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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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人生最大の喜びとは?それを優しく教えてくれる言葉。

♪なにが君のしーあわせー ♪なーにをしーて、よーろこぶー

今日もいいお天気!
ですが明日からまた大雪の予報が…

アスファルトの雪も消えて、除雪で出来た雪の山もだいぶ小さくなってきていたのに、まだもう少し春は先のようです。

ただいま、3か月無料で「Kindle」電子書籍読み放題サービスを体験中なので、あれこれと気になっている本を読んでいます。
全てのKindle書籍が読めるわけではないので、あーー、これは購入版かぁ…と思う本も沢山ありますが

返却も借りるのも楽チンな図書館がスマートフォンの中にある

という感じで、次はどの本を借りようか??と本を探す楽しさと手軽さにニヤニヤしています。

Kindleの定額読み放題サービスは、本を購入した時とは違い借りれる本の上限があるそうで、読み終わったら返却しないといけません。
なので、読んだ本の気になる言葉や心に響いたフレーズなどは、相変わらずノートに書き留めるようにしているのですが、アンパンマンの作者である「やなせたかしさん」が色々な本で語っている言葉を集めた『明日をひらく言葉(PHP文庫)』は、とても優しく暖かく素敵な言葉がいっぱいで、購入しようか迷って「欲しいものリスト」に追加しちゃいました。

やなせさんのことを知らない人はいるかもしれないけれど、アンパンマンを知らない人はいないんじゃなか?というくらい、みんなが知っているキャラクターを生み出したやなせさん。

実は私も、やなせさんが「おじいちゃん」なのは知っていましたが、アンパンマンがテレビ放送されることになりブレイクしたのが『69歳』だったという、遅咲きの漫画家さんだとは思ってもいませんでした。

また、とても多彩な方で漫画以外にも「詩とメルヘン」という月刊誌の編集長をされていたり、作詞家として『手のひらを太陽に』などを手掛けていらっしゃる事なども知らずだったので、この本を通してやなせさんの色んな面を見せてもらえたことも大きな収穫でした。

マミコちゃんが アンパンマンの人のご本を読んで すごく良かったでち~って ニッコリしてるでち

未熟児として生まれたことで体が弱くコンプレックスを沢山持っていたこと、戦争を体験したこと、多彩ではあるけれど「漫画家としての成功」は70歳に手が届きそうな時だったことなどなど、色んな体験をして感じた事や考えたことがあるから「こんなにも暖かい言葉」を届けられるんだ…と読んだ後で心がホカホカする素敵な一冊でした。

どの言葉もすごく素敵なのですが、私が特にいいなぁと思った言葉をいくつかご紹介します!

人間が一番うれしいことはなんだろう?長い間、ぼくは考えてきた。
そして結局、人が一番うれしいのは、人をよろこばせることだということがわかりました。
実に単純なことです。
ひとはひとをよろこばせることが一番うれしい。

明日をひらく言葉(やなせたかし 著)

本の前書きにも登場する言葉なのですが、やなせさんが気付いた「人生最大の喜び」とは「人を喜ばせること」という言葉に、胸がじーーんとしました。

時に人は「自分を犠牲にしてまで」も大切な人を喜ばせたい・笑顔にしたい・愛したいと与えようとします。
自分が疲弊して苦しくても、与えたいと思った相手が笑顔になる姿を見たいと思うほど、喜ばせたいという気持ちを持つんですよね。
もちろん、自分を犠牲にしてまで与えることは望ましい事ではないけれど

それほどまでにしても喜ばせることをしたい

って私たちは思う生き物なのかもしれません。
それくらい愛情深い、優しさを持って生まれてきているんですよね。きっと。

そして、この言葉に私がさらに気付かせてもらったのは「与えてもらうものを受け取る事の重要さ」です。

先にも書きましたが、自己犠牲してしまう位に「与えたい人」は往々にして自分が与えてもらうことに慣れていないので、受け取ることが苦手です。
特に痛みを飲み込み、甘えたい気持ちを押さえて頑張って自立してきた人であればある程、与えてもらった経験がないから「与えられる」と困惑します。

実は私もまだ受け取るのは下手です。
(それでも依然と比べたら雲泥の差で受け取れるようになったんですよ!!)

私のために申し訳ない。
大変な思いをさせちゃったんじゃないだろうか?

瞬時に「申し訳ない」と思ってしまう心のクセがまだ抜け切れてないのですが、やなせさんの言葉の通り、私も大切な人のために何か重い荷物を背負ったり労力を使ったりしたとき

大変だと思うよりも、喜んでもらえたらいいな~と期待を胸にしています。

喜んで欲しいんですよね。
わぁ、嬉しい!
わぁ、ありがとう!
わぁ、助かったよ!
そう言って受け取ってもらいたい。

だって、大事で大切で愛おしいあなたのために届けたんだもんね。

私のために…すみません。ではなくて
私のために…ありがとう!!!って喜んでもらえたら、それが最高に嬉しいんですものね。

受け取る事が、相手の喜びになるだけではなく「最大の喜び」として贈れるんだ!と教えてもらえたことで、受け取る事へのハードルがより一層低くなれそうな気がしました。

正義はとても不安定なもので、ある日、突然逆転する。

明日をひらく言葉(やなせたかし 著)

私は戦争を体験したことはないけれど、やなせさんは「正義のため」と教えられて戦争に召集されています。
もちろん、どの国も「自国の正義のため」に戦うのが戦争です。
正義はとても素晴らしいものですが、命を差し出すほどの「正義」とされていたものが、戦争に負けたことであっという間にひっくり返るという体験をやなせさんはされました。

以前、野村沙知代さんもこんな言葉を言われていました。

正義は人の数だけあるのよ!

どの角度で見るか、どの立場を採用するかで答えはバラバラで形を持たないものが「正義」と呼ばれるものなのかもしれません。
もちろん、不義を行いたいと思う人は少ないでしょうし、私たちの心には「罪悪感」という罪を犯すとチクチクとする感情が備わっていますから、出来るだけ正義に沿った生き方をしたいと誰もが願うものです。

でも、正義を振りかざしてしまったり、正義の名のもとに誰かを傷付けてしまうことがないように…と改めて思える言葉でした。
法律や住む場所が変われば、正義の形も変わったりするくらい不安定なものを「絶対」として人を裁いてしまうことがないようにしたいなぁと思わせてもらいました。

人生は椅子取りゲーム。
満員電車に乗り込み、あきらめて途中下車せずに立ち続けていたら、あるとき目の前の席が空いた。

明日をひらく言葉(やなせたかし 著)

アンパンマンを知らない人はいないと思うほどに有名ですし、言葉を上手に話すことも出来ないくらい小さな子供たちが夢中になるほどに愛されるキャラクターを生み出されたやなせさんですが、アンパンマンのお話を絵本にしたのが50歳を過ぎてからだったそうです。

絵本のアンパンマンは今のキャラクターの形とは異なるもので、評判は散々だったそうですが、やなせさんはこのキャラクターへの愛を持って大事に育てた結果、子どもたちがその魅力を評価し、アニメ放送されることになり一気に大ブレイクされました。

テレビアニメの話が届いたのは、やなせさんが70歳になる直前だったそうです。

やなせさんは「椅子取りゲーム」と称していますが、自分が大事にしている夢をただ諦めずにそこに居たんですよね。
そうしたら「目の前の席が空いて座れる」事になり、夢がちゃんと叶いました。
諦めないでやり続けたから、遅咲きであってもやなせさんの「出番」がやってきたんですもんね。

諦めの悪さも、長所になるんですよね!
そして、いつ椅子に座れるかは分からないけれど、好きな事や大事な事は、大切に育て続ければいいんだ!!と、とっても勇気をもらえました。

私もパートナーシップを諦めていません!!
諦めの悪さが取り柄ですし、楽しみにしながら、やれることに思いを込めつつ無理せずに「ただ立っている」事を続けて、いつか椅子に座れる日を楽しみにします。

私のノートには、他にもいくつものやなせさんの言葉を書き留めました。
人によって響く言葉や受ける印象は違うと思いますが、この本の言葉は優しく暖かく、そして前向きでほほえましいも野たちばかりでした。
それはやなせさんが著書の中で言っていたように「毒」を入れていないからなんだと思います。
「ワル」のエッセンスはあってもいけれど「毒」を入れないようにする、そういう暖かさを持てる人って素敵ですね!

素敵な一冊に出会て、沢山言葉に刺激をもらえました。
いい本、いい言葉に出会えるって嬉しいですねーーー♡

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