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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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【ココロノマルシェ】自信を持てと言われて持てるなら苦しくないんです。持てないから、苦しいんです。

新潟でもすごい雪で動けなくなった車とかあったって 朝のニュースで言ってたですよ!

こんにちは。
あなたの心の痛みや悲しみの傷に優しく絆創膏を貼る「心の保健室」を目指しているマミコです。

今シーズン初の寒気は大雪の危険性がニュースで繰り返し言われていましたが、幸いなことに私の住む新潟市は積雪はなく(朝起きたら道路にうっすらと雪がありましたが)ホッとしたのですが、朝の情報番組を見たら同じ新潟県でもやはりスキー場のある方はものすごい積雪でビックリ。
高速道路で立ち往生…というニュースを見ましたが、雪が降ってしまうと本当にどうにもならないんですよね。
その後解消されているのかは分かりませんが、立ち往生の中の皆さんが無事でありますように。

今日は6営業日に1日の出社当番の日なので、ファンヒーターは消してしまい冷えることが予想されるため、ギンちゃんもお洋服を着て暖を取ってもらう事にしました。寒波で冷え込むかな?と心配でしたが、お昼ごろからスッキリと晴れ間が広がり思ったより寒くなくてホッとしているというお天気情報をひたすらつぶやいた後で(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

自信を持ってと言われる機会が多いです。
困ったことがあると、愛想笑いでやり過ごす癖があります。
この癖は、人を不快にすることがあると聞きました。
自信がないから、自分を守るために愛想笑いしているんだよ、意識的に自信を持って、愛想笑いしないようにしようと言われました。

自信を持てと言われて持てるなら
苦しくないんです。
持てないから、苦しいんです。
自信ってどうやって持つんですか?
ご相談:優芽さん

優芽さん、こんにちは。
自信を持って自分を表現できる人っていますよね。そういう人を見ると「いいなぁ、かっこいいなぁ、羨ましいなぁ」と感じてしまう私も、自分に対する自信は今一つ持ち切れていません。

自信がある人は「頑張って自信を持とうよ!!」と背中を押してくれますが、自身がない人にとっては「まずどうやって自信を持てばいいのかもわからないよーー」と途方に暮れてしまいますよね。

> 自信がないから、自分を守るために愛想笑いしているんだよ、意識的に自信を持って、愛想笑いしないようにしようと言われました。

この言葉をかけられたとき、優芽さんはどんな気持ちになったのでしょうか?
「そうだよね!自信を持って愛想笑いをなくしていきたいな。そのために自信をつける方法ってどうしたらいいんだろう??」と前向きに思えたでしょうか?「確かにそうだよなぁ。そうできたいいんだけどなぁ。」と肩を落としたくなったでしょうか?
「確かにそうかもしれないけれど、自信を持てない私はどうしたらいいの?」と悲しい気持ちになったでしょうか?

自分を押し殺して愛想笑いをせずに自信を持って対等に人と接する、というのは確かに「正論」だろうと思います。
けれど、正論を向けられてもそうできないとしたら、その言葉に追い詰められてしまい心が傷ついてしまったり、うまく自信を持てない自分はダメだ…と自分を責めてしまったりと「正しさ」が武器になる事があります。

> 自信を持てと言われて持てるなら
> 苦しくないんです。
> 持てないから、苦しいんです。

優芽さんは「自信が持てないから苦しい」と表現してくれていますから、この言葉にどこか責められてしまったんだろうと思います。

> この癖は、人を不快にすることがあると聞きました。

そもそも…なのですが、愛想笑いっていけないものなんでしょうか??
私自身、回りの人の「愛想笑い」(かどうかはよく分かりませんが)を見て、不快に思った経験はあまりありません。

こればかりは受け取り側の「感じ方」なので、愛想笑いが不快だと感じる人もいるのでしょうし、私のように気にならない人も存在しています。

私は逆に、自分に自信があるのも自己肯定感がしっかりしているのも分かるけれど、愛想笑いもしてもらえずに壁を作られる方が悲しくなります。
面と向かってニコリともせずに意見を言われてしまったら、かなり緊張して委縮します。
だから、あくまでも「愛想笑いが嫌だと感じているこの人の意見」であって、その他全員が同じように思っているかと聞かれたら「???」という事だと思うんです。

愛想笑いの「愛想」って意味を調べてみたら【にこやかで人づきのよいこと】【人に寄せる愛情・好意】と書かれていました。
愛想笑いですから、関係を悪くしたくない・円滑にしたい・いざこざを起こしたくない・その場の空気を和やかなものにしたい、と思って「人づきあいをよりよくするため」の好意的な笑顔ですよね??

愛想笑いをするときって、きっとこんな気持ちがある時だと思うんです。

・嫌われたくない
・好意を持ってもらいたい
・本音を隠したい(知られるのが怖い)
・空気を壊さずその場を円滑にしておきたい
・深く関わりたくない
・無意識のうちに

自分に自信を持って堂々とコミュニケーションを!
と言われても、人見知りさんだったり敏感で傷つきやすい心を持っている人にとっては、コミュニケーションの場でこんな気持ちを持ってしまうのだろ思うんです。
そして「できない自分がコミュニケーションを円滑にして、自分も相手も嫌な気持ちにならないように」と選んで笑顔を作っているんだと思います。

そう!
愛想笑いもコミュニケーションを良くするための一つの方法として、自分にはこれが精いっぱいだと思ったから、愛想のいい笑顔で会話を聞いているのではないでしょうか??

私も初対面ではモジモジしてしまい、明るく自信を持って人の輪に入ることが出来ません。
積極的に会話を振る事や輪の中心になる事なんてできませんし、人の輪の中で赤べこのように「うんうん」と笑顔で頷くことで「私は今楽しんでいるから安心してね」と懸命に伝えているつもりです。
愛想笑いになってしまうのかもしれませんが、会話の中で笑顔でいてくれる人がいるのって「暖かい空気」が流れていると思います。
少なくとも私は、自分が話をした時に笑顔でいてくれたら嬉しいですし、それがもしも「愛想笑い」だったとしても(多分気付かないと思いますが…)笑ってくれている方が嬉しいです。

優芽さんはご自身のコミュニケーションツールである「愛想笑い」について指摘されて、愛想笑いばっかりしている自分が嫌いだ・いけないんだって思っちゃったのではないでしょうか??

でもね、優芽さんが向けてくれる笑顔があるからこそ「救われている」場面もきっとあると思うんです。だからそれを探してみませんか??

優芽さんが「できない事」を無理してしんどいと思ってしまうよりも、今の自分にできる事として笑顔でのコミュニケーションを選んでいるのですから、その笑顔の利点・いいところって何だろう?って視点を変えてみるのはきっと優芽さんを楽にしてくれると思います。

ある人にとっては「当たり前」にできる事であっても、今の自分にとってはハードルが高い事っていっぱいあります。
誰かの物差しで基準に満たないからと言われても、出来ないものはできないんです。

先ほど少し「愛想笑いをするときの背景」についていくつか思いついたものを挙げてみたのですが、自分の意見を持って主張するのではなく、優芽さんが【自信を持てなくなった】のはなぜなのでしょうか??
自分の素直な本音を伝えるのが怖いと感じているのはなんででしょうか?

・私が何か言うことで誰かを傷付けてしまったらどうしよう?(罪の意識)
・過去に自分の意見を否定されて悲しい思いをした。(心の傷)
・勇気を出して何化した時に無視されたり届かなかった。
・素直に気持ちを表現したら笑われて恥ずかしい思いをしてしまった。
・私なんて自信を持ってはいけない存在だ。(無価値感)

パッと思いついたものを挙げただけなのですが、自分に自身が持てなくなるくらいに傷ついてしまった事や我慢することを強いられることがきっとたくさんあったんだろうと思うんです。

自信が持てないくらいに、優芽さんはいっぱい傷つく体験をしてきてしまったのではないでしょうか?

周りには悪意がなかったとしても、傷ついたり悲しい思いをすれば自分を守ろうとして委縮します。
自分の価値を否定されたり、笑われた経験があれば人前に出る事すら緊張して胸がドキドキします。
誰かから優芽さんが傷付くような発言をされれば、自分の言葉も同じように誰かを傷付けてしまうんじゃないかと思いやりがある人は言葉を選びます。
自分が悲しかったり恥ずかしかったり自己否定してしまう何かがあれば、周りの人に対して人一倍に気遣いしますし、嫌われないように他の人を苛立たせないようにと自分の息をひそめるようにして小さくなります。

優芽さんが「そのままの私の気持ちを表現していい」「自分に対してもっと自信を持っていい」と思えなくなってしまった理由がきっとあると思います。
愛想笑いと表現されていますが、人の輪の中で笑うしかできない優芽さんの事を分かってあげられるのは、他でもない優芽さんです。

今の私は、まだ自信を持つほどに自分の価値を認められないんだよね。
私はもともと自分の意見を言うのは得意じゃなくて、聞いている方が性に合っているんだよね。
まだ自分を主張するのは怖いんだよね。

自信をもって!と言われた時に「無理だよ」と思う気持ちと一緒に沸き上がった様々な感情に、優芽さんがまず「そう思うんだね。」と寄り添ってあげてください。
そして「どうしてそう思っちゃったの?」「何が怖くて自信を持てないのかな?」と丁寧に自分に質問してあげて、そこで出てきた過去の体験やそこで味わった感情に薬を塗るようにして「そっか、それは自信を無くしちゃうね」「そっか、分かって欲しかったよね」「そっか、いっぱい頑張らせちゃったね」「うんうん、悲しかったもんね」と過去の自分に優しい目を向けてあげてください。

まずは、今の「自信を持てない自分」を否定して委縮させてしまうのではなく、自信が持てなくなっちゃった過去があるんだもん、しょうがないよねぇ、と自分のことを分かってあげて、味方でいてあげましょう。

今の自分を受け入れながら、もう少し自分の気持ちを表現できるようになりたいと優芽さんが思うのであれば、スモールステップで自分に自信を付けるために「自分に沢山○付けをする作業」をしていきましょう。

自信を持つというのは、自分にOKを出すことですからそれは【自分を肯定する作業】をするのが大事です。
自分を肯定するという事は、自分を受け入れる作業です。
1日の中で「出来た事」「頑張ったこと」「挑戦したこと」を見つけてそれを褒めることもとっても素敵ですが、受け入れるという事で大事なのは

上手くやれない自分、情けない自分、弱い自分の話を聞いてあげてダメ出ししない事です。

自信が持てない状態であれば、うまくできた事よりも「ダメな所」の方が見つけやすいのではないでしょうか??
自分に自信がない状態の時ほど、うまくやれない事を見つけては「あーあ」と自分を責めてしまいます。
自分が毎日のように自分を責めてしまえば、どんどんと自分にダメのレッテルを貼ってしまい、委縮して自信を持つどころか自信の欠片も粉々になって行ってしまいます。

象の足に鎖を付けて半径10メートル以上は動けないようにすると、その鎖を外しても象は鎖を付けている時と同じように10メートル以内でしか動かないそうです。
毎日のように自分の弱さ、ダメなとことを見張って「何やってんのよ!」と責めてしまえば、この象と同じように心が鎖で縛られて、自信を持つなんてとってもできませんものね。

だからまず、足踏みしている自信が持てないダメなところある自分を受け入れる練習をしていきましょう。
受け入れると言っても、すぐに肯定して「OK」とは言えませんから、最初のステップは

絶対に否定しないようにする事。

脳内反省会や、自分へのダメ出しをしているのを見つけたら「そっか、そう思っちゃったんだね」「うまくやれなかったことを責めちゃったんだねぇ。でもなんとかやろうと思った事を私は知ってるよ。そんなに責めなくていいよ。」というように、否定する自分に追い打ちをかけるのではなく、寄り添うようにして聞いてあげてください。
分かってもらえると心は安心しますから。
安心すればどんどんと心は柔らかくなって、優芽さんが自分を褒める言葉を吸い込んでくれますから。

そして、出来なかったことではなく「やれたこと」「やろうとしたこと」を見てあげてうーーんと褒めてあげましょう。

愛想笑いNGではなく【愛想笑い克服キャンペーン】を開催することにしたけれど、今日は3割も出来たかどうかだったなぁ~。
でも、私なりに挑戦しようと思った事がまず偉い!!
それに、3割ってよく考えたら野球選手で3割打者ってイチロー選手みたいなもんでしょ???
っていうか、すごいと評価されている人だって「2割」の力で評価されてるんだもん、私も2割って事はすごすぎない?!?!
すごい私をヨシヨシして、ご褒美おやつしてあげよーーっと。

と、こんな感じで、これくらい緩くていいので出来なかったとしても褒めてあげ続けてください。
これが心の栄養になり、だんだんと自分を受け入れ・肯定できるようになると自分に自信がついていきます。

自信を持つという事は「自分を受け入れてOKを出し、どんな自分でも肯定できる状態」ですよね??
これを言ってしまったら元も子もないのですが、最後に…

究極を言ってしまえば「愛想笑いしている自分のこともOK」と言えるのが自己肯定(自分に自信を持つ)という状態です。

愛想笑いする私も、私。
自己主張が出来ないのが、優芽さんの個性でありキャラクターなんです。

きっと愛想笑い「する・しない」ではなく、愛想笑いを含めて自分の意見をはっきり言えない自信を持てない私が嫌いだ!と責めてしまっているから、自信を持たなくてはいけないんだ…って思っちゃうんですものね。

愛想笑いをする自分を否定して、自信を持たなくてはと力んだとしても、きっと愛想笑いは減らないと思うんです。
でも、愛想笑いをしちゃう自分にあまり自信がない自分も大事な自分なんだよ、って受け入れることが出来たら

愛想笑いする自分のことも、それを指摘する周りの声も気にしなくなります。

気にならなくなると結果的に愛想笑いの回数も減ったり、愛想笑いする自分でもいいと肯定できるのでちゃんと「自信を持てている」状態にもなるんですよね。

多分、自信の持てない自分のことを受け入れて「これが私」と言えるようになるころには、自信を持つ・持たないという事すらさして気にならなくなって、どうでもいい事になっちゃうはずです。

自信を付けるための方法を知りたいとお悩みを届けてくれた優芽さんが欲しかった言葉ではなかったかもしれませんが、すごく個人的な意見になるのですが

自信をもって自分の意見を言える人も素晴らしいし、
自分の意見はそっと胸の中にしまい、その場の空気を和やかにしようと気を配れる人も素晴らしいし、
自信があってもなくても、みんなそれぞれ「自分らしさ」を持っていていいんです。
自信の持ち方も人それぞれです。
自信があっても愛想笑いしている人はいるはずですし、ね。

金子みすゞさんの詩の「私と小鳥と鈴と」の一節にこんな言葉があります。

– – – – – – – –
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。
– – – – – – – –

本当にこの通りですよね。
誰一人としてこの地球上には「同じ人」はいないのですから、みんな違いがあってその個性を大事に愛してあげていいんですもんね。

自信を持てない今の優芽さんを「みんなと違うかもしれないけれど、それが私、それでいい」と優しく言ってあげられますように。

– – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

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– – – – – – – – – – – – – – – – – – – – –

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私なりの形で、あなたのお悩みに寄り添いたいと思っています。

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