悲しいと思っていた未来に生きている今、感じること。
我が家の仲間入りをした葉牡丹の「キャベ太郎」。
すくすく育ってくれていたのはいいのですが、キャベツ感がなくなり「トウ」が立っている状態だと分かり、先端部を切り詰める必要があると知りました。
とはいえ失敗して枯らしてしまいたくないなぁ、とちょっと臆病になっていましたが、今朝、気持ち良いお天気だったので「これからキャベ太郎のトウ切除オペを開始します」と、助手のギンちゃん・仁くんを従えてチョキんと花用のハサミで切り詰めました。
オペ所要時間3秒。
神の手を持つおまみーぬにより、今のところ無事にキャベ太郎は分割されました。
トウの部分は捨ててしまってもいいのですが、柔らかな緑が可愛らしくて愛おしいので水を入れた小さな花器で水刺しにして飾っています。
こちらもしばらく我が家を楽しませてくれそうです。
今日はとっても気持ちのいい晴れた朝。
お洗濯や掃除をして、ひと段落…と腰を下ろしたら、ベランダに続く大きな窓からの光が明るくて、窓の前にペタンと座って日向ぼっこ。
するとギンちゃんや仁くんが近くにやってきて、それぞれが思い思いに寝っ転がっていて、なんでもないけどこういう時間は幸せだなぁと思うと同時に、先日、蓮ちゃんのヨガで呼吸と瞑想を教えてもらったのを思い出し、気持ちいい窓辺で光を浴びながら、あぐらのようなポーズをして目をつぶって音楽1曲分の瞑想(?)をしてみようと挑戦しました。
音楽は私が離婚問題で辛かった時に「手放しのイメージワーク」をする際に聞いていた【奇跡の輝き】というサントラ。
優しい音楽を聴きながらスーー、ハーーーとただしばらく呼吸を繰り返し、そうしていたら一生懸命だったあの時の自分を愛おしく感じられました。
一生懸命に頑張って、歯を食いしばって涙をボロボロこぼしながら「大好きな人を手放したい」ってこの曲を聴いて頑張っていた健気な私。
何度も何度も、イメージの中で彼に「ありがとう」って言いながらも、どうしても手を離せなくてそんな自分を責めていたなぁ。
あの時は、離婚して一人暮らしして…と未来を想像するだけで怖くて不安だったけれど、1番選びたくない!!と思っていた道を選択しました。
ほんと、何を選ぶかなんて分からないですよね。てへへ。
選んだとはいえ「選びたくてやっと自由になれた!」というものとは違い、悩み抜いて苦しみ抜いて、自分を幸せにするために「手を離す事を受け入れよう」と勇気を持てたというのが本音ですから、1番選びたくない道を歩き出すと決めた時はキラキラ輝く未来・楽しい日々、なんてワクワクした1歩ではなく
大丈夫、これでいいんだ。
私はきっと、ここからまた立て直していける。
私はきっと、傷ついた分だけ幸せになる。
と、自分を鼓舞し声がけして踏み出した1歩でした。
正直、とても不安だったし寂しいと思う日もありました。
毎日が「当たり前の日常の延長」であればいいけれど、必ずしも健やかであるとは限りませんものね。
病める時も、逆境の時も、誰かの手を撮りたくなる日もあるでしょう。
自然災害や自分の体調不良、予期していなかった「コロナ」などの先の見えない不安な状況。
こんな時に、一人でやり過ごすことなんて無理だ…と過去の私は思って震えていました。
でも、今、私はあの時に震えていた「孤独なはずの未来」を生きています。
仕事をして暮らしを自分で整え、片思いしているけれどそれは一方通行で現実には何もなく(悲しいときー、悲しいときー)、思いもよらなかった「コロナ」という目に見えない不安と向き合う日々を、1人で生きています。
ギンちゃんや仁くんという頼もしい相棒がいてくれますが、私はかなり「パートナー依存」で失恋しても割とすぐに次のパートナーに恵まれて、気付くと10代後半で恋人ができて以来、こんなに長期間「恋人」と呼べる存在がいないのは初めての体験で、1人になるのがとても怖かった。
瞑想しながら、今の自分はあの時に怖れていた「不安で心細くて真っ暗にしか見えない世界」に生きているし、その中で不安や心細さはないとは言わないけれど
思っているよりずっと逞しく、楽しく暮らせているよ!
と不安だった私に手紙を届けてあげたい気持ちになりました。
未来の私から、あの時怯えていた不安でいっぱいの私への、ほかほか暖かい「大丈夫。結構楽しいよ。」という一筆を。
望まない未来、願っていない現実を前にしたら、誰だって「不安な選択肢」をいくつも描き不安で震えると思います。
それは「自分を愛している」からなんだと思うんです。
愛している自分を不幸にしたくない、辛い目に合わせたくない、笑わせていてあげたい、安心して心地よく眠らせてあげたい…
そう思う気持ちから、不安を探して「そうなったらどうしよう」と泣いてしまうんだものね。
分からない事や不確実なことは不安です。
だから、あなたが今「不安や孤独や寂しさ」で泣いたり震えたりしていたら、それを否定せずに「怖いよね。しょうがないよね。だって幸せになりたいんだし、安心していたんだもん。その気持ちは本当に、しょうがないよね。」と柔らかく自分自身をトントンと励まし、そっとその寂しい心に暖かい毛布をかけるように包み込み、決してその気持ちを否定しないで許してあげてください。
そして、孤独だと思われていた未来を生きる私から、あの時の私へ。
大丈夫。なんとかなってるからね!!
さーて、気持ちいいのでこれからお昼寝でもしちゃおうかな。うふふ。
みなさんも出来る範囲で心と体を楽しませる時間を過ごせますように。