【ココロノマルシェ】優しくされた時に、なんて反応したらいいのかわからなくて戸惑ってしまいます。
暖かい飲み物がより一層美味しく感じる季節になってきましたね。
在宅勤務になってから、お家にあるお気に入りのお茶を飲めるのが嬉しいのですが、朝は豆乳入りのコーヒー(インスタント派)を飲むのですが、私はコーヒーの香りや味は好きなのに、濃いコーヒーや量を多く飲むと頭痛がしてしまうため、コーヒーは朝とおやつの時間に薄ーーくしたものを飲むくらいで、後はもっぱら「お湯」が「お茶」です。
お茶の中でも「麦茶」「ルイボスティー」といった茶色系の少し香ばしい味のお茶が好きなのですが、少し前に買って飲んでいなかった「そば茶」を見つけて飲んだら、思いっきりハマってしまい、今は毎日そば茶を飲むのがお楽しみ時間です。(アレルギーのある方は飲めないんですよね??)
少し前に買ったものは「道の駅」で買ったものだったのですが、近所のスーパーなどでは「そば茶のティーパック」が売っていなくて、案外そば茶って手軽に変えないのかなぁ?
無印良品に行ったときにそば茶が売っていたので、そば茶の相場がよく分からないけれど、2パック程買ってきて常備しています。
私が最近ハマっているのが「そば茶」だというどうでもいい情報をご紹介した後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。
優しくされた時に、なんて反応したらいいのかわからなくて戸惑ってしまいます。
普段クラスメイトなどから「ありがとう」や「ありすちゃんよかったよ〜!面白かったよ〜!」などと褒められたりした時に、戸惑ってしまい最終的に声が低く怖くなってしまったり、うまく声が発せなくなってしまい、相手の子が苦笑いで終わってしまいます、。いつもその直後から「もっと笑顔で言えたのに」「声のトーンあげればよかった」「目見て話膨らませられたのに」 と反省するのですが、次同じタイミングが来てもやっぱり戸惑ってしまいます。
自然に「ありがと〜」って言えたり、面白く返事ができる子が本当にすごいなと思います。
私もそんな風にして、相手のことも仲良くなりたいし、いい関係を作りたいです。アドバイスをよろしくお願いします!
ご相談:ありすさん
ありすさん、こんにちは。
「クラスメイト」という表現があったので、少し前に「バーンアウトしている」というお悩みを寄せてくれたありすさんと同じありすさんでしょうか?
> 普段クラスメイトなどから「ありがとう」や「ありすちゃんよかったよ〜!面白かったよ〜!」などと褒められたりした時に、戸惑ってしまい最終的に声が低く怖くなってしまったり、うまく声が発せなくなってしまい、相手の子が苦笑いで終わってしまいます、。
周りの人からの嬉しい言葉や評価を受けて、きょとんとしている状態というのが思い浮かんで、受け取るのが苦手で「ど、ど、ど、どうしたらいいの?」と懸命に受け取ろうと慌てている姿が勝手に想像できて、なんだかほほえましい気持ちになりました。
周りの人が苦笑いと書いてあるので、ありすさんは「あぁ、またうまくやれなかった」と自分を責めて反省してしまうのだと思うのですが、相手が「ムッとして怒っている感じ」「白けた感じ」というのではなく『苦笑い』というのは、ありすさんが受け取り下手なりに受け取ろうとしているのが見えるからこそ、笑ってくれているのではないでしょうか?
突然ですがありすさんはご自身のことを、頑張り屋さんで何でも自分でやろうとしてしまうタイプだと思いますか?
人に頼る、甘えるというのがどちらかというと苦手だなぁと感じていたり、自分のことを誰かにやってもらう事はいけない事と禁止していたりする傾向はありますか?
私が過去に先輩カウンセラーから教えてもらった「自立3点セット」というのがあります。
・頼れない(一人でやってしまう)
・甘えられない(ガマン強い)
・弱音を吐けない(グチや本音を言えない)
頑張り屋さんで「出来ることは自分でやろう」とすることは決して悪い事ではありませんが、自立が強くなってしまうと自分の弱さだったり、本当は甘えたいのにそれを封印させたりと、人との間に壁を作るようにしてしまいます。
自立3点セットと自立を強めることになってしまった自分をほぐす方法について、過去に私のブログで記事を書いていましたのでご紹介させていただきます。
自立3点セットを見てもらっても分かると思うのですが、自立って人との間に距離を感じると思いませんか??
私たちは生れた時は「依存」の状態です。
赤ちゃんの時はそれこそお世話をしてもらわないと生きることが出来ないので、お腹が空けば泣き、おむつが気持ち悪ければ泣き、お母さんに抱っこされれば安心して笑って眠り…ととても素直に感情を表現して「甘え・頼り・助けてもらって」生きています。
成長するにつれて少しずつ自分で出来ることが増えて行き自立していくのですが、子供心に甘えた事がうまく行かずに傷ついた体験をしたり、頑張って達成したことを褒めてもらって「もっと褒めてもらいたい」「もっと周りを喜ばせたい」と成功体験を元にも自立を強めていくこともあります。
自立すること自体は決して悪い事ではないのですが「自立が強すぎる」と、素直に受け取る・甘えるといった事が苦手になりますし、何よりも
自立は感情を抑圧して「思考」で考える
事をしようとするため『ほめ言葉 = 感情表現』をされると、瞬時には意味が分からなくてキョトンとしちゃうんです。
「ありがとう」って何に対して?
「ありすちゃんよかったよ〜!面白かったよ〜!」ってどこがおもしろかったかな?
と、思考を働かせて「意味が分かったら」やっと反応できますが、瞬時にはそれを受け取って返せません。
「ありがとう」「よかったよ」「面白かったよ」って、どれも感情表現の言葉ですものね。
受け取れないというよりは、自立ゆえに感情的なものを感じる事を抑えている事で、咄嗟に反応できずに声が低く怖くなってしまったり、うまく声が発せなくなってしまっているのだろうと思います。
そして、自立している時は「褒められる」という事に対して『恥ずかしい』と感じてしまって、うまく処理できない事があります。
ありすさんは「欠点やダメなところもあるけれど、今の私も十分いいやつだよね!」と自分に対して笑顔で言ってあげられますか??
もしも「私はこの部分が欠点だから直さないとダメだ」「頑張っているけれどまだまだありがとうって言われるようなことはしていない」などと自分には「足りていない」と思う気持ちの方が強くて、欠点を直さない限りは「自分がいいやつだって言っちゃダメ」と思っていたのであれば、周りに良く思われよう・認めてもらえるようになろうとして、頑張って自立しています。
本当の私ではダメだと思えば、それを隠すように・補うように、頑張って自立しようとします。
もしも違っていたらこの部分は読み飛ばしていただきたいのですが、先にお悩みを寄せてくれていた「バーンアウトしているありすさん」と同じありすさんであれば
> 後輩や先生は「憧れです!」「勉強もがんばれるよな」と言われてしまいます。
という状況下ですから、思いっきりプレッシャーを感じますよね??
「お手本のような存在」だと憧れや期待を持ってもらっていたら、みっともないところは見せたくないし、ダメなやつだと思われることが怖くなりますから「よりよく見せなくては」とどんどんと背負い込みますし、弱い自分を隠さなくてはいけないので(ボロを出せないので)態度もぎこちなく固くなっていきます。
お手本である・ないに関わらず「良く見せないといけない」と思っている時というのは「このままの私では愛されない」「このままでは嫌われる(失望させる)」と不安を抱えている状態です。
嫌われたくない・失望させたくないと頑張って自立している時というのは、今の自分を自分自身が嫌っている時でもあります。
ありすさんは自己否定だったり、自己嫌悪といった「私のことを好きだと言えない」気持ちを持っていませんか?
自分は「頑張らないと」愛されないと思えば、一生懸命に努力して頑張ります。
自分は「足りていない」と思っていれば、かけた部分を補うように必死になって埋めようとします。
自分の欠点が見つかってしまったら周りから失望される、ガッカリさせてしまうと思えば、ボロが出てしまわないように細心の注意を払って足りない部分を隠そうとします。
自分のことを「いいところもあるし」って言えなければ、欠点ばかりに目が行き人からどう見られているかがとっても気になってしまいます。
自分を「大切な存在で価値がある」と思えていないと、欠点のある自分を隠さなきゃいけませんし、そのままの自分を見せるなんて怖くてできません。
そうすると、頑張って「良く見られるように仮面をつける」事をします。
心理学用語では「ペルソナ」と言いますが、周りの人に見てもらいたい自分を作り上げて、ボロが出ないように必死にその仮面をかぶって自分を演じようとします。
ペルソナは誰しもが付けているものなので悪いものではありませんが
ダメな自分を守るために「頑張って自立して自分を奮い立たせる仮面」を付けているとしたら、すごくしんどいですよね。
この状態では自立を弱められませんし、人にどう思われるか?と他人の目が気になる状態であれば(他人軸の状態)常に気を張って「このやり方は正しいかな?」「私はうまくやれているかな?」と思考してより安全な答えを求めて行動しようとしますので、どんどんと感情を置き去りにしていってしまいます。
自分のことを否定したり受け入れてあげられないと、周りからの言葉も「え?」とビックリしてしまって受け入れられません。
例えばありすさんが「辛いもの」が嫌いであれば、お友達が「激辛料理がおいしくて大好きなんだよね~」と言ったら「どこが美味しいの?何が好きなの?」と疑問に感じますよね。
それと同じで、自分のことを「褒めてもらえる価値がある」「いいところがある」「面白いところがある」と受け入れてあげて、自分のことを好きでいてあげられなければ「いいよね♡」と周りが言ってくれた時に「私のどこがいいの?!」と否定的な反応をしてしまいます。
自分で自分をいいと思えていなければ、人から褒めてもらっても「どうして?」って受け取れませんものね。
> 自然に「ありがと〜」って言えたり、面白く返事ができる子が本当にすごいなと思います。
> 私もそんな風にして、相手のことも仲良くなりたいし、いい関係を作りたいです。アドバイスをよろしくお願いします!
自然に「ありがとう」って受け取れる人や、ユニークに受け答えできる人って、ありすさんからみたらどんな人たちでしょうか?
きっと感情表現が豊かで、クルクル笑ったり怒ったり泣いたり、素直に気持ちを表現できる人をイメージするのではないでしょうか??
なので、ありすさんがもしも「自分の感情を抑えている」部分があれば、それを弱めてあげる事でも素直に言葉を表現できるようになれます。
自立している時は「思考優位」なので、感じることよりも考えることを優先してしまいます。
感情って湧きあがるものです。
悲しい事があれば涙が出そうになりますし、嫌な事をされたらムッとした気持ちがせりあがります。
でも、それを「こんなことで泣いちゃダメ」「怒りを感じるなんて人間としてまだ成長できていないんだ。ガマン、ガマン。」というように抑えてしまったら、感じるたびに抑えるのがしんどくなるため、感じないようにと気持ちに蓋をして抑え込みます。
人前では「悲しい」「悔しい」「恥ずかしい」などの感情を抑えたとしても、ひとりになったときに「よく耐えたね。あんな言葉を言われたら悲しかったよね。」というように気持ちに寄り添って、時には涙をワンワンと流したり怒りの叫び声をあげてイライラを消化させたりと、ちゃんと感情を表現する事をすることってとっても大事です。
あまりに強く感情を抑えてしまうと「抑圧している事にすら気付かない」くらいに感情が凍ってしまっている事があります。
なので最初のうちは「私はこのシーンでどういう気持ちを感じた?」「今、褒めてもらってどんな感じがした?」「うまく返せなかったときにどう思った?」「今食べているものって私を笑顔にしている?」「このドラマのシーンでキュンとした?」といったように、様々なシーンや出来事で「どう感じてるかな?」と意識して感じようとしてみることをしてみてください。
そっか、悲しいって感じてたんだな。
そっか、怒っていたんだな。
そっか、美味しくて幸せだってあったかい気持ちになっていたんだな。
そんな風に「感じていたんだな」というのを取り戻していくと、感情表現的な言葉にも固まらずに反応しやすくなっていきます。
そして、感情を感じる事に加えて『自分を受け入れる』(自己受容・自己肯定)をすることも、ほめ言葉を否定せずに受け取って反応するのにはとっても大事な事です。
私たちは誰一人として完璧な人はいません。
誰しもが不完全ゆえに、未熟な部分や足りない部分があります。
そして、それと同じくらい「素敵な魅力」「私だから備えているもの」があります。
ダメなところもあるけれど、良いところもこんなにある!
そう言って自分に対して笑顔を向けてあげられるように、自分のダメな所よりも「いいところ」を意識的に見つけていくようにしてあげてみてくださいね。
自分に優しく接して、自分を大事にして、自分を愛してあげることは、受け取る上でも本当に大事です。
自分を大事に思っていれば、褒めてもらった時に「うふふ、嬉しいな」って素直に返すことが出来ます。
自分を受け入れてあげていれば、自分にかけてくれる肯定的な言葉を喜んで「ありがとう」って笑えるようになります。
そして「感じること」「自分を受け入れて肯定すること」は、すでに自立がきちんとできているアリスさんをより魅力的に変化させる「プラスの要素」でもありますから、今以上に素敵な女性に変化出来ちゃうおまけがついてきますものね!!
受け取れない今の自分を否定したり責めたりしてしまうのではなく、うまく受け取れないのも「一生懸命自立して頑張ってきたから」「みっともないと思われたくなくて努力してきたから」と、懸命に頑張って生きてきた今までの自分をまるとご抱きしめるようにして「ありがとう、私」と言ってあげて、ゆっくりゆっくりありすさんを優しく受け入れて行ってあげてくださいね。
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ココロノマルシェでは様々な視点でお悩みに回答を寄せてくれるカウンセラーが沢山います!
あなたと同じようなお悩みを発見したり、あなたのお悩みを相談したり、あなたのココロが少しでも軽くなるお手伝いが出来れば嬉しいです♡
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ココロノマルシェとは違いますが、あなたのお悩みを、ブログで記事にしてもいいよ!という方は、ぜひお悩み相談を送ってください。
私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。