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思考し過ぎでしんどい時に、自分を”ほんのちょっと”楽にする方法

今日は午前中、マミコが仕事しに行ったので オレが留守番でベッドを守っていたですよ

えーっと、ギンちゃんが何か誤解しているようだけれど…

今日は”週一出社当番”で会社に行く日ではあったけれど、毎日家にいても休みではなく「仕事をして」いるんですよーーーー。

でもね、こうやって3魂でほのぼのと暮らせるのも、働ける環境があってお給料をもらえているからなんですよね。
今日はまた一つ、思う所や考えることがあったのですが、長くなりそうなのでその話はまた後日。

* * *

私は今でこそ「思考する時間」というのは緩められるようになりましたが、それでも気が付くと何かしらを考えています。

以前聞いたところでは、私たちは1日1.2万~6万回近い思考をしているのだそう。
回数に幅はありますが、この数字を見ても「わぁ、すごく考えてるんだなぁ」というのが分かりますよね。

しかもですよ!!!
この6万回近い思考の内「80%がネガティブ」なことを考えていて、さらに95%が前日の思考を繰り返しているのだとか。

オーノー。

せめて「半分くらい」ならまだしも、私たちの思考にとってはネガティブなことを考えることで「懸命にも自分を守ろう・自分を助けよう」としたり、「より向上して嫌な思いをしないように」としているんですね。

これまた先日読んだ本の中では、私たちのDNAには原始人イズムが刻まれていることから、どうしたって本能的に『命を守る』ために、ネガティブモードになって考える方が多いそうで、何かとネガティブになる自分を責めたりなんとかしようとしてしまいますが、

どうやら本能的にしょうがないみたいだなぁ

と”知る・分かる”だけでも、ネガティブを悪者にしすぎないで済む…かもしれないですね。
とはいえ、実際にはネガティブな感情に包まれていたり、ネガティブな思考でグルグルとしてしまうときというのは楽ではなくしんどいのですけれど、ね。

今の私はずいぶんと「思考を楽にできた」ことで、考えているという実感があまりなく過ごせるようになりました。
多分、考えていないようにして考えていることはいっぱいあるのだろうけれど、以前は「ネガティブな思考」が強くてしんどかったものが、ネガディブに寄る日もあるけれど圧倒的に「中庸」な感じの思考が多くなったと思っています。

中庸、と書きましたが「フラットな感じ」「可もなく不可もない感じ」というように、ネガティブでもポジティブでもない時間が増えたことで、ゆる―っと楽に構えてられるようになりました。

もちろん、思考する生き物である人間ですから、グルグル考えちゃう日だってあります。
そんな日があってもいいし、続いてもいい。

だって、人間だもの!! ← by 相田みつをさん

で、思考することもネガディブなことを考えることが悪いわけでもなく

思考することで自分が苦しい・しんどくて抜け出したい

という状態であれば、そこから自分を少しでも楽にしてあげられればいいわけで、そのためには「今、ここ」に意識を戻してくることがとっても大事と言われています。
えぇ、流行りのマインドフルネスですね! ← ドヤ顔

って、私は瞑想やらマインドフルネスやらには全くもって通じていませんので、そういった類のことは話せないのですが、先ほども少し書きましたが私たちの思考はネガティブなこともそうですが、前日からの引き続きの内容を繰り返し思考していることが本当に多くて、

めちゃくちゃ過去やら未来を考えて頭を悩ませていて、今を生きていない

んですよね。

私たちの体は「今」を生きているのに、思考は今から離れて過去や未来で忙しくしていて、だからどうやらちぐはぐな状態で疲れてしまいます。

思考をやめたい!
考えるのをやめなくちゃ!
今ここに意識を戻さなきゃ!

と「思考して」なんとかしようとしても、意識って簡単には今に向かえないんですよね。

ほんと、思考ってなんなんでしょうね??

で、手っ取り早く簡単に「今」に意識を戻すのに役立つのが『五感を使う』ということ。

例えばものすごくグルグルと思考しながら歩いていたとしても、目の前の石に気付かずにつまずいて転び、膝を擦りむいたとしたらどうでしょうか?

いったーーー(泣)

と皮膚から痛みの感覚を受け取ることで、一気に思考が「今、この痛み」に集中して、グルグルしてた思考から現実に引き戻されますよね。

ネガティブだけではありませんが、自分が思考し過ぎで頭がパンパン!!という時にも、その思考から一旦自分を切り離して「今」に思考を一時的にシフトさせるためにオススメなのが「ファイブセンス・カウントダウン」というもの。

ファイブセンスは日本語にすると「五感」ですから、5感を使ってカウントダウンしていく楽しくて簡単な「今ここ」に自分を連れてきてあげるためのワークです。

ファイブセンス・カウントダウンのやり方

ストレスフルな思考を感じたら、まずは大きくひとつ深呼吸。
吸って、吐いて、大きく呼吸をした後は「視覚」に意識を向けます。

①視覚:
自分の周囲を見渡して、目に入ったものを”5つ”声に出して言ってみます。
(スマートフォン、ギンちゃん・仁くん、リップクリーム、マグカップ、など)

②触覚:
次は目をつむって深呼吸。手が届く範囲の”4つ”のものに触れ、その感触に意識を向けてみます。
(ざらざらしているとか、温かい、柔らかい、など)

③聴覚:
目をつむったまま深呼吸。耳に入ってくる”3種類”の音を選んで聞いてみます。
(家族の立てる物音、鳥の声、車の音、エアコンの音、など)

④嗅覚:
もう一度大きく深呼吸。今度は鼻に入ってくる”2種類”の匂いを感じてみます。
(カップに入っているコーヒーの匂い、衣類の柔軟剤の香り、ハンドクリームの匂い、など)

⑤味覚:
もう一度大きく深呼吸。身近にある食べ物や飲み物のうち”1つだけ”を選んで口にいれ、しっかりと味わってみます。
(コーヒーは苦さもあるけれど酸味が強い、シュークリームは皮がザラッとしていて甘いクリームとの対比が面白い、など)

* * *

実際にやってみると、なんというかすごく新鮮な気持ちになれるんですよね。

私たちって実は常に思考してそこに意識を向けているので、食べている時や見ている時にも「感じる事をお留守にして思考している」ことが多いので、あえて意識して五感ひとつ一つにフォーカスすることで、普段眠っている感覚が研ぎ澄まされて気持ちよさを感じます。

時間がある時には五感をフルで使うこのワークがおすすめですが、全てをカウントダウン形式でやれなかったとしても、意識的に「ハンドクリームを塗る時にその感触や香りに意識を向けてみる」とか、「仕事中のコーヒーを飲む時にちょっとだけ味覚に意識を向けて感じてみたりする」だけでも、グルグル忙しい思考を感覚を使って休ませることができます。

私たちに備わっている「感覚」を順に使って、そこに意識を集中させてみることで「過去や未来に向いている思考を、今この瞬間」へ勝手に呼び戻せることで、自分とつながりを取り戻せるのがこのワークのとってもいいところだと思っています。
おまけにどこでも手軽に一人で出来ますし、お金もかかりませんから!!

「なかなか思考が止まらなくて…」「思考ばかりでしんどい」という時に、よかったら試してみてください。

これをしたからネガディブにならないとか、グルグルしていた思考が完全にやめられるわけではないけれど(また時間が経つと思考の渦に巻き込まれて、思考がリスタートすることは仕方がないことですものね)、それでも一瞬でも思考が中断できるだけでも気持ちって違います。

そして考え過ぎな自分に出会ったら、優しく自分に言ってあげてください。

どうやら人間って1日に6万回も思考する生き物みたいだから、考えちゃうのはしょうがないみたいだよ。
だから、しょうがないよねぇ。

って。

責めることが少なくなれば、思考しても肩の力が抜けていきます。
そうやって少しずつ、思考する自分を優しく見ることができるようになると、なぜか不思議と思考も緩まっていくんですよね。

寝る前に思考がヘトヘトになっていたら、ベッドの中で目をつぶって深呼吸しながら「夜の匂い」や「夜の音」を堪能してみませんか?
感覚に意識を向けて、少しでもあなたが楽になれる時間がありますように。

おやすみのもんたーーー。

* * *

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