何が好きなのか分からない人へ ~小さな「質問」を自分に繰り返してみましょう!~
昨日、車で20~30分くらい離れた場所にある「少し大型のJAの直売所」に行ってきました。
お目当ては「桃」だったのですが、フルーツ売り場に桃がほとんどない!!!
午前10時半くらいで、まだそこまでオープンしてから時間が立っていないのに売り切れちゃったのかな??と思っていたら、空いているフルーツスペースに桃を並べ始めた直売所のスタッフさんがいました。
「桃ってここだけですか?」と質問したところ、どうやら新潟ではようやく桃が採れ始める時期で、昨日並んだものが『早生の桃で今年の初物なんですよ!』とのこと。
お味に関しては、まだスタッフさんも試食していないそうではっきりとは言えないけれど、早生で初物なので旬の時期よりは甘みも抑えめだと思いますが、初物を味わうというたべ方をする分には、きっと十分ですよ!
という言葉を聞いて、「まだ出始めの初々しい桃かぁ~♡」と嬉しくなって、並んでいる桃の中から一パック買ってきました。
お値段も2玉で410円と、手の届くものだったのも嬉しい。
Twitterでも少し呟いてみたのですが、週の始まり月曜日って、休みが終わって仕事モードに切り替えるだけでも大変ですし、休みまでまだ先が長い…とドヨーンと重くなりがちな日ですよね。
先月からしばらくは「激務モード」なのですが、ほんのちょっと小休止していたのも束の間、またここからお盆くらいまでは余裕のないギッチギチの日々に突入。
同時に4つのお客様の仕事の担当プラス、私がずっと担当させてもらっているお客様の日常的なサポートに加え、既存クライアント様から「提案が欲しい」とか「見積もりが欲しい」という要望も差し込まれてくるので、目が回りそうな日々です。
そこにパートさんの業務管理や育成、社内総務の作業もあるので、今こうやって書き出してみたら
おまみーぬったら、とっても頑張っているじゃない!!
すごーーい!
エライ!エロイ!ハイパーエロ!!!
と、自画自賛して自分を褒めたたえてあげています。
私は今、ちょっと業務量が多いのですが、きっともっともっと色んな作業をソツなくこなせる人も沢山いると思います。
普段はもう少しなだらかに業務を調整して働いていますし、何なら業務量が少なくなってくれたらいいなぁ~とすら思っています。
こんな程度で自画自賛?!
と言われてしまったとしても、自分が頑張っていると思う事と、人から見た「頑張ってると思われる物差し」は一緒である必要はないんですよね。
みんなそれぞれ、持っている力は違います。
体力面も違いますし、一つのことにとても細やかに気を配って集中力を高めて仕事をする人もいます。
経験値や能力だって違いますし、仕事以外の人間関係にもすり減ってしまってギリギリで頑張っている人もいます。
自分が「今日も頑張ったな!」「今日も私なりによくやったな」と思ったのならば、紛れもなく頑張っているんです!!
何か目に見える結果や成果がその時に出ていなかったり、仕事をその日にやり切れずに翌日に持ち越すことになったって、あなたが「頑張った」と感じたならば、それを労ってあげていいんです。
何か特別な事や、人から見て分かるようなことがあった時だけではなく、日常的にもっともっと自分を褒めてあげていいんです。
だって、誰よりも「今日のあなたがどうだったか」を知っているのは、他でもないあなたなんですから。
* * *
今日は「冷蔵庫に桃があるんだった♡」と思うことで、
仕事が終わったらご褒美んぬぅ~
と自作の変な歌を歌いながら、自分を喜ばせる労いアイテムを用意して、自分のモチベーションを保つことができました。
いわゆる『自分へのご褒美』というものです。
そうそう!!
この自分へのご褒美は、何も「頑張った後」だけじゃなくていいんですYO!
以前、井上倫子さんのセミナーに参加させていただいた時に教えてもらった『ご褒美のサンドイッチ作戦』で、
●頑張る前にご機嫌にしてあげるご褒美
↓
・やらなくちゃいけないこと
↓
●頑張った後の労いご褒美
やるべきことをやる前に「これから頑張る私にエール」と、自分を喜ばせてあげて、やるべきことや頑張らなくてはいけないことをした後で、「本当にお疲れ様でした♡」と自分への労いを沢山与えてあげて、自分をほっこりさせてあげて全然OKなんです。
むしろそれくらい、自分に優しい目を向けてあげて、自分を喜ばせてあげることをしてあげられるようになりたいくらい!!
▼井上倫子さんのセミナー参加の記事をご参考までに…
自分を笑顔にしたり、自分を労ったり喜ばせてあげるためには『自分が好きなもの』『自分が心地よいと感じるもの』『自分が笑顔になれるもの』『自分をご機嫌にしてくれるもの』を知っておく必要があります。
が…
過去の私もそうだったのですが、
自分の好きなものが分からない問題
というものを抱えている人もいらっしゃるのではないでしょうか?
「好きなものは何ですか?」とお尋ねすると、感情を抑えて常に思考している「思考優位」な人や、周りの人のことを優先して自分を後回しにして「自分の意見を飲み込みがちな人」程、自分の気持ちが分からない…と途方に暮れたような表情をされます。
何がやりたいのか、何を食べたいのか、何をしたら自分が喜ぶのか、一番側にいる「自分のこと」を分からなくなってしまうって、それだけ自分を後回しにしなくてはいけなかったんですもんね。
そうやって頑張って生きてきたんですものね。
自分を労おうにも、自分が喜ぶことが分からない…と、過去の私もほとほと困惑しました。
今までずっと自分を蔑ろにして、自分のことを後回しにしてきた私だったので、すぐに「自分の好き」が分かるようにはならず、本当に地味な事を日々コツコツと…と繰り返しているうちに、それが習慣となって今でも続いているのですが、私がし続けたことは
自分にいっぱい問いかけ、「小さな声」を大事にして叶え続けていくことです。
好き・心地よい・嬉しい・こうして欲しい、という要望は、何も大きなものでなくていいんです。
すごく小さなことでいいので、「今の私」が何を望んでいるのかを教えてもらえるように、毎日何度も自分に質問をして、そこでかすかに感じられた「望み」を大事にして、出来る限りそれを自分にプレゼントし続けました。
例えば、仕事中に何か飲み物を準備しようとした時に、こんな質問をします。
「今の私が一番飲みたいものはなに??」
「ルイボスティーなら、フレーバーのあるもの?それともシンプルなもの?」
「今あるフレーバーは、リンゴとマスカットとシトラスだけれど、そのうちのどれが一番私を笑顔に出来る?」
「ホットがいい?それともアイス?」
こんな風に、今まで閉じていた自分の気持ちの扉をノックするように、いっぱい小さな質問をして、小さな小さな声を聞いて、自分が選択したり好きなものはどっちかな?というのを感じたり考えたりする練習をしました。
そして、とてもささやかなものであれば「自分の願い」を叶えてあげられるので、自分を喜ばせる経験値を積んでいくことが容易にできます。
今日はどんな洋服を着たいか?
今日は何色のアイシャドウをつけたいか?
香水はどれが気分?
どのハンカチを持って行こうか?
コンビニでおやつを買って行く?
ランチは何を食べたい?
今日は自炊?外食?それともお弁当を買うのがいい?
お風呂の入浴剤はどれがいい?
それともサッとシャワーが気分?
部屋着はどれがいい?
見たいテレビや映画、読みたい本がある?
明日のためにちょっと早く寝る?明日は休みだから夜更かししちゃう?
日常生活の中で、自分の「望むもの」「好きな方」を質問する機会はいっぱいあります。
疲れ切っている時に「どれがいい?」「こっちはどう?」と細かいことまで掘り下げたりはせず、質問しないことも自分への労いだと思う日はお休みしても全然OK!
初めのうちは「そんなこと聞いてどうするの?」と心は答えようとしてくれなかったり、小さなおもてなしをしても何にも喜びを感じないかもしれません。
実は私も、やり始めて2カ月近くの間
こんなことして変化はあるのだろか?
こんなことして、私は自分の「好き」が分かるようになるのだろうか?
と、反応が薄く、自分のことがイマイチ分からずに困惑もしましたが、それでも自分の感覚や好きを取り戻したくて、小さな質問を続けました。
塵も積もれば山となる、千里の道も一歩から、という言葉ではありませんが、これを繰り返しているうちにだんだんと『自分の感覚』というのを意識することで、好きを感じる感覚を取り戻していくことができるようになりました。
他にも、自分がご機嫌な時やゆっくり休めてリラックスしている時などに「私の好きな物リスト」「私が疲れた時にして欲しいものリスト」など、思いつく『好きな事』を書き出しておき、自分を労ったり喜ばせたりする際に
さぁ、私の好きなものを集めたお品書きですが、今日はどれになさいます?
と、選べるようにしておいて、自分を笑顔にするものを届けるのもおすすめです!
疲れ切っている時や、メンタルが揺れているときに、好きって感じにくくなりますものね。
そんな時にはあれこれ考えるよりも、パッと目に飛び込んできたメニューから選べたら楽ですし、そうやって自分をもてなそうと思う「自分への思いやり」が嬉しいなぁ~と、疲れた心に染みることだってありますから。
長い時間をかけて、自分の感情や感覚を抑えたり感じないようにしてきてしまったのですから、チチンプイプイと魔法の呪文をかけたら一発で感覚が取り戻せる…ようなことはなく、じっくりゆっくり、固く閉じた心を何度もノックして少しずつ扉を開けてもらうようにしていくしかないんですものね。
何かとっても大きなことは続けられませんが、毎日小さな質問をしてあげることで、ちゃんと自分の好きを取り戻して行けます。
地味ですぐに手応えがあるわけではないので「ムムッ」と思うこともあると思いますが、毎日…といいつつも、時には休んでも全然OKですから、自分に関心を持ってあげて、それを可能な限り叶えて喜ばせていってあげてみてください。
「好きなモノ・コトが分からない」が、少しずつ解消されて行きますように!