すぐに結果が出なくても「諦めの悪い私」って最高に素敵じゃない?!3日坊主だってオールオッケー!って自分に笑ってあげよう。
我が家の大型爪とぎ(別名:仁くんも寝れて、人も座れるソファー)は、これが3代目。
1代目は結婚していた時に使っていた3人掛けの大きなものでしたが、日々の爪とぎの成果で見事に破壊されていたため、今の家に引っ越してくる際に廃棄。
引っ越しのタイミングで、ちょっとコンパクトなグレーの二人掛けソファーを購入しましたが、布目が荒かったこともあり、何度か補修をしたものの「もうダメだ…」となったタイミングで、今使っているグレーのソファーに買い換えました。
ソファーは消耗品…と割り切っていたのですが、ある時100均で小さなカーペットのようなものを見て閃きました。
ギンちゃんは固い布で爪とぎする派だから、いつもガリガリしているひじ掛け部分をこのマットで保護すれば、ソファーが守れるのではないか…と。
気付いたのがソファーを購入してから1年後くらいだった(と思う)ので、すでに結構いい感じに痛んではいたのですが、やっぱりそんなにしょっちゅう買い換えたいものではないじゃないですかーーー。
なので、保護してみたらいい感じに「100均カーペット」が布を保護してくれて、おかげさまで今のところは買い替えずにソファーを長持ちさせて使うことが出来ています。
お分かりでしょうか?
左右まんべんなく、ソファー保護に使っているカーペットがボロボロになっていることを…。
実は、仁くんが座っているクッションのすぐ下側もギンちゃんが爪とぎをするため、気が付いたらボロボロになっていたので、慌てて補修したのですが、最近ようやく100均でグレーの小さなカーペットを見つけたので保護するようにしました。
100均ではタイミングによって、グレーのカーペットがないんですよね。
カーペット自体も、すぐにボロボロになってしまうのですが、ギンちゃんは一日中爪を研いでいるわけではなく、1日の中で数回しか研いでいないのに
継続は力なり!
破損は継続の賜物なり!
というのを教えてくれています。
ほんと、コツコツ、コツコツと毎日の小さな習慣としてわずかな時間の爪とぎなのですが、それでも積み重なるとソファーは破けて使い物にならなくなるんですよね。
飽きずにコツコツ。
しかも必死さはなく、気が向いたときにチョコッとだけ。
それでもちゃんと、ソファーには数年に一度買い替えが必要なくらいまでダメージを与えられているんです。
結果を出す漢、銀太。
ギンちゃんから教えてもらう…ではないですが、「マイペースに、でもコツコツ」というのは、気が付いた時に積み重なっていて、何らかの形になるんだよなぁ~って思うんです。
努力が報われる!とは限らないのが人生で、ほんと、ほろ苦いとはいえ
成功した人、結果を出した人で「努力しなかった人」はいない
という言葉を聞いたことがあり、確かに…カニッ!と思った記憶があります。
* * *
私は今でこそ、自分を思いやったり大切に扱えて、自分を受容することが出来るようになりましたが、こう言えるようになるまでにどれくらいの期間を要したか…。
どれくらいの「自己肯定感アゲアゲ本」「自己啓発本」を読み、実践してきたのか、考えると気が遠くなりそうです。
自己肯定感と本格的に向き合ったのは、離婚問題がキッカケではありましたが、夫婦問題がない「ラブラブだった時期」にも、自分の生きづらさを感じて自己啓発本はかなり読みました。
当時は自己肯定感という言葉ではなく「自分を愛する=自己愛」というような言葉でしたが、私は自己愛が欠如していて、外側から認めてもらうことで自分を満たそうとしていました。
だからいつも欠乏感でいっぱいで、愛して欲しい、分かって欲しい、認めて欲しい…と、自分を犠牲にして与えたり、クレクレ星人になって恋愛に依存したりする生き方をしていました。
そうそう、私、今が人生で一番「恋人がいない最長期間」を更新しているんです。
昔は「パートナーがいないと価値がない」と思っていて、失恋してもすぐに恋人を見つけてお付き合いしていました。
はっ!
話が脱線してきたので、自分愛を持つための話に戻します。(勝手に脱線していくのは、いつものことです)
3桁に届くであろう数の本を読み、その度に「これいい!」と思ったことを実践し、少しでも自分を愛せるようになりたいと思いながらも、私は全然自分を愛することが出来ませんでした。
根っこにあった「完璧主義」と「白黒すぐに結果を欲しがるクセ」が邪魔をして
・本で学んだことをあれもこれも全部完璧にこなさなくてはいけない!
・すぐに結果を出さなければ!!
と意気込みすぎて、いつも燃え尽きて終わっていました。
いつかのYouTubeライブでも話したことがあると思うのですが、今度は逆に、行動することにストイックになり過ぎて、
これをやれば自己肯定感・自己愛が持てるんでしょ?(逆切れ)
と、ちっとも心に響かなくても、本に書かれていたことを修行のようにやり続けること5年。
もはや義務のように「今日の良かった事ベスト5」をノートに書き続けました。
やり続けている間、「こんないい所があったんだね~」なんて気分になるどころか、「はいはい、とにかく5個捻りだせばいいし、今日のノルマ、何とか達成!」という感じで、これをやれば自己肯定感が…と、自分が「毎日これをやるのが嫌だなぁ~」と思っている気持ちを完全に無視し、自分を押さえつけてやり続けました。
こんなやり方をしていたら、当然ですが自分を愛する心なんて育めませんでした。
自分の土壌に種を蒔いて、水やりをしていたはずなのに、芽が出ようとしている部分の土を思いきり踏みつけていたんですもんね。
* * *
何度も繰り返し失敗し、挫折し、それでも私は「執着のおまみ」の異名を持つほどに執念深いタイプなので、
諦めることをしなかったんです。
今度こそは!
本にまた同じことが書かれているってことは、やっぱりこれが大事なんだ!!
そんな風に、過去に挫折したやり方であっても、また少し角度を変えて実践してみたり、やってみた結果「やっぱり私にはこのやり方が合わないわ」なんて言いながらも、自分を愛せるようになりたいという大事な思いだけは持ち続けてきました。
だってね、本当に生きづらかったんだもん。
自分で自分を愛せるようになって、楽に笑って自由に生きれる私になりたかったんだもん。
何がキッカケで、自分をこんな風に大事にできるようになったのか、今考えてみると『何か特別なことをした』訳ではありません。
幾度も挫折したり、取り組んではうまくいかなかったり、三日坊主でやめては繰り返してきたあれこれを、ちょっと角度を変えて「自分に合うやり方」に出来たことが功を奏して、いつしか少しずつジワジワと自分と仲直りができました。
でもね、これだって「過去に色んなことをやってきたから」、それを自分に合うものに調整できたんです。
そして、諦めの悪い私は、何度もうまくいかずに肩を落としながらも、また頑張ろう!と上を向けた時に少しずつ自分を愛するあれこれにトライしてきたことが、時間を経て「今だ」というタイミングで、実を結ぶことができました。
機が熟してようやく、という感じです。
でも、自分ではその「機が熟すタイミング」がいつになるかなんて、まーーったく予想できないんですよね。
突然ですが、私はずっと「斎藤 工さま推し」を公言しているのですが、(最近は「志尊淳くん」も推しています!どーでもいい情報)、春頃に『ANOTHER SKY』というテレビ番組に斎藤 工さまが出ていました。
セクシーで色気ダダ洩れの工さまは、今でこそCMにも引っ張りだこの大人気イケメン。
でも、工さまにも売れない時代というのがあったわけです。
余談ですが(もう十分長いんだから、余談なんて、すな!)、私が斎藤工さまに心を奪われたのは、当時SMAPだった草彅剛くんが出ていた『37歳で医者になった僕』というドラマに、なんか嫌な感じのお医者さん役で出ていたときDEATH!
キラキラしていて、カッコよくて、あの時から溢れるセクシーさが隠せていなかったんですよね~。
さ、余談も終わった所で…
アナザースカイで斎藤工さまが「売れなかった時期」の話をしていたのですが、今は売れっ子の工さまに『成功した秘訣』というのを、司会の今田耕司さんが質問した際に、こんなような言葉を語っていました。
カッコいい言葉を言いたけれど、
やめなかった、っていうだけ
(斎藤工さん / ANOTHER SKYでの発言より)
あぁぁぁぁ、やめないでくれて、ありがとう!!
そして思ったんです。
やめなかった『だけ』ではなく、やめないことってどれだけすごいことか、って。
今、結果として大人気の工さまですが、絶対に売れるなんて分からない世界で、やめなかったって、どれだけすごいことでしょう。
そして、やめなかったからこそ、今があるんですものね。
さらに、こんな言葉も語ってくれていました。
続けていて思ったのが、ニーズが比較的ない時代が20代とか多かったんで、30代になって出演している作品とかでイメージをもらって、
自分のこれまでがあって、たどり着ける表現があるんだな。
今いる位置に意味があるんじゃないかな。
(斎藤工さん / ANOTHER SKYでの発言より)
自分を好きになることも、同じかもしれません。
なかなか結果がでず、やることが少しも心に響かず、芽が出ない時期が長く続くかもしれませんが、やめなかった・諦めなかったことはちゃんと自分を必要な場所に導いてくれているんですよね。
自分のこれまでの失敗や挫折、うまくいかないことがあって、自分を愛するための「私に合うやり方」にたどり着ける。
だから今あなたがいる「うまくいかない場所」にも、ちゃんと意味があるし、未来のあなたの場所にも、きっと素敵なあなた専用の意味がある。
すぐに結果が出る人が羨ましいと思っちゃうけれど、私のように時間を必要として変化していく人もきっといるはずです。
何度だって立ち止まったり、もう無理!!って泣き言をいって自分に目を向けることを放棄することがあっても大丈夫。
そうやりながら私は、ちょっとずつちょっとずつ、自分がたどり着きたい場所にやってこれました。
そしてこれからも、諦めずにぬるぬる・ゆるゆる、時には休憩しながらも
私が叶えたい未来のために出来ることを試行錯誤しながら、しつこく諦めず「やめない」私でいたいと思っています。
諦めの悪い私、失敗する私、すぐに投げ出しちゃう私。
そんな私だって、大丈夫!!
そんな私だけれど、また思い立ったら行動する私って、最高に素敵な私だもの。
ギンちゃんも、ただ毎日ひたすらに続けてソファーを破壊するように、何かものすごいことをしなくても、気が付いたときには変化している、なんてことがあるかもしれません。
斎藤工さまの言葉のように、やめなかっただけ、でいつしか自分を愛せるようになる日だってくるかもしれません。
それは今の「自分を愛せていないとき」には想像もできないけれど、ね。
何度だって放棄して、何度だってしょぼくれても、そうしてでも自分を愛そう・自己肯定感を持とうとするって、私から見たらとても素敵でカッコいいことです。
諦めが悪いのが、私の取り柄だ!!
そんな風に笑ってあげながら、自分の気持ちが「行動したいなぁ」と思ったときにゆるゆると動き出しながら、いつしか自分を思いっきり抱きしめて愛してあげられますように。