伸ばしていた髪をバッサリ切りました! ~人生最初で最後…かもしれないヘアドネーション~

やほ! ← 陽気に登場
はっくんが見つめている紙袋の中身は、なんと私の紙の毛。
今日、人生初で多分人生最後となる「ヘアドネーション」のためのカットをしてきました。
思い立って、エイッ!と。

ここしばらくの間、ずっと肩下くらいの長さで過ごしていました。
結べるととても楽だったので、気がつくと大体一つにまとめて過ごしていて、あるとき「結構伸びてたんだな~」と切るか迷った際に、せっかくならばもうしばらく伸ばして、ヘアドネーションできたらいいなと思いました。
丁度、私が「卵巣のう腫」で手術をしたあたりで、結構伸びていることに気づいたのですが、私の髪は細くて絡まりやすく、かなりひっかかってしまったため、一度毛先を10㎝位切りました
それでもまだ「ミディアム~ロングの間」くらいの長さがあったので、伸ばしてみよう!と思うと同時に、絡まって切れてしまわないよう、ちょっとだけ気をつけてケアしてあげようと決めました。
が…
まぁ、絡まるのなんのって!!!
カットする前に美容師さんから写真を撮ってもらってハッキリわかるように、毛先は結構絡んで切れてスカスカじゃーーん。
胸の少し上くらいから、腰の少し上くらいまで伸びるのに、なんだかんだ1年半くらいかかりました。
ヘアドネーションは「最低31㎝必要」と聞いていたので、本当はもう少し伸ばしてから切ろうと思っていました。
切った後の長さが、顎下くらいのボブになるといいな~と思っていて、そうするともうちょっと長さがないとムズカシイ。
あと2~3カ月伸ばせば…
と思っていましたが、もうほんと、とにかく絡まってしまってお手入れに限界を感じ、思ってるより短くなるのは承知の上で、バッサリ切ってもらうことにしました。

ゴムでまとめてもらった毛束を切り落としてもらった後、バサバサで揃っていない毛先を整えるようにカットしてもらい、スッキリとショートボブスタイルに大変身!
ここまで短いのは、人生で初。
なんだか見慣れない自分の姿がありましたが、それも新鮮。

短く切った毛先がまだ馴染んでいなくて、どこかちょっと浮いたような「ぎこちなさ」がある新しいヘアスタイル。
自分でも見なれなくて不思議な感じがしますが、せっかくのショートボブを楽しめたらいいな~。
長い時は、とにかく結んで過ごす!が基本だったのですが、今度は結べないのでスタイリングも練習しなくちゃ。
ギリギリでも結べるくらいの長さが残せればよかったのですが、数か月もすれば伸びてくるでしょうし、不器用ですがアイロンの掛け方も教わってきたので、明日からスタイリングを頑張るぞ!!
首元がスッキリしたので、大ぶりのピアスや顔色がもっと明るく見えるようなメイクも試したい。
ここしばらく、メイクやお洋服と言った「オシャレに関すること」にまで気が回らない状態だったので、身の回りを整えたいと思えたことも、なんだかニッコリ嬉しくなっちゃいました。
悲しみに覆いつくされたり、燃え尽きているときって、外側にまで気が回らないですもんね。
外側に意識が向けられるくらい、自分の内側にエネルギーが満ちてきていることが、本当に嬉しいな。

ヘアドネーションをしたいと思ったのは、特に目的もなく伸びていたというのもあるのですが、私自身が病気を体験したことも理由の一つです。
今から2年と少し前、私は卵巣に大きな腫瘍があると分かりました。
急に腫瘍が出来て、それがあっという間に大きくなったことから、「悪性の可能性もある」。
それはつまり「がん」の可能性があるということで、いざ自分が「がんかもしれない」という状況になったら、私はビックリするくらいうろたえ、取り乱しました。
人はいつか死ぬ。
死は100%の確率でやってくるもの。
って、分かっているのに、分かっていても、自分のすぐそばに「死」を感じるような病気があると思ったら、怖くてたまりませんでした。
がん=死、というものではないと、これまた頭の中では分かっているはずなのに、現実にはそんな風に思えず、どうしよう、どうしたらいいんだろうと、気が変になりそうでした。
MRI・CT検査の結果を待っている間にも、悪い妄想はどんどん膨らみ、安心したくて病気のことを調べれば調べるほど、怖い情報で頭でっかちになり、病気でなくなるのも怖いし、治療するのも怖い…と、とにかく恐怖に震えていました。
もしわたしの腫瘍ががんだった場合、卵巣がんということになります。
私が調べたときの情報では、卵巣・卵管や子宮、大網やリンパなどを手術で摘出する他、抗がん剤を使うのが標準治療のようでした。
抗がん剤…
薬の強さから副作用に苦しんだり、薬の影響で脱毛するというのがパッと思い浮かび、私はまだ「がん」と言われてもいないのに、胸がグッと苦しくなりました。
そんな時、卵巣がん体験者の方の手記や漫画などで、ウィッグを使って気分が明るくなれたという言葉を目にし、私もウィッグをどれにしようか…と、色々とチェックしました。
命と引き換えにするには、髪の毛なんて大したことないもの。
って思うし分かるけれど、でもいざ実際、薬の影響で髪が抜け始めたら、そんな風には思えないと思うんです。
抜けていくのはとっても悲しいし、見た目も変わるし、ただでさえ病気で不安定なのに、すごく心がえぐられる体験なのだろう、って。
幸いにも、私は「悪性度は高くなさそうだ」という画像診断結果で、その結果をもとにがんセンターに転院しましたが、がんセンターの売店には、ウィッグや頭をケアするアイテムが並んでいるのを見て、改めて「髪の毛」について考えさせられました。
髪がなくなるのは抗がん剤だけではなく、様々な理由や病気があると思います。
ヘアドネーションで集まった髪から作られるウィッグは、何かしらの事情でウィッグが必要な子どもに届けられるもの。
髪の毛があってもなくても、その人の魅力や価値は変わらないし、そんなこと言われなくたって分かっていることだけれど
もし、ウィッグをつけることで少しでも気持ちが軽くなったり、明るくなったり、生きる時間を心地よくできるならば、私も少しだけお役に立てたら嬉しいな。
そう思って、細くて絡まる髪だけれど伸ばしてみよう!と決めました。
この先、またここまで伸ばすことはできないかもしれません。
人生でたった1回だけかもしれないけれど、決めたことをやり切れたことも、すごく嬉しかったです。
* * *
似合う・似合わないはさておき、軽くなってサッパリした「新・おまみーぬ」になれたので、ドラッグストアでチラ見して
つ、つ、つ、使いこなせるのかな? ← 裸の大将降臨
と思っていた、ポンポンと置いて伸ばして使う口紅みたいなチークや、コンシーラみたいなハイライトとか、買って挑戦しちゃおっかなーー。
メイク上手な人の動画を見て、なんとなく使い方を知った気になっているけれど、難しそうだよなぁ。(オシャレの道は険しい)

と、と、と、とりあえず、これを開封して「唇に少し色を足す」ことからだな!!
春の軽やかな装いに、新しいヘアスタイルを楽しんで行こうと思います。
素敵な週末をお過ごしください!
明日のあなたの手のひらに、小さな幸せが見つかりますように。
