ウダウダ悩む時間があってもいい。悩むのがしんどくなって行動できるようになったから、仁くんの手術が決まりました!

こんにちはー。ちはー。ちはー。(安定のひとりやまびこ)
気がついたら前にブログを書いてから、まるっと1週間が過ぎていました。
時が立つのが早くて、恐ろしや…。
「ちょっと聞いてーー」と言いたい話が、もうほんとにたんまりあるのですが、この1週間は本当にバタバタしていて、メンタルも乱高下でとびきりしんどい時間でした。
私は「決める」のがとにかく苦手。
めちゃくちゃ石橋を叩いてからじゃないと決められなくて、決めるまでにあれこれ考えてグッタリします。
変化が嫌い、というか「変化が怖い」んです。
だから、自分にとっては変化した方が状況が良くなるというようなことであっても、先をあれこれ趣味レーションし不安要素を見つけてきて、「やっぱり怖いーー」と、現状にしがみつこうとします。
これはきっと、私の得意分野である『執着』にもつながるものなんだろうなぁ。
なので、決めなくちゃいけない状況に追い込まれたり、現状が脅かされるというのが、本当に苦手。
でも、生きていると思いもしないような決断を迫られたり、自分では安定を求めているはずなのに、周りが勝手に変化して飲み込まれるようにして変化を受け入れるしかなかったりして、その都度、悶絶しながらも少しずつ折り合いをつけて今に至っています。
* * *
この一週間、一番悩んでいたのが仁くんの会陰ヘルニアのこと。

お尻の脇のヘルニア部分に膀胱が飛び出してしまい、おしっこが出なくなることを繰り返すようになりました。
おしっこが出なくなってすぐにカテーテルで処置してもらうと、幸いにもその後は自力排泄できるようになるのですが、また突然おしっこが出なくなる。
仁くんがトイレに行く度に、きちんとおしっこが出ているかを確認し、時間をメモ。
もし次にトイレに行った際におしっこが出なかったときに、前のおしっこから何時間たっているかによっても、緊急度が違ってきます。
仁くんは夜中と明け方にもトイレに起きるので、それに合わせて私も眠い目をこすって起きるため、万年寝不足。
寝不足な状態って身体もしんどいですが、引っ張られるように
メンタルにも影響大!!
全然ポジティブな思考にならいし、疲れているから思考が散らばってまとまらないし、小さな不安が巨大に感じられて潰れそうになるし。
ちゃんと寝るって、自分を安定させるうえでもメッチャ大事なんだと、改めて痛感しました。
* * *
決めるのが苦手…な私が直面していたのは、仁くんの治療方針をどうするか決めること。
●会陰ヘルニアは、外科手術以外は全て対症療法
●薬で治ることはない
●進行性で悪化していくもの
●膀胱逸脱で排尿障害あり
●15歳という年齢ゆえに、かかりつけ医では手術不可
●緩和ケアとしてカテーテル提案
●会陰ヘルニアを楽にする「会陰コルセット」を問い合わせてもらう
というのが、1週間前の仁くんの状態。
そこからまた数回、おしっこが出なくなり病院で処置してもらっている間に、主治医が東洋装具さんへコルセットについて問い合わせをしてくれました。
・オーダーメイド(獣医さんで計測)
・装具なので、擦れて傷ができるなどの可能性がある
・基本はつけたままで過ごす
・コルセットがあれば排泄が楽になるとは思うが、治るわけではないので「使ってみないと」仁くんに合うかは断言できない
年齢的なことも考えて、やはり手術で負荷をかけたり痛い思いをさせること、健康な臓器への負担もあるとなれば、コルセットやカテーテルを使って排泄サポートをしながらこれからを過ごすのかいいのかな…。
でも、排泄のたびに苦しそうにする姿や、力を入れることで咳き込んでしまい、その咳がきっかけでますますヘルニアがひどくなる悪循環をどうすることもできないのか…。
カテーテルでは、いくら気をつけていても細菌感染してしまうこともありますし、そうなると感染症のつらさも加わってしまう…。
仁くんが仁くんらしく、少しでも快適に過ごせるために、何かできることはないのだろうか?
何度も同じことをグルグル、グルグルと考えては悶絶する日々を送っていました。
…って、こうやって悶絶するのは、私の中で本音を押し殺していたから。
叶う・叶わないは別として、私の本音は『手術が受けられるなら受けさせてあげたい』『生きる上で必要な排泄に痛みや苦しみがあるなら取り除いてあげたい』というもの。
もちろん、年齢や持病があって手術ができない場合ならば仕方がありませんが、諦める前に私がやれそうなことをやってないんじゃない??

「手術は無理だろう」「でももしかしたら…」と、ただグルグル思考していても私は医療者じゃないので答えなんて出ません。
なので、他の先生のご意見をもらってみることで、納得してこれからの治療方針を決めよう!!と、セカンドオピニオンをお願いすることにしました。
動物医療グリーフケアで同期の動物医療関係者の皆さんに、LINEでご意見をください!と助けを求めたところ、麻酔リスクについてもう少し調べてみたらどうか?と言ってもらいました。
そこから個別に麻酔に関する情報をいただいたことがキッカケで、当初問い合わせていた病院ではありませんでしたが、私が一番セカンドオピニオンをしてもらいたいと思えた病院があったので、電話で連絡を入れてみました。
セカンドオピニオンで麻酔に関する相談もOK!と言っていただいたので、主治医にその旨を話し、近々意見をもらってきます…と言った舌の根も乾かぬうちに
少しでも早い方がいいに決まってる!!
と、日曜日の早朝に新潟を出て、お昼前に静岡の病院で診察をしてもらいました。
日帰り予定かつ、私がセカンドオピニオンの内容を聞き漏らしたり失念することがないように…と、妹にもついてきてもらうことにしました。
(母も静岡に行ってみたい!とついてきてくれて、日帰り弾丸旅行みたいな感じになりました)

私がセカンドオピニオンを受けたいと思っていた動物病院は、静岡にある「みなとまちアニマルクリニック」さん。
実は、仁くんが会陰ヘルニアと言われた昨年の夏に、手術はできないのだろうか?と調べたときに、近くならばこちらで診てもらいたい!!と思っていた病院。
ですがこの当時は、会陰ヘルニアでも脂肪が飛び出ているだけであれば手術のリスクは犯さなくてもいいという主治医の言葉と、実際に仁くんの生活に支障がなかったこともあり、連絡をして受診するには至りませんでした。
引き寄せ…ではないけれど、自分の本音のために行動してみると、不思議なことに『思いもしないご縁』で繋がっているんだ…と、ものすごくビックリする嬉しい展開があったのですが、この話は長くなりそうなので、また改めてまとめて書かせていただきます!(匂わせのおまみ)
みなとまちアニマルクリニックさんには『麻酔科獣医さん』がいて、麻酔に関する相談ができる…だけではなく、動物への目線がとても優しくて誠実に感じられていたこともあり、ギンちゃんについても気になるところを診察してもらおう!と連れて行きました。
「ゴロゴロ音が少し湿った感じがする」「ゴロゴロの最後がかすれるような感じが気になる」という、分かりにくい内容であったにも関わらず、ひとつひとつの話に真剣に向き合っていただき、おかげで不安に思っていたことがスーッと楽になりました。
100%の解決策や答えが見つからなくても、「分かろうとしてくれる」「優しく寄り添ってくれる」そういう環境や人たちがいてくれるだけで、すごく楽になるんだということを肌で感じることができました。
仁くんの手術に関しても、麻酔のリスク以外にも、年齢や持病の状態から「緩和」を選ぶ方がいいのかどうか?ご意見をもらうことで「決めよう」と望んだのですが、検査や診察を経て
麻酔をしても大丈夫そう!!との結果。
そこに加えて、ヘルニア自体が大きいことと筋肉が年齢ゆえにもろいこともあり、より高度な外科手術ができる先生に連絡を取っていただき、執刀OKのお返事をもらってくれました!!!
そしてもう一つ、ご縁…というか、私が動物医療グリーフケアのグループに助けを求めた際にご紹介いただいた『麻酔のスペシャリスト』の先生に、ホームページから問い合わせをしていたものの、お返事をいただけずにいましたが、みなとまちアニマルクリニックの先生が仁くんの状態を説明してご意見をもらってくれて…
麻酔のスペシャリストの先生と、高度な外科手術ができる先生で、仁くんの手術をしてくださる
という、まさかまさかの展開に!!!
この「ご縁」の部分は、もっとしっかり書きたいので、この話は今日はザックリで、詳細は後日。(先ほどの匂わせは、ここにつながりますが、やっぱり匂わせで終わります)
ちょっとだって想像もしなかった、思いもしない流れになり、引き寄せならぬ「本音の行動」「自分が大切なもののためにやれることをやってみようとする」ということが持つ力の大きさに驚愕しました。
自分の想像しているものなんて、はるかに超えてすごいことが起きちゃうものですね。
しかも、とてもトントンと、いとも簡単に。
その後、手術の日程調整などで「麻酔のスペシャリスト」と呼ばれる先生ではなく、みなとまちアニマルクリニックの先生に麻酔をしていただくことに決まり
今週末、3月8日に仁くんの手術が決まりました。
手術日を決めるための電話の中で、「麻酔の権威の先生ではないので…」というようなことをおっしゃられたのですが
いえいえ!!
私は先生に麻酔をお願いしたいと思って、こちらの病院に行ったので…
いやむしろ、先生が担当してくださることで、安心してお願いできちゃいます!!
どうぞ、仁くんのことをよろしくお願いします。
そして、「麻酔が大丈夫そうということで手術を受けることを決めました」と主治医にも伝えると、気持ちよく応援していただき、術後もまた色々お世話になることをお願いしたところ、もちろんです!!と笑顔で請け負っていただけました。
* * *

病気やケガなどせず、手術の必要がないのが一番ですが、仁くんと暮らす日々の中で「仁くんが日常を苦しみが少なく暮らせるように」と、悶えながら考えて手術を受けると決めました。
100%安全な手術はありませんし、仁くんは気管支が弱く高齢というリスクもあります。
どうかどうか、無事に手術をが終わり、術後の回復が進み、これまで通りの「何でもない私たちの日常」を過ごせますように。
ブログを読んでくださっている皆さんに、お願いがあります。
仁くんの手術の無事を祈っていただけたら嬉しいです。
祈りの力を、愛ある優しい力を貸してください。
祈っていただけたら、3魂揃ってその温かい愛にホカホカしてニッコリしちゃいます。うふふ。
週末に向けて、サラリーマンの仕事もバタバタしているのと寝不足とで、ブログが書けるかは分かりませんが、また少し落ち着いたら、匂わせていた「ご縁や引き寄せ」の話や、落ち込んだことや、落ち込んだからこそ大事にしたい事が見えたよ!とか、書きたいことはいっぱいあるので、またお付き合いください!!
ということで、おやすみなさい。
春のような暖かさだと思っていたら、今日も明日も寒い冬に逆戻りしたような天気のようですので、あたたかくして怖い夢を見ずに朝を迎えられますように。