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手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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忘れられない気持ち、手放せない思いは大事にしていいし、自分が自分を分かってあげたい

買っておいたのに 夏の間に飲むのを忘れたって マミコちゃんが騒いでたでち

昼間は日差しが差し込むと、扇風機を付けようかな?と思うくらいまでは暖かくなりますが、網戸にしておくと気持ちいい風が入り込む、過ごしやすい季節になりましたね!

私たち3魂の暮らす新潟市は、朝晩はだいぶヒンヤリするようになってきて、慌てて厚手の半袖や長袖を引っ張り出してしのいでいます。

そうそう!!!
私はおとといから遅い「夏休み」を取得中なんです。

私の職場では、8月のお盆の期間の会社全体の休み以外に、7月~9月の間に「3日間」の自由な夏季休暇と取得できるのですが、今年は仕事が忙しくて仕事を休むタイミングが合わずに取得ギリギリの9月末にまとめてエイッと取ることになりました。

おとといは朝から仁くんの爪切りで動物病院に行ったり(お世話になっている病院のトリミングが、11月まで予約でいっぱいで、とりあえず爪切りと足まわりのカットだけしてもらってきました)、月イチのドラッグストアでのまとめ買いをしたり、排水溝やお風呂場を除菌して大掃除したり、重い腰をあげて衣替えをしたついでに要らないものを捨てたりと、家のことをあれこれとして少しだけ風通しが良くなりました。

ついでにキッチンのお茶ボックスも整理しようとあれこれ取り出したら、今年の夏に買って、手の届きにくい場所に置きっぱなしにしていた「水出しルイボスティー」を発掘!!

手の届きにくい場所に置くと、ほんとに忘れるものですね…

どちらもフワッと優しく香る フレーバールイボスです

水出し…もきっとおいしいのでしょうが、あったかい飲み物がよりおいしくなっていくこれからの季節に、邪道ですが「お湯でゆらゆら」とさせながら、美味しいフレーバーティーを満喫しようと思います。

* * *

話はいきなり変わり、秋ってなんとなーくセンチメンタルな気分になりませんか?

陽が短くなっていくことや、実りの時期で少しホッと落ち着く時期だからなのかは分かりませんが、私は秋になると、何かちょっと心もとないような気持ちになります。

先日、Twitterでポツリと「好きな気持ちは好きなままでいい」というようなことを書いたのですが、私は秋の終わりのハロウィンに離婚をし、そこから全く今日まで浮ついた話がなく(えーーん。悲しい。)、離婚後に出会ったチオビーに片思いをし続けて今に至ります。

誰かを思ってドキドキすること。
誰かを恋しいと思って胸がくぼむこと。
大好きで、願わくば側にいたいけれど、お別れしてしまったり叶わずにいる恋だったり、切ない気持ちを抱えることもあって、そんな時は寂しさも感じてしまうものです。

私は離婚をするまでに「とことん執着」をしたのですが、過去に幾度かの失恋を体験した時にも、すぐに気持ちを捨てることができずに、いつだってしばらくの間は『復縁したい』と願っていました。

その思いが原動力となって、自分がもっと素敵になりたい!と立ち直ってしばらくすると別の素敵な出会いがあって、復縁はできなくても結果オーライで新しい恋を始めたりしていたのですが、好きな気持ちを持っているそのこと自体が「ダメなこと」「イケないこと」のように、自分の気持ちを否定してしまうことが、何よりも苦しいことだと思うんです。
私はどの恋でも”好きという気持ち”を簡単には手放せませんでした。

そして、失った悲しみを親しい友達に話して聞いてもらい、慰めてもらいながら「彼のよくなかった面」について口にしたりされたりする度に

確かにダメなところもあるけれど、私の好きな人はそれでもステキな人だった

と、ダメだろうが何だろうが大好きな人、という思いを胸にしてはまたおいおい泣くことをしてきました。

自分にとって愛する人を失うというのは、どんな形であっても喜ばしいことなんかではなく、何らかの傷や痛みを伴うものです。

相手との関係が深ければ深くなる程、恋が終わった時の痛みや苦しみは大きいものですよね。
昨日告白されてお付き合いをし、翌日に恋が終わってしまう場合と、数年のお付き合いを経て…では、やはり痛みは後者の方が強くなってしまうのは、それだけ自分の側に大切な存在がいることに「慣れて」しまうから。

また、はじめての恋であったり、こんなにも人を好きになったことは初めてという感情を持った人とのお別れも、とてつもない悲しみや痛みを連れてきます。

痛みの大きさ、感じ方は人それぞれで、そこにお付き合いの長さがこれくらいだったから私はもう立ち直らなきゃ…なんて自分の気持ちを押さえつけなくていいんです。

先ほど、お付き合いの時間が長くなり、関係が深くなればなるほど痛みは強くなると書きましたが、関係性の深さは時間の長さだけではありませんよね。
短くともとても深いつながりを感じたり、かけがえのない人だと思う時間を感じていたら、やっぱり大切な存在を失った「喪失の痛み」は大きいものです。

傷が大きいならば、その傷が癒えるまでには時間がかかります。

骨折した際に、すぐには骨同士がくっついてはくれませんから、しばらくの間固定をして傷が癒えるのを待ちます。
骨折の具合が複雑であれば、手術が必要なこともあります。

心の傷も、同じです。
目には見えないけれど、傷付いているのであればその傷が癒えるまでには、やっぱりどうしたって時間がかかります。

そして、大好きだった人との宝物のような時間、良かったことも苦笑いいたことも含めて、二人で紡いだ思い出を、完全に消し去ることも、きっとないと思うんです。
もう忘れたと思っていたのに、デートした喫茶店に似た雰囲気のお店を見つけたらハッとした…というように、時々は過去の思い出がフワッとしますものね。

普段は意識にものぼらなくなる「恋の思い出」を、自分の心の宝箱にそっと蓋をしてしまっておいていいんです。
なくそうとしなくて、いいんです。

お別れした直後に、すぐに彼のことを忘れなくちゃ…と頑張っちゃいますが、忘れることができないのですから、忘れなくていいんです。
失恋で心は深く傷き、とつぜん崖から突き落とされたような絶望のような気持ちを抱えて落ち込むのは普通のことです。

落ち込み、哀しみ、絶望するのですから涙だってとめどなく溢れてきますし、何度も思考が同じところをグルグルして「なぜ??」とその場に立ち尽くしますが、それでいいんです。
感情が揺れるままに、泣いたり怒ったり、またふりだしに戻ることを繰り返していいんです。

もうこんなにも泣いたのに…って、それでも涙が溢れてきたら泣いていいんです。
泣きたいのに涙が出ないことがあっても、それでもいいんです。
泣いても泣かなくても、悲しいという自分の気持ちを「ヨシヨシ」ってしてあげ続ければいいんです。

あんなにも好きだったのに、怒りがわいてくることもあります。

それだけ心の中は葛藤しているんですもの。
受け入れたくない現実を受け入れようとして、そうするために「好きな人の嫌いな面」を探すくらい、けなげに葛藤しているって、とても愛おしく見えませんか?

だから、葛藤ゆえにジタバタしていいし、暴れていいんです。

そうまでしても、すぐに忘れられなくて、もうこんなに時間が経っているのに…と、自分を責めなくていいんです。
好きな気持ちは、簡単には手放せませんから。
それだけ好きだったんですし、手放そうと頑張っている自分を、どうぞ抱きしめ続けてあげてください。

上手く手放せなかろうが、執着していようが、一生懸命向き合っている事に変わりはありませんよね?
不器用で未熟であっても、頑張っている自分のことを責めてしまったり、嫌ったりせずにいてあげてください。

私たちはどんな痛みや深い悩みからも、遠い未来に「あぁ、あの体験があったから気付けたんだ」という何かしらの恩恵を手にします。
それは、悩みや悲しみの渦中にいるときには全く分からないけれど、こんなにも深く悩み苦しむ先には、絶対に絶対に、一回り大きくなれる自分がいます。
いてくれなくちゃイヤですよね!!!

その「いつか」は人によって数か月後の場合もあれば、数年後ということもあるかもしれませんが、失恋したことがある人は「失恋した人の苦しみ」が分かるという力を手にしています。
体験したくないで出来事ではあっても、優しさを身に着けることができたとしたら、その価値を見て自分に微笑んであげたいですよね。

でもこれは、渦中にいるときには思えなくていいんです。
渦中にいるときは、いっぱい悲しんだり暴れたり焦ったり、それだけでいいんです。

苦しんでもがき、手放すことに必死になって葛藤するほど「大切にしていた恋」なのだから、すぐに忘れられなくてもいいし、忘れられない悲しみは「しばらく共にいて噛み締めるように分かり続ける」事が、傷を癒していく近道のことが多々あります。

好きな人を想う気持ちは、だって本当に尊い気持ちだものね。
その”想い”までを嫌わずに、どうぞあなたの心を守り続けてあげられますように。

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