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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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うまくいかないことを繰り返していても、大丈夫。全部ちゃんと、力になるから。

梨、そんなに好きじゃなかったですよね?どうしたんですか?

夏の間、毎日のように大好きなスイカを食べていました。

お盆を過ぎた頃から、ジワジワとスイカが店頭の売り場面積を減らし、その代わりに売り場に並びだしたのが梨。

私は自分から梨を買うことはほぼなく、いただけば食べる…という程度だったのですが、よく行く近所のスーパーの「農家さんが直接納品」しているコーナーに、手書きのPOPがありました。

それは「梨の品種と旬の時期」について書かれていたもの。

私が知っている梨は「二十世紀」「幸水」「新高」くらいで、関心がなかったので品種がたくさんあることにビックリ。

一口に梨と言っても、甘さや爽やかさ、品種によっては獲れる時期も短いものがあったりと様々。

POPには「秋麗」という梨が紹介されていて、収穫期間が2~3週間くらいという短い間しかなく、今年の出荷がこれでラスト!と書かれていました。

なに?!
期間限定、しかも店頭にあるだけ…。

購買意欲を刺激され、2玉580円のものを購入しました。

買ってきて食べてみたら、シャリシャリして甘くてビックリ。

梨って、おいしい!!!
今まで自分で買うことはなかったけれど、今年は梨も買わなくちゃ。

今の時期はシャインマスカットをはじめとしたブドウに目がいきがちでしたが、梨のおいしさにも気付けたので、これからは夏の終わりから秋のフルーツの選択肢が増えました。

茶色の皮の幸水と秀玉という馴染みのない梨

「秋麗」という梨は近所のスーパーから姿を消してしまいましたが、大きくてズッシリした青梨の「秀玉」という聞きなれない品種のものと、これまた大きめの「幸水」を買ってきました。

「秀玉」は、「菊水」と「幸水」を掛け合わせた品種と書かれていて、皮を剝くために包丁を入れただけでポタポタと果汁がこぼれる程にジューシー!
シャリシャリした歯触りと、想像以上の甘さでとっても美味しい。

今まで関心がなかったので知らなかったけれど、梨にもいろんな品種があって、どれが好きなタイプかを食べ比べるのも楽しいなぁ~と、新しい世界の扉が開いてワクワクです。

* * *

自分を受け入れる、自分を大切にすることについて、昨日は「急がなくてもいいよ」「スモールステップでちょっとずつで大丈夫」ということを書きましたが、私自身、自己受容できるようになるまでには相当長い道のりを歩いてきました。

過激派・ハードモードを好む私たちだけど、現実はスモールステップがいい!
過激派・ハードモードを好む私たちだけど、現実はスモールステップがいい!
9月になって1週間が過ぎましたが、まだぜんぜん「夏」な暑さが続いていますよね~。 とはいえ、日が沈むのも早くな.....
https://many-smiles.com/self-affirmation/small-steps-are-better-than-hard-mode

「移動の最短距離は直線」というのを聞いたときに、「あっ!なるほど!!」と衝撃を受けたのですが、自己受容への道も「真っすぐ」進めれば短期間で済んだはず。

ですが私は、くねくねとまわり道をし、壁にぶつかってはまた違う道を切り開いたり、足踏みして迂回してみたりと、なかなかうまくやれずない自分にガッカリすることを繰り返してきました。

自己肯定感を高めたくて読んだ本には「自分を褒める」と書いてあったけれど

自分を褒めるってどうしたらいいんだろう?

と、はじめて取り組んだ時にはチンプンカンプンでした。

本にある通りに、1日の終わりに「今日頑張ったことを5つ書き出す」「今日いいなと思ったことを5つ見つける」などを実践してみましたが、全く心には響かず。

私、何してるんだろう?
いいことを無理矢理絞り出してるけど、何にも楽しくない。

と、修行のように続けた「自分褒め日記」のようなものをやめましたが、止めるときにも恐れが噴き出し、罪悪感を感じてしんどかったなぁ。

効果があるって書いてあるのに、これをやめたら自己肯定感を持てないじゃないか?と、やり方に固執して、心を置いてけぼりにして。
いやはや、今だから笑い話だなぁ~って言えますが、当時は真剣に悩んで自分を責めました。

うまくできなかったし、その時には自己肯定する力にならずに「無駄」な努力をしたようにも見えましたが、自分を褒める『練習』をしていたからこそ、別のやり方をしたときに自分を褒めることへの抵抗が減っていたと思います。

無駄なんかじゃなく、ちゃんと「経験値」として活きていたんです。

真っすぐではなく、脱線して逸れた道の先で「失敗」したように見えたことは、直接は実を結ぶものではなかったとしても、自分を変化させたり成長させるために

自分をちゃんと耕す行動になっていたんです。

うまくいかなかった過去のやり方全部、がっかりするような体験は全部、固くなっていた自分という土を丁寧にほぐすために必要だったもののはずです。

そして柔らかくなった土壌に、自分に合うやり方という種が蒔かれた後で、時間をかけてほぐされた土だかだこそ根をしっかりと張って芽を出すことができました。

まわり道が少なく、自分を楽にするための道のりが短い人もいるでしょう。

私のように、あれもダメ・これもダメだった…と、真っすぐに歩めずにまわり道をして時間をかけて自分と仲直りする人もいるでしょう。

でもね、まわり道した経験は、決して無駄なんかではありませんでした。

不器用だからこそ、うまくやれないことで自分を責める人の歩みを応援したいと思えるし、それでも大丈夫だよ!とニッコリ笑ってあなたが自分と仲良くなることを信頼して見守ることができます。

実を結ばない努力に見えるすべては、「これは私に合うやり方じゃないんだな!」と知ることができただけで、失敗でもなんでもありません。

それにね、その経験をしているからこそ、次の手を実践するときにスムーズに行くことだってあったと思います。

まわり道でもいいじゃない。
自分を諦めない、自分と仲良くしようと努力しているあなたは、とても素敵な人だということを、どうぞ忘れないでいてください。

泥臭く、ベタベタに、それでも途方に暮れて泣いちゃう日があってもいいんです。

がっかりするのも、自分に気落ちするのも、それだけ一生懸命だからこそ!

適当にやっていることであれば、こんな気持ちにはなりませんから。

私はまわり道をしながら、自己啓発系の本やセミナー、自己肯定感アゲアゲのための本をどれだけ読んで実践したか分かりません。

そのほとんどが「あぁ…」と撃沈する結果になり、不甲斐ない自分に涙したけれど、色んな手を試したからこそ、自分に合うやり方に辿り着けたのだろうと思うんです。

ほら、ことわざでもあるじゃない?

下手な鉄砲も数撃ちゃ当たる、って。

うまくやれないからこそ、いっぱい撃って、そのうちの一発が当たって笑顔になったら、それでもいいじゃない!!

撃ちまくったからこそ、私は「うまくやれない自分にも優しくしてあげたい」と思えて、それが一番自分にしっくり来て、自分を受け入れることができるようになりました。

うまくやれなかったことは、自分を助けたくて撃ちまくった鉄砲です。
そしていつしかきっと、撃ち続けている鉄砲の中から、ちゃんと自分を助ける一発が繰り出されます。

うまくいかないことを繰り返すのは、誰だって心が折れたり、自分にガッカリして力を失うものです。

それでもまた立ち上がり、自分のために「鉄砲を撃つぞ!!」と力を振り絞っているあなたは、あなたを諦めていない素敵な人です。

無駄に見える経験が、未来で自分や周りの人を助けるためのヒントになることだってあり得ます。
「今はまだ」それが分からないだけ。

遠回りをしてしまっても、大丈夫だからね。

疲れていたら頑張る力をゆるめ、また歩き出したくなるまでゆっくり立ち止まりましょう。
あなたは今日も、頑張っているのだから。

下手な鉄砲を数撃つあなたは、きっとその狙撃力が磨かれて、あなたにとっていいタイミングで「当たる」ことができるはずです。

今日からまた一週間が始まりましたね~。
月曜日は特に、えいやっ!と頑張って仕事をするわけですから、自分に甘くしてあげてくださいね。

ではでは。おやすみなさい。

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