【ココロノマルシェ】まだ働くことが怖く感じ、何年も前のことなのに気にしている自分をせめてしまいます。
こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。
天気予報の見立て通り、今日は気持ちよいお天気と陽気で、換気も兼ねて網戸にして風を入れてお部屋の中もスッキリ!
我が家のかわいい担当の仁くんは、ほかほかと日が射す日向を見つけては、そこで温まってウトウトとお昼寝していました。
もー、かわいいんだからぁ。(← 親バカ)
陽だまりの中ってあったかくて幸せな気持ちになりますよね。
ぬくぬくと気持ちい事を自分に与えている仁くんを見習って、私も今晩はいい匂いのお風呂で自分を温めて幸せな気持ちになろうと思います。
あまりに仁くんがかわいくて見せびらかしたい!という私の個人的な野望を果たした後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
こんにちは。
何回かブラック会社で働きうつ状態を何回か経験しました。
3年前にブラックな会社を辞めて今は無職状態です。
やめるときに、何回も仕事を変えていることや働いている期間が短い事を指摘され、どこの会社でもやっていけないという結構辛い事を言われました。
ずっと泣いていてたまたま心理学に出会い認知行動療法やカウンセリングも試しました。
好きな事をしたり自分の気持ちを感じるようにしたり、お恨み帳を書いたりして、本当に辛かった時からはましになったとは感じます。
でも、まだ働くことが怖く感じ何年も前のことなのに気にしている自分をせめてしまいます。
あとコロナで一時的に引きこもっていたせいか人目が気になるのもひどくなっています。
出かける時にすごく気合をいれて人目が気になったら嫌だなーと考えすぎてクラクラして帰ってきます。
そして、こんな人目が気になる状態でまた働けるようになるのか考えてしまい
そしてどんどん歳を重ねていっているのに引きこもり気味で恋愛ができない自分にも不安を感じます。
恋愛して結婚してなど自分にはできるのかなぁと正直、自分がなにをしたいかわかりません。
どうしたらこの状態から前向きになれるでしょうか?
アドバイスをお願いします。
ご相談:Tさん
Tさん、こんにちは。
ブラック企業を辞めるという決断をするまでも、心身ともにヘロヘロでうーんとしんどかったことと思います。
今は少しだけでも気持ちが「まし」になっていると書かれていて、本当に良かったとホッと胸を撫でおろしています。
> やめるときに、何回も仕事を変えていることや働いている期間が短い事を指摘され、どこの会社でもやっていけないという結構辛い事を言われました。
グサッと心にナイフを突き刺すような言葉を言われてしまったんですね。
まぁ、ブラックな会社という事ですから「ホワイトな言葉」で見送ってくれるような会社ではないので、ブラックな人の話は真に受け過ぎないようにしてあげたいものですが、心身ともに疲れて弱っている時って、何気ない一言が大きなガラスの破片のように心に刺さったまま、ずっと自分をえぐってしまう事があります。
・何回も仕事を変えている
・それぞれの職歴が短い
というのは、単なる「事実」ですよね?
別にこれ自体に「いい」も「悪い」もなく、ただ仕事を短期間で変わってきたという過去の事実を挙げただけです。
・どこの会社でもやっていけない
これって、繋がっているようで実は文章として繋がる必要がありませんよね??
なぜ「仕事をいくつか経験して、それぞれの在職期間が短いと【どこでもやっていけない】」という理由になるのでしょうか?
やっていけないなんて、誰が決めたのでしょうか?
そう、この意見を言ったこの人の個人的な意見であって、仕事を幾度か変わっていても、それぞれの在職時間が短くても、次の職場が長くいられる場所かもしれませんし、そもそも雇われるのではなく起業してやっていくことが向いているかもしれませんし、そんな事、誰にも分からないんですよね。
弱っている時、辛い時は「決めつけられる」となぜかそれをそのまま飲み込んで、自分をより一層追い込んでしまいます。
あぁ、こんなにもTさんの心に深く大きな傷を与えるようにして「人が気にしている事」をさも当然の武器のように振りかざしている人に怒りを覚えます!!
もーーーっ!ほんとにムカつく。
なんなの??なんでこんなこと言うの?!
考えていたらこの言葉を放った人に怒りがフツフツしてきたので、見た事もないこの人に対して「マミコの怒りの念」を飛ばしておきます。
本当に悔しかったですね。
きっと言葉以外にも、心にグサグサと傷をつけてしまうような態度だったり表情だったり、Tさんをボロボロにしてしまうくらい「嫌だな」「悲しいな」「苦しいな」と思う事が日常に沢山あったのだろうと思います。
思い出すたびにトゲトゲした過去の出来事に胸を傷つけられて、立ち上がれないほどだったんですものね。
仕事を辞めてから自分を少しずつ立て直してきた「3年間」は、きっと平坦ではなくすごくしんどく長い時間だったのだろうと思います。
闇の中にいるって孤独で怖くて震える日々です。
希望を持ちたいけれどどこを見ても真っ暗で、また笑える日がくるのだろうか?とうずくまるしかできないのに、何とかしたくてもがいてしまう、苦しい時間が続きます。
疲れ切って傷だらけの状態から、よくこうやって自分を立て直してこられましたね。
本当に、本当に、お疲れさまでした。
いいえ、今も頑張っていらっしゃいますものね。
本当に良くやっています。
> ずっと泣いていてたまたま心理学に出会い、認知行動療法やカウンセリングも試しました。
> 好きな事をしたり、自分の気持ちを感じるようにしたり、お恨み帳を書いたりして、本当に辛かった時からはましになったとは感じます。
本当につらかった時から見て、きっと今は「呼吸がしやすい」と感じられるようになられたのだろうと思います。
ちょっとだけでも浮上できたこと、まずは良かったですね!
いろいろ頑張っているTさんは、自分を助けてあげたいし楽にさせてあげたいと思っているのだろうと思いますし、行動できる力のある素敵な女性です。
だからもし、直接お会いしてお話を聞かせてもらっていたらそっとTさんに近付いて「よしよし」って抱きしめて、頑張ってきたこと、辛かった痛みを乗り越えようと奮闘している事を労ってあげたい気持ちでいっぱいです。
Tさんは今も頑張っていますし、頑張れないくらい涙の日々の中でも一生懸命に生きることを頑張ってきました。
十分に素晴らしいことをしているんですよ!!
ぜひ「私、偉かったよね。私、頑張ってきたよね。私、すごいよね!」って自分を労ってあげてください。
好きな事を楽しむ時間を作ったり、自分の気持ちを意識して感じてあげたり、お恨み帳で感情のお掃除をして整える事をして、Tさんが少しでも楽になれたのですから、是非ともこれらの事を続けてみてくださいね。
そして同時に、自分をとことん甘やかしてあげてください。
> でも、まだ働くことが怖く感じ何年も前のことなのに気にしている自分をせめてしまいます。
人によって傷が癒える時間は差があります。
すぐに立ち直れる人がいい訳でも、前を向くのに時間がかかることが悪い訳でもなく、それぞれ違うだけですから「何年も前なのに…」と責める必要は一切ありません。
それに責めてしまったら、自分がどんどん委縮してしまいます。
心の世界には「時間の観念」がないと言われています。
お仕事を辞めたのは3年前かもしれませんが、そこで言われた言葉やそこにいた人の顔を「昨日のことのように」思い出して苦しくて眠れない…という事をもあるのではないでしょうか?
思考や実際に流れている時間軸で捉えれば、「3年」という時間が経過していたとしても、心の世界ではまだ「つい最近の出来事」のように生々しく覚えていたりするんです。
3年という「時間」をかけて自分を少しずつ立て直してきて、だいぶ元気にもなったし働き出す「べき」だろうと思えるくらいまで来たとしても、心の中ではまだ痛みや悲しみが癒しきれていなければ、前に進みたくても過去に引っ張られるようにして不安がせりあがり、頑張りたくても頑張れません。
今もまだ、当時のように泣きたい気持ち・自分を責める気持ち・何をやっても希望が持てない気持ちが大きく残されていたとしたら、頑張れなくてもしょうがないって思いませんか?
ブラック企業でトラウマになるくらいですから、仕事を探そうと思っても言われた言葉・体験した出来事が昨日のように蘇るのであれば『今、とっても怖い』わけですから足がすくみます。
先ほど「とことん自分を甘やかしてください」と書きましたが、過去の自分の傷を癒すためにも、3年たったのにまだ足踏みしている…と自分を責めて痛めつけるのではなく、
3年もかけて自分を立て直してきたって、本当に頑張ったよね。
でもまだ怖いんだもんね。
まだ、胸が痛いのかな?何が不安かな?どんな言葉を思い出すの?どんなことが嫌だった?
良かったらその話を私に聞かせてくれない?一緒に泣こう、一緒に怒ろう、一緒に恨もう。私が側にいてあげるよ。一緒に辛い気持ちを感じてなくしていこうね。
と、まるで親友や恋人が泣いている時に声をかけるように、優しく暖かく自分に接してあげてください。
もしもTさんの大好きで大切なお友達や恋人が「頑張りたいのに頑張れない」と泣いていたら、無理をさせませんよね?
きっと抱きしめて背中をさすり、頑張り屋さんのお友達や彼の姿を何度も何度も褒め、時には好きなものを届けて一緒に食べたり、ちょっとでも元気になって欲しいと気持ちが晴れそうなお出かけを提案したり、面白い事を言ってみたり、あたたかいお茶を差し出したりするのではないでしょうか?
お友達や恋人よりも、もっともっと大事な存在であるTさん自身に対しても同じように、いいえ!それ以上にもっと優しく・大切に扱ってあげないとですよね。
頑張れない時は「頑張る力のない時」です。
そして、傷がまだ痛みを持っている時は無理をするときではなく、ひたすら優しくしてもらう時間が必要です。
過去の傷にペタンと絆創膏を貼って手当をしてきたのに、まだ傷がうずくのでお医者様に見てもらったら
あらら、これは深い傷だったね。
だいぶ癒えてきているけれど、もう少し手当てしてあげないといけないね。
と言われている状況が「今」なのかもしれません。
長く休むといろんなことが不安になることもありますし、傷ついて休憩している訳ですから、また「戦場に戻る」というのはとっても怖いものです。
> そして、こんな人目が気になる状態でまた働けるようになるのか考えてしまい、そしてどんどん歳を重ねていっているのに引きこもり気味で恋愛ができない自分にも不安を感じます。
> 恋愛して結婚してなど自分にはできるのかなぁと
> 正直、自分がなにをしたいかわかりません。
自分が望んでいる状態ではない場所で足踏みするしかない時に考える事って、前向きでワクワクすることをイメージしにくいと思いませんか?
今、Tさんにとって不安や焦りがある中であれば、どうしても思考が自分を急かしますし「このままではいけない」と思えば焦りも出ます。
よくお悩み相談やココロノマルシェのお返事で書く言葉なのですが、アントニオ猪木さんの「元気があればなんでもできる!」という言葉の通り、元気であれば前向きにも考えられますし、歩き出せます。
逆から見たら「元気がない時は頑張る力がない」訳ですもの。
踏み出せない時、前を向けない時は「力を蓄えている時期」だと自分に言ってあげて、自分のスピードを大事にしてあげたいですよね。
そして、年齢のことや結婚など、考えると「うわぁ!」となってしまう事もありますが、イギリスの作家 ジョージ・エリオットという女性の言葉は、とっても優しく勇気をくれる言葉ですのでご紹介させていただきます。
なりたかった自分になるのに、遅すぎるということはないの。
ジョージ・エリオット
私たちはいつでも「今が自分の人生で一番年を取っている」ので、先のことを考えると不安になりがちです。
でも、何かを始める・やりたいと思った時に歩き出せればいいんです。
どんな事であっても「遅すぎる」のではなく、最善のタイミングです。
この言葉について、私のブログでもう少しメッセージを書いているものがあったので、ご紹介させていただきます。
私は自分が希望を見いだせずに辛かった時、自分を勇気付けてくれるような言葉をノートに書き留め、落ちていく自分に「処方する」ようにして希望を持つようにしていました。
なので、最後に私の大事にしている「好きな言葉たち」の中から、Tさんにいくつかの言葉をお届けして終わりにしたいと思います。
焦っちゃうし、不安になるし、何をしたいか分からなくてもどかしい時があっても、必要な時間だからこそその時間はあると私は思っています。
その渦中にいる時はしんどいけれど、いつかの未来で自分が今の状態を振り返ったときに「あの時間は大事だった」ときっと言っているはずですから、動けない状況を責めるのではなく、出来るだけ自分を寛がせて優しく接してあげてください。
・焦らない。でも、あきらめない。
斎藤 茂太(精神科医)
・「今はできない」を、「絶対できない」と間違えないように。
速度を上げるばかりが、人生ではない。
マハトマ・ガンジー(インド独立の父)
とにかく、ぼくベストをつくしたんです…正しい答えが人生のすべてじゃないでしょう?
チャーリー・ブラウン(ピーナッツより)
Tさんが笑顔になれること、心が喜ぶこと、気持ちが軽くなることを沢山Tさんに届けてあげてください。
そして元気が溜まってきて「また一歩歩いてみよう」と思えるようになる日まで、焦らず、でも諦めずTさんを信頼してあげられますように。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。