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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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【ココロノマルシェ】「テキトー」がわからなくて、つい100点を目指そうとしてしまいます。

マミコが新しいビーサンを買ってきて見せびらかしてるですよ

私は「夏が大好き」で、会社がOKしてくれたらビーサンで出勤したい程…(ちなみに会社の内履は5月〜9月までビーサンです)

ビーサン大好き!な私なので、ビーサンだけは絶対にお気に入りを買うと決めています。(値段じゃなく、履き心地重視!)

もう10年近く、お店で見つけるたびに買い足しているのは「HENRY & HENRY」というメーカーのビーサン。
今年はカーキで大人っぽい色を買い足しました。(去年はキレイな空色)
お値段は2,300円くらいで、ビーサン相場が分からない私には高いのか安いのか分からないのですが、指の付け根がとにかく柔らかくて長時間履いても痛くならない!のがお気に入りです。
ビーサンを探しているけどどれがいいのかな?という方がいたら、ぜひ候補に入れてみてくださいね。

ビーサンへの愛が強すぎて、今日も全くお悩みと関係ない前置きが長くなりましたが(注:いつもの事です)ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

昔から真面目、責任感が強いと周囲から言われてきて、自覚もしているのですがこの性格に悩まされています。

私は周囲から批判されたり悪く言われないように必死で取り繕っているだけで、本当は周囲の声なんかに振り回されたくないし、仕事なんてテキトーにやりたいと思っています。

でもその「テキトー」がわからなくて、つい100点を目指そうとしてしまいます。(そうすれば誰も文句言わないでしょという気持ちでいます)

私が(やりたくもないのに)必死で周囲に迷惑がかからないよう課題や仕事をきっちりやっているのに、そうじゃない人のミスやとばっちりで私のやることが増えるともの凄くイライラするし、場合によってはその人を批判します。

ただその後、とても疲れるし自己嫌悪します。

昔から両親の仲が悪く、喧嘩の仲裁をさせられたり、怒鳴られたり殴られたりしたことや、学校でいじめられていたことが関係しているんだろうなと思っていて、今までカウンセリングや心理系の本を読んだりしましたが、全然楽になりません。

こんな調子なので職場でも人間関係で悩むことが多く、短期間で仕事を辞めてしまいます。新しい仕事を探す前に、この考え方を何とかしたいと思っています。

ぜひアドバイスをお願いします。
相談者:たまみさん

たまみさん、こんにちは。
緩みたいのに緩めず、完璧を目指してしまうご自身の生き方に疲れを感じていらっしゃるようですね。

お仕事でもみんなの分まで頑張っているたまみさん。
課題や目標に真摯に取り組み、キチンと形にしているたまみさんのことを信頼している上司や同僚も沢山いると思います。

やりたくもないのに!

と言いながらも、ちゃんとやるたまみさんは凄いですよね。
いい・悪いは別にして、キチンと取り組んでいるご自分のことを、私ってすごいなーって評価してあげてくださいね。

> 「テキトー」がわからなくて、つい100点を目指そうとしてしまいます。
> (そうすれば誰も文句言わないでしょという気持ちでいます)

今までずっと「完璧でなければいけない」と思って生きてきたのですもの、テキトーにする事が分からないのは当然ですよね。

たまみさんの思う「完璧ではなくテキトーな状態」ってどんなイメージなのでしょうか?

人に頼って甘えている状態?
力が抜けていて緊張感がない状態?
いい加減で力の抜けた状態?

他にも色々あると思うのですが【適当】と聞いて、ガチガチに硬いイメージは持たないと思うんです。

緩んでいて力みがない、遊びのある状態というのでしょうか、そういうイメージがあると思います。

だとしたら、適当を身につけるために、緩んでみるのはいかがでしょうか?
今まで100点を目指してきたのですから、ちょっと緩んで95点を目指す、緩み方を少し覚えたら90点を目指す。
そうやって少しずつ「適当」さ加減を自分なりに覚えていき、80点くらいを目指して20点くらいの「遊び」がある自分になれたら、きっとバランスが取れていきますよね。

人の命を預かる自動車のハンドルにも、少しの遊び・余裕が設定されています。
常に一定の状況であれば「遊び」はなくてもいいのですが、道は凸凹していることもあればカーブが右左に連続したり、一定ではないので遊びがないと急なハンドル操作になってしまい、かえって危険になるので遊びが設けられています。

私たち人間は、完璧ではないため
どんなに100点を目指そうとしても「うっかり」ミスをしてしまう事があります。
その時に自動車のハンドルと同じで「余裕」や「遊び」がないと、自分を思い切り責めてしまったり、ポキッと折れてしまいます。

「適当」にするためには、実際に緩むのを意識してみるのもおススメです。
心に対して外側からアプローチする、というやり方なのですが、たまみさんがリラックスして緩めるのはどんな時でしょうか?

美味しいスイーツを食べて「おいしー」と感じている時でしょうか?
いい匂いの入浴剤を入れたお風呂に入っている時でしょうか?
マッサージやヘッドスパなど、体を預けてほぐしてもらっている時でしょうか?
かわいい動物と触れ合っている時でしょうか?
着心地のいい部屋着に包まれて、ベッドに潜り込んで伸びた時でしょうか?

日常の中で、出来るだけたくさん体が緩んで「ほへーっ」と思わず声が出てしまうような時間を意識して持つことで、ガチガチに緊張して強張っている体が柔らかくなっていきます。
体が柔らかくなると、不思議と心も柔らかくなります。

ちょっとだけイメージしてみてください。
凝り固まった体をマッサージしてもらっていて、コリがほぐれ緩んでいる時に自分を責めることをするでしょうか?
何か自分を責めたくなる要素を持っていたとしても、その瞬間は「あぁ、そこそこ!気持ちいいなー」と責めるよりも緩んで脱力すると思うんです。

それと同じで、普段から緩んでおくことで「いい加減」でいられるようになります。

「いい加減な人」と聞くと、たまみさんはどういう印象を受けますか?

「いい加減」とはバランスのとれた「よい」加減というふうに捉えることもできます。
言葉の持つネガティブなイメージではなく、緩みがあり、人を信頼できて頼ることもでき、自分の得意を引き受けてちょうど「いい加減」で生きることができたらいいですよね。

たまみさんの書いてくださったお悩みの中で、私が気になったのが

> そうすれば誰も文句言わないでしょという気持ち
> 昔から両親の仲が悪く、喧嘩の仲裁をさせられたり、怒鳴られたり殴られたりしたことや、学校でいじめられていたことが関係しているんだろうなと思っていて

という箇所でした。
喧嘩を仲裁したり、怒られたり殴られる、それって子供にとってとても怖いことですし、見方を変えてみると「イジメ」に合っているような状況ですよね。
実際に学校でのイジメを通してもきっととても嫌な思い、辛い体験をされてきたんだと思います。

だからこそ「誰にも文句が言われないように」と完璧を目指してアラがないように…とずっと神経を張って奮闘してきたんだと思います。

大人になったたまみさんは、もう十分に色々出来るようになって
誰もたまみさんを虐めることがないのに、

批判されたり悪く言われないように必死で取り繕っている

のはなぜでしょうか???

もしかすると、たまみさんの中で「イジメ」はまだ終わっていなくて、続いているからこそ
イジメられないように必死で完璧を目指し、誰からも攻撃されないように鎧を着込んでいるのかもしれません。

では、誰がたまみさんをずーっとイジメ続けているのでしょう??

たまみさんをずっとイジメているのは、
他でもない「たまみさん自身」なんです。

他の人よりも何倍も頑張っているのに、たった1つのミスで「100点じゃないからダメだ…」と自分をいじめ続けているのは、誰でしょうか?

少しイメージしてみてください。
今、目の前に大きな窓があって、その窓からは一生懸命に職場で働いているたまみさんの姿が見えます。
周りの人のように「適当」にできず、1人でなんでも解決しようとして、自分には負担があるのに…というものまで抱え込んでなんとかしてしまうたまみさんの姿を見て、たまみさんはどんな気持ちになりますか???

あぁ、私は小さな体に持てないほどの仕事を抱えて、ニコリともできずに走り回っていて、かわいそうだな…
他の人の分まで仕事をやっているのに、たった一つのミスをひたすら責めて怒った顔をしている私を見て、ギューっと胸が痛い…
やっと一息ついて冷めてしまったコーヒーを飲んでいる時の私の顔、青白くやつれていて、かわいそうだな…

奮闘している自分の姿を窓の外から見てみると、どんな気持ちなるか
いっぱい感じてみてくださいね。

そして、辛そうにしている自分や苦しんでいる自分がいたら
その自分に対して「ごめんね」って伝えてあげてください。

何度も何度も「ごめんね」って届けてあげて、その「ごめんね」にたまみさんの心が慣れてきたら、今度は「ありがとう」って感謝をいっぱい届けてあげてください。

窓の外から自分を見ることで、どれだけたまみさん自身が頑張って重い荷物を背負っているのかを気付けたらいいですね。
ずっと抱えてきたこと、頑張ってきたこと、自分にムチを打って来たことに気がつけたら、そんな自分を守ってあげたくなりますよね。

なんでも自分でやってしまい、人に頼らずに完璧を目指して来たたまみさんは、歯を食いしばって「自立」してきたんです。

お疲れ様でした。
よく頑張ってきましたよね。

もうちゃんと自立して、人一倍頑張ってきたんだもの、
もう頑張りたくないですよね?

本当はもう、頑張れないんです。

そんな自分を許してあげてくださいね。

1人で背負って耐えて我慢するのは、辛かったですよね。
完璧じゃないと愛されないと思い、ずっとずっと奮闘してきたたまみさんに、優しく声をかけてあげてみてくださいね。

> ミスやとばっちりで私のやることが増えるともの凄くイライラするし、場合によってはその人を批判します。
> ただその後、とても疲れるし自己嫌悪します。

イライラや批判を外に向けてしているように見えて、実はたまみさんがたまみさん自身にイライラし、抱え込んでやりたくないことをやっている自分を批判しているからこそ、疲れて自己嫌悪してしまっているのだろうと思います。

完璧主義をいきなりすぐに手放すのは難しいと思いますが、
もう自分の心を騙してやっていくのには、そろそろ限界がきているんだな…と自分の心の声に耳を傾けてあげませんか?

完璧を目指す人は、出来ている部分は評価せずに、出来なかったことにフォーカスして自分を苛めようとします。
99個のパーフェクトがあっても、たった1つのミスを見て責めるなんて、苦しいですよね。

これからはその見方を逆転させ、こんなにもできている自分を認め、たくさん褒めてあげませんか?

減点法ではなく加点法で「出来ていること」「頑張っていること」にフォーカスして、いっぱい自分に声をかけてくださいね。

そしてできない部分は「これからの伸び代」と捉えてみて欲しいんです。

100%ではなく、遊びの範囲が残っているから、これからもステキなたまみさんに成長してける、そのための伸び代です。

これからは「出来たことは徹底的に褒め」てあげて
「出来ない部分」については「しゃーないよね。これが私の伸び代だし」とにっこり笑って自分にいっぱい声がけをしてみてください。

一番身近でずっと自分を苛めていたたまみさんが、自分を責めるのをやめて自分と仲直りし、たくさん自分を褒めて、肯定してあげることで
ゆっくりですが完璧主義を手放していけます。

今まで自分を頑張らせてきてしまった分、これからは寄り添ってあげて
出来る・出来ないに関係なく、本当の意味で自分を評価し大切にしていって欲しいな、と思っています。

今までよく頑張りましたね!
そう自分に伝えてあげながら、お風呂の中やベッドの中、たまみさんが緊張を解きほぐしてリラックスしているタイミングで、自分をいっぱいハグしてあげてくださいね。

自分が自分の親友になる

親友なら、完璧に出来なくても責めませんし、欠点よりも長所を見つけて勇気付けてあげますよね?

ぜひ、たまみさんにとって最高の親友になってあげてくださいね。

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