【ココロノマルシェ】色々頭で考え過ぎて動けず、不安になるばかりでちっとも人生進んでいない感じに思えてます
こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。
私はイチゴそのものはそこまで好きではないのですが、『イチゴ味』のお菓子が大好物です。
なので毎年、冬の始まりに限定品でイチゴ味のお菓子ラッシュが始まると、あれもこれもと買って、ダイエット中だというのに久しぶりに会った人に「あれ?ちょっと太った??」と言われることを繰り返しています。
えへ。自己最高の重さを更新中DEATH!
昔はオレオと言えばヤマザキビスケットでしたが、なにかしらの大人の事情(権利期限とか色々)があって、ヤマザキビスケットからは『ノアール』というシリーズのオレオ風の商品が発売されていますよね~。
似ているけれどノアールの方がクリームがあっさりしている気がします。
がっ!
私は「バカ舌」で有名なので、私の食レポ(?)は全く当てになりませんのであしからず…
そんなノアールに、季節限定で愛くるしいピンク色に染まった『イチゴのノアール』なる商品があるのを見つけて、ためらわずに即買い。
外側もイチゴクッキー、中にもイチゴクリーム。
うふふ、イチゴの輪唱や~~ ← 彦摩呂さんを憑依させてお読みください
二袋に分かれているとはいえ、1人で食べきるには結構なボリュームなので、結局3日くらいかけて1袋を食べ終えましたが、人工的なイチゴの味がして、こういうイチゴ味が好きな私はニコニコでした。
これ以外にもイチゴのお菓子が並んでいるスーパーは危険地帯!
わずかな期間にあれもこれもと「イチゴまみれ」になりそうな私がいるよ!という私情報をお届けした後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
初めまして。
現在アラフィフ女性でOLをしています。
今の職場で20年仕事をしていますが、日々のルーチン作業しか出来ません。
そのルーチン作業も間違えることがあり、社内では「間違える人」と言うことでマークされています。
仕事のことを“よく考えて“と言われてもどう考えて良いのか分かりません。
マニュアルとか決まったことをやることしか出来なくてそれも悩みです。
一応役職に就いてはいますが、その役割を果たせてないように思えるので、上司にも前に指摘されたことがあります。
あと人の言うことが理解出来なく、発達障害ではないかと思ったこともあり、人とのコミュニケーションも怖いです。
独身で、彼も友達も少なく、恋愛経験も少なくて恋愛もうまく行きません。
色々頭で考え過ぎて動けず、不安になるばかりでちっとも人生進んでいない感じに思えてます。
何かアドバイスを頂けたら助かります。
どうぞよろしくお願いします。
ご相談:わかめちゃんさん
わかめちゃんさん、こんにちは。
色んなことが「うまくいかない」「怖い」と思うと、体もギューーッと縮こまりますし、気を張ればはるほどに力が入って失敗して落ち込む…という、負のループにハマりやすくなっちゃいますよね。
どちらかというと私も、自分のことをうまく評価できない&この先もこれでいいのだろうか?と、ネガティブに先読みしすぎて不安を抱えることをしがちなのですが、だからこそ思うのは
不安は本当に沼だ
ということ。
沼ってハマってしまうと身動きが取れませんし、動けば動くほどに深みにはまってしまいますよね。
だからこそ、沼のような不安にどっぷりと浸かってしまわないようにすることって、すごく大切なことだと私は思っています。
じゃあ、沼にどっぷりハマらないようにするってどうしたらいいの?
私自身が今も試行錯誤していることではありますが、『深刻になり過ぎない』ということが、沼の深みにはまることを防いでくれる力になります。
例えばですが、天気予報で明日は雨が降るというのを目にしたとき、
どうしよう?明日は雨だって…傘もレインブーツも準備して、それからバックには防水スプレーをして、仕事にもいつもより早めに行った方がいいよね?アラーム設定できてたっけ?それから、それから…
って考えていたら、凄く疲れちゃいますよね。
雨でそこまで深刻にはならないでしょ?と思われたと思うのですが、どんな問題に対してもこれと同じで、自分が「どう捉えているか」で、その問題が自分にのしかかってくる重さや大きさが変わってくるんです。
そして、さっきの雨に深刻になっている例を見ていただいても感じられたと思いますが、深刻になっている時って、余裕もなくてギチギチです。
この状態では「自分に隙間や遊びの余裕」がないので、自分が思っている事と違う何かがあったら、それに対処できません。
突然ですが、わかめちゃんさんは車をご自身で運転されますか?
私は地方在住で、日常生活に車がないと不便なので自分で運転をすることが多いのですが、車のハンドルって、少し左右に動かしたところでタイヤがそれにピッタリ合わさって動くのではなく、少しの「遊び」と呼ばれる余裕のようなものが設定されています。
道路って全てが舗装されているとは限りませんから、ガタガタと振動することに合わせてハンドルが揺れて動き、それに直結する形でタイヤが動いてしまうとまっすぐ進めずに危険ですよね。
また、ちょっとしたハンドルの動きがすぐにタイヤに直結していれば、ちょっとハンドルを切っただけでタイヤが動いてしまうため、運転もしにくくなります。
この「遊び」と呼ばれるちょっとした余裕・隙間というものが、私たちの中にもあった方が、気持ちが楽に過ごせます。
先ほども書いた「深刻になり過ぎない」ということが、この「遊び」を自分に作ってくれます。
ココロノマルシェにお手紙を届けてくださった際に、わかめちゃんはお手紙のタイトルに『人生に不安だらけなんです。(アラフィフ独身女性)』と書いてくれていました。
タイトルもそうですが、お手紙を幾度も読ませていただいて感じたのが、
わかめちゃんさんが、今、緩んで笑って過ごせる時間があるのかな?
というものでした。
> 人とのコミュニケーションも怖いです。
> 独身で、彼も友達も少なく、恋愛経験も少なくて恋愛もうまく行きません。
> 色々頭で考え過ぎて動けず、不安になるばかりでちっとも人生進んでいない感じに思えてます。
「怖い」「うまく行かない」「考えすぎて動けない」「不安になるばかり」「人生が進んでいない感じ」と、たった数行の中に、こんなにも自分をギュッと縛ってしまうものが詰まっているんですもの。
一日を終えると疲労困憊で休みたい…のに、常に思考が忙しくしていて、その思考は前向きというよりは自分を非難したりなじったり、うまく行かなかったことを繰り返し再生して自分を委縮させるものであれば、いったいわかめちゃんさんは、どこで心と身体を休めて未来に備えるのでしょうか??
私の話をさせていただくのですが、私は過去に大きな問題を前にして「食べれない・眠れない・不安で思考ばかりして前にも後ろにも進めず、同じ場所で足踏みしかできない」と思う状態の中で数年間を過ごしました。
あの当時は、本当に力がなくて、笑うということができなくなっていたことに気付きました。
緩まないと笑うことって難しいけれど、じゃぁ、緩むためには…って考えると、自分を笑わせてあげること。
ニワトリが先か卵が先か…みたいな感じなのですが、どうせ思考してしまうのであれば、最初は笑えるほどにはならなくても、意識的に考え方を「失笑でもいいから笑ってあげる方向」に変えることで、少しずつ緩むことができるようになり、そうやっているうちに日常の中でも普通に笑える時間が増えていきました。
笑っている時って、負の感情を同時に感じるのが難しいんです。
目の前の問題は大きくて、深刻であることに変わりはなくても、結局「今の私」が身動きできないのであれば、ひたすら思考してもしんどいだけです。
今はYouTubeでお笑いやモノマネ、ちょっとドジな動物映像とか予想外の笑えるハプニング映像もありますので、そういうものを見てボーッとしたり、趣味があればそれに打ち込んで熱中している間、思考をしないで頭を軽くすることをしてみるのもオススメです。
私はモノマネを見るのが好きなのですが、ちょっとデフォルメされてふざけたモノマネを見て「あはは」と笑っている瞬間に、「あぁ、また明日、離婚催促のLINEが来るんじゃないか??」と不安になったりできませんでした。
笑っている時って本当に、ネガティブなことや怒りなどの強い感情を併せ持つことができないんです。
ぜひ少しでも、緩んだり笑ったりできる時間を日常の中で持てますように。
わかめちゃんさんは、何をしている時が一番リラックスできて心地よいのでしょうか?
マッサージを受けるのがお好きであれば、月に数回、しんどい中でお仕事をしている自分にプレゼントしてあげるのもいいですよね。
アロマがお好きなら、いい香りをお部屋にたいて寝っ転がって深呼吸、なんていうのも素敵そうです。
お風呂がお好きなら、いろんな入浴剤を試して「ふー、極楽」な時間を満喫してもいいですし、旅行や食べ歩き、スイーツが好きならそれも楽しめそうですね!
趣味があれば、それに時間を使うのも気持ちをワクワクさせてくれそうですよね。
本を読んだり、映画やお芝居、コンサートを見たり、スポーツをしてみたり、ただお散歩をして深呼吸するのも楽しそうです。
お料理をしたり、お菓子づくりをしたり、コーヒーや紅茶やお茶などにちょっと凝って丁寧に自分にお茶を淹れてあげるのも楽しそう!!!
何もしたくなければ、全身の力を抜いて寝そべって、大きく深呼吸をするだけでも力を緩められます。
ヨガの「シャバ―サナ(屍のポーズ)」と呼ばれるものですが、ヨガが苦手な私は、このポーズが一番好きです。
力を抜いて呼吸に集中しているうちに、知らずに寝落ち…なんてできちゃうくらい心地よいので、不安がいっぱいになってしんどい時に、よかったら試してみてください。
他にはふわふわするものを抱きしめたり、包まれたりするのも不安を和らげてくれます。
体と心は切り離せずに繋がっているので、体を温めたり優しく包むことでも安心感を感じて不安が緩む効果があります。
もしもお気に入りのぬいぐるみやブランケットなどがあれば、心がしんどい時にそれをギューーーッとしてみてくださいね!
> 今の職場で20年仕事をしていますが、日々のルーチン作業しか出来ません。
> そのルーチン作業も間違えることがあり、社内では「間違える人」と言うことでマークされています。
> 仕事のことを“よく考えて“と言われてもどう考えて良いのか分かりません。
> マニュアルとか決まったことをやることしか出来なくてそれも悩みです。
日々のルーチン作業を20年も続けてこられている時点で、すでに大きな実績だと思うのですが、勤続年数が長くなると「できることが増えて当然」と期待されることも大きくなっていくので、それに見合った成長をできていない…と自分が感じてしまうと、凄くいたたまれない気持ちや、その場にいることへの居心地の悪さを感じますよね。
仕事のことを『よく考えて』って、これもすごくまっとうな言葉のように聞こえるけれど、よく考えるって具体的じゃなくて抽象的過ぎて、人によって考え方も違うのでこの言葉に応えるのって至難の業だと思います。
主観的なものって、個人個人で「このくらい」という判断のものさしが違います。
美味しいチーズケーキ、というものを考えた時に、Aさんはスーパーのチルドコーナーのチーズケーキを食べたら「おいしい」と思えるのに、Bさんは「こだわったチーズを使っている専門店のチーズケーキじゃないと美味しいとは言えない」と思っていたら、『美味しいチーズケーキ』という表現は一緒でも、基準は違っていますよね?
よく考えて…って漠然とし過ぎていて、私も同じように言われたら「???」ってなると思います。
だってね、自分なりには会社で迷惑をできるだけかけないように、自分の仕事は少しでもミスがないように、ってやっているんですものね。
なので、主観的な表現が分からないことで「私の能力が低いから…」と思わないで欲しいんです。
神様や心の中をのぞける特殊能力がある人でもなければ、相手の脳内の基準や意図なんて、分からないのが当然ですから!
そして、決まったことがやれている(たまには間違ったりすることがあっても)って、十分に会社に貢献できていると思うんです。
とはいえ、自分よりも周りが立派に見えると、なかなか「最低限のことしかできていない自分」を受け入れることってできないものですよね。
先ほど「深刻になり過ぎない」ということを少し書きましたが、仕事に対しても同じです。
わかめちゃんさんは『262の法則』というのを聞かれたことはありますか?
イタリアの経済学者ヴィルフレド・パレートという人が、富の配分について研究して導き出した「パレートの法則」というものがもとになり、それが組織やビジネスシーンでも拡大していったものです。
ザックリした説明ですが、『262の法則』とは、どんな集団や組織でも、人材の構成比率が「優秀な働きを手:2割」「普通の働き手:6割」「貢献度が低い働き手:2割」になるというもの。
ならば、会社の中でいわゆる『貢献できる人』というのは8割で、貢献できていない2割はいらないでしょ?と、その2割を組織から排除したとすると、不思議なことに残された8割の人数の中で、また「2:6:2」に分かれて、必ず貢献度の低い2割が出現するようになります。
ということは…
組織の中では必ず、貢献できない2割が『必要だ』ということになりますよね。
誰だって「貢献していないと思われる2割を担当したい」なんて思わないと思います。
だからこそ、その役割を担当してくれる人って、ありがたい存在だと思いませんか??
実はこの法則を知って、私はすごく楽になったんです。
私もサラリーマンとして会社に勤めていて、それなりに勤続年数も長くなり、わかめちゃんさんと違って役職はついていないものの、会社から求められるものが大きくなっていることを感じて、その期待に応える能力のない自分を情けなく思っていました。
けれど、組織の中には「貢献具合の低い存在が2割」は必要なのであれば、私がその役を担当しているんじゃない?
私が”仕事ができないポジション”を担当しているからこそ、他のスタッフがトップの2割・普通の6割として輝けるんじゃない??
私が”できない”を担って『あげているから』、組織がバランスよく稼働しているんだ!!!
と、出来ない自分を笑ってあげることができるような心の余裕を持つことができました。
そう!
上から目線ならぬ『下から目線』ですが、自分ができないという役割を担当することで組織に貢献している、って思うことにしたんです。
もちろん、出来ない存在でいるって喜ばしいことではないので、それなりに自分のことで肩を落としたりすることもありますが、私は能力が高くないので、無理してあれこれできるように頑張って疲弊して、さらにもっと頑張らなくてはいけなくなるような期待を背負ったら、潰れちゃう…って思っています。
できない自分、情けない自分を「ダメな存在だ…」と思って生きてきたけれど、能力って本当に人によって違いますものね。
だから、私の精一杯なんだからしょうがないよね、って自分に対して「優しい目であきらめの気持ちを持つ」ことにして、何度も何度も、繰り返し自分のことを否定する度に
私はできない2割の役割を果たしていることで、ちゃんと組織に貢献しているんだ!
と言って自分を許し続けてきました。
そして、そう言ってあげられると、やっぱりほんのちょっとですがガチガチの自分が緩むことで楽になれます。
仕事では「間違わない人」「できる人」と思われた方がいいと思いがちですが、もしも自分が役割を任されて責任あることをやらなくちゃいけなくなったとしたら??
できる人を演じてしまって期待されたら逃げ出したくなると思いませんか?
だって、メチャクチャ頑張って鞭を打ち続けなくちゃいけなくなりますものね。
それに、間違わない人間なんてどこにもいません。
組織の中が「間違わない人しかいない」状態だったら、もし何かで誰かが間違ってしまった時に、とてもじゃないけれど耐えきれない空気が生まれます。
でも、時に間違う人がいて、それで注意されたりはしつつも補い合える環境であれば、誰かが間違えたときにもその場の空気は違ってくると思います。
みんなそれぞれに、得意としているものや才能は違います。
欠点は自分にとってなくしたいものに思えるけれど、その欠点が「組織の空気をまろやかにする」という、とてつもない恩恵をもたらしているかもしれません。
それは、わかめちゃんさんだからこそ作り出せるもので、その欠点に救われている人がいるかもしれませんよね。
長くなっていますがもう一つわかめちゃんさんに届けたい言葉があります。
私たちは誰もが、何かの役に立つために生まれてきたわけではありません。
役に立つのではなく、自分の人生を生きるために生まれてきています。
そして、自分の持っている「他の人とは違う能力」で、身近な人や大切な人を支えたり助けたりできれば、それで十分なんです。
この世界にはたったの1人も「完璧」な人はいません。
だから誰しもが、必ず誰かに「迷惑」をかけてしまうことがあります。
人に迷惑をかけるのが、人なんですものね。
わかめちゃんさんは、ご自身の能力をとても低く表現されていますが、20年も務める・役職がついているって、決して能力が低い人がやれることなんかではありません。
自分のことって「これくらい当然」「これくらいは当たり前」って思ってしまいがちですが、私から見たらもうとってもすごいことで尊敬に値するものです。
どうぞ、ほんのちょびっとだけでも『続けている』『役職という評価がされている』というわかめちゃんさんの能力を認めてあげられますように。
それから、アラフィフと書かれていましたから50歳前後であれば、50年という時間の中で、きっとたくさん努力してこられたことがあると思います。
もう十分に頑張ってきたのですから、ここからは自分のハードルを下げてしまっていい!って自分に言ってあげませんか?
発達障害ではないかと思ったことがあると書かれてもいましたし、ならば尚のこと、生きづらさを持っている自分のことをケアしていくことをしませんか?
自分のことを一番に考えていいんですよ。
不安の沼はとても深く、どんどんとハマってしまい、身動きができなくなってしまうものだから、その沼から浮上するために、自分を責めることを少し和らげてあげられるように、あえて意識的に体の力を抜いて楽に過ごすことをしながら、少しずつ緩んでいくことができますように。
心を込めて。
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