10年の給与過払いミスの決着がつきました!
朝のニュースで大雪の映像を見て「ひえーー」と大変さを想像して身震いしましたが、ありがたいことに「新潟市」はうっすらとした積雪で済みました。
積雪は少なくて済んだのですが、とても冷え込んでいる事もあって路面は凍っていてツルツル。
今日は会社の年末大掃除のための出勤したのですが、会社に着くや否や「凍ってて怖かったねー」と事故がなくてよかった!とみんな安どの表情。
雪道の運転っていつも以上に神経を使って疲れますもんね。お互い、お疲れ様でした。
早速ですが、私の職場で入社時に総務部の担当者が「私の年齢を1歳間違えて上で登録した」ことが原因で、入社からずーーーっと『年齢給部分が1歳上で過払いされていた』問題が、無事に決着しました。
* * *
ザックリ説明すると…
・入社時に年齢を1歳間違えて総務が登録 … 給与の年齢給部分で過払い発生
・10年以上、チェックが入らなかったため気付かなかった
・気付いた時点で100万越えの過払いになっていた
・ミスした担当者から「1,000円ずつの返済」でと言われて決着したと思っていた
・誰ものこの返済について詳細を知らず、担当者が退職後、どうなっているのか??が再浮上
・詳細な金額を初めて聞いたが、総額106万4000円(返金済 2.3万円)
・さぁ、返済をどうする??
ということで、決着していたと思われた問題が再燃したところで、いくら「ミス」とはいえ、さすがに10年もの長期の間違いのため金額が大き過ぎませんか?!ということで、納得しきれないぞーー!!となりました。
先に払い過ぎている税金類の計算と合わせて、弁護士の小川正美ちゃんに相談して、会社に対して「消滅時効の援用(※1)」の申し出を行い、その後の計算結果を待っていた所、冬至の日の先週、社長から返答がありました。
※1:簡単に言うと「時効」の申し立てをします!ということ
社長は最近交代したばかりなのですが、もともとは直属の上司だったこともあり、会社としては「全額返してほしい」とお願いするしかないけれど、さすがに10年もミスに気付かずにいたのは会社側の落ち度もあるので、少しでも減額できるように調整したい…と言ってくれていました。
そして、時効も組み込んで「法律的な部分」からなくせる額というのが決まり、結果『3年9か月分・36万円は返還対象外とする』ということが決まり
残金:68万円
となりました。
勿論、まだ私にとっては高額ではありますが、納得できないという自分の気持ちをちゃんと伝えて、自分では無理だから専門家である正美ちゃんに「助けて欲しい」とお願いしたところ
36万円という減額が実現しました。
過払い部分の時効については、「10年分返還」だったものが、令和2年に「5年分返還」に変わったのですが、発覚したのが令和元年だったため、10年時効が適用される…ため本当にタイミングの問題で、数十万の返済部分がかわってしまうという残念な結果に、社長も「タイミングが…」と大分頑張ってくれたようです。
もちろん返済額は少なければ少ないほど嬉しいのですが、私はこれで決着することにしました。
正美ちゃんには金額が決まったことを報告し、その後に「損害賠償請求について話を行い、和解案で金額を決めることもできる」という提案も貰いましたが、私は今すぐ会社を辞めると決めている訳ではないし、あと数十万を減らすために多大の労力とお互いに嫌な気持ちになって揉めるより、
ちゃんと話を聞いてくれて、出来うる中で精一杯の減額をしてくれたことに感謝して、残りの部分を払う方がいい!
と私自身が納得して、正美ちゃんにも上司にも「68万円を返済する」と返事をしました。
正美ちゃんは「マミコちゃんが納得して決めたなら、減額してもらえてよかったね!」と言ってくれました。
何より、正美ちゃんがいてくれたことがどれだけ心強く安心できた事か。
みなさんにも胸を張って全力でオススメできる弁護士さんです!
何か…はない方がいいですが、何かあったらぜひぜひ!
68万円は私にとってはそれなりに大きなお金です。
でも、お金は「また稼げばいい」もので、例えばあと十数万円を減額するために心身が疲弊したり、まだしばらくはお世話になる会社でしこりを残す方が損害だな、と思ったんです。
正直に言うと、もうちょっと減額してもらえたら嬉しいな~というものはありしたが、話し合いをする際に「突然こんな大きな金額の借金のようなものがあると聞いてショックだった」「納得が出来ない」ということを、ちゃんと言えたことや、自分を守るために弁護士さんに相談するという『行動をした』ということで、大きな大きな勉強・変化を体験させてもらった
勉強料でもある!
と、自分の意見を言ってから計算を待っている間に「肚が座ってきた」のが事実です。
実際に、自分の気持ちを伝えた事で大きな額の減額もしてもらいましたし、それはとってもありがたい事。
で、後は返済方法の取り決め…で、一括返済したいと申し出たのですが、税金の返金ができないとかなんとかで「給料から引く形」にして欲しいとお願いされ、私の希望を落とし込んで対応可能か(私に損が出ないか)を社労士さんと相談してくれて、本日正式に返済方法が決着しました。
●1~5月まで、毎月の給与から10万円返済
●夏季賞与時に残りの18万円を返済
ちょびっとズルいのですが、夏季にも賞与がもらえますか?と打診し、社長から「18万以上は出る」というのを約束してもらって、この形に決まりました。
今日の冒頭のギンちゃんの写真は、実は先週末に撮ったもので、68万円で決着します!と社長に伝える際に「いくら会社のミスとはいえ、間に入ってしんどい調整をしてくれたことへのありがとうの気持ち」として渡しました。
(社長はチョコが好きなので、仕事をしながらつまめる手軽なチョコの詰め合わせにしました)
社長ですから会社の事に関して責任がある…ので、仕事としては当然かもしれませんが、実際には自分がやったミスではないのに間に入って調整するのは気苦労があったはずです。
ましてや、新社長として就任してすぐの出来事で、前社長の意見と私の意見との間で板挟みだったはずで胃が痛い事もあったかもしれませんが、私に対して酷い態度をするわけではなく常に紳士的に優しく気持ちを聞いてくれ、減額に関しても何とかならないか奔走してくれました。
本当にありがたいなぁ、って思ったので「ありがとう」をチョコに託しましたが、チョコを渡した際にとてもホッとした笑顔だったので、本当は辛かったんだな…とちょっと胸がつねられるような気持ちになりました。
* * *
私の実家は裕福ではなく、普通のサラリーマンの父と専業主婦の母で、よくある「うちにはお金がない」という言葉を聞いて育ってきました。
だから、お金に対する「不安」「大きく使えない」というブロックはあるものの、私自身は高校生の時にアルバイトを始めてから現在に至るまで、お金がもらえない・なくて困るという経験をしてきてはいません。
でも「使うこととに罪悪感」が強く、余程気持ちが決まらないと大金を使うなんて怖くてできませんでした。
そのブロックが少し外れたのは、仁くんの手術を決意したことだと思っています。
ブログ記事を購入していただいたり、ご支援していただいただいた分もありますが、全部で200万円弱を仁くんのために使った経験が、お金を「生きたもの」として使う大切さを学ばせてくれました。
お金を使わず、手術を受けるのを決断できなかったら、きっと仁くんは今いなかったと思います。
もちろん、命はあとどれくらいあるか?というのは、私を含め誰にも分からない事なので、大金を使っても助けてあげられない命だってありますが、あの時「お金を残す方」を選択していたら、きっと私は未来においても後悔したと思います。
私の中では仁くんの手術を体験したことで、
大切なモノのためには、お金を使っていいんだよ!という許可が出せるようになりました。
お金はまた、稼げばいいんだよ。
幸い、私は健康でまだまだ働けるんだし!!
そして、仁くんの手術に大きなお金を使った後で、またちゃんと今回決まった過払い分を返せる分が手元にありました。
ちょっとだけ足りなかった…けれど、ほぼほぼ同額がすぐに返せるお金として手元にあって、あぁ、なんだかちゃんと備えらえていたし、またちゃんと入ってくるんだろうなぁと、どこかお金の流れを信頼出来ているような気もします。(お金の流れについては未体験の事なので「え?こんな感じなのかな??」とまだ分かり切れていない感じですが…)
返金が必要な額が「68万円」になったことと、これで決着しようと思うんだよね~ということを、週末に開催したイベントの打ち合わせをするのに使っていたメッセンジャーで、サトヒーヌとチサちゃんに報告して聞いてもらったら、
『(丁度)冬至だし、今年の厄落としみたいな感じで、全部悪いものを持って行ってください!ってイメージだね』
『一括どーん!もいいよね。モヤモヤを引きずるのも腹立たしいし、人生全てネタで、ここから何を得るかが楽しみだね』
と二人から素敵なメッセージをもらってニッコリ。
うん。
今年中に決まってスッキリしたし、丁度決めた日が冬至だったし、何を得るのかを楽しみにまたやれる事をやっていけばいいだもんね!
はーー、1年の最後に大きな問題がスッキリして、それに向かい合った時間も含めてすっごく成長したな!と自分を褒めて「よく頑張ったで賞」を贈呈してあげています。
そういえば過払い問題はどうなっているのかな??と気にかけてくださっていた人もいらっしゃると思い、途中経過はなかったのですが、決着報告をさせてもらいました。
ではでは、お休みなさーーい。