いっぱい迷って、いっぱい悩んで。でも大丈夫!決めたら想像なんて超えて現実は動くから。

それなっ!!
ほんといつも長くなっちゃうのが悩み…なんだけれど、でもまぁ、それが…
マミコ・スターーーイル、だもんね♡(自己受容)
* * *
仁くんは会陰ヘルニアでおしっこが出なくなり、慌てて病院へ駆け込み排尿処置をしてもらう日々が続きました。
手術ができるのが一番いいけれど、セカンドオピニオンで麻酔専門医のご意見をいただき、リスクがあると言われたら納得してカテーテルと装具を選ぼう。
まずは、ご紹介いただいた「麻酔のご指導をされている先生」の病院へ問い合わせをしましたが、返事を待っている間に仁くんの症状が悪化。
さて、どうしよう…。
ご紹介いただいた先生は、麻酔・集中治療のコミュニティー(勉強の場)でご指導されている方で、そこで学んだり認定を受けている病院のリストがあるのを見つけました。
このコミュニティで学ばれている「麻酔専門医」の先生に、セカンドオピニオンでご意見をもらおう!!
残念ながら、新潟とその近県に該当する病院はなし。
更に範囲を広げて…と調べだしたところで
持病や年齢を理由に麻酔を諦める前に相談していただければ
という、あの言葉にまた出会い直しました。
以前も、みなとまちアニマルクリニックさんが近くだったら、診てもらいたいって思ったっけ。
静岡は遠い…
遠いけど…
google mapで検索してみたら、行けない距離じゃなさそう!!!
とはいえ、病気の仁くんを連れていくので、長旅は負担にもなります。
病院や先生の情報を得るにしても、ホームページやブログを見るくらいしかできませんし、あれこれ考え過ぎて思考がふわふわしている中で、判断する力も怪しい状態。
でも、直感的に「この病院で診てもらい、納得して選択したい」と思いました。
たぶんきっと、パソコンやスマートフォンという「無機質」なもので見ているホームページやブログでも、その人や組織が持つ『誠実さ』が漏れ出していたからなんだと思います。
正直さ、まっすぐさ、不器用でも大事にしているものがあること、暖かい気持ちや、芯のある信念は、きっとちょっとした余白や隙間から、隠していてもにじみ出る様にして届くんだろうな、って。
類は友をとか、引き寄せとか、不思議なご縁とか…
周波数というのかなぁ。
自分が必要としているものだから、自分のアンテナが「ピン」とくるのかもしれませんよね。
そして本当にその通りで、自分が「ここがいい」と思って行動したら、本当に奇跡のような展開が開けていきました。
* * *
実際に連絡したときから、ホームページやブログから伝わって来た印象そのままに、「親身であたたかい対応」をしてただき、セカンドオピニオンをしていただくことに決めました。
そして、セカンドオピニオンを受けることと手術に関する話を、かかりつけ医の先生にも相談しました。
やはりリスクは「麻酔」であり、かかりつけ医には麻酔専門医がいないので、手術が可能であれば専門医のもとで手術が受けられたらいいですね、という言葉と共に
術後の通院やケアは、この先も当院でしっかり対応しますよ!
という言葉ももらいました。
いろんな人に相談し、悩んで迷って、できることをしてから腹を括ろう。
そう思って自分が「こうするんだ」と決めると、たくさんの助けや援助があり、物事って本当に動いていくものなんですよね。
そしてこの時にはっきり決めたのが、
・セカンドオピニオンをする
・麻酔専門の先生から手術は難しいと言われたら、迷いなく装具とカテーテルを使う
・手術が可能なら、みなとまちアニマルクリニックさんにお願いしたい
というものでした。
* * *
とか言っておきながら、いざ実際に病院へ行くまではドキドキしていました。
行ったことのない静岡の、行ったことない場所にたどり着けるのだろうか?
セカンドオピニオンで悲しい気持ち(受け入れてもらえなかったり、話が伝わらなかったり)することにならないだろうか?
でもそれは、杞憂に終わりました。
みなとまちアニマルクリニックの大山先生始め、スタッフの皆さんはとても暖かく不安に寄り添ってくれて、診察も手術についての相談も、丁寧にいろんな角度から考えてくださいました。
みなとまちアニマルクリニックを受診するきっかけになった麻酔の先生の話をしたところ、なんと連絡を取っていただき、仁くんのために検査結果や症状を相談してくれたそうです。
すると…
その麻酔のすごい先生(語彙力…)が麻酔を担当してくれる!という話まで飛び出しました。
残念ながら、日程の都合や場所の関係でお願いすることはできなかったのですが、大山先生に麻酔をお願いして手術をすることに決まりました。
そしてそして…
仁くんの会陰ヘルニアはかなり悪化していたこともあり、麻酔のすごい先生だけではなく
外科のすごい先生(語彙力…)がわざわざ出向いて執刀していただけることに!!

目に見えないたくさんのご縁が紡ぎ出されて、仁くんは思いもしないような「専門性の高い先生」から病気を治すための力を貸してもらえることになりました。
こんな展開があるなんて、ちょっとだって想像がつきませんでした。
決めると動く。
そして動き出すと、自分の想像なんて遥かに超えたことが平気で起こるものだというのを、仁くんが教えてくれました。
仁くんは、本当にすごい子だなぁ。
奇跡のような展開を手繰り寄せちゃんだもん。
* * *
診察や検査結果をもとに、麻酔・外科の専門の先生のご意見でも
手術は可能だろう
と言っていただけて、手術日についてだけ後から調整することにして、新潟へ帰りました。

手術を受けると決めましたが、膀胱が飛び出している状態のため、いつまたおしっこが出なくなるか分かりません。
日中、病院へ駆け込める時間ならいいのですが、排尿トラブルはいつ起きるかは予測不能。
深夜や早朝など、処置をお願いしたくても難しいこともあり、それが悩みの一つでもありました。
動物医療グリーフケアの認定同期の皆さんに、カテーテル留置の相談をした際に『自分でカテーテル処理をすることも可能だよ』と教えてもらっていたので、手術までの間に自分で処置できないか?と相談しました。
大山先生は、お忙しい中でも丁寧に時間をかけて処置方法を教えてくれて、動画も撮らせてもらいました。
おかげで、手術までの1週間の間に『2回』、おしっこが出なくなるのを自宅で解決することができました。
かかりつけ医では、「カテーテル処置は難しいので、おしっこが出なくなったらすぐに病院に来て処置しましょう」と言われていたので、自分ですぐに対応できるようになったことで、うんと安心感が増しました。
でもね、処置する際に手は震えて汗だくになって、めちゃくちゃ緊張したけれど、ね。
* * *
新潟に戻って間もなく、大山先生から手術候補日の連絡をいただきました。
その際、外科のすごい先生に来ていただくことになっていたので、手術費用を確認させてもらったのですが
事前に伺っていた会陰ヘルニアの手術代にプラスして、外科の先生の飛行機代のみ。
さらに、入院についても提案をいただきました。
仁くんは高齢なので、しっかり術後管理をした方が安心なこと。
新潟までの移動が負担にならないよう、体力が回復してからお迎えに来た方がいいこと。
病院でしっかり術後ケアをするので、1週間ほど入院するのはどうか、と。
手術内容的に、入院は3日程度と言われていましたし、当然ですが長く入院するとその分入院費用もかかります。
でも、仁くんのことを考えると、何かあってもすぐに処置してもらえる環境の方が安心です。
ありがたい提案の通りにするとお返事した後、先生から驚きの言葉が。
病院側が「様子を見たい」と言ったことで入院期間が長くなったものなので、延長した分の入院費用はいただきません、と。
なんか、色々すごすぎて、泣きそうでした。
仁くんのこともそうですが、手術を終えて仁くんに面会から私は新潟に戻り、退院日にまたお迎えに行くという話をしていたので、遠方で平日に行き来するのが大変だろうという配慮もあったと思うんです。(実際、そんなことも電話の中でチラッとお話くださいました)
そういったことが、全部全部、すごく温かくて。
いい先生・いい病院に出会えたなぁと泣けました。
* * *
はっ!
ここまでもまた、とっても長くなってしまいました。
うーん、上手にまとめて分かりやすく書きたかったのだけれど、どうにも下手です。
ということで、続きはこちらから!!
