こじつけでも「その気」になってくるのが不思議 ~そう思うとそう見えてくる~
先月末、自分の誕生日に「自分を大切にするためのプレゼント」として、病院で甲状腺機能の検査をしてもらいました。
先週、結果を聞きに行ったところ「若干低めではあるけれど、基準値内!」だったので、慢性的に疲れ(眠気)が出るのに甲状腺の影響はなさそうとのこと。
大きな問題なしなので、これで終わりかと思いきや、「しんどいのはあなただから、原因が分かると対処できるんだけどねぇ」と親身になっていただけ、なんかそれだけでジーンとしました。
と同時に、下半身が冷えていることや子宮筋腫などにも関係するらしい「血の巡り」について、漢方薬を出してもらっていたので、その効果はどうか?と聞かれました。
「2週間飲みきりましたが、まだ期間が短いから分からないですよね…えへ」
みたいに答えたら、先生は「2週間飲むと、なんとなーくいいかも?とか多少は効果を感じるものだから、この漢方はあなたに合ってないみたいだね」とのこと。
へーーーっ!そうなんだ!!!
漢方薬ってジワジワと時間をかけて効いていくもの(長期戦)だと思っていたのでビックリ。
先生の話によると、もちろん即効性のあるものではないけれど、2週間は別に『短期間』ではないので、体に合っていれば何かしらの効果や変化を感じるものなのだそう。
そう言われた途端、「うーーん、何かしら体調変化は…」と頭を捻る私。
無理に効いたと思わなくていいから。
合わない漢方を続ける必要ないからねぇ。
と、先生は、どうしてもプラセボろうとした私を見て笑っていました。
疲れて眠気がやってくるのは、ストレスや緊張などから「睡眠の質」が悪いのかもしれないということで、先生から仕事のストレスや普段の睡眠について質問されました。
●仕事のストレス → ある!!!(激しく同意。でも人間関係などではなく、業務内容)
●寝つきはいいか → いい!!!(眠気に包まれるというより、気絶系)
●夢は見るか → めっちゃクッキリ・ハッキリ見る
●怖い夢はよく見るか → 年に何度かは見るが、頻度は少ない方だと思う
●夜中に目を覚ますことはあるか → ギンちゃんや仁くんに起こされることがある
これらの質問から、仕事のストレスや日常考えている不安などからも睡眠の質が悪くなることもあるが、
夢をクッキリ毎日のように見ている = 睡眠が浅い
ということで、寝れているけれど体や脳が休まっていないのかもしれないといのこと。
そこで、不眠や不安を和らげる効果のある漢方を試してみることになりました。
不安や不眠に効く漢方なんてあるんだー!!とビックリ。
そして、すぐに寝付ける私は「睡眠」の悩みはあまり考えていなかったのですが、眠っている間に夢を見て疲れることはあるなぁ…と思ったので、漢方が効いてくれるといいなぁ~とこれまたプラセボる気満々です。
飲み始めて明日で1週間になるのですが、正直、よく分からない…。
夢を見なくなるわけではないし、眠れているし(もともと不眠の悩みはないし)、でも心なしか眠りが楽なような…。ムニャムニャ。
まだ1週間ですし!!
あと1週間でまた変化もあるかもしれませんから、気長に続けてみようと思います。
でねでねっ、前回出してもらった漢方薬も「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)」という、覚えられないような呪文のような名称だったのだけれど、今回の漢方薬も
柴胡加竜骨牡蠣湯(サイコカリュウコツボレイトウ)
という、なんだか禍々しい感じの「呪文」のような名前。
ツムラの漢方薬ページを見てみたら、それこそ全く何の薬なのか想像もつかないけれど、たくさんの漢方薬が乗っているのですが、そのどれもが「魔法の呪文」っぽくて、なんかワクワクしました。
手のひらを合わせるようにして組み合わせ、人差し指を立てた「にんにん!という忍者のポーズ」をしながら、
サイコカリュウコツボレイトウ、サイコカリュウコツボレイトウ、サイコカリュウ…
と無心に唱えてみたら、なんかムカつくあれこれが「呪文や念によって浄化されていく」ような感じがして、一人で跪いて忍者ポーズで漢方薬名を10回くらい唱えてみたら、くだらなくてなんだか力が抜けていい感じでした。
ツムラのホームページには、色々な漢方薬が紹介されいますので、あなたにとって「気分転換」できそうな薬品名を呪文にして唱えてみるのはいかがでしょうか?
くだらないことを全力でしてみると、案外ゆるめるのでオススメDEATH!!
* * *
先日、小林正観さんの本を初めて読みました。
ずっと気になっていたのですが、どれから読めばいいのか??と思っていた中で
『幸せめがねで世の中を見る秘密結社』
という言葉が紹介文に書かれていたのが印象的だった「嬉しく楽しく、幸せになってしまう世界へようこそ」という本を図書館で借りて読んでみました。
本の中で気になった言葉を書き留めておいた紙を、うっかり捨ててしまったので(ノートに書き写す前の走り書き)、正確な文章ではないのですが、本の中でとても印象的な話がありました。
パナソニックの創始者である、松下幸之助さんに関する話なのですが、松下さんは「ツイている」ということをいつも言い続けた方なのだそう。
面接時に「君は運がいいと思うか?」という質問をされていた、という話は有名ですよね~。
松下さん自身は、ご自身のことを「ツイている・運がいい」とおっしゃっていたそうなのですが、実際には幼少期からあまり『ツイている』とは言い難い環境でした。
豊かな家に生まれたものの、お父さんが米相場に失敗して一転。
松下さんはなんと9歳の時に丁稚奉公に出されてしまったのだそうです。
その後、電気関係の会社に勤めるものの肺の病気に侵されたり、起業してもはじめのうちは全く売れず…というしんどい時期が続いたそうです。
全く運のいい要素はないじゃないですか…。
本の中には、松下さんが「船から落ちる」というエピソードが紹介されていました。
同じ話が載っているインターネット記事がありましたので、エピソードはこちらからどうぞ!!
松下さんは蒸気船から”巻き込み事故”で海に落ちてしまう…という「THE・ついていない状況」のことを、ツイている・運がいいと解釈されているんです。
もしも自分が寒い冬の時期に海に落ちていたら、命を失っていたかもしれない。
だから、なんて運がいい人間なんだろう!と。
DA・YO・NE!!
そう思うんだけれど、でもね、出来事は「いいも悪い」もないフラットな『単なる出来事』でしかないんだよね。
で、その出来事に対して自分がどう反応するかを、私たちはいつだって「自分で選んで」いるんです。
巻き込まれて海に落ちた、という出来事を見れば決して望ましい出来事ではないけれど、起きている出来事に対して、どう解釈するか、どういう見方をすれば「運がいい」と思えるかを見つけることは、自分次第なんですよね。
●海に落ちた → うーわ、最悪。何でこんな目に合うの?
●海に落ちた → ひゃー。災難だった。なんか嫌なことがある予兆かな?
●海に落ちた → 災難だったけど、冬だったら寒さで死んでたよね?なら、今の時期でヨカッタ!!
パッと思い付いたことを3つだけ挙げてみましたが、他にも見方を考えてみたら、違う見方も出てくるはずです。
起きた出来事は「海に落ちた」という事故です。
でも、それをどう捉えるかは、自分が選べるんです。
そして、最悪の状態を「ついている」という視点で見ることで、不思議とその気になるというか、
最悪…なんだけど、なんかラッキーなんだよね。
という感覚にもなれるのが、とっても不思議。
ツイている・運がいい、という人は、元々が恵まれているから運が良い状態なのではなく、運がいいと思い込んで世界を見ていることで、次々と「ツイている・運がいい」と思うことを見つけてくることで、運のいい世界を広げているんですよね。
それこそ「引き寄せ」的な話になりますが、運がいい!という嬉しい波動やエネルギーを出していると、それに共鳴して次なる嬉しいことや運がいい!につながることが集まってくるんですもんね。
でねでね、海に落ちて命からがら…の状態って、全然「運がいい」と言えないのに、それでも運がいいと確信できた松下さんの話がとても印象的だったので
松下幸之助んさん憑依ゲーム
というのをやっています。
日常の中で起きる「なんかよくない出来事」があったときに、松下さんになりきって「この出来事を『ツイてる!』と言うとしたら?」と、なぞなぞのようなことをやるようにして2週間ほど。
もちろん、日常生活の全てのシーンで実践している訳ではなく、思い付いたときに「運がいいと言うならば?」とやっているのですが、これを続けていると
あまりうれしくない出来事があっても、イライラせずに「ツイてると言えばツイてる」に変わるなぁ~
というのを実感しています。
今日も、テーブルの上に「豆乳を入れたコーヒー」を入れたカップを載せて仕事をしていたのですが、オンラインで職場のスタッフさんからきた連絡に対応しようとしたら、その音に反応してなぜかテーブルにギンちゃんが飛び乗り、あっ!と思ったときにはカップを床に倒していました。
少し寒くなってきたので、床に白い毛足の長いラグ(使って3年目)を敷いていたのですが、見事に薄ーく茶色い沼が出来上がっていました。
うーわ、最悪…
だけど別に、ギンちゃんが悪い訳でも、私がカップを置いておいたことが悪い訳でもないし。
そこで掃除をしながら、松下幸之助さん思考をしてみたら…
●熱いコーヒーじゃなかったので、ギンちゃん含め誰もヤケドしなくてすんだ
●無糖だったのでベタベタも最小限でラッキー
●こたつ布団を出している時期だったら、もっと被害は甚大だったから運がいい
●古いラグなので、コーヒーがこぼれたおかげで「一部分」とはいえ徹底的に掃除したので清潔になった
●古いラグゆえに、染みがついても心はそんなに削られない
●古いラグだから、汚れが落ちなければ今シーズンで捨てて新しくするキッカケになる
お、おぅ…。
運がいいんじゃないだろうか?!
こじつけではあっても、こうやって「運がいいとしたら?」と考えてみると色々と出てきますし、次々に考えているうちに
不運だったことがうすぼんやりして、こじつけであっても「その気になっていく」んです!!
もうほんと、自分がどんな眼鏡をかけて世界を見るかで、世界なんてクルッと変わるんですよね~。
とはいえ、日常の中で何でもかんでも「幸せメガネ」「ポジティブ変換」する必要はないですし、感情が揺れているときや沈んでいるときに、無理してアゲアゲ!な思考をする必要もないと思っています。
自分が心地よい時や、特に波風のないときに、ツイているという視点を持つようにすると、だんだんとそれが板について行って、あまり望ましくない出来事があっても「自分の心をえぐる解釈ばかりを採用せずに済む」ようになっていけます。
コーヒーがこぼれたことを「まぁ、いっか!」と笑いながら掃除できた方が、自分自身がゆるくて楽でした。
まぁ、いっか?!
と苦笑いでもいいからクスッとするためにも、松下さんゲームで「ツイているとしたら?」と楽しんで変換してみるのはいかがでしょうか?
松下さんは、実際にツイている訳ではなかったかもしれませんが、ツイている・運がいいと思い込んでいたら、本当にツイている世界が開けていったように、最初は強引な思い込みでも世界は変わっていくのかもしれません…よね。
くれぐれも「無理なく」「ふざけながら」「ゆるく」を大事にしつつ、ツイていると思えないときには、人差し指を立てて手のひらを組み合わせ
サイコカリュウコツボレイトウ、サイコカリュウコツボレイトウ…
と心頭滅却してツイていないことを消し去る呪文を唱えてみるのもオススメDEATH!!