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手のひらサイズの幸せ

『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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特別じゃないものが「幸せ」だって、気付かないだけでちゃんと分かっていて、気付けないことが最高の幸せだから

冬眠していた植物たちが目を覚まして 我が家も新しい葉っぱで明るくなってきたですよ

新緑の眩しい季節である5月も、気付いたらあと1週間弱。
そろっと梅雨入りする地域もあると思いますが、我が家の観葉植物たちはこの1~2週間前くらいからようやく「冬の眠り」から覚めて芽を出して葉を広げ出し、ゆっくりと新しい緑色を増やしてくれています。

5月の上旬に、少し大きくなってきた植物を植え替えたり、大きな木になっているものは根詰まりしないように根を切り詰めたして、成長シーズン前の準備をしていましたが、どの鉢も植え替え・根を切り詰めることに成功できてニッコリです。

我が家は賃貸マンションで庭がないので、もっぱら鉢植えの観葉植物(ギンちゃんにとって危険がないもの)を室内に置いていますが、実はベランダに『ミモザ』と『ユーカリ』と『オリーブの木』を鉢植えで育てています。

ミモザは秋につぼみを付けてくれていたのですが、どうやら冬をうまく越せなかったようでつぼみが落ちてしまい、残念ながら今年は花を見ることが出来ませんでした。

花を咲かせる可能性のある植物は、ミモザとエバーフレッシュだけしかなかったのですが、ベランダに置いていた小さな鉢からつぼみが出ていることに気付き、大興奮!!

昨年、職場の人からもらったチャイブ

職場の人からもらったチャイブの苗を植えたままにしていたのですが、寒さで全部の葉が茶色くなっていたようで越冬できなかったのかな…と思っていたのですが、2月くらいから少しずつ緑の葉を伸ばしだし、そしてなんと今年もつぼみを付けて花を咲かせる準備をしている姿を見つけ、毎日つぼみをチェックするのが朝のお楽しみになりました。

つぼみが色付いてきて
少しずつ花が開き始めました!

今年は寒暖差が結構ある日が多く、つぼみがなかなか大きく膨らまなかったのですが、先週少しずつつぼみが開き、紫色のカワイイ花を咲かせ始めました。

ふんわり愛らしい花が咲きました

花を付けない観葉植物も好きだけれど、やっぱり花を咲かせる植物もかわいいですよね~~。

頂き物のチャイブは、本当に小さな株を植えたままにしていたので、まさか今年も花を咲かせてくれるなんて思っていなかったので、とっても嬉しい「サプライズプレゼント」をもらった気分です。

全部で8本ほど花が咲いたので、3つを残して5つを切って水差しにしてお部屋に飾っています。
去年も同じように切り取って飾った花は、いい感じにドライフラワーになってくれて玄関に飾っているので、今年もドライフラワーになるまで上手に管理してあげられたらいいなぁと思っています。

* * *

私は、お風呂に入っている時と寝る前に「Kindle」で本を読むのを楽しみにしています。

予定外での残業などで、お給料が数千円多くなったりした時には、そのお金で「読みたい本リスト」に入れてある本を買うのが密かなお楽しみなのですが、Kindleの読み放題サービスも利用しているので、そこから色んなジャンルの本を選んで読むことで、知らなかったことを知って世界が広がっていくのがとても楽しい時間です。

で、AmazonのAI機能で「読書履歴に基ずく、あなたにお勧めの本」みたいなリストが出てくるのですが、そこで気になってダウンロードして読んだのが『疲れた人に夜食を届ける出前店(中山有香里さん著)』というコミックエッセイ。

クマやシャケ、ゴリラに魔王や、なんだかわからないもくもくのキャラクターが登場し、疲れている人に美味しい夜食や差し入れをしてくれる「見ているだけでお腹が空いてしまう」美味しい一冊。

ここに出てくる夜食は、本当に「お家で簡単に作れる」ようなものなのに、でも作ってもらったら嬉しくてあったかいものばかり。

たとえば『ハムエッグ丼』とか、『炊き込みご飯のおむすび』とか、『普通のカレーライス』とか。
後は『スーパーカップ1.5倍』にお湯を入れて、そこにおにぎりが添えられているなんていう、わんぱくなお夜食もあったり、市販のエクレアなんかも登場します。

本当にヘトヘトになっている時や、気持ちが沈んでいる時に、背伸びしない「馴染みのある」ものってあったかく染みるんですよね。

家庭で作れるようなものや、洋菓子店や専門店じゃなく、コンビニやスーパーで手軽に買えて「今すぐホッと自分を満たせるもの」が、疲れている時には自分を優しく労わってくれるんですよね。

読んでいてふと思い出したのが、ジブリアニメの「千と千尋の神隠し」のワンシーン。

ハクが千尋におにぎりを渡すシーンは、映画館で見た時にもジワーーッと感動するものがありましたが、それは「あったかい味」が想像できて分かるから。

本当に疲れている時や、本当に落ち込んでいる時には、フランス料理のフルコースを食べるような元気がないけれど、素朴であったかくてさりげないお料理は、じんわりと身体に滋養となって広がっていくんですよね。

Amazonがオススメしてくれたおかげで読めたコミックエッセイですが、よく見るとレビューがとっても高いんです。
それはきっと、たくさんの人が「素朴だけれど美味しい力を持つお料理」が運んでくれる幸せな気持ちを知っているからだと思ったんです。

何か仕事でうまくいかなくて、帰りの電車で疲れた自分の顔が窓に写っていて、はぁーーってため息をついて一人暮らしの家に戻り、灯りをつけてこれから何食べよう?って重い体を奮い立たせるように大きく伸びをしたところに、「お仕事お疲れ様。頑張ってるご褒美に卵を3個使った親子丼をどうぞ!」って差し出されれたら、目の前の黄色の丼は、キラキラに見えるのではないでしょうか?

スプーンですくって、あつあつとろりの親子丼を口に入れたら、優しい甘さとふわっとした舌触りに、きっと知らずに頬が緩んで笑顔になるはずです。

ブランド鶏が産む高級卵や鶏肉で作られたものなんかではなく、どこでも手に入るようなスーパーの食材で作られていたって最高に美味しく感じるのは、「疲れている自分に優しく差し出される、背伸びがなく安心して受け取れる味」だからかもしれませんよね。

たくさんの人が、コミックエッセイのお夜食を見て「うんうん、美味しいよね!」って思えるというのは、もうすでに、毎日食べてきた家庭料理や、本当に空腹な時に食べる「塩むすび」が持つ美味しさを知っているから。

美味しいって思える幸せを、ちゃんと分かっているから。

でもそれが毎日だったり、作ってもらえるありがたさが分からなくなることもあって、「当たり前の持つ幸せの力」って慣れてしまったり気付けなくなるもの。
それが悪いという事ではなく、慣れて気付けないくらいに「毎日は平和で、その時点で最高に幸せを生きている」ということなのだけれど、ね。

金曜日の夜。
今週も一週間、脱線したり白目をむいたり、ちょっと寝付けずに次の日がダル重…みたいな日もありながら、私は私にできることを頑張りました。

そんな自分を労う「1週間楽しみにしていたレモンサワーを飲む日」な今日は、特別なメニューじゃないけれど、でも家で部屋着のままリラックスして、ギンちゃんや仁くんを抱っこしたり触れて笑顔になったり、予想外のところでちょっかいを出されてみたりしながら食べる『毎日の延長のご飯』が愛おしく染みる時間。

今晩、あなたは誰と、どんなご飯を食べているのでしょうか?
特別なディナーで「ハレの晩」の人も、お家で家族と食べる「ケの晩」も、ひとり暮らしで「好きなものを食べる」人も、お惣菜やお弁当、ジャンクにファストフードやカップ麺を楽しむ人も、ファミレスやチェーン店で明るい光や喧騒に紛れて笑顔な人も、みんなみんな、美味しい金曜日でありますように。

あなたも私も、おつかれ生です♡
かんぱーーい!

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