引き寄せ失敗!!個室ではなかったけれど、窓側なのが嬉しい入院生活の始まり
できてしまった腫瘍は、勝手には小さくなってくれないので「いつかは切除」しないといけないことは分かっていたのですが…
やっぱり入院・手術は気が重いーーーっ。
なんて、入院が迫ってくる間は思っていましたが、いざとなれば腹をくくるもので「いざ出陣!」という気分で病院に乗り込みました。
いや、収監された…というほうが適切な感じです。
ドナドナ感満載ですから。
おおよそ10泊くらいの入院期間で、洗濯室などもあるとは聞いていますが、実際に術後にならないと痛みや不調の出方が分からないと思い、少し多めに下着類を用意したり、バスタオルにフェイスタオルに…と意外とかさばるものが多くなりました。
病院によって設備や持参するものは異なるようで、前回の入院では「バスマット」は不要でしたが、今回は持参。
他にもハンガーや内履きなど、小さめのキャリーバックには入りきらず。
他にキャスター付きバッグといえば、ずっと昔に長期の海外旅行に行く際に使っていた「かなり大型」のものしかなく、大きすぎて病室に置くのに邪魔になる…。
はて、困った。
ということで、ずっと狙っていたけれど変えずにいた「DAISO」の折り畳みカートを運よく年明けに購入できていたのを思い出し、IKEAの大きなビニール袋にポンポン詰め込んでカートに括り付け、無事に荷物を手軽に運び込むことに成功しました。
DAISOのカート、500円でちょっとリッチですが(DAISOの中では)、500円とは思えぬ力強さでした。
買ってよかった!!!
初めて入院した際には「お部屋希望」は出さず、4人部屋に入院しました。
入院期間は短く、4泊5日程度でしたが、カーテンを閉め切っているとはいえ、同室の人の動きや声、夜になるとご年配の方が不安で泣いている音などで気持ちが休まらず。
と同時に、自分自身も物音や行動に気を使うこともあり、万が一また入院することになるとしたら絶対個室がいい!!と誓いました。
その誓い通り、次の入院となった前回の入院では、希望がかない個室滞在。
個室ってもうほんと、他の人に気兼ねがないのですっごく気持ちが楽でした。
さらに、消灯時間があるとはいえ、個室内であれば自分の好きな時間まで室内の電気をつけておけましたし、テレビも見ていてもOK。
もちろん、夜はシーンとしているので他の病室の方へのご迷惑にならないような配慮は大事ですが、私は大部屋・個室と利用させてもらった結果、断然個室がいい!!と分かりました。
今回も「個室を希望」とお願いはしていましたが、病棟に個室が少ないことから希望が通るかはわからない状態でした。
ならば、引き寄せようではないか!!!
と、個室、個室、コシツ、KOSHITSU…と、入院間近になって念じてみましたが、案内されたのは「4人部屋」でしたー。
ズコーーッ。
引き寄せ、失敗なりぃーー。
案内されたのはナースステーションから一番離れた、病棟の一番奥の部屋。
4人部屋でしたが一人ずつのスペースはそれなりに広くてホッとしました。
窓側のスペースだったのが嬉しい!!
明るくて日差しも気持ちよく、大部屋ではあるけれど「当たり」だな、とニッコリです。
病衣はレンタルしていたので、貸してもらったものに着替えるとすぐ、身長・体重測定やおへそのお掃除と剃毛。
おへそはお掃除しなくてもいいくらいキレイ!と、まさかの「おへそ褒めコール」をいただきつつも、念のためにとオイルでさっとケアしていただき、手術に備えて若干の剃毛をしてもらいました。
看護師さんたちは、本当にあれこれとやることがあって大変だなぁ。
その後はシャワールームの空きがないから今すぐに!と空き時間にシャワーを行い、採血や点滴の処置をした後、術前サポート室というお部屋で麻酔科の先生と看護師さんとの面談。
過去2回入院していた病院とは異なり、大きな病院だからなのか、専門の方が多岐にわたっていらっしゃるようで、入院当日も意外とやることがたくさんありました。
手術に関する不安を尋ねられたので、
・術後の吐き気
・術後はどれくらいで動けるか?
・ベッドを動かすのは何時間後からOKか?
と、手術そのものよりも「術後に拘束されるのがとにかく怖い」ということが露呈しました。
手術当日はいろいろな管がついていて不自由ですし、思うように動けないことから不安で看護師さんのご負担になるくらいサポートをお願いするかもしれません…とお伝えしたところ、ニッコリ笑って「大丈夫です!」と言ってもらえてホッとしました。
が…
私がお願いしてきたのは、どうやら手術室の看護師さんだったようです。あはは。
そうそう!
腫瘍が大きくなって食が少し細くなった結果、病院で体重を図ったら2㎏痩せていました~~。
見た目は全然変わらないんですけれどね。えへへ。
点滴はしているものの、今日はまだ不調はなく過ごせているので病室で細かな仕事の対応をしていたら妹からのLINE。
私を病院へ送ってくれる関係で在宅ワークをしていた妹の作業を邪魔する、グレーでイケてる猫ちゃんの写真が送られてきました。
ちょっ、かっこいいうえにかわいいーーー。
私がいなくなって2時間後くらいに、いつもとは違う何かを感じ取っていたのか、ギンちゃんは盛大に嘔吐したそうです。
※分離不安の傾向あり
その後は元気そうにしているようなのですが、いつもとは違って妹へのちょっかいも盛大だったようです。
お昼過ぎまではひとりでベッドの上に乗って寝ていた仁くんも、午後からはなんだかソワソワして、仕事をしている妹の膝の上に乗って甘えていたそうです。
入院してまだ1日も経っていないのに、もう2魂に会いたくて帰りたいよーーー。
でもでも、実家が近くて2魂にも理解があり、こうやって不在時に安心して預かってもらえる環境なのは本当に感謝です。
2魂が来るのを待っていた父によって、今日はきっと「お刺身か焼き魚」「何らかのお肉」が出てくると思うので夜には私の不在を忘れるくらいテンション高くなっている…かな?
病棟案内のオリエンテーションがあり、90度のお湯が出る給湯室があるため、タンブラーやマグカップがあればティーバックのお茶やコーヒーなども飲めるみたいですが、残念ながら各種容器を持参していないのでちょっとだけシュンとしました。
が、売店の近くにある自動販売機で、1杯ずつコーヒーを作ってくれる機械があるのを発見!!
わーーい。
嬉しい。
やまだようこちゃんにもらったエルメスのリップの他に、手術当日や術後すぐのお部屋移動やバタバタしているときに「うっかりなくしてもいいように」売店でニベアのリップも買いました。
売店はいろいろ商品があって楽しかったです。
ただ、今日は売店で運命の人に出会うことはなく終わってしまったことを、ここに残念なお知らせとして追記しておきます。チーン。
夕方、主治医の先生がやってこられて、簡単な問診。
先生はめっちゃ忙しそうで駆け足だったのですが、「ちょっと瘦せたかな?」と乙女を喜ばせる第一声。
やだー、もー、先生ったらぁ~。
たった2㎏だけど分かっちゃったぁ~?
というテンションでニヤッとしたところに、「お腹は小さくなってないよね?」と確認。
腫瘍が破れてお腹が小さくなってないようにって思ってたから、大きいままでよかった。
とのことで、私の腫瘍が大きくなりすぎて破裂することを先生は心配していたようです。
いやほんと、腫瘍はそのままで破裂せずに入院できてよかったです。
迷っていたけれど、私は右の卵巣は残そうと思っていることを伝えることもできました。
お腹を開けてみないと100%残せるとは言えないですが、麻酔から覚めた後で「残せましたよ」という嬉しいニュースが聞けますように。
そして先生、前回の手術でも不具合なく過ごせましたし、今日のおへそ掃除の際に看護師さんにも自慢したのですが、お腹の傷がほとんど分からないくらいキレイに縫っていただきありがとうございました。
また明日も、先生にすべてをお任せして助けていただきます。
どうか、今回もよろしくお願いします。
入院後から明日の手術に向けて「絶食」のため、私はこの後は特にすることがないのですが、本を読んだりゲームしたり、まったりとして明日に備えようと思います。
そうそう!!!
手術に向けて午前中に1時間かけて大きめの下剤(液体)を飲んだのですが、まったくもってお腹がキュルキュルせずに夕方を迎えました。
看護師さんに聞いたところ、明日になってもお通じがなければ座薬などを使うからダイジョーブイとのこと。
いや、それはそれで大変そうだから、夜にしっかりお通じがありますように。
ではでは、おやすみなさい。