あなたは、自分を傷付けてくる「嫌な人」のことをどれくらいの期間で信用できるようになりますか?
むほほほほほーーー。
シャインマスカットの季節がやってきましたね!!!
先日スーパーで見かけた時に、想定内とはいえ「1房2,500円」の初物を見てひるんで変えずに終わってしまったのですが、若干お値段が落ちてくれた「1,980円」のシャインさんの前でメチャクチャ悩みました。
分かってるの!!
あなたがお高いフルーツだっていうことは。
2,000円前後だって言うことも、理解しているの。
でもやっぱり、私はまだ「シャインマスカットをポイポイ買えるほどの財力」ではないので、売り場でメチャクチャ葛藤するわけです。
豪雨の中の出社当番で、びしょ濡れになりながら会社に行ったご褒美だよ?!
年中食べられるものじゃなくて、季節限定なんだよ!
粒も房もしっかりしていて、高いけれどボリュームあるよ!
一気に食べるものじゃないから、1週間近く毎日幸せだよ!
と、あれこれ自分との対話をして
いいよね。だって私、頑張ってるもん♡
と、厳選して「これがいいかな?」というシャインマスカットをカゴに入れました。
お買い物中もカゴに入っているシャインマスカットを見るたびに笑顔。
私、今日、シャインマスカット買うんだよーー!
とスーパーで叫んじゃいたいくらい嬉しい気分。 ← 叫ばれたら迷惑です
シャインマスカットは甘いのもあって、3~4粒食べるだけで満たされるので1房あると1週間近く楽しめます。
毎日ちょびっとずつ、その度に笑顔でご機嫌を注入できる日々がこれからしばらく続きます。むふふ。
関係ないのですが、ギンちゃんの瞳の色はシャインマスカットみたいにキレイなグリーンなんです!!
ギンちゃんって本当にカッコいいなぁ。 ← 親バカ
* * *
私は今でこそ、自分と仲良くなって自分との信頼関係が築けていますが、自分を思いやろう!自分を大事にしよう!と思って行動するたびに、幾度となく挫折し、自分を否定することを続けて生きてきました。
自分を大事に思うなんて、今世では無理なんじゃないだろうか?
自己肯定感を持つには、何か奇跡が起きない限り無理じゃないのか?
と思うくらい、何をやっても響かず、自分に向かい合おうとするたびに心にスースーとすき間風が通るような虚しい感じにかられていました。
のれんに腕押し。
糠に釘。
というような感じで、何をしても心は固く閉じていて、自分に向き合おうとする私の意思は数日で折れてしまい、「またしてもダメだった…」と落ち込むことの繰り返し。
私はすごく生きづらくて苦しかったからこそ「早く変化したい」「早く手応えが欲しい」と焦っていましたし、そこに全力集中じゃないですが意識を向けて情熱を傾けた分だけ
何で変わらないのよ!!
というもどかしさも感じたりもしました。
そしていつも、1カ月もすると心が折れ、半年も持たずに自分を大事にすることを諦めて、色んな人のブログや自己肯定関連の本を読み漁り『頭でっかちに知識だけはある状態』になっていました。
そして、知識が増えれば増えるほど、行動して結果が出ない自分を責めるという悪循環。
持ち前の”マメさ”を発揮し、何一つ心に響かないのに5年近く「ほめ日記」を義務のように続けて、夜になると「あぁ、また書かないと自己肯定できない…イヤだなぁ。でもやらないなんて最低!」と、自己肯定するための作業で自己否定を繰り返すという本末転倒なこともしていました。
無意識のクセのように自分の粗探しをし、自分のことを容赦なく責めて、挙句「つらいよー」と泣く自分がもう本当にしんどかったなぁ。
さらに「完璧主義」で「白黒すぐにつけないとモヤモヤする派」で、自立しているから泣き言なんて人には言えないし、助けて!なんて口が裂けても言えないし、本当に私はメチャクチャ生きづらさを抱えて生きていました。
そこで、色々やってみてダメだった私は、自己肯定はハードルが高過ぎるから、まずは「自分を受け入れる」を目標にして、そのために自分と仲直りをしたい!という目標を持ちました。
まずは3カ月。
最初のうちはなにも変化がないとしても、とにかくやってみよう。
上手くいかなかったとしても、どうせ「今だって生きづらい」んだし、別に失敗したとしてもその状態が続くだけだし…と、ゆっくりやっていくことにしました。
正直、自分との対話や自分に優しい気遣いを示したり、自分を労ったりという事をしても、3カ月たっても「…」というようなことも沢山ありました。
でもほんの少し、3カ月前よりは自分との対話のコツが掴めたり、なんとなくだけれど自分が労っているのが染みてくるというか、ちょっとずつ私との間にあった氷の厚い壁が溶け始めているかな?というのを感じ、そこからまた変わらずに自分に向き合いました。
さらにそこから3カ月。
半年が過ぎた頃くらいから、だんだんと「自己対話」がクセになるというか身についてきて、それと同時に少しずつ自己否定の言葉よりも自分を労わる言葉をかける意識がついていきました。
そして1年が経ったころ、随分と自分との関係がよくなってきたことを実感できましたが、何か突然ある日に「私は私が大好き!!!」とひらめくように感じたり変化したわけではありません。
気が付いたら楽になっていて、あぁ、私は自分と仲良くなれてきたんだなぁと”気付いた”感じです。
そこからさらに1年。
そしてまた1年。
ゆっくり長期戦で自分に優しさを向け、今の私は「自分の理解者」になれてきたかな??と思えるようになりました。
そしてまたこれからも、終わりなくずっと自分のことを暖かい目で見てあげ続け、もっともっと関係性を深めていきたいと思っています。
当然ながら、自己受容や自分に思いやりを示していたって『ネガティブな気持ちにもなりますし、落ち込むことや不安になること、悩むことも思うようにいかないこと』もあります。
感情は揺れますから、波のようにザッパーンと苦しい気持ちにくるまれたり、女性はどうしても生理周期によってホルモンに支配されて、どうしようもない感情に支配されることだってあります。
でもそれは、ごくごく当たり前のことであって、揺れるのも悩むのもネガティブになるのも”当然のこと”なんです。
だって私たちは完全ではありません。
誰しもがいびつで不完全で、突出した才能もあれば、ビックリするくらい足りない部分もあります。
それが「人間」なんです。
自己否定したくない…と思っていたって、失敗したりうまくいかないことがあればしょんぼりしたり反省して否定的な気持ちを持つことだってあります。
その気持ちを責めたり否定しても、感情は湧き上がっちゃうんだからしょうがないんですものね。
しんどい時や気分があれている時は、やり過ごすだけで充分です。
荒れている海の中に浮かぶ小さな小舟の中で、ただ耐えている状況と一緒ですもの。
しんどい中で頑張っている、それだけで充分です。
* * *
10,000回あなたのことを傷つけたり、
10,000回あなたのに酷い言葉を投げつけたり、
10,000回あなたの「助けて」を無視し、
10,000回あなたが差し出す手を振り払われていたら。
たった1回「大丈夫?私が味方だよ?」と言われて、その人を信じるでしょうか?
あなたをずーーっと無視して、助けを求めた時に「頑張って!」と頑張らせてきたその人が、急に優しい笑みで手を差し伸べてくれても、その手を握り返すのには勇気が要ります。
また傷付けられたら?
またひどい言葉を言われたら?
またこの手を振りほどかれたら?
だから最初は、自分が自分に優しい目を向けても「不信感いっぱい」の自分がいるのが
ごくごく普通のこと
だと思うんです。
毎日ひたすら自分を我慢させて、自分の涙に「そんなんじゃだめ!」と寄り添うよりも頑張らせてきた日々を「年単位」で行ってきたんですもの、ね。
あなたのことを「大事にしてきてくれなかった人」が、あなたの前であなたに謝り、これからはあなたのことを傷付けないようにするし、あたなの助けになりたいと言っていたとして、あなたはすぐにその人を信じ、その声を素直に受け取り、その人と打ち解けて仲良くんなれるでしょうか?
何回、あなたに笑顔と優しい言葉を向けてくれたら、「ちょっと信用してもいいかな?」と感じると思いますか?
* * *
自分が自分に心を開くのも、同じです。
ずっと我慢させたり、自己否定したり、自分を犠牲にして頑張らせたり、何かできた時だけ褒めてあげて…と、自分を後回しにして蔑ろにしてきてしまったら、やっぱり自分に対して「不信感」を持っていて当然ですよね。
そして、それに気が付いて自分と仲直りしたい!と、笑顔と優しさを自分に向けたとしても、自分の心がどこか白けたような気持ちを感じたり、何も響かなかったり、スーーッと引くような感じがあるのだって、当然の反応ですよね?
ずっとあなたは私に「こんなひどいことをしてきたし、いまさら何よ!」って。
「そんなに突然手のひらを返されても、信じられないんだから!」って。
でもそこで、跳ね返されても響かなくても、毎日何度も「あなたのことを蔑ろにしてきたことに気付いて、すごく後悔しているの。ごめんね。これからはあなたの笑顔を応援したいんだよ!」とめげずに何度も何度も暖かい言葉や態度を示し続けてくれたら??
あれ?
この人は本気でそう思ってるのかな?
いやいや、そう言っても私がちょっとでも心を開いたらまた豹変して私を傷つけるんじゃ…
でもちょっとだけ、信じてみようかな…
と、ほんのちょっとずつですが心が揺れ動いて、その人のことを「好意的な気持ち」で見ようとすると思うんです。
でもまだ、気持ちは半々です。
そんな中で、目の前の人は、自分に引き続き暖かい言葉や感謝を届けてくれながらも、うっかり酷い言葉を投げつけたりもします。
そこで「あっ!またクセであなたのことを責めちゃったね。本当にごめんなさい。傷付けちゃったよね。許してください。」と、間違った事や失敗したことを悔いて素直に届けてくれたらどうでしょうか?
あぁ、不完全だし「まだまだキツイ部分」はあるけれど…
この人は私に向き合おうとしてくれているんだな。
この人は私のために頑張ろうとしてくれているんだな。
と思えるようになっていくことで、目の前の人への見方が変わっていくのではないでしょうか?
そう思えるには、どれくらいの時間がいるでしょうか?
1カ月で信じられますか?
3カ月でしょうか?
1年が必要でしょうか?
もう少し時間が必要でしょうか?
自分との信頼関係を作っていくのも、思い立った日が吉日!でいつ行動してもいいものですが、その日の内に自分とラブラブできたり、心通う大親友になる、なんてことはありません。
自分が自分につけてしまった傷に、そっと薬を塗ってあげて手当てをしながら、ゆっくりちょとずつ『自分との信頼関係』を作っていくんですもの。
人によっては心を固く閉ざし、しばらくは何をしても心に響かなかったり、無反応だったり、反発したりする事だってあると思います。
それは、当然の反応です。
塵も積もれば山となる。
雨垂れ石を穿つ。
どんなに小さなものやコトであっても、積み重なると大きな力に変わります。
あなたがあなたに優しい言葉や優しい視線を届けることも、はじめの一滴は、固い石に弾き飛ばされてしまうものかもしれませんが、その1滴がいつしか石に穴を開けるように、あなたを守ろうとしてギュッと閉じてしまった心に、ゆっくりとじわじわと浸透して行きます。
何度手を差し伸べられたら、あなたがあなたを許して信頼してあげられると思いますか?
1回、2回…なんて人はいないですよね?
であれば、自分が自分を信頼できるまでにはちょっと時間がかかりそうね!と、頑張り過ぎずに長期戦で向き合ってあげませんか??
でもきっと、優しさってそんなにずっと拒絶できないと思うんです。
人のために我慢して、誰かのために自分を犠牲にすることができちゃうくらい優しいあなたならなおさら。
すぐには自分と仲良くなれても大丈夫です。
そんなの想定内よ!あっはっはー。
どんまい、大丈夫!めげる必要ないもんねー。
と脳内に明るい笑顔の「平野レミさん」を召喚して、仲良くなりたいけれどなれない自分を笑い飛ばしてあげましょう。
すぐには仲良くなれないと想定しておけば、結果を急ぎ過ぎずに自分に向き合って行けますもんね!
大丈夫です。
私も何十年も自分を否定して生きてきたし、何度だって自分と関係を築くことに失敗してきたけれど、それでも今はようやく「私には私という最高の味方がいる!」と言えるようになりましたから。
ゆっくりで行きましょう。
雨垂れの私!で、スローペースでも大丈夫ですから。
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