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手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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自分の痛みがいつしか「誰かの光」になれたこと

毎日めっちゃ寒いですね。 オレの中で洞穴ブームが来てるですよ。

昨日の午後から少しずつ雪の勢いは落ち着き、ようやく峠を越えて、今日は少し日差しも差し込んできました。

とはいえ、マンションの駐車場から国道に出るまでの細い道は除雪が入っていないため「2WD」の私の車では絶対にハマって動けなくなること間違いなし。
ファンヒーター用の灯油を、ちょうど雪の降る直前に買い足してあったのが幸いし、車じゃないと買いに行けない急を要するものはないので、しばらくは雪をこんもりと被ったままの車をそのままにしておくことにしています。

私の職場は住宅地と商業地が混じったような場所の、一番奥の突き当りの場所にあります。
大きな国道から折れて、オフィスに向かう道は除雪が入ない道路で危ないことに加えて、社員用の駐車場(近隣でお借りしている駐車場含め)も雪に覆われて使えない状態。

会社の前の道路と駐車場は、専門の重機会社さんに除雪予約をしており、今日の午後から来てもらえる予定だったそうなのですが、この雪でおお忙しすぎて予定が間に合わないようで、何と明日の午後に延期。

また、職場への宅急便の集荷が連日不可能との連絡もあり、運送業の方は今ある荷物すらさばくのが困難な状況なのだそう。(会社からの全体メールで知ってビックリしました)

私は基本は在宅で外に出なくても何とかなっているので、外の状況があまり分かっていませんでしたが、思っている以上に雪の影響は大きいようです。

天気予報では、明日は雨で雪解けが進みつつも足元がぐちゃぐちゃして危険なうえに、夜には溶けた雪が凍ってガチガチになりそうで危険なうえに、木曜の夜からまた強い寒気が入ってくるとか…

家から歩いて行ける場所にスーパーがあるので、今日のお昼休みの晴れ間の間にテクテクと歩いて、週末おこもりをすることになっても大丈夫なように食材を買い足しに行ってきました。

カット野菜やその他の食材のコーナーは
ガラガラで何もない状態

野菜売り場もスカスカと空いていて売り切れ続出ではありましたが、カット野菜やその他のお手軽食材コーナーは見事にすっからかん。

お豆腐や油揚げ、お肉やお魚売り場もあちこちが歯抜けのように品切れていました。

パン売り場も見事にスッカラカン

納豆や卵などもあとわずか…になっていましたし、日持ちのしそうなチルドのピザやシュウマイや餃子といった商品も数点を残してなくなりそうな状態。

冷凍パスタや唐揚げ、冷凍ピラフやチャーハンなどもショーケースから姿を消していました。

私がスーパーに行ったのがお昼の12時半頃だったのですが、すでにあれこれと商品がない状態でしたが、来ている人たちはカートにいっぱい食材を載せていて、みなさん外出できるタイミングで買い込んでいるようでした。
夕方にはあれこれもっと商品がなくなっていたんだろうなぁ。

天気予報が外れてくれて、週末は雪にならずに済んでくれることを祈るばかりです。

* * *

話は変わり、私は3姉妹の長女。
姉妹仲はとても良く、妹の友達なども交えて一緒に遊んだり女子会をしたり…ということもあるため、妹の友達は「親戚」のようなどこか近しく大切な存在のように思えています。

中でも、末の妹の一番仲のいい友達は彼女が10代の前半の頃から知っていて、妹が帰省する度に実家に泊まりに来るのですが、そのたびに「マミコくんも一緒に飲もうよ」と言ってくれて、なんだかんだと仲良くしていました。

もうひとりの妹のような存在の彼女は、今から7年前に素敵な彼と結婚し、ずーっとご主人のことが大好きだとのろけていました。

ご主人は新潟と東京での二拠点での仕事をしていて、行ったり来たりの生活をしていましたが、今まで彼女が気になるような変化や不審な行動はなかったのに、ついつい先日、虫の知らせ…というのか女の勘というのか、彼の衣類のポッケから出てきたレシートを広げてしまい(いつもは特に気にせずにチェックもせずに捨てていたそう)、そこでなぜか出張先ではない他県のホテルに泊まっていることが発覚してしまったそう。

その時に頭が真っ白になり、体が震え、そこからは何が何だか…と呆然となってしまったそうですが、ご主人に確認したところ、自分が既婚者だということは伝えずにお付き合いのようなことをしている女性がいることと、今は彼女の方が好きだ…という”とてつもなく残酷で聞きたくない言葉”を聞いてしまったそうです。

ちょっとの間は誰にも言えずに泣き続けたけれど、妹に連絡をしてきた後で私も連絡をもらい、電話口で

つらすぎます

といって嗚咽を漏らしながら泣く彼女のことを思うと、なんでこんな悲しい体験を…と、こちらまで泣けてきました。

一人で考えたい・一人になりたいならその時間も大切だけれど、一人でいるのがつらかったらいつでも泊まりに来ていいんだよ、と伝えたところ、数日後に「泊まりに行きたいです」と連絡が来て、我が家に疲れて少し痩せた彼女がやってきました。

数日間は眠れず食べれずだったという彼女は、簡単な手料理になんとか箸を付けて飲み込むとホロホロと涙を流し、今の気持ちを話してくれました。

一通り話を聞いた後、「頑張ってきたね」「つらいね」と彼女の背中をさすってしばらく抱きしめていたら、ワンワンと声をあげてしゃくりあげて泣き、でもそのあと少しスッキリしたと笑ってくれました。

今の気持ちは本当に真っ暗で、「なんであの時に見つけちゃったのだろう?」「何が悪かったのだろう?」「なんで私じゃダメなんだろう?」と繰り返し続ける思考のお喋りの渦の中にいると思いますし、当たり前の日常が音を立てて崩れ去り、ごく普通にスーパーにいる人を見るだけでも涙が出てしまうくらいに不安定なんだと思います。

早くこの気持ちから解放されたくて、少しでも希望を持ちたいのに、どん底のような状態からは針の穴程の光も見つけられず、ようやく眠れたと思っても浅い眠りで目が覚めて溜息をつく日々の繰り返し。

過去に私も同じような絶望の底に落ち込んだことがあるから、彼女の苦しみや悲しみを思うと、どうにもならないしんどさが蘇り、胸がギューーーッと締め付けられるような気持ちになります。

あの時は、一日一日をやり過ごすことすらしんどくて、いつしかまた思い煩ったり思考せずに日常が過ごせるようになれるなんて、とてもじゃないけれど想像できませんでした。

だって、眠って起きた次の朝には、絶望している状態を毎日のように繰り返していたんだものね。
好きな気持ちもせり上がるし、だけれど現実の彼の行動に振りまわされるし、そのたびに「決めなくちゃ」って思いながらもグラグラして何もできない自分が苦しいんだもんね。

何かきっかけがあったわけではなく、淡々と毎日を「落ち込んだり浮上したり」を繰り返しながら過ごしていたら、いつしか当たり前の日常を苦しまずに生きられる力をちゃんと取り戻し、本意ではなかった道とはいえ新たな人生を歩みながら、私は随分と遠くまで来れました。

そして、毎日を笑って生きることができるようになりました。

今すぐは気持ちは楽にならないけれど、でもね、未来は大丈夫になれてるよ。
大丈夫じゃないけれど、それでも大丈夫だよ。

夜遅くまで一緒にお酒を飲みながら、彼女の今の気持ちをいっぱい聞かせてもらい、幾度か彼女を抱きしめて一緒に泣き、そして今の私は笑って楽しく暮らせていることが、彼女にとってのかすかな希望のようなものになったと言ってもらいました。

かわいい妹分の彼女に、私がしてあげられることはほとんどなくて、絶望や悲しみを変わってあげることもできません。

だからこそ、私は話を聞き、寄り添い、共に悲しみや怒りや困惑といった感情を感じて、その痛みにペタリと絆創膏を貼るように彼女の気持ちのそばに居続けて、泣きたい時に泣ける場所でありたいと思っています。

本当に苦しいよね。
なんだってこんな気持ちをしなくちゃいけないんだろうね。
大好きだからこそ、哀しいね。
毎日生きていることがやっとだよね。それでいいよ。
今は毎日をなんとかやり過ごせばそれで「あっぱれ」だから。
どれくらいで楽になっていけるかは、私には分からないけれど、それでもゆっくりとこの痛みも変化していくからね。

嬉しいLINE

彼女が私に甘えて泊まりに来てくれた翌日に届いたLINEの一部。

何かすごいことや心理学的な云々…なんてことも何も言っていません。
けれど何かが、彼女の気持ちをほんのちょっとだけでも癒せたならば、本当によかった。

深夜までの涙を流しながらの「秘密のお喋り時間」に彼女は幾度も、私が当時どうやって悲しみをやり過ごしたのか、ちゃんと笑えるようになれるまでにどれくらいかかるのか?といった、今一番彼女がしんどいことに対する小さな光を探すように私に質問をしてきました。

決して体験したかった事ではないけれど、私が絶望からゆっくりと今の場所で笑えるようになるまでの時間は、誰かにとってのかすかな希望の種になることができたならば、無駄なんかじゃなかったんだなぁとあの当時の泣いている自分に届けてあげたい気持ちでいっぱいになりました。

ほんと、タイムマシンがあったら飛んで行って「しんどいけれど、その時間は未来にちゃんと意味を持って大切な人の力になれるよ。」って言いに行きたい!!!

別に痛みを経験する必要はないし、しない方がずっといいけれど、やむを得ず痛みを体験してしまったとしても、体験したからこそ他の人の痛みの伴走ができるではないけれど、痛みの理解者になることができるんですよね。

それは、価値のあること。
傷だらけで見た目には素敵じゃないし、とはいえやっぱり「できれば経験せずに人生を終えたい」出来事ではあるけれど、やっぱり絶対、価値のあること。

時間が全てを解決してくれるわけではないけれど、時間が経つと、過去もまた捉え方や見え方も変わっていけるんですものね。
だからきっと、きっときっと、未来はやっぱり「大丈夫」なんですよね。

* * *

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