妹たちへ ~速度を気にしない事~
こんにちは。
私は雑誌を定期購読したりして愛読しているものはないのですが、時々買う雑誌や美容院・病院・待合スペースなどにある雑誌の中で気に入っている連載記事があります。
●日経WOMAN … 妹たちへ
●Very … 家族のコトバ
という2つの連載は、該当雑誌があると必ず読んでいます。
今年の5月、気になる見出しに惹かれて久しぶりに日経WOMANを買ったのですが、今も「妹たちへ」という連載記事があったのが嬉しく、いつか私もこのスペースに載りませんか??と言われるのが夢でもあります。(← 情熱大陸に出たい!とかセブンルールに出たい!というノリです。)
各方面で活躍されている「少し先の先輩女子」の生き方の振り返りやメッセージが込められている記事は、みんなキラキラ輝いているように見えて、谷のように落ち込んだ時代やもがいていた時代がある事や、壁にぶつかったときにどういう見方をしたのか??など、いろんな考えを見れて刺激をもらえる「自分より少し後輩女子へのメッセージ集」という感じなのが好きな理由。
有料サイトになりますが、日経のサイトでも見ることが出来るようです。(私は見ていませんが…)
そのサイトのリードコピーもとても素敵なんです。
人生には思いもよらぬことが起きるもの。
肩の力を抜いて柔軟に「私の生き方」を見つけていこう
●日経WOMAN × 日経ARIA
https://aria.nikkei.com/atcl/column/19/032600089/
ほんと、よくあるスピーチじゃないけれど、人生にはいろんな坂がありますものね。
上り坂、下り坂、まさか。
私は結婚式の誓いの言葉が好きです。
それは二人で力を合わせて生涯を歩いていくときの言葉ですが、独身の私であっても「私」という大切な存在に対して思い続けていたい言葉でもあります。
健やかなるときも、病めるときも、
喜びのときも、悲しみのときも、
順調な時も、逆境の時も、
富めるときも、貧しいときも、
これを愛し、これを敬い、これを慰め、これを助け、その命ある限り、真心を尽くすことを誓いますか?
思いがけない事が起きることがあって、それは自分が望んでいないように見える事もあります。
愛する人の死や病気といった、自分ではどう手を尽くしても太刀打ちできないものや、自分が招いてしまった問題や、仕事のことや恋のことやお金のことやらあれこれと。
その全てにおいて、肩の力を抜いて柔軟に「私のやり方」で向き合いながら、病めるときも悲しみの時も逆境の時も貧しいときも、決して私を見捨てずに愛を注ぎ続け、慰め、助け、真心を尽くして側に居てあげたいと思っています。
誰よりも強く、いつだって側に居てくれる強力な味方は「自分自身」ですものね。
私も人生において、幾度も「まさか」を転がりました。
そのたびに擦りむいたり、骨折したり、瀕死の重傷で動けなかった時期もあり、『全ての問題は自作自演』とはいえ、ドラマチックな今世を生きると決めてきたんだねぇ~(とほほ)と言いたくなってしまいます。
平凡で安全で穏やかを求めているはずなのに、自立系武闘派女子ゆえに平和がつまらないと思っているのかな??うーん、困ったものです。(くすくす)
日経WOMANからまだお声はかからないようなので、勝手にTTP(※徹底的にパクる)して、ほんの少し前の私のように自分の気持ちが分からなくなってしまったり、生きるのがしんどいと泣いている「後輩たち」に向けて、少しだけメッセージを贈りたいと思います。
焦らない事、急がない事
親愛なる妹たちへ。
あなたは今日、どんな気分でしょうか?
笑えていますか?楽しめていますか?
生きることに精一杯で、何を見ても何も感じられない位、一生懸命、ただ「立っている」状態でしょうか?
悲しみに震えて泣いているでしょうか?
先にも少し書きましたが、私たちは時に道に迷う事があります。
悲しい体験をして身動きが取れなくなる日もあります。
自分が誰かを傷つけてしまって、深い後悔の淵で身動きできない日もあります。
選ばなかった方を振り返って途方に暮れる日もあります。
でも、あなたは今日も自分を助けようと、必死に生きています。
罪悪感を手放そうとしたり、親を許そうとしたり、自分を愛するために色んな挑戦をしたり、頑張る力を緩めることを頑張ったり、悩みを手放すために奮闘し努力しています。
なんとかしたい!
と答えを探して、いっぱい、いーーっぱい頑張っています。
そんな健気なあなたの事を、どうか優しく自分自身で抱きしめてあげてください。
あなたは大切な人です。
あなたは望まれてこの世に生を受けた、かけがえのないあなたです。
誰かがあなたに背を向けたり、繋がれた手が離されてしまったかもしれません。
それでもあなたの価値は何ら変わりませんし、あなたはこれからも今すぐにでも、幸せを感じていい存在であることを、どうか忘れないでいてください。
自分を愛する事をしたい、自己肯定感を上げたい、自分を許したい、この苦しい関係を手放したい。
みんな本当に必死に向き合っていますよね。
お悩みをいただくたびに、真摯なその姿に胸を打たれます。
あなたに贈りたい言葉は「本当に頑張っているよね」という労いの言葉と一緒に次の二つです。
●焦らない事
●変わらない自分を責めない事
苦しみや痛みや悲しみから、早く日常を取り戻したい気持ちは本当に良く分かります。
私自身も毎日砂を噛むような日々の中で、平凡で穏やかで、どうでもいい事を真剣に迷ったり怒ったり笑ったりできる「当たり前の日々」に戻りたくて躍起になっていましたから。
これを飲んだら明日はもう楽に生きられるよ!という薬が発明されないか??と真剣に考えたほど、楽になりたかったし辛かったけれど、その中にいたからこそ自分を愛するという事や自分を受け入れるための「試行錯誤」が出来たのだろうと、今はそんな風に過去を振り返って見れるようになりました。
朝起きて見たらいきなり手放しが出来て心がスッキリ軽くなった!!なんて事は起こらず、日々代わり映えないように見える中である日ふっと「最近なんか楽だなぁ~」と思えるようになった時には、迷い込んでいた光の見えなかったトンネルの先に来ていて、顔を向けると光が見えていたりするんです。
だから、急がなくて大丈夫 。
だから、焦らなくて大丈夫。
って言われても、私も急いで楽になりたいからと「手放しセミナー」などにもガンガン参加しました。
そして、こんなに必死なのに、こんなに真剣に向き合っているのに全然手放せないし苦しいし…って泣いた日が何日もありますから、急いで焦ってしまうあなたのその気持ちはとてもよく分かります。
前のめりではあったし、その時は手放せなかったとしても、自分を助けたいと思って行動し、セミナーに参加した事は良かったとしか思っていませんけれど、ね。
私は自分の答えを一つ選ぶのに2年半もかかりました。
だから、ね。
無理に答え求めても出ないときは出ないんです。
その時間、どうせならちょっとでもラクに楽しいことをして待ちましょうよ。
「肩の力を抜いて柔軟」に自分を寛がせてあげながら、ゆっくりゆっくり、歩きましょう。
大丈夫だから。
根拠はないけど大丈夫だから。
変わらないように見えて、何も前進していないように見えて、あなたはちゃんと進めています。
自己肯定の道も、自分を愛する作業も、自分の価値を受け取る事も、依存や執着を手放すことも、そんなのすぐになんてできなくて当然ですから。
時間がかかるのであれば、マイペースに行きましょうね!!
あなたの心が傷付いているなら、まずはそこに薬を塗って絆創膏を貼りましょう。
辛いときは助けて、って言っていいんです。甘えましょうね。
歩けるようになったら、自分の歩幅で歩きましょう。
人と比べる必要なんて無意味です。
自分は、自分です。
あなたを愛する事を諦めさえしなければ、必ずあなたと良好な関係を築けますから。
親愛なる妹たちへ。
あなたたちは、きっと大丈夫。