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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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手術から1か月が経ちました ~失うということについて~

お腹用の大きな絆創膏を 買ったんですね。

今日の新潟市は「春の嵐?」「冬の置き土産?」という感じで、暴風が吹き荒れています。

早いもので、子宮摘出手術をしてからまるっと1か月が過ぎました。
有給休暇がタップリ残っていたので、しっかり休養を取らせてもらっています。(ありがたやー)
退院後も微熱が続いたりお腹の傷の上下と左側の痛みや感覚がマヒした状態が続き、いつもであれば「とはいえ落ち着くでしょ!当初予定通りに復帰しないと迷惑がかかるし…」と復帰するところですが

不安なまま押し切るのもなぁ…

ということで、先月半ばにもう2週間の療養期間を申し出、3月後半までお休みをもらうことにしました。

手術から2~3週間では、まだ傷の周りの麻痺が気になっていたのですが、この1週間で随分と改善していき、以前よりは触った時の感覚が分かるようになってきました。
まだ、お腹の上と左側は触ると痛いのですが、これも徐々に消えていくはず。
普段は余程の事がないと「お腹に傷がある」と意識しなくてもいいくらい、普通に行動できるようになりました。
先週くらいまでは「くしゃみ」が戦慄もの(ギャーーッとなる痛み)がありましたが、今はくしゃみをしても少し響くくらいでへっちゃら!
ほんと、先生が「ある地点で急によく感じると思いますからね~」と言っていた通りです。

退院後は早歩きできず、ゆっくりゆっくり…という感じでしたが、今は普通の速度で歩けていますし、ベッドから起き上がるのも横を向いて手の力で体を起こして…という状態だったものが、今は軽く押すだけでお腹に力を入れて起き上がれるようにもなりました。

休みを延長しておきながら「あれ?元気になって来た…」と笑える状態なのがありがたい限りです。

術後の傷あとを キレイに治すテープ

傷跡ケアについて、帝王切開経験者のサトヒーヌから「アトファイン」というケアテープを教えてもらっていたので、近所のドラッグストアに買いに行きましたが取り扱いナシ。

ということで、インターネットでポチリ。

傷の大きさによって枚数が違うのですが、私の傷に対応するLサイズのテープは「6枚入り」で1,500円弱。
毎日張り替えるものではなく、剥げてきたら張り替える(およそ5日~1週間)のため1箱で1か月半くらいのケアができます。

病院では「スキントンテープ」と呼ばれる薄いベージュのサージカルテープのようなものを買ったのですが、傷が長いため細かく切って繋いで貼るのが地味に面倒なんですよね。
そしてもう一つ、粘着力の問題なのか「皮膚の表面が剥げる感じ」で痒くなるのが難点。

アトファインも痒くなるかなぁ…とドキドキしていましたが、こちらの方がソフトな粘着力で、今の所痒みが出ずに保護が出来ています。
また、ペタッと1枚貼るだけというお手軽さもありがたい。
スキントンテープよりも断然お高いのですが、使ってみてこちらに軍配が上がりました!

横切り

私の傷のイメージは、こんな感じ。

傷跡ケアテープを買う前に傷のサイズを測ったら15センチほどありました。
子宮摘出のための開腹手術には「縦切り」と「横切り」というのがあるそうで、横の方が術後の痛みが若干軽いという説明を受けていました。

正直、どっちかを私が選べるわけではなく病巣の状態や位置・大きさによって切り方は違うのでしょうが、傷は私が思っていたよりもずーーっとおへそより下にあり

下着で傷は隠れるし、これならビキニでも傷跡が露出することない場所だ!!

というくらい、うんと下側が切ってありました。
お腹を切るというイメージだったので、もっと上側を連想していましたが思っていたよりもずっと下腹部を切るんだ…というのが、体験して分かったことでした。

私は「子宮腺筋症」が原因での子宮摘出(腺筋症が原因での出血過多からくる貧血や痛みを取り除くため)をしましたが、同時にけっこうな数の子宮筋腫もできていて、なかなか大きく育っていました。

子宮は「赤ちゃんを育てる事以外は仕事がない臓器」とは先生の言葉。
女性ホルモンの分泌に関与するのは卵巣で、子宮単体では他の臓器に何かしら影響を与えることはない…とはいえ

ほらー、子宮って女性の象徴っていうか、ちょっとスピッた捉え方をされがちな臓器じゃないですかーー!!

女性性を抑圧すると、婦人科系に現われるとも言いますし(いや、実際そうなんでしょうけれど…。ちなみに私は卵巣にも子宮にも病巣を作ったタイプなので、大分女性性を抑圧しているみたいです。えへへ。)、子どもを産む・産まないに関係なくなんだかちょっと「特別視」されている臓器だと思うんです。

私の主治医の先生はおじーちゃん(男性)でしたが、今までにたくさんの患者さんたちと接してきて「人によっては子宮を失う事でとてつもない喪失感から心のバランスを崩して、よりよい生活ではなくよりつらい生活を送る人もいますから、良ーく考えてね」と話してくれました。

今はどうなのか分かりませんが、一時「子宮系」の本なんかもたくさんありましたよね。
子宮 = 女性の象徴、という風に考えてしまえば「子宮摘出 = 女性である私の喪失」になりますから、やっぱりすごく辛い事になってしまいますよね…

過去にチラッと見た子宮系の話では、確か「会陰が鳥居・膣が参道・子宮はお宮。女性の体はパワースポット!!」的な事が書かれていて(うろ覚えなので違っていたらゴメンナサイ)、そういう見方をすればそうなのか…と思いつつも、若干の違和感を感じたのも事実。
確かに赤ちゃんという命を宿して育てる大事な臓器ですし、それは「子宮を持つ女性」にしかできない事。

でも…
女性であっても子宮がない人もいますし、様々な疾患で子宮を摘出せざるを得ない人もいます。

こんなに大切で神聖な臓器がある =すばらしい!!

みたいなイメージって、なんか違うって思っちゃったんです。
うーん、うまく言えないんですが、単純に「私たちの体の中にある役割のある臓器のひとつ」であって、それ以上でもそれ以下でもないと思ったんです。

また、子宮に関する病気って「はっきりした危険」がない場合は、経過観察がメインですし、命に別条がないというのもまた、ありがたくも悩ましいんですよね。

ハッキリした危険 = ガンなどであれば、子宮がお宮だから!!なんて言ってないで処置をすると思うのですが、子宮筋腫や腺筋症は一気に悪くなるのではなく、時間をかけてジワジワ…とですし、生理痛が年々重くなる・経血量が増える…けど、これってみんなそんなもんでしょ?!と我慢しちゃったりもします。

私は貧血が酷くて日常生活がしんどかったので手術を考えましたが、そうじゃなかったら迷ったと思います。
子宮を特別視していなくても迷う理由は

子宮を摘出したら、もう絶対に赤ちゃんを産むことが出来なくなる

という点でした。
赤ちゃんをどうしても生みたいという強い思いがあって治療をしてきたわけでもありませんし、パートナーがいる訳でもありません。
それでも、自分の中にある「可能性」「希望」を失う選択をするのは、迷いが出るものです。

私の場合は…ですが、不妊の原因にもなる腺筋症があちこちに出来ているため、病巣のみを摘出という事が現実的ではない事や(その時点で子宮があっても妊娠の可能性が低いのですが)、それ以外にも筋腫があちこちにあるので、手術療法であれば摘出になるという状態。
どちらにせよ、私の子宮の状態では「子供を宿す」事は難しそうですし、本当に毎月の生理と貧血が大変で、サクッと決意できましたが

そんな私でも、術後にぽっかりとした喪失感のようなものを感じました。

まぁ、病院という特殊な環境がそうさせた感もあるとは思うのですが、術後の痛みや心細さと相まって、「あぁ、もう私にはどんな奇跡が起きても子供を産むという事は叶わないんだな」と思ったら、グッと寂しい気持ちがありました。

なんだかんだいったって、自分の体の一部を「喪失」する体験ですものね。
失うって、寂しい気持ちになるのはおかしなことではありません。

痛みや病院という不自由で孤独な環境で、どっちかというとネガディブな気持ちに寄りがちだったこともあり、入院後半から退院してきて数日位は「何とも言えない心がスースーする寂しい気持ち」が小骨の様に小さくあったのですが、1週間もしたらそれは消えて、今はすっかり元気いっぱいです。

特に強い思い入れのない私であっても、実際に「失った後」でチクリとする痛みや寂しさを感じたのですから、揺れ動いた中で決断した人は、きっともっと様々な感情が湧くのだと思います。
選べたって喪失感を感じるのですから、選べない人(ガンなどで摘出以外が選択肢にない場合)は病巣が取り除けた安堵感があったにせよ、喪失したものに対する悲しみなどが後から出てくることもあると思います。

大丈夫!と思っていても、後から悲しみがやってくることはたくさんありますし、それはおかしなことでも弱さでもありません。
ううん、弱かったらなんだというのでしょう!!

何かを失う体験というのは、喜ばしく心が弾む体験ではありませんから、あなたがそこで感じた悲しみや寂しさがあれば、それを否定せずに抱きしめてあげてください。

私は…ですが、術後1か月して体が回復してきた事に合わせて、以前感じていた重たい貧血の疲労感が楽になり、子宮が大きくなる事で周りを押していた圧迫感からの解放と共に

お腹がせり出していたのがなくなって、ペタンとサイズダウンしました。

柔らかボディーは相変わらずですが、大きく育って膨らんでいたお腹がなくなってニッコリです。
また、毎月の「生理への心配がなくなる」ってパラダイス!!!
もうあの激痛や、痛み止めやトイレ・ナプキンが足りるか?などの不安からの解放。
さらに、生理前に私は腹部膨満感でカエルの様にお腹が膨れる症状が辛かったのですが、それもなくなってすこぶる快適な日々です。

子宮は摘出していますが卵巣は残っているため、ホルモンバランスの変化やPMSはゼロにはならないので、生理は来ないのに胸が張る・急に気落ちする(生理前によくなる)・口や鼻の近くに吹き出物が出る・むくみがち…などは健在なのが不思議な感じですが、毎月半分くらいは痛みは不快感と共に生きていたので、こんなに楽なんだ!!と、手術してよかったな~と思っています。

不調の元がなくなったから、これからどんどん楽しめるねぇ。
よかったねぇ、人生楽しみなさいよ。

と、入院中の回診で先生が言ってくれた言葉の通り、可能性を一つ失ったかもしれないけれど、今まで不自由だったものから解放されて、楽しめることが増えたのも事実ですから、ますます楽しい事を探してニッコリ生きていきたいな!!

あまり強い思い入れのない私で、そこまで強い喪失感はなくとも「なんとなく寂しい」気持ちはわきあがりましたから、もしも同じような選択をして、悲しい気持ちを抱えても自分を責めないでくださいね!!
それは本当に自然な心の反応です。

はーーっ、お腹すいた!と思ったらお昼の時間でした。
日曜日、今日が笑顔の時間が多い休日でありますように。

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