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【ココロノマルシェ】心配事を自ら探してまで作るのがやめられません。自分に幸せや平和を許すことができません。

毒チョコが入った甘食っていうパンですか??

金曜日のバレンタインの日に、職場のパートさんから「差し入れ」に甘食を1ついただきました。
ギンちゃんや仁くんは食べれない「チョコチップ」が入った甘食。

甘食って素朴で昔からある「おやつパン」ですよね??
パン…?なのかビスケット…?いや、その中間とでもいうのか、スポンジケーキともまた違う不思議な存在。
私は新潟に住んでいるのですが、今は店舗がなくなってしまった『ボン・オーハシ』というチェーン店のパン・洋菓子屋さんの甘食が大好きでした。
パサパサ感が強くて、水分がないとたべれない感じの甘食でしたが、いっときどハマりし、毎お昼ご飯が甘食だった時期もあります。(懐かしい〜)

お店が閉店して以来、甘食とも縁がなかったのですが、久しぶりに食べたチョコチップ入りの甘食は、シットリとお洒落な味わいで、私の知っているボソボソ系のものではありませんでしたが、やっぱり「おやつ」な感じがして幸せにニッコリしました。
どうでもいい私の甘食回顧録を勝手に綴った後は(注:誰にも頼まれていない前置き)【ココロノマルシェ】に寄せられたお悩み相談をしたいと思います。

はじめまして。
子供のころや学生時代からずっと心配事や悩みがあるのがわたしの日常で、大人になっても心配事を自ら探してまで作るのがやめられません。

自分に幸せや平和を許すことができません。

朝起きた瞬間からいまは何を心配すればいいのだっけ?
とわざわざ辛かったことを思い出そうとしてしまいます。

心からリラックスしたりボーっとしたりができません。
温泉やマッサージにはよくいきますがそこでも悩みながらになってしまいます。

本当に辛かったのは家族関係と過去の恋愛全てですが思い切り感情的に泣いていた時期を経ていまは封印しました。
感情が激動に揺れ動くのが嫌で、いまは恋愛に興味を持たないようにすることがわたしなりの平和への近道になっています。

ただ、本当は別のやり方があるのではないかと思うのと、それでもなんらかの心配事を持ってきて自分の心を痛めつける毎日から抜けられません。

お恨み帳など一通りのことはしていますがその先にいきたいです。

ご回答いただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
相談者:Aさん

Aさん、こんにちは。
小さな子供の時からずっと「不安・心配事」と隣り合わせで生きてきたというのは、随分と息苦しいものだったと思います。
子供の時の不安というのはとても大きくて怖いですものね。

> 子供のころや学生時代からずっと心配事や悩みがあるのがわたしの日常で、大人になっても心配事を自ら探してまで作るのがやめられません。

心配事・悩みがあるのが「当たり前」の中で成長していったのですもの、悩みがない状態である方が不自然に感じてしまう位、悩んでいる状態が『普通』なのであれば、安心・安全な場所に居ても落ち着きませんから、嫌だな…と分かっていても「悩みがあるいつもの私」の方が安心してしまうんですよね。
だから一生懸命に『何か悩んでいないと!』と不安を引き寄せたり探そうとしているのだろうと思います。

悩みがない・不安や心配のない状態を知らないんだもん、慣れ親しんだ環境に身を置こうとするのはごく自然な事だよね~。そっかー、私は安心に慣れていないんだもんね!
と、今の自分が心配事を探してしまう状況を「いい・悪い」でジャッジせずに、受け入れてみる事をしてあげてください。

何かを変えて行こうと思う時に一番最初にすべきことは、今の自分の状況・状態を知る事です。
穏やかで平和に生きやすく伸びやかに暮らしたいけれど、今の私は「その世界を知らない」から悩みを探しちゃうんだよね、と今の自分の立ち位置を確認したところで、なぜAさんが悩みをわざわざ探し出してまで不幸なポジションに自分を置かなくてはいけないのか?という心の奥を見て行きましょう。

> 自分に幸せや平和を許すことができません。

この文言から、Aさんはご自分に対して「私は汚れている・罪を背負っている・罰せられなくてはいけない」と自分の幸せを許可できない【罪悪感】を持っているのではないのかな?と感じましたので、罪悪感という視点からお返事を書かせていただきます。

罪悪感というのは自分が幸せになる事を全力で邪魔します。
同時に私は汚れている・罰せられなくてはならないと無意識の内に自分を制限しているのであれば、自分には価値がない…と自己価値も低くなります。
自己価値が低いと、そのままの自分で愛されるはずがないと思い込みます。同時に罪悪感を持っているので「私の事を愛させてはいけない」と大切な人を遠ざけます。

罪悪感について、根本さんが『いつも自分のせいにする罪悪感がすーっと消えてなくなる本』の中でパターンや事例・ワークなどを紹介していますので、ご興味があればぜひお読みになってみてください。

Aさんはこんな気持ちに思い当たることはありませんか?

・何かと自分にダメ出しをしてしまう
・親しくしてくれる人に対して申し訳なさを感じる
・頑張っているのに報われない感じがする
・自分の幸せを想像できない
・自分を追い詰める傾向がある

これらの気持ちは「自分を罰する感情」であり、罪悪感がある時に心の中で感じてしまう気持でもあります。

罪悪感とは字のごとく「罪を犯した汚れたダメな私は罰せられなくてはいけない」と自分で罪を背負っている状態です。

誰かを傷つけてしまった、誰かから強く叱責・非難されたなどの分かりやすい傷や痛みがあれば自分に罪悪感がある事は自覚しやすいのですが、罪悪感には様々なパターンがあり、一見それと分かりずらい物は自分でも認識していない事すらあります。

> 心配事を自ら探してまで作るのがやめられません。
> 朝起きた瞬間からわざわざ辛かったことを思い出そうとしてしまいます。

Aさんは自分が幸せにはなっていけないと自分を罰する状況を「正当化するために必要」だからこそ、問題や悩みがなくてもわざわざ起きた瞬間から心配事を探す必要があるんです。
安心・安全な状況に自分がいてはいけないと「決めている」ので、不安をわざわざ探してしまいます。

> 本当に辛かったのは家族関係と過去の恋愛全てですが思い切り感情的に泣いていた時期を経ていまは封印しました。
> 感情が激動に揺れ動くのが嫌で、いまは恋愛に興味を持たないようにすることがわたしなりの平和への近道になっています。

家族や恋人といった大切な人達に対して、様々な感情を封印してしまい興味を持たないように必死に自分の感情を押さえこんでいる気持ちの奥に、罪悪感があって自分が汚れていて毒のような罰せられるべき存在だという思わせているのであれば、自分に対してこんな風に感じてしまいます。

私が周りの人を愛したり関わったりすると、愛する相手も汚してしまうし、私は愛されてはいけない無価値な存在だから、私は愛しても・愛されてもいけないと決めた!
私は許されるべき存在ではないから、罪を背負い幸せには目もくれず自分を悩みの底に置くべきである!

冒頭でも少し書かせていただきましたが、今の自分がなぜ不幸を探し続けているのか?自分がもしかしたら「罪悪感」を背負っていて、幸せにならせないように自分を閉じ込めてしまっているのか…と自分の状態を受容する事がファーストステップです。

> 本当は別のやり方があるのではないかと思うのと、それでもなんらかの心配事を持ってきて自分の心を痛めつける毎日から抜けられません。

悩みや不安を探して心が休まらない状態はしんどいですよね。
この状態から何とか抜け出したいと頑張っていらっしゃるAさんならなおさら、今の状況のままではダメだ!と自分の状況を否定したくなりますが、まずは『ついついクセでそう思っちゃうんだよね~』と苦笑いしながらでOKなので、まずは自分がわざわざ不幸を持ち出さなきゃいけないくらい、自分を否定し幸せになってはいけないと【責めている事を認知】してみましょう。

私がいると周りを不幸にしてしまうから一人で生きて行こう。
私は罰が必要だから、自ら進んで苦しみや悩みを背負います。
自分が重罪で悪党なのであれば、オドオドもしてしまいますし楽しんだり癒されたり快適さに慣れてはいけない…と感じちゃうと思いませんか?

自分は罪人で汚れていて毒がある存在なのですから、人から遠ざかるようにもなります。
愛さない、愛を受け取らないは当然ですが、誰かが自分を愛したらその相手を傷つけてしまうのですから罪を重ねてしまう!!と怖くなります。
そうなると当然ですが、誰からも自分を愛させないようにして距離を置いて孤立します。

Aさんは恋愛に対してだったり、ご家族との関係において悲しみを封印して感じないようにしているだけではなく、興味すら持たないように「気を付けて」いるのはなぜでしょうか?
なぜ人に愛させないで遠ざかるのでしょうか??

それはAさんの中に溢れるほどの大きな愛があるからです。

自分を罰する事で身を差し出し、自らが不幸になる事で周りの人を守りたいという愛が動機となり、自分が周りの人を汚したりしないように距離を置いて、愛されない寂しさを一心に背負っているんです。
すごく辛い状態ですよね。とても寂しく、悲しく、冷たい気持ちになりますからその気持ちを感じないようにもしてしまいますものね。

Aさんは自分を快適で楽しませようと努力しながらも、リラックスしたり寛いだりできず、常に不安を探して「今、ここにいる意味を感じられない」状態なんですよね。
この気持ちには『無価値感』が絡んでいるのだろうと思います。

誰からも愛されてこなかった。
愛されると傷付いて辛かった。
愛される価値なんて私にはないんだ…と思い込んできてしまったんですものね。

でも「愛される価値がない私」というのはAさんが自分の価値に対して誤解しているだけなので、自分の価値を受け入れながら自己肯定し、過去の罪を許し続ける事で克服していく事が出来ます。

私は愛されていないという思い込みについて、そんなことはないんだよ!という過去の実験の話をさせてください。

ローマ皇帝フリードリヒ2世が行ったと言われている悲しい実験の内容はこのようなものです。
赤ちゃん50人を集め、命を生かすための最低限のお世話はしてもいいが愛情を注ぐような行為である「赤ちゃんの目を見ること・話しかける事・笑顔を向けてスキンシップを取る事」を禁止しました。
すると赤ちゃんは誰1人として1歳の誕生日を迎えることなく死にました。
50人全員が、です。

これと似たような悲しい実験は後世でも行われていて、その結果も同じようなもので、愛を与えられなかった人たちは20歳の誕生日を迎えられずに死んでしまうのだそうです。

言い換えると、20歳を超えて生きているという事は「誰かがちゃんとAさんの価値を認めて愛してくれていた」からだという事なんです。

愛されないと大人になれないという実験を受けて、私はちゃんと愛される存在だったんだ!という目で自分にかかわってきてくれた人がどんなやり方で自分に愛を持っていたのかを振り返って見る事も、自分が愛されない存在だと誤解した記憶を書き換えるのに役立ちます。

もしかしたらわかりにくい愛の表現だったのかもしれません。
不器用だったかもしれませんし、Aさんには伝わらないやり方だったかもしれません。
与えられたものに対してAさんが受け取れなかったものもあったかもしれません。

でも大事なのは『愛されていた』と【あるを前提として見る】事なんです。
私達は「ある」を思って探せば「ある理由」を見つけられます。
その逆に「ない」と思って探せば「ない理由」を見つけてきます。

子供時代や恋愛を振り返った時、Aさんが欲しい形の愛じゃなかったと泣いていたら、今現在の少し大人になったAさんが、泣いている幼いAさんや恋愛で傷付いているAさんをギュッと抱きしめてあげましょう。
どんな風に愛して欲しかったかAさんが一番良く分かっていますものね。
「悲しかったね。そうだよね、こうやって愛して欲しかったんだもんね。寂しかったよね。辛かったよね。」って何度も背中や頭をさすったり撫でたりしてあげて寄り添い続てあげましょう。

誰かから差し伸べられた愛を受け取れずに拒否したり、予期せず誰かを傷つけてしまった過去の自分に出会ったら困惑して罪の意識を感じている過去の自分の手を優しくつなぎ「そうするしかできなかったんだよね。ごめんなさい。私の事を許してください。私はこの罪の罰を長い間受け続けてきました。もう十分に苦しみました。だからもう十分に償い罪から自由になります。私は幸せになりたいです。幸せになる事を選びます。」と罪の許しを一緒に乞い、十分に償ったことを宣誓し、自分の過去を何度も繰り返し許し続けましょう。

罪悪感やそれに関連する無価値感を持ってしまったのは、Aさんが家族や恋人や友人を心から愛したい思いがあったからです。

Aさんは誰のために罪を感じる気持ちを背負ってまで生きる事を頑張ってきたのでしょうか?
ご両親に愛されたくて、一生懸命生きてきたのであればイメージの中でご両親からギューッと抱きしめてもらいましょう。
恋人に愛されて理解して欲しかったと健気に頑張ってきたのであれば、別れてしまった過去の恋人たちにイメージの中で「ありがとう」と優しくハグしてもらいましょう。
そして、自分が不安や悩みを引っ張り出してまで不幸でいなくてはいけないと苦しんで生きてきたけれど、それほどまでに頑張ってきた「自分への感謝の手紙」を書いてあげる事も、自分を優しくほぐしてくれる力になります。

また、今も実践されているようですが、もっともっと自分が笑顔になれる事を自分に許可してあげてください。
自分を愛する事の一つが「自分を笑顔にしてあげる事」ですから、どんどん楽しい事を許可してあげてください。
愛するとは許すことです。
だから自分を愛する事をすればするほど、自分が許されて自由になっていけます。

例えばスイーツが好きならば自分に美味しいケーキを買ってあげる事を許可すると同時に「うふふ、また1つ私を許します」と自分に届けてあげるのもいいですよね!

罪悪感とは罪を罰せられれている状態ですから、自分を許していく事が何より大事です。

悩み・辛いと思わないと生きていけない今の自分を許しましょう。
こうするしかやり方が分からず、わざわざ悩みを探してしまう自分を「しょうがないよね」とただただ受け入れましょう。
その上で、自分が自分の一番の理解者になり見捨てたりしない!と腹を括って決めてあげて、罪悪感や無価値感を手放していく事を少しずつやっていきましょう。

ずっと悩みや心配事を準備して自分を罰してきたのですから、これからは自分に優しくしましょう。
自分を心地よく過ごさせてあげると決めて、あれこれ頑張るのをやめてみましょう。
何度も何度も、自分はもう十分頑張ってきたから許されていいんだよと届け続けてあげてください。

実は私も、自分では自覚していないけれど大きな罪悪感を持って生きてきました。
その罪を罰してもらうために、私は幸せを探しながらも幸せになってはいけないと問題ばかりを準備して生きてきました。
私の罪悪感についての記事と罪悪感を手放すために書いた記事をご紹介しますので、もしもご興味があればお読みください。

罪悪感は誰しもが持っている感情で、それをなくすことはできませんが、自分の罪悪感を緩めて共存していく事で、幸せに生きる事を許可していく事が出来るようになります。
うんと生きやすくなれますので、自分が罰せられなくてはいけない…と感じている気持ちを許してあげられますように。

Aさんは本当は愛されていい存在です。
悩まなくていいし、笑って幸せに暮らしていい、かけがえのない存在です。

今まで十分に自分を不幸に押しとどめて耐えて生きてきましたもの。
もう辛い生き方は十分です。
苦しんだ分だけ、幸せにならなくちゃ、ね!

少しずつでいいので、悩みを手放して自由に幸せを描けるようになっていけるようにと祈っています。
心を込めて。

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