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【ココロノマルシェ】小さい頃から「ずるい」という感情が頻繁に湧いてきます。

のばー、のばー

こたつを設置してしばらく経つ我が家では、おこた大好き兄弟がこたつの中でホカホカに温まり、その後、こたつから這い出して「のばー」っと倒れている姿が目に付くようになります。

今日もこたつから這い出して思いっきり伸びているギンちゃんがいました。
なんだか見ているだけで笑顔になれます。
のばのばしてもイケメンなんて困ります!

こたつでのぼせた我が家のイケメンをご紹介した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

頻繁に湧いてきます。
小さい頃からそうでした。

羨ましいなら素直に口にすれば良いものを、モヤモヤとした嫌な感情と共に「ずるい」が溢れてきます。
親しい人にはずるいと直接言ってしまい、雰囲気を壊すことも…。

羨ましい、私も入れて、いいな、など素直な言葉ではなく、何故ずるいが出てくるのでしょうか。

本当に小さなことです。
〇〇さんとご飯に行った、〇〇さんからもらったんだ、など…。
ただ、除け者にされた時によく出てくる気がします。

いいなー、今度は私も^^
と素直に言えるようになるには、どうコントロールすれば良いですか?

よろしくお願いします。
ご相談:いろりさん

いろりさん、こんにちは。
「ズルい」「モヤモヤする」という気持ちを感じるのって、楽しい気持ちではありませんから出来ればその気持ちを手放したいと感じますよね。

> 本当に小さなことです。
> 〇〇さんとご飯に行った、〇〇さんからもらったんだ、など…。
> ただ、除け者にされた時によく出てくる気がします。

いろりさんは「除け者」という言葉を使っていますが、除け者ってどんな人を指すのか、辞書を調べたら【仲間から遠ざけられた者。仲間はずれ。】という意味がありました。

いろりさんは、除け者にされたと感じているのですから、他の人の話を聞いている時に「疎外感」を感じているのではないでしょうか?

疎外感とは、人の輪の中にいる時に「自分が排除されている」と感じる気持ちです。

・いつも孤独でひとりぼっちだと思う
・自分は必要とされていないと感じる
・いてもいなくても一緒だと思う
・評価されていないと思う

このような時に、私たちは疎外感を感じます。

この「疎外感」を感じる時の気持ちを見てみると、自分の価値を感じられていないと思いませんか?

本当は私のことを大事に扱って欲しいのに、私には大事に扱われる価値がないから除け者にされちゃうんだ。
そんなの悔しいし、ムカつくし、いやだ!!
って、周りの人に対して「私のことを大事にして欲しい・私のことを見て欲しい」という気持ちがあるから、私が知らない話を聞くと「仲間外れにされたみたいでズルい」と感じてしまうのではないでしょうか?

そして実際には、周りの人たちがいろりさんのことを本当に除け者にしている訳ではなく、いろりさんが「そう受け取ってしまう」「感じてしまう」だけなんですよね??

私だけ、他の人から距離を置かれているような気がする。
なんで、私は誘ってもらえないんだろう?

それは「誘われない」=「私は選ばれない」と傷ついて、心が拗ねて泣いているのだろうと思うんです。
自分が大事にされていないと感じれば、自分のことがとってもみじめに思えますし、奈落の底に落とされるような感じがします。

私は仲間に入れてもらえない、選ばれないと感じる気持ちの奥には「無価値感」という自分には価値なんてないという思いがある場合が多くみられます。
また、私は選ばれないという思いがムクムクと沸き上がるのは、日頃から「私はどうせ見捨てられる」という不安を強く持っていたり、自分が自分の存在を否定して見ている場合もあります。

いろりさんは「子供の時からズルいと感じる気持ちが強い」とありましたから、過去に体験してきたことで傷つき、無価値感や見捨てられる不安などを持ってしまったのかもしれません。
それらの過去の体験を癒していくことも周りの人への「ずるい」という気持ちを手放すのに役立つとは思いますが、

いろりさんが自分のことをちゃんと認めてあげる、自分のことを大事に大切に扱ってあげることが出来ると、瞬間的に「ずるい」と思う気持ちに変化が出てくると思います。

自分を承認して、自分を肯定しましょうという事なんですけれど、ね。

また、周りの人との比較をした時に「ズルい」という感情が湧きやすいという事からも、自分よりも周りの人が大事にされていて大切に扱われている、という気がしているのかもしれません。

それはきっと「私のことも大事にしてよ」といういろりさんの心の声なんだと思うんです。

だからまず、いろりさんがいろりさんの事を「大事に大切に」してあげましょう。
いろりさんの価値をいっぱい見てあげましょう。

私たちは不思議な事に、自分を扱うやり方で人からも扱われます。

自分のことを丁寧に、蔑ろにせずに大事に扱ってあげると、周りの人もいろりさんを丁寧に大切に「価値ある存在」として扱ってくれます。
いろりさんが自分の存在や価値を承認してあげれば、周りからもいろりさんの事を承認してもらう事が増えていきます。

だから、周りから与えてもらうより前に「自分が自分の価値を見つけてあげて、蔑ろにしたり自分を見捨ててしまわずに、自分に愛情を持って自分を受け入れていってあげる」事をしてあげましょう。

「ずるい」という言葉の奥には「公平に扱われるべき」という【べき】という思いがあります。
「~べき」という言葉は、自分の中にある「正義」や「正しさ」というルールがあって、それを周りの人にも同じように当てはめて欲しいと感じている時に出てきます。

周りの人たちに対して「いいなぁ、羨ましいなぁ」と感じるはずの気持ちが、「ずるい」と妬みや膿を持ってしまう時というのは「私は正しいし、私は間違っていない。周りが変わるべきだ!」という相手に変わって欲しい、相手に承認されたいという願いが強い時。

公平に扱ってもらえない = 私は被害者だ!

と傷つけられたと感じて、悲しい気持ちになるんですよね。
だからこそ「除け者にされた」って感じちゃうんですものね。

> いいなー、今度は私も^^
> と素直に言えるようになるには、どうコントロールすれば良いですか?

過去に心と脳ネットワークについてついて書かれた「大嶋 信頼さん」という心理カウンセラーさんの本を読んだ時に、誰かに嫉妬している(妬ましいと感じている)時の脳について書かれていました。

嫉妬や妬ましいと感じている時は、脳内の神経ネットワークが過剰に活動しているのだそうで、脳内で海馬と呼ばれる領域に刺激が加わることで『子供の時のような精神状態になる』というようなことが説明されていました。

子どもって、羨ましいと感じることを「お兄ちゃんばっかりズルい」「こっちのケーキのほうが大きくてズルい」というように「ずるい」という表現をしますよね?

なので、ずるい!!と気持ちが湧き上がってきたときに「あぁ、ズルイって感じているという事は、子供のスイッチが押されちゃったんだね」と、言葉に出す前に一呼吸置いて自分を見てあげることで

ズルいんじゃない、羨ましいんだ!

と考えてあげるだけでも、ズルイと思う気持ちの芯の部分を見つけてあげやすくなるかもしれません。

脳が敏感に反応しちゃったんだな…と気付いてあげることに加えて、自分のことを自分が丁寧に、大事に扱ってあげること、嫉妬したりズルいと妬ましい気持ちを持つ自分のことも「肯定してあげる」自己肯定感を高めていくことも、ズルイと思う気持ちを和らげてくれる力になります。

受け入れられていない、と感じるから「不公平だ」「ずるい」と思うんですものね。
私にも大事な価値があって、私のこともちゃんと見てよ!私をちゃんと扱ってよ!という気持ちがせりあがってくるから、モヤモヤしちゃうんですものね。

自分が自分を受け入れて、ちゃんと自分にある価値を見てあげましょう。
そうすることで、周りに振り回されずに、誘われていなくても、気にかけてもらってないくても、自分はなんら問題がないと自分を信頼して妬ましい気持ちを持たなくても良くなります。

私たちは自分に対して思うのと同じ気持ちを、周りの人を使って感じることをしています。(心理学でいう投影というものです)

周りから大事に扱われていない、私はないがしろにされて除け者にされているという「メガネ」をかけて自分自身を見ることで、自分には価値がない・愛されないと感じてモヤモヤします。
モヤモヤしてずるいと感じるという事は

もっともっと私を大事にして愛して欲しい

といういろりさんへの思いが内側から溢れているのだろうと思います。
自分が自分の価値を否定してしまったり、自分を嫌っている限り「もっと!」という周りへの承認を求める気持ちはなくならずに大きくなっていってしまいます。
常に人を通して自分の価値を受け取ろうとしても、欲しいものを与えてもらえるとは限りませんから、ずっと足りない思いを抱えてモヤモヤしてしまいます。

だから、自分のことを好きになってあげる努力をして、自分のことを受け入れていってあげてください。
自分を肯定できると、周りの事もどんどんと肯定していけるようになります。
肯定出来れば、妬ましい気持ちは「羨ましいな!いいな!」という思いに変わっていきます。

除け者にされていると感じるのって「悲しいですし」「みじめな気持ち」になりますものね。
そんな悲しい気持ちをいつまでもいろりさんに持たせ続けたくないはずですから、少しずつ、ちょっとずつでいいので、自分のことを受け入れて行けますように。

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