね。
無限になんでも…なんて、そんなのは無理です。
だから、どんなに頑張り屋さんでも、抱えきれないものや背負えずに潰れそうになることがある。
心も体も、順調な状態であれば、少しの無理はきくでしょう。
でも、和田先生の言葉にあるように「悩みを抱えていたり、どうしようもない状況」に置かれていたらどうでしょうか?
一人ではほとほと無理だ…と、涙が出ちゃいますよね。
自分のことを情けなく思うことだってあるでしょうし、目の前の現実を前にうろたえて途方に暮れることもあるでしょう。
そんな時に『どうか、私に手を貸してください』『私を助けてください』と言えるように。
そんな時に『賢く依存する許可』を自分に出せるように。
…って言いながら、この「力を貸してもらう」っていうのが難しいのなんのって!!
そんな時こそ、和田先生の教えてくれた優しい言葉を、自分にかける魔法の呪文のように呟きたいなと思います。
重い荷物は、一人ではなく、何人かで持てば、うんと軽くなるから。
もーーっ。
めちゃくちゃ当たり前じゃーーーん。
っていうことなのに、いざとなると忘れてしまって「重い荷物は人に頼らずに自分で何とかするものだ」って思い込んじゃうんですよね。てへへ。
何人かに持ってもらって、自分の荷を軽くしていいんだもの。
誰かが重そうにしていたら、共に荷物を持って、誰かの荷物も軽くしてあげられたらいいんだから。
私は最近、前よりはうんと「力を貸してください」と言うことができるようになれました。
それでも、言うまでには葛藤があるけれど、でも、言えたらすごく楽になりました。
そしてね、手を貸してくださいとお願いすると、本当に沢山の優しいサポートが届けられて、一人では持てない荷を軽やかに持つだけではなく、思いがけない道が開けてあっという間に荷を下ろすことができました。
荷を軽くしてもらえると、共に荷を担いでくれた人に大きな感謝が生れます。
その人のことを、好きになれますし、その人の荷が重いときには私が力になりたい!と思えます。
優しくてあたたかい、支えになるための愛の循環じゃない!!
WOW、暖かみのある軽やかな依存が出来るって、素敵ですね。
今のあなたの荷は、一人で抱えられるものですか?
もしも一人では重過ぎるものだと感じているのであれば、その荷を持つのを手伝ってもらってもいいんだよ、と自分にそっと伝えてあげてくださいね。
一人では重たいものも、力を借りれば軽くなって道が開けていくのだから。
時には「一緒に持ってもらえませんか?」って、助けてもらって大丈夫だから。
ではでは、今日もリビングにマットレスを敷いて、ギンちゃんと旅行気分で寝ようと思います。
あなたも私も、今日の睡眠で疲れがシャッキリほどけて、明日が気持ちよい目覚めでありますように。
おやすみなさい♡