うまくいかな自分を責めちゃうよりも、うまくいかない状態にある自分を「労う」ことをしませんか?
今日はあちこちで「高温」になるという天気予報を見ましたが、私たち3魂が暮らす新潟市も28度越えの予報。
予報は見事に当たり、夏のような暑さ。
扇風機と網戸で気持ちよく過ごせていたのは朝の間だけで、日が高くなるころには網戸からの風もぬるくなり、今季初のエアコンを稼働させました。
今年も暑くなるという予報のようですし、体力をつけておかないとバテちゃいますよね。
美味しい栄養補給、しておかなくちゃ!
今日のオヤツは、多分、今年最後の「食べ納め」になるであろうイチゴ。
ちょっと前に、これが今年最後になるかも?とイチゴサンドを作りましたが、なんとなんと、少し粒は小さいものの、地場産の越後姫という甘いイチゴが1パック298円で特売されているのを見つけて興奮!!
私は「いちご味」のお菓子は大好きですが、生のイチゴっておいしさがあまりよく分からなかったんです。
が…
今年、越後姫を食べたら、瑞々しさと甘さの奥からキュンと少しだけ酸っぱさを感じるバランスの取れた味わいに感激し、あっという間にトリコになりました。
イチゴって、こんなにおいしい果物だったんだーー。
でもね、イチゴって高いんですよね~。(涙)
しかも、越後姫はデリケートで傷みやすいので、購入したら早めに食べないといけないし、そんなに頻繁には手が出せない。
主に「広告の品」「本日の特売」みたいになってくれているときばっかりでしたが、それでもシーズン終盤でリーズナブルに味わうことができて大満足です。
エアコンが効いて過ごしやすい部屋の中で、仕事の休憩時間に冷たく冷えたイチゴを味わえるなんて、控えめに言って最高!!!
やっぱりご褒美を用意するって大事ですね~~。
ご褒美は簡単に「幸せ」な気分にさせてくれますし、自分のご機嫌が「快」でいられるほうが心地よく過ごせますもんね。
ほら、引き寄せとかでも言われるじゃないですか。
「今感じている心地よさが、未来の心地よさを引き寄せる」って。
もっと楽しい日々を送りたい、もっと幸せを手にしたい、もっと快適に生きたい…ならば、それを引き寄せるために「今すでに、楽しく・幸せだって思える・快適なこと」を自分に与えちゃうことで、未来にもそれが拡大してやってきてくれるのですから、
今の自分を甘やかしてあげて、心地よくニッコリ、幸せだな~と感じる時間を広げていくのが良さそうじゃない?!
あらあら、どうやら私たちは
今すでに、自分を甘やかすことを許可する方が、未来にも甘やかで心地よい世界を創っていくことができるようですね。
何もそれは、大きな幸せや大きな心地よさではなくていいんです。
あぁ、コーヒーの香りがいい匂いで嬉しいなぁ~。
ほろ苦くて、大人っぽくて、上質な時間が持てるって最高だなぁ~。
そう思いながら、目の前のコーヒータイムを満喫する。
その時間は、「今、ある」「今、幸せ」「今、快適」を味わえている訳だから、未来に得たい「ある」「幸せ」「快適」の種まきをしている時間です。
そしてそして、何よりも「すでに気持ちいい」というのが何より嬉しいじゃないですか!!
お昼寝する時も、ものすごくいいお天気のお昼に、フカフカのお布団と暖かい日差しの中で「贅沢」に体を休めてあげられるなんて、最高に幸せ~♡ってニコニコして、閉じたまぶたの上に感じる暖かい日の光を味わうのが、マミコ・スターーーイル。
お高いからこそ、しょっちゅうは買えないイチゴが冷蔵庫に入っているなんて、なんて今日は贅沢なの!!
しかも、時期的今年最後のイチゴになりそうだから、うーーんと味わっておかなくちゃ。
あぁ、甘酸っぱい。あぁ、幸せ~~。
普段から「ポンポン買えない」という残念な点だって、視点をちょっとだけ変えてみると、それが買えた時には「おおっ!贅沢!!」とニッコリできるものに早変わり。
どうせなら、楽しく心地よい考え方を採用していく方が、世界はパァッと明るくなりますし、何より自分がニッコリできていいですもんね。
自分を甘やかして、ご褒美をあげて、自分が「うふふ♡」と快適な状態で過ごせる時間が増えれば増える程、未来にも同じような喜びを引き寄せる!
そう思えば、もっともっと自分を甘やかしてあげたくなりますから、自分に厳しくなりがちな人は、「未来の引き寄せのための種まきだ!」と理由をつけて自分を甘やかしてみませんか?
大丈夫、甘やかして骨抜きにして、そうやってより素敵に成長して行っちゃえばいいんだもの。
厳しくしなくても、素敵な私に変化していくことはできるんですもんね。
* * *
自分を甘やかすということに関して、以前見つけた素敵な言葉のことを思い出します。
「こうのとりのゆりかご」の設置をしている慈恵病院では、生まれてきた命を受け入れるだけではなく、事情があって誰にも言えずに出産をする女性にも手を差し伸べ、匿名での内密出産の受け入れもしているそうです。
追い詰められて、どうにもならなくて助けを求めた場所である病院で、自分を受け入れてもらえた妊婦さんは、どれだけホッとするのでしょう。
慈恵医大病院の蓮田院長は、このような言葉を言われていました。
頑張って身元を明かしましょう、確かにそれが“常識”です。
そういう人たちからは私たちは甘やかしていると思われるのかもしれません。だけど甘やかしているのではなくて、『あなたの人生壮絶でしたね。よくここまで生きて頑張りましたね』と、労うんです。
(慈恵医大病院・蓮田健院長の言葉)
誰しもが、正しくありたいと願うものです。
できれば真っすぐに、常識の中から外れず、健全で「普通で当たり前」の人生を生きたい、ううん、生きれるだろうと思っています。
でも、周りの人にとっては「さも簡単で当たり前」に起きる出来事が、自分にとっては「奇跡」のように感じることがあったとき、私たちは自分のことをとてもちっぽけでダメな存在だと思ってしまいます。
傷付いているとき、落ち込んでいるとき、取り残されたように感じてしまうときには「正論」「当たり前」というものは、追い打ちをかけるように自分をえぐります。
私だって、みんなと同じように生きたかった。
私だって、みんなが手にするものを、当たり前のように手にしたかった。
こんなに頑張ったのに、頑張っているのに、わたしに「だけ」は届かない。
私はいつだって、何か足りない。
私の何がいけないの?
私はどこがダメなの?
ダメだとばかり思ってしまうから、自分のことを頑張らせ続け、自分が疲弊して頑張る力がなくなると、そんな自分をますます責める。
ハムスターの回す輪のように、グルグルグルグルと、いつまでも走り続けないといけない状態の中で、その輪から抜け出せずに疲れ切っても、まだ頑張って。
あなたが頑張っていることを、誰よりもよく知っているのは、あなたです。
あなたのことを、甘やかしましょう。
あなたのことを、甘やかしてあげましょう。
「あなたにとって甘え」に見えるかもしれないことは、甘えなんかではなく、労いではないでしょうか?
うまくいかないことで肩を落とし、疲れ切っているあなたが今必要としているのは、もっと頑張ることではなく、分かってもらうこと、「お疲れ様」と暖かい言葉を、暖かいまなざしを向けてもらうことではないでしょうか?
『あなたの人生壮絶でしたね。よくここまで生きて頑張りましたね』と、労うんです。
蓮田院長のこの言葉は、本当に優しくて暖かい言葉ですよね。
今、つまづいているということは、他の人と比べる必要なんかなく「自分にとって望んでいない状態」な訳ですから、葛藤もあれば絶望もある、壮絶な状態ではないでしょうか?
当たり前が奇跡に見えるくらい、周りが手にしているものを何も手にできていないことで気落ちするって、どれだけ苦しいことでしょう。
私も時々、ふっと悲しい気持ちに飲まれることがあります。
どうして私は、周りの人が当たり前のようにやれている「夫婦」をやり続けることができなかったのかな。
どうして私は、周りの人が普通に「再婚」できたり、パートナーシップに恵まれているのに、一人でいるのかな。
どうして私は、自分の子供を授かることができなかったのかな。
どうして私は、どうして、どうして…
きっとね、みんなそれぞれに「どうして…」と思うようなことを抱えているのだろうと思います。
生きているって、時にとっても傷付いたり落ち込んだりすることがありますし、人から見たら分からない大きな傷跡を胸に隠していることもありますもんね。
自分なりに一生懸命、自分の人生を生きてきたんです。
「どうして…」って泣けちゃうこともあるけれど、私を生きてきたんです。
私なりに精一杯、私なりにドラマチックに壮絶に、私を生きてきたんです。
よく今日まで、頑張ってきてくれたよね。
よく今日まで、私でいてくれたよね。
ありがとう。
頑張り屋さんの私、偉かったよね。
みんなそれぞれに、自分を幸せにしたい、もっとより良くありたいと、自分なりに頑張って生きてきました。
時に自分を後回しにして、周りの人のために自分を犠牲にしたことだってあったでしょう。
傷ついてもそれを見せず、心で泣いて顔で笑って、その場を壊さないようにしたことだってあったでしょう。
羨ましくて苦しくて、眠れない夜だってあったでしょう。
諦めたことだって、泣きながら手放してきたものだってあったでしょう。
うまくいかない時ほど、傷付いていたり疲れ切っている自分がいるのですから、今の痛みや悲しみを「労う」という甘やかしの愛を自分に向けてあげませんか?
先にも「引き寄せ」の話をチラッと書きましたが、今の「うまくいかない」状況でもがき続けたり、頑張らせ続けたり、自分を叱責してしまい委縮させるよりも
労い、優しくしてあげて「ホッ」とする時間を増やして行くことで、未来の「安心感」「心地よさ」を広げていくことができる。
労い、甘やかしているかのように優しく寄り添い、自分を思いやって応援することは、自分を虐めるよりずっと力になってくれて、今蒔いている種が、より優しい未来の花を咲かせることにつながるから。
労いましょう。
ご褒美しましょう。
甘やかしましょう。
責めてしまわずに、ここまで、今日まで生きてきたことを褒めてあげましょう。
生きるって、本当にすごく力がいることですから。
それだけで褒められていいことなんですから。
うまくいかない日は、自分をギュッと抱きしめて眠りにつきませんか?
自分を甘やかして、愛してあげて、少しだけでも自分を虐める気持ちを和らげられますように。