【ココロノマルシェ】過去も今も何があったわけでもないのにボロボロで気力がなく何もしたくありません。
甘酸っぱく、時に少し刺激的なピリリとした感じのあるパイナップル。
カットフルーツで売られているものを時々買うのですが、先日スーパーに行ったら
丸ごと1個で198円
という大特価に興奮!!
上手に剥けないという欠点はあれど(どこまでカットしていいのかイマイチよく分からない)、食べ頃はいつかなぁ~と様子を見る事2日目。
クンクンと嗅いでみると甘いパインの香りが感じられて、硬かった皮も気持ち柔らかくなってきたような気がするので、明日には食べ頃かな??と睨んでいます。
昨晩、実家にご飯を食べに行った際についていたテレビで「パインの上と下では糖度が1度近く違うので、食べる前に上下をさかさまにして糖度をいきわたらせるといい」という事を八百屋さんが言っていたので、明日は食べる1時間くらい前に逆さまにしてからカットしようと思います。
パインの食べ頃を今か今かと待っているという私の日々の事を勝手に発表した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
過去も今も何があったわけでもないのにボロボロで気力がなく何もしたくありません。
昔よく自分の状態を伸びきったゴムのようだと感じてましたが今は摩耗しきって切れてしまい、修復するにも素材自体の劣化が激しく使用不可能で処分待ちという感じです。
小さな挫折は人並みにはありました。
受験や就活の失敗、チャンスを何度となく活かせなかったとか。
両親とも健在で経済的には裕福ではありませんでしたが人並み(中流の下の方)
虐待や過干渉はありませんが、母と私で親子逆転はあったと思います。
うちの家族は父と私が親で、母と兄が子供という感じです。
こんな摩耗状態で気がつくとオールドミスで仕事も這うようにやっており離職が多くここ数年は貯金も貯まらずここ状態で違い将来、親の介護をしなければと思うと逃げたくて仕方がありません。
ご相談:コニインさん
コニインさん、こんにちは。
何もしたくない!と疲弊している気持ちの中で「自分の気持ちを書いてみよう」とココロノマルシェに今の気持ちを届けていただき、ありがとうございました。
> 過去も今も何があったわけでもないのにボロボロで気力がなく何もしたくありません。
何かした方がいいのかもしれないけど動けない…
今、どれだけ悩み、どんなことを抱えているのかコニインさんのことを分かってくれているのは誰でしょうか?
お友達??
ご両親??
職場の同僚??
いいえ、違いますよね。
コニインさんが一番よく、コニインさんのことを知っているはずです。
そのコニインさんが『なにがあったという明確な理由はなくとも、ボロボロだと感じていて何もしたくない』と言っているんですもの。
今は何もしないでいる時間に身を委ねておく
のが最善の選択なのではないでしょうか??
そもそも、何かをするほどの力が湧いてこない状態でしょうから、何かをしようにも「出来ない」という現実的な面が強いのかもしれませんが、そうするしかできないならば「しょうがないよねぇ」と自分に対して言ってあげられたらいいんですよね。
とはいえ、何もしたくない事が「悩み」に上がってきてしまう状態ですから、本当は何かをしなくてはいけない!!と自分を追い込む思考や、このままではいけないという漠然とした焦りや自己否定のきもちがあるのかもしれませんから、その状況の中で、自分の現状を受け入れる(自己受容)というのは、分かっているけど難しい!!んですよね…
> こんな摩耗状態で気がつくとオールドミスで仕事も這うようにやっており離職が多くここ数年は貯金も貯まらずここ状態で違い将来、親の介護をしなければと思うと逃げたくて仕方がありません。
摩耗状態が継続している中で、這うようにしながらでもお仕事に向かわれる事を「偉い!!」「よくやっている!」とどれくれい褒めてあげているでしょうか??
コニインさんはご自身の事を「伸びきったゴムのような状態」と表現してくれましたが、ゴムが伸びきるまでにはうーーんと強い力を継続してかけ続ける必要があります。
特にこれといった大きな原因はなくとも、日々の小さな「頑張り」「我慢」が続けば、だんだんとゴムが伸びていき、ある時ゴム本来が持つ力が失われてしまい、引っ張ったり縮めたりと力加減を変えて見てもうんともすんとも言わなくなってしまう事はおかしなことでもなんでもないと思います。
ゴムの持つ力の強さも、人それぞれで「屈強」なゴムもあれば「繊細」なゴムだってあります。
そこにはいい・悪いはなく、単なる違いでしかありません。
・仕事は生活の為になんとか這うように行っている
・気が付いたらオールドミスと言われる年齢になっていた
・疲弊しやすいがゆえに幾度か仕事を変えたことがある
・今の所困らないが、未来に安心できるほどの蓄えがない
コニインさんが書いてくれた文章から書き出したものですが、まずはこれを「これが今の私なんだ」って認めちゃいましょう。
そこに「いい・悪い」のジャッジは不要で、ただ淡々と「今の私」の立ち位置・現状を知るという意味で認めてみます。
そしてこれらの「事実」を元に、コニインさんが何をダメだと思って自分にダメ出ししているんだろう??と紙に書き出してみてください。
・仕事に這うようにしてしか行けない事の何がダメだと思っているの??
・年齢を重ねる事に何か問題はあるの??
・自分に向いていない場所から移動して仕事を変える事はいけない事なの??
・将来の蓄えは、これから作ろうと思えば作れるけれど、それじゃダメなの??
出てきた答えの中には、頑張りたくても頑張れない自分を「叱責する」ような声が隠れているかもしれません。
また、「○○でなければいけない」というルールがあり、今の自分では足りていないからダメなんだという、強い否定の気持ちもあるのかもしれません。
人間、誰だって疲弊せずに活動したいと思いますが、体力も疲労の感じ方も個人差があり、どうしようもないものです。
他の人には出来る事であっても、自分にとってはしんどいと思う事があった時、人と比較して自分を責めてしまったらとてもつらいものがあります。
100m走をボルト選手のようなタイムで走れる人もいれば、100m走り切れずに肩で息をする人だっています。
走り切れない人に向かって「10秒以内じゃなきゃダメだよ!!」と常に声掛けし続けたら、走れない人は「頑張ろう!」と思うよりも先に、走れない自分を責めて委縮していってしまいます。
私たちって、ついつい、これと同じことを自分自身に対してもしてしまうんですよね。
それは「もっと良くなりたい」「もっとこうありたい」という向上心があるからゆえ。
成長したいというとても前向きな気持ちが心の中にあるからです。
コニインさんはご自身の事を「オールドミス」と書いていましたが、もしも職場で同僚の女性から『コニインさんってパソコンを見ている時の横顔がキリッとして素敵ですよね!』とか『コニインさんの笑顔ってかわいいですよね~』と言われたら、どんな返事をしそうですか??
「え?そんなことないよ!!だって私全然カッコよくないし」「えー、嘘だぁ。私なんてブスだから」等々、謙遜もあるとはいえ、自分を否定してしまうような言葉が出てきてしまうという事はありませんか??
自分では自分の事を「素敵だ」「かわいい」とは認められていなかったとしても、「ええっ!そんな風に見てくれていたんですか?!」という返事の仕方だって出来るのに、咄嗟にもしも自分を否定するような返事が脳裏に浮かんできたとしたら、
コニインさんがコニインさんを雑に扱っている証拠です。
他の人に「いやいや、あなたなんて全然カッコよくないし!」「いやいや、あなたなんてブスだから!」なんて酷い言葉を浴びせたりしませんよね??
コニインさんが自分の事を大事に思い「ひとりの大切な人間だ」と認めていたら、思いがけない誉め言葉にビックリして受け取れなかったにしても「否定的な言葉」で貶めるようなことを言う事はしないはずです。
今もどこかで「動きたいと思えない、疲弊して処分を待つような状態の自分」に対して、これではいけない・情けない・ダメだ…という否定的な気持ちがあるのであれば、ぜひぜひこんな視点で自分を責めそうになった時に「いいかえる」練習をしてみてください。
【練習】
自己否定的な言葉や、自分を責める言葉が浮かんで来たら、その言葉に「あなた」という文字を付けて言い換えてみる
「私なんて」「私は終わってる…」というような思いがあるとしたら、それを「あなた」に置き換えてみると、どうでしょうか??
「あなたなんて」「あなた、終わってるよ…」なんて人には決して言えませんよね??
それなのに、世界で一番大事なはずの自分自身に対しては、とても人に言えないようなひどい言葉を投げつけたり、とても人には見せないような態度で自分に接している事に気付いてビックリするのではないでしょうか。
コニインさんが職場で何とか必死に自分の仕事をこなしていたら、同僚がとてもしんどそうにしていて「朝から高熱だったんだけど、やらなきゃいけない事があって…」と無理しているのを見たら、どんな言葉をかけますか??
全ては変わってあげられないけれど、出来ることはやるからもう帰りなよ!と相手の状況を思いやり、手を差し伸べるのではないでしょうか??
仕事を代わる事は実際に出来なくとも「帰れないの?なんとかならない?」「無理しないでね。お大事にね。」と言葉をかけたり、栄養ドリンクを差し入れたり…と、何かしらの気遣いを示すのではないでしょうか?
では、這うようにして会社に行くのが精いっぱいなくらい疲弊しているコニインさんの事を、同じように労うことができますか??
毎日しんどい体に鞭打って、会社に辿り着くだけで精一杯な中で働くコニインさんに、優しい気遣いを示してあげていますか??
冒頭でも書きましたが、ボロボロだと感じていて何もしたくないというのが今のコニインさんの状況なのですから、出来ない事を責めるよりも、活動したいと思えるようになるまでゆっくり体を休めておくことが一番ですし、そうするしかできないのですから
コニインさんのことを大事な大事な「ひとりの人間」として尊重し、他の人にはしないような雑で意地悪な扱いはしない!!と決めちゃいましょう。
動けない・何もしたくない・本音は逃げ出したい。
それがコニインさんの「今の大事な気持ち」であり状況です。
動けないならしばし休憩。
人生は何も歩み続けるだけのものではありません。
立ち止まったり寝転がったり、動けない時に見える景色や感じるものもあります。
今、コニインさんがやれる事だけやって「これでいい」と言ってあげましょう。
お風呂に入ってボーッとするのも「よし」。
お給料の為だけに仕事に行くのも「よし」。
休日は何もせず寝そべって1日を終えるのも「よし」。
私たちはどんな事柄であれ、今の自分がやりたい事を選んで決めてきます。
がんばりたくないから頑張らない事を選んでいる訳ですし、動けないくらい消耗していると感じているから省エネな事を選択しているんですものね。
だから、今の状態は自分にとって「なんでとかどうしてとか全然分かんないけど、これでヨシ」と言ってあげましょう。
そして、人間の仕組みとして『ずっと同じことは飽きてきて続けられない』という特性があるそうなので(原始時代からの名残なのだとか?)、いつまでも疲弊した場所でジーッとしている事にも
いつか飽きる
訳ですから、飽きてきて動きたいなぁ~と思う時までは、そのままでいていい!と言ってあげられますように。
私たちの脳は、どうやら同じことに対して「ドーパミン」という快楽物質を流し続けることが出来ず、それによって現状に飽きていくのだそうです。
もう、仕組み的に「いつかは動かない事にも飽きる」のですから、だとしたら動きたくない自分に飽きる日がくるんだろうなぁ~と、その日が来るまでは無理せずに力を蓄えましょう!
そして、ちょっと違ったアプローチとして…
私たちは疲弊している時に「ストレス」「メンタル的なもの」へ気持ちを向けがちですが、疲弊が酷くて力が入らない時には
体の不調やホルモンバランスの乱れはないか?
というのも見てあげてください。
というのも、私自身が起きていることが出来ないくらい疲労が強く、意識を失うようにベッドに倒れ込むことがあるのですが、無理をしたことがきっかけではあるのですが、実は重度の貧血ゆえに起きる事すら出来ない状態で、投薬治療をしています。
疲労が取れない、力が入らないというような時には、もしかしたら体の不調がそうさせている場合もありますから、尋常じゃない疲労を感じるならば、一度病院で診てもらうのもオススメです。
例えばそこで、自律神経が乱れがちだとか、女性であればホルモンバランスの乱れから体もメンタルも弱ってしまう事があり、サプリメントや漢方、お薬や鍼灸やマッサージなどでも「気力」が回復することもあります。
見落としがちな事ではありますが、女性は成熟した年齢になるとホルモンが変化して更年期と呼ばれる時期(若い時から更年期症状がある人もいるようです)には
ホルモンが思春期並みに変動して、体も心も不調を感じる
とも言われていますから、頑張れない自分を責めるよりも「頑張れない体の時間もある」と労わってあげることも大事だと思っています。
これも私の体験談…ではありますが、一時期ホルモンバランスが乱れた時に何も頑張る気力がわかず、しばらく「エクエル」という女性ホルモンをサポートするサプリメントを飲んでいました。
気持ち的な問題もあったとは思いますが、サプリメントがお守りのようにじわじわと自分に効いて、今は飲まずにいても元気に活動できるようになりました。
体と心は密接に繋がっていて、体が元気でなければ心もそれに引っ張られてしまい、未来への見通しが暗くなってしまいがちです。
頑張れない時は無理せずに「ただ淡々と日々をやり過ごす事で充分」と自分に声をかけてあげながら、コニインさんがちょうどいいバランスを見つけて行けますように。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。