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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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人生は理不尽で、受け入れるしかない現実を前に途方に暮れることがあるけれど、そのときに「ここがある」と思ってもらえる私でい続けられるように

今日のすごく夜遅くに サッカーがあるんでち!

今日から12月ですね~。
私たち3魂が住む新潟市は、おとといの夜くらいから少しずつヒンヤリとしてきましたが、昨日の夜から突然ガクンと冷え出し、今日はいよいよファンヒーターのスイッチを入れました。

毎年11月にはファンヒーターを付けていたはずなので、今年はうんとあったかかくて助かっていましたが、いよいよ雪の便りも聞こえてくるのかな?
冬は苦手だけれど、季節ばかりはどうすることもできないものだから、冬の時期ならではのお楽しみや美味しいものを満喫して、冬を乗り切ろうと思っています。

ニトリで買ってきてお気に入りのワイヤーキャンドルライト(と、美千代)

冬の時期って夜が暗く濃いので、寝る前に小さいキャンドル風ライトやツリーを点灯するとすごく美しくてジーンとするんですよね~。
夏はここまでキレイに見えないので、これもまた、冬だけの特権なのかな??

寝る前に電気を消して、小さなライトの灯りだけにしてゆるゆるっと体操をしたりストレッチをしています。
ゆるゆるダイエット、継続中です。
ダイエットしてるのに、どんどん自己最大の重さを更新するのが不思議なんですけどぉ~?!

話がいつも通りに横に逸れていっていますが、冒頭で仁くんが言っているように、今日の夜…というのか明日の早朝というのか、表現が難しい時間帯の午前4時に、ワールドカップのスペイン対日本の試合がありますね!

私はそこまで熱心な応援団ではないので、起きれたら見たいなぁ~という感じですが、この試合で「負けない事」が、決勝リーグに進むための条件なんですよね??
負けない…ではなく、勝てたらきっと最高ですし、選手たちはきっといつだって勝ちにいく試合をしていると思うので、勝利の女神が微笑んでくれますように。

* * *

日曜日の夜、サッカーワールドカップの試合を見ていた際に流れていた、みずほ銀行のCM。

女性の優しい声かつゆっくりと柔らかいテンポで始まるこの歌は「それが大事」という、大事マンブラザーズの曲で大流行したもの。

私はこの曲に特段の思い入れがある訳ではないのですが、ふと思い出した人がいます。
それは、離婚問題で私がとてもしんどかった時に、そっと私に寄り添ってくれた人でした。

* * *

彼女が「自分を励ますために聞いていた曲」と言って、この曲を教えてくれました。

負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事
涙見せてもいいよ それを忘れなければ
(それが大事/大事マンブラザーズ)

後半は本当にひたすらこの「負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事」が繰り返されるのですが、彼女はこの部分をひたすらに自分に届け続けて、どうにもならない気持ちと折り合いをつけてきたそうです。

この曲は、彼女を助けてきた応援歌です。

私は旦那さんだった人の「浮気」が離婚問題に発展したのですが、当時は本当に心がえぐれたように傷付き、とっても悲しい気持ちでした。

とはいえ、明け透けに誰にでも自分の問題のことを話せるわけではなく、当時、自分の気持ちを整理して吐き出すためにブログを書いていたのですが、そこにメッセージをくれてやり取りをしていた方が、苦しんでいた私にそっと、「私の応援歌だけど」とメッセージをくれました。

彼女にはお子さんがいらっしゃるのですが、下のお子さんは重度の知的障害を伴う病気を持って生まれました。

自分の子どもが障害を持って生まれてきたということを、スムーズに受け入れる人はきっときっとわずかだと思います。
彼女も本当にいろんな葛藤と戦い、自分をひたすら責めた時期もあったそうです。

そんな時に、一番に向き合って欲しかったご主人が、浮気をしていることを知ったそうです。

心理学的な見方をすれば、ご主人にとっても受け入れがたい現実をどうにかして「一時的に逃げる場」としてのアンダーグラウンドだったのだろうということは分かりますが、彼女はその時に、何の力もなくなって呆けてしまったそうです。
そうですよね。
自分のせいで…って思うくらい自分を責める中で、一番に理解して欲しかった人が自分の手を取り、背中をさすってはくれなかったのですから。

人生は理不尽です。

どうにかしたくたって「どうにもならない現実」を受け入れ、折り合いをつけていくしかないことが幾つもあります。

彼女のお子さんはふたり。
知的障害を持っているお子さんの上に、きょうだいがいます。

ふたりの子供のために、逃げ出さずに現実を受け入れよう!と思った時に、この歌を聞き続けてきたそうです。

そして何度も何度も泣き、もがき、そのたびに「負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事」と自分を鼓舞させて、変えることのできない現実を受け入れるために奮闘してきた、と教えてくれました。

人は現実を受け入れてくための「レジリエンス」と呼ばれる力を持っているとはいえ、受け入れがたい現実を受け入れていくことは簡単なことではありません。

もちろん、お子さんに対する愛着や愛情というものも、きっと現実を受け入れていく中では大きな力になってくれたとは思いますが、彼女はこんな言葉をそっと内緒話してくれました。

– – – – –
重度の知的障害がある息子が大人になるにつれ、自分は年を取っていくし、この子は「巣立っていく」ということがないのよね。
私が死んだらどうなるんだろう?って考えると、凄く不安になることがあるのよ。
– – – – –

毎日の中には、幸せだとほころんだり、些細なことで笑って過ごせることもあれば、またしても…と問題が起きて膝から崩れ落ちてしまうようなこともあります。
彼女は自分の気持ちが揺れたり落ち込んだりするたびに、この歌を自分への応援歌として贈り、息子さんの送り迎えの帰り道、一人になれる時間にヘッドホンでこの歌をリピートしながらひたすらに歩き続け、ひとしきり泣いて気持ちを切り替えるんだ!と教えてくれました。

生きていると、なんでこんなことが?どうしても受け入れたくない…という、理不尽極まりないことが起きることがあります。

誰しもが「病気や障害」といったものを、願わくばなくしたいと思います。

でも、この願いは決して叶うことがない「受け入れるしかない」もので、努力やお金といったものをもってしてもどうすることもできないもの。

そうした「叶えられない願い」を前にした時に、人はとても無力です。

そして「受け入れるしかない現実」を、時間をかけて自分なりにどうにかして受け入れる…というか、受け入れようとして共存しながら生きていくんですよね。

その時に自分を救うものは、例えば宗教だったり、誰かの暖かい手だったり、音楽だったり、自然の景色だったり、誰かを亡くした場合には「天国で会える」というような科学的な確証はないけれど大きな希望だったりします。

負けない事・投げ出さない事・逃げ出さない事・信じ抜く事

逃げ出さない…ではなく、逃げ出せない現実を受け入れていくときに、彼女を奮い立たせたこの曲に、彼女がどんな思いを重ねていたのかを100%分かる訳ではないけれど、この曲を耳にするたびに「これが彼女の最高の応援歌」だと、彼女のことを思い出します。

世の中には理不尽なことがいっぱいある。
だけれど、生きていくしかないし、生きていくために受け入れるしかないことがたくさんあります。

受け入れがたい現実を受け入れるしかない。
それは時間がかかるものですから、どうぞ焦らずに。

そして、自分を助けるために「ただ分かってもらう」「ただ吐き出す」という場所があることを、しんどい時に思い出してもらえますように。

私の保健室は、いつもここにあります。

何か素晴らしい力がある私ではないけれど、いつもここにある。

きっと、それが大事。

* * *

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