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最期に遺したい大切なメッセージ ~Role Letter~

マミコ改まって紙に何か書き出したですよ。

春と夏の年2回開催されている「グリーフケア」の講座。
昨年夏に「2級」の講座に参加し、この春に「1級」の講座を申し込もうと思っていましたが、3/14・15日が開催予定で、カウンセリング体験会に参加する事にしていたため、春の講座参加を諦めて夏に申し込もう!と思っていました。

申し込みは12月に行われたのですが、この当時はコロナウイルスがこんなに猛威を振るうなどとは全く想像できず(というか流行中のコロナウイルス自体がまだ登場していなかった頃かもしれません)3月の講座もキャンセル料不要でキャンセル可・年2回開催の講座なのですが「振替」で秋にも開催との発表がありました。

発表があったのは2月でしたから、また状況も変化し、夏の講座・秋の追加講座もどうなるかは分からないですし、ほんと、何が起きるのかなんて予測できないなぁ…と改めて感じています。

ギンちゃんが「改まって紙に何かを書き出した」と言っていますが、私は昨晩「遺書」を書きました。

遺書というと仰々しい感じがしますが、昨年の夏の終わりに書いた「遺したい言葉」であるRole Letterを書き直しました。

▼Role Letterについての記事

というのも、志村けんさんの突然の訃報を受けて、色々考えさせられたからでもあります。

急にマミコちゃんと会えなくなったら 仁くんとにーたんはすごく困ってしまうでちーー

志村さんがコロナによる肺炎で入院する前に、家政婦さんに愛犬たちのお世話を託して入院した…と、入院の一報を報じていた朝の情報番組で目にしていました。

そして、その入院からは帰らずに今世を全うして天に召された志村さん。

ニュースなどで聞く限りでは、入院されてからは意識が戻らず会話が出来なかったようですから、感染症に関係なくとも最後に遺していきたかった言葉を託せなかったのかもしれません。
ですが、志村さんの訃報から「感染症での入院」の場合は、亡くなると分かっても大切な人たちに会う事は叶わず、大事な事を伝えたくても伝えられないんだ…と知ったからこそ、言葉を遺していく事は「愛する人への最後のラブレター」なんだと、改めて強く感じました。

Role Letter に形式はありません。
大切な人に宛てて残しておきたい言葉やお願いを記しておくのですが

出会ってくれてありがとう。
愛してくれて、愛させてくれてありがとう。
私の人生は、あなたたちのおかげで楽しかった。
また、来生もよろしくね!

といったありがとうと愛を伝えることに加えて、今回は特に大事だと思ったことが「遺していく命へのお願い」でした。

※葬儀や埋葬の希望などもサクッと書いています
※メッセージと一緒に、大事なお願いを書き残していくのはとても大事です

私は志村さんと同じく【独身・ペットとの生活】をしています。

志村さんの愛犬たちは、家政婦さんにお世話をお願いしていったことからも不自由なく面倒を見てもらっていると思いますが、入院で家を留守にした飼い主の帰りをきっと今日も待っている事でしょう。

動物たちは、言葉を100%理解する事が出来ません。
私がいなくなると、ご飯もお水もおトイレも、何もかもが困ってしまいます。
誰かのお世話が必要です。

愛している大切な命だからこそ、この子たちに必要な事は何か、どうしてあげて欲しいのかを残しておくことの重要さを志村さんから教えてもらいました。

コロナウイルスだけではなく、突然呼吸が止まる事や不幸な事故に巻き込まれる事もあるのですから、気が付けてヨカッタな!と感謝です。

前に書いたRole Letterには、ギンちゃん・仁くんのお世話でお願いしたい事を簡単に書いていましたが、今回書き直したものはもう少し詳細な事を書きました。

【ギンちゃん】
・2008年9月16日生まれ(現11歳)
・フードはロイヤルカナン ユリナーリS/O (下部尿路疾患に対応したもの)
・大きな病気は現在なし、春にワクチン接種が必要
・布製品で爪とぎする(破壊しても怒らないでください)
・爪切りは月に1度(切らせてくれるが難しければトリミングへ)

【仁くん】
・2009年9月16日生まれ(現10歳)
・フードはニュートロ 減量用(太りやすいため)
・心臓弁膜症で月に1度の通院と投薬あり
・薬はピンクと白の錠剤を各1粒ずつ、朝と晩の2回
・現在、進行は緩やかで落ち着いているが呼吸が荒くなったらすぐに病院へ
・トリミングは夏は月1、冬は爪切りのタイミングで
・肛門腺が溜まりやすいのでトリミングの際に絞ってもらってください

【2匹のかかりつけ獣医】
・病院名
・電話番号
・担当獣医師名
・診察券番号

【2匹をみてくれる人へ】
・私の残すお金を使って欲しい(口座番号とハンコの場所など)
・2匹は離れ離れにはしないで欲しい
・寂しがると思うので愛してあげて欲しい
・残していくお金で病院などへ連れて行って欲しい
・亡くなった後は樹木葬で先に眠っている私と一緒にして欲しい

昨日の日付を入れて、家族にはLINEでレテビ台の下に保険証書類と一緒に分かるようにしてRole Letterがあると伝えました。

大事な事を書きながら、やっぱり涙が溢れて止まりませんでした。
けれど、大切で愛しているからこそ、残していく事になった場合の大事な事を記しておけたことに安堵もできました。

過剰に神経質になる必要はありませんし、怯えすぎる必要もないとは思っています。
ですが、自分が感染症をもらう事・移すことがないように「出来る範囲」の事は気をつけたいと思っています。
また、ウイルスは目に見えないもので「誰でも知らずに罹患する」可能性があるもの。あんなに元気そうにしていた志村さんが突然今世に幕を閉じたように、想像もしていない事が自分の身にも起きる可能性があると教えてくれたので、大切な人に言葉を書き直しました。

Role Letter は役割を持った手紙です。
愛や感謝を思い出せる「あたたかいラブレター」でもありますから、書きながら大切な人への暖かい思いに気付き直す事もできます。
また、死を考える事は「生きている事」がそれだけで尊いと思い直せる機会でもあります。

命の長さで考えるとギンちゃんや仁くんを見送る事に対する大きな不安はありますが、その寂しさ以上に「私が最後までそばでお世話できる」事が、何よりも幸せである事と、2魂を安心させられるんだ!と思う事ができて、考え方を少し変えることができました。

Role Letter を書くと、紙に残しておくだけではなく「言葉や態度」でありがとうや愛しているを伝えたくなります。
だから、今日は、大好きな人にそっとくっついたり抱きしめたり、いつもありがとうや愛しているを言いたい日!

毎朝、ギンちゃん・仁くんを抱きしめて頬ずりして「今日も愛してる♡」と言って出かけていますが、今日はそこに「今日も生きててくれてありがとう」を追加して頬ずりしたら、ギンちゃんはものすごく怪訝そうな顔をしていました。
うふふ。そんな「ありふれた今日」がすごくあたたかいと思える!!

不安な時だからこそ、愛の言葉を書いてみるというのもいいかもしれませんね。

あなたとあなたの愛する人や愛する命が、今日も不安や心配がなく笑って過ごせていますように。

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