眠る前の優しいひとこと ~たった一つの素晴らしいところを大切に育てよう~
我が家のイケメン担当のギンちゃんは、背が高くてスリムな体躯の「細マッチョ系」です。
人間だったら高身長&細身の筋肉質で、ツンデレ系の絶対にモテモテのはず…
そんなギンちゃんが、冬用の羽毛布団の上で気持ちよさそうに寝息をたてていたので振り向くと、なんとも長ーーくて思わず笑みがこぼれました。
長いのにかわいいって、ちょ、どういうこと?!
ながかわいい♡
と親バカ全開でキュンキュンしてしまいました。
さて、今日ももう夜が更けて眠る時間ですよね。
眠る前にほんのちょっとだけ心を温めてくれるようにと今日お届けするのは、自分を大事にしたくなるあったかい一言です。
どんな人間でも、一つや二つは素晴らしい能力を持っているのである。その素晴らしいところを育てていけば一人前の人間になる。これこそが人を大切にする上で最も大事な事だ。
吉田松陰さん
私は歴史については全く知識がないのですが、以前、ひすいこたろうさんの「名言セラピー 幕末スペシャル」という本を読んで、吉田松陰さんの「人を受け入れる・価値を見つける・希望を抱き続ける姿」にとっても感動しました。
吉田松陰さんは萩の田舎で「松下村塾」という学び舎を開いていました。
それはとても小さな学び舎で、10畳と8畳のわずか2間しかない小さな学習塾であるにもかかわらず、後に内閣総理大臣2名・国務大臣7名・大学の創業者2名を輩出するほどの素晴らしい学びの場でした。
田舎の学習塾ですから、秀でた人たちの集まりではありません。
それなのにこんなにすごい人たちを次々に輩出できるのは、吉田松陰さんが「どこまでもその人の価値を受け入れ・大切にして・信じてくれた」から。
確かに私たちは欠点もありますし、叩けばほこりも出ますし、完璧さとは程遠いものですが、すごく小さな小さなことかもしれませんし、たった一つかもしれませんが「素晴らしい能力・かけがえのない価値」をちゃんと持っています。
欠点を見ることはたやすいけれど、それよりもその人の中の大切な価値や魅力・素晴らしい能力(それがまだ花開いていなくても、能力の蕾のようなもの)を見ようとする事がとっても大事なんですよね。
そして、人と大切に思い育てる上では「欠点を叩く」のではなく「素晴らしい価値や魅力を伸ばす」事が最も大事だ、と吉田松陰さんが言っています。
自分自身に対しても、同じような目で見てあげたいですよね。
自分の欠点やダメな所、失敗したことや失望させたことなどは気になりますし目についてしまいます。
ダメなところもあるけれど、ダメな所だけじゃないんです。
ちゃんと「いいところ」をたった一つでもいいから見つける努力をして、そのいいところを何より大事に大切に思い、扱ってあげることが「自分を成長させ・自分を伸ばしていく」大事な秘訣なんですものね。
人を大切にする上で最も大切な事が「良いところを見て伸ばすこと」なのですから、自分を大切にするのも同じことが当てはまりますよね。
あなたの中の「ここが私の魅力」「ここは少しだけ自信がある」「この部分は大事にしている」というものは何でしょうか?
人と比べる必要はありません。
たった一つでいいから、あなたの素晴らしさを大事にしてあげられたら、きっとあなたは今以上に伸びやかに生きられるようになれますね!
おやすみなさい。あなたの素敵な所を抱きしめて穏やかな眠りで疲れを癒せますように。