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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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コンプレックスは、あるとき愛おしいに変わることがある ~素敵な人との共通点編~

また、びっちりノートに なってきたんですね…

自分の心が動いたこと、学んで「WOW」と思ったこと、本のなかの素敵な言葉などなど、私にとっての『大切な言葉』を書き込むノート作りが私の趣味の一つ。

シールや付箋、最近はかわいいメモやマスキングテープなども増えてきたので、ノートをかわいくするのに上手に活用出来たらいいな~と思い、

ノート デコ お手本

などと検索して、素敵なノートを公開されている人のテクニックを見ては「かわいーー♡」と真似てみようとするのに、どうもどこかセンスのないおまみーぬ。

チマチマして力の抜けた文字…

かわいいノートを作れている人たちと、何が違うのか??

多分そこには「持って生まれたセンス」的なものもあるのだと思います。

だって私、美術の成績「2」でしたからーーー。残念!! ← ギター侍さんを憑依

自分の好きな言葉を集めたノートは、時折見返すために作っているのですが、見た時にかわいい方が「うふふ」と嬉しくなると思うので、デコスキル(っていうの?)が磨けたら嬉しいけれど

センスや感覚が鈍い私が、デコやかわいいに挑戦してるんだから、うまくやれないのは当然よね~。

という視点を忘れずに、自分なりにちょっとずつ上手になっていけたらいいなぁと思っていました。

が、すでに過去形なのにお気づきでしょうか…。

だって、シールやマスキングテープ、デコペーパーとかをどう扱っていいか・どのタイミングで貼るのか、全くワケワカメなんだもん。

それは、地図が全く読めないのに地図を渡されて「見ればわかるでしょ?」と言われているのと似ていて

分からんものは、どう頑張っても分からんのじゃーー!!

なんですもんね。

余白の活用だとか、色を揃えるとか、空いた場所を埋めるシール類の使い方とか…
お手本を見ながら実践してみたものの、私はどうにも『細かい文字をびっしり書いてしまうクセ』というか『個性』があって、やっぱりかわいいデコノートは無理っぽいと気付きました。

チマチマして力の抜けた文字…
それでも少しは、余白を意識…

もう、余白とかでこのバランスとか、そういうのは諦めてマイペースに書くことをしています。あはは。

でもね!!
かわいくしたいと思って、私なりにチャレンジした収穫というか

●1ページの中の色は揃える方が雰囲気がよくなる
●少しは余白を意識

出来るようになって、見返した時に「自己満だけど」以前より見やすいノートになって嬉しいなぁって思ってます。

ノートを作るのは楽しいのですが、私はどうにも「自分の字」が好きではないというか、もっと大きくて力のある読みやすい文字が書けるといいのになぁ~と、どこかコンプレックスを持っています。

私は慎重が168㎝で、若干背が高いのですが、実は子どもの頃に一気に成長して、小学校6年生の時に162㎝位になっていました。

小学生の中では「大きい」私なのですが、字はいつも小さくて力が入っていない感じで、よくいじられていました。

マミコって背はでっかいのに、字は小さくて「マメ子」だ!!って。

私なりに一生懸命「大きい文字」を書いているつもりでも、小さくてチマチマなんです。
小さくてチマチマでも読みやすい文字ならいいのですが、私は「へんとつくり」が離れていて独特のクセがあり、文字がフニャッとしていてお世辞にも上手ではなくて、人前で文字を書くのが本当に恥ずかしい。

ご祝儀袋に書く文字だとか、イベント事で記名する際には、小さくて力のない文字で一人だけ浮いている感じがあるのが、もうとにかく「ギャーーーッ!」という気分。

ノートは人前に出すものではなく、自分のためのものなので、意識して大きく・力を入れて書くことはしていないのですが、もっと字が上手だったらノートも素敵になるのになぁ~と思っちゃうことだってあります。

がっ!!!

そんな「小さくて力のないチマチマ文字」がコンプレックスだったのに、この文字も愛らしいかも♡と思えるようになったのDEATH。

楽しみにしていたヨシタケシンスケ展に行ってきました~~

自分の字が「個性があって悪くないかも!」と思えるキッカケになったのは、お盆の時期の夏休み期間に妹たちと行ったヨシタケシンスケ展。

前売り券を買って、展覧会に行くのをメチャクチャ楽しみにしていたのですが、入場料以上に楽しめて、タイミングが合えばもう1回行きたいくらい…。

携帯している小さなノートに小さく描かれた絵と文字

気になったこと、面白かったことをパッと書き留めるためにヨシタケシンスケさんが携帯しているノートが展示されていたのですが、絵も文字も小さい!!!

ノート自体がポケットに入るくらいのミニサイズなのに、余白満載でチマチマッと描かれているんです。

チマチマしたものが壁いっぱいに並んでいます

絵と文字が描かれている紙の量がすごいことになっている展示スペースでは、あれこれ気になるものを探す時間が、まるで宝探しのよう。

こんなに小さなものを必死で見つめたのは、ムーミンの作者である「トーベ・ヤンソンさん」の原画展を見た時以来です。

チマチマした小さなスケッチや言葉には、思わずクスッとしてしまうものや共感するものも沢山あったので、それはまた別の機会に小出しにできればと思います。

絵本を作る上でのアイディア出しのメモ

絵本の原画も沢山展示されているのですが、絵本展ではなく「ヨシタケシンスケさんの頭の中をのぞく」という展覧会なので、どんな風に作品を作るのかなどのラフスケッチなども展示されていました。

どれも小さくてチマチマした絵と文字。
かわいい。愛おしい。

入場して割とすぐに、小さなノートの展示スペースがあり、絵本の企画の段階でのラフを見ていたところで、一緒に展覧会に行った妹たちが言い出したのが

妹1:マミコくんと似てるよね、字。
妹2:それ、私も思ってた!

というもの。

えっ、ええーーーっ!!
出も言われてみると、小さくてチマチマしていて(ヨシタケシンスケさんは余白があってミッチリ感はないけど)、グループ分けしたら

私もナカーーーマ

な感じがするし、何か親近感を感じたのは「字の感じが似ている」からなのかも…

そう思ったら、一気にコンプレックスだった「小さくて力のない文字」が、「愛おしい個性ある文字」に変わっていきました。

コンプレックスだったものも、好きな人や憧れの人との共通点があったりすると、いきなり「嬉しい」に早変わりするんですね~~。

あらまぁ、ちょっと見方が変わるだけで、コンプレックスが「個性」「特徴」だって笑えるようになるもんなんだなぁ~。ビックリDEAHT!

ヨシタケシンスケさんの小さな字やイラストも、ヨシタケシンスケさんの世界観があって、だから愛されているもの。

私の字や私のノートも、お世辞にも素敵じゃないし「小さくてミッチリしていて読むのが疲れる」ものだけれど、でもきっとこれを見た人は

あぁ、マミコっぽいよねぇ~

って、笑って言ってくれるんだろうなぁって思ったら、急に自分の文字や世界観が、愛おしくて大切なものに感じられました。

うん、やっぱり、みんなそれぞれに「違い」があって、だからそこが魅力的に見えるんだもんね!

コンプレックスや欠点には、個性という名の「愛されるための魅力」が詰まっているとは言われているし、そうだとは思うけれど、自分がその部分を愛せるかと言えば、話はまた別です。

でもね、それを愛せる瞬間って、予想もしないタイミングでやってくるのかもしれません。
それがいつで、どんな時なのかは分からないけれど。

憧れの人のちょっとうっかっりした瞬間に自分と共通点があって、そこから自分のコンプレックスの角が丸くなれたり、私の体験のように、素敵な人と自分の持つ要素が似ていたことで嬉しくなれたり。

そして、これがヨシタケシンスケさんだ!と誰しもが思う、力みのない小さな文字が私のコンプレックスを柔らかく解いて愛おしさに変えてくれたように、何がどんなところで「他の人の心をほぐすもの」になるかなんて分からないんでですよね。

私もあなたも、違いがあって、素敵なところもダメなとこともあって、それが誰かを笑顔にしたりホッとさせるものになれるのだとしたら、なんだかそのままで私たちは「与えられるものを持っている素敵な存在」だって思えちゃいますね!

私も、私の持つ何かが、誰かのコンプレックスを愛おしさにつなげていくことができるといいな!

私だけ顔認識してもらえなかった図

展覧会会場は、原画以外にも楽しめる仕掛けがいっぱいでした!!

ご機嫌!!

足元がフッカフカで、思わず笑みがこぼれる「てんごくのふかふか道」があるかと思えば…

お尻が刺激されて座れない!!

角を曲がった場所には「地獄のトゲトゲイス」なる、角張った突起の並ぶ椅子があったりと、楽しく会場を探検してけるのも魅力的でした。

ジェスチャーゲームが出来ちゃう箱

時間があれば、実際にジェスチャーゲームもしてみたかった!!!
特別感のある箱に入るって、それだけで楽しい気分になれちゃいました。

顔ハメの穴が子どもサイズ!

顔ハメパネルもいくつかあったのですが、全部「顔を出す位置」が小さくて、なんかそれがいちいちツボでした。

一番好きだった顔ハメパネルがこちら!!

つまんないかおでしゃしんをとろう!
わらわないでー

という企画が、なんともたまらない。

常識とは違っても大丈夫だし、違うことを面白がっていい。
そう思わせてくれる、とってもとっても楽しい展覧会でした。

あ…
あと、字や文字が細かいので、情報量が多いので、頭を使う分「楽しいのになんか疲れたね」と体力も使える、ダイエットにも効果的(?)な時間でした。

自分の未来を占えるお土産のカードを引ける壺

出口まであともう少しというスペースにも、楽しい仕掛けがあって、それが未来予想図を占いみたいに選ぶ壺のようなもの。

ちょっとブレちゃいましたが1枚ずつみんな違っていました

・ミステリー作家(妹1)
・すごーくながいき(妹2)
・はれおんな(私)

ミニサイズのカードのそこに描かれた文字は、やっぱりちょっと力が抜けた小さな文字で、とってもかわいいなぁ~とクスッと笑みがこぼれました。

会場の最後の最後まで、ワクワクしたりジーンと来る仕掛けがあって、とっても楽しめた「お値段以上過ぎる」展覧会でした。

チマチマして小さくて、そして力が抜けた感じのゆるい文字を、きっとこれからは「これまでとは違う気持ち」で書くことができる。

カッコよくないし、私の憧れるような読みやすい文字ではないけれど、私らしい「味のある文字」だと言えることができるようになれたことが、とっても嬉しいな。

コンプレックスは誰しもが持つものです。
そのコンプレックスは、ちょっとした角度で「そんなに嫌いじゃないかも…」と思えることがやってくるかもしれません。

思いもしないタイミングで、コンプレックスがシュルンと緩めることがあるかもしれない…と思うと、頑張ったり無理してコンプレックスを愛そうとしなくてもいいのかな?!なんて肩の力が抜けるかもしれませんよね。

ではでは。
これから「デコも上手にはできない」うえに、チマチマした文字がみっちり並ぶであろう『マイノートタイム』を満喫しようと思います。

9月最初の土曜日の夕方を、お互いにノビノビ過ごせますように。

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