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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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小さな感謝状 〜ハロウィンの日に寄せて〜

こにちはー。もじゃもじゃ被せられたでちよー。お菓子くれないと 悪いことしてやるですよーー。

ハッピー・ハロウィン!!
今日で10月も終わりですね~。ほんと、月日が流れるのは早い…
というのも、丁度1年前の今日「ハロウィンの日」に私は結婚生活にピリオドを打ち、離婚届を提出しました。

私は記事でも書いたことがあるのですが、旦那さんだった彼の事が大好きでした。
だから、最後の最後まで「離婚」がとっても怖かった。

私の結婚生活は「彼に振られる」という形で終わりになったのだけれど、不倫という関係の彼女がいて、その彼女を守りたい…と彼が家を出て行って別居となってから、2年半近くかけて離婚を受け入れて「いいよ」と言う選択をしました。
傍から見たら修復するなんてありえない状態で、自分もそれは分かっているのに私の心は現実についていけず、とてもじゃないですが「手放し」なんてできない!!とバリバリに執着して苦しみました。

現実問題で苦しんでいる上に「手放せない自分」「愛している人を自由にできない自分」を責めていたのですものね。
今思うと、本当に私は私虐めの達人でした。

そんな中で『もういい!手放せないならとことん執着しよう。私には手放せないなら、人がどうこうじゃなくてとことん執着していい。みっともなくていい。情けなくていい!』と思って(意識していませんでしたが、この時に私は自分に寄り添ったんですよね)から、なんだかスルスルと執着していた気持ちが解けていき、離婚という選択肢を考えることが出来るようになりました。

お引越しして、3魂でキャッキャして暮らすってエイエイオーしたですよね。

彼と暮らしていたアパートから今のマンションに引っ越してきてから、少しずつ気持ちが整理できるようになり、けれど離婚することは怖くて毎日のように気持ちは揺れました。

・離婚していい … 40%
・離婚したくない … 60%。

という感じで、なかなか気持ちは定まらず、自分の内側にたくさん問いかけをしました。

彼の事が好きだから、最後の繋がりである「結婚」を解消するのは怖い。
この手を離したらひとりぼっちになってしまう。
私はもう彼以上に誰かを好きになることなんてできないのでは?

その他にも世間体やらなんやら、あれこれ考えると「怖くて」「心細くて」「寂しくて」「不安で」沢山迷って泣きました。

なんで離婚を決められたのかは、なんだかぼんやりしているのですが、ある日本当に『もういいよね』って思えました。
思えたとはいえ、離婚していい51% VS 離婚したくない49%というくらいの割合で、けれど1%でも多く「離婚していい」に気持ちが傾いたことを褒めて、嬉しいと思えたからこそ、離婚をする!と決めました。

マミコちゃんはオトシャンからバイバイのお金貰う事にしたんでちよね~

離婚を承諾する際に、迷ったけれど「慰謝料」を貰う事にしました。
慰謝料を貰う事も本当に迷い抜いたのですが、私は本当に苦しんだからお金をもらって気持ちに区切りをつけよう!と思い彼から慰謝料をもらうという形で『さようなら』の取り決めをしました。

分割支払いのため、後からお金のやり取りでいがみ合う事は嫌だったので、慰謝料の取り決めについてだけ公正証書を作り、ハロウィンの日に公証役場で彼と待ち合わせをし、取り決めにサインをした後、役場へ行って離婚届を提出しました。。

最期の最後に彼と繋がっていたはずの指先を離し、彼にサヨナラを告げる時に伝えた言葉は

あなたと結婚出来て、幸せでした。ありがとう。

というものでした。
もし今彼に会って別れの言葉を紡ぐとしても「幸せでした。ありがとう。」という感謝の言葉を伝えるでしょう。

確かにとても傷付きました。
生きている意味を失いかけて、ふらふらと道路に飛び出しそうになり、心療内科の扉を叩くほどに追い詰められてボロボロになりましたが、でもやっぱり、私は彼と出会い結婚して「楽しい時間」を過ごしたことは幸せだったと暖かい気持ちで振り返れます。

だから今日は、彼に感謝状を贈るつもりでありがとうを届けたくて記事を書きます。

ハロウィンの日の感謝状

出会ってくれてありがとう。
あなたの笑顔に初めてドキドキした日、あなたの隣に座りたい!って強引に座って話をしたのが私たちのスタートでしたね。
あなたと一緒にいた時間は、思い出すとやっぱりいつもバカみたいに笑っていて、楽しいことがいっぱいでした。
思い出したときにキラキラしている楽しく暖かい過去をプレゼントしてくれて、ありがとう。

結婚したいと思ってくれて、ありがとう。
普段スーツで仕事をしないあなたが、実家に挨拶に来るためにスーツを選びに行ったけれど、結局私服で来て笑ったよね。
すごく緊張した…って言いながら「私をください」って言ってくれた言葉は今でも心の奥に大事にしまってあります。

自分たちの場所、というものを作ることの楽しさを教えてくれてありがとう。
私はずっと実家にいたし同棲もしたことがなかったので「自分で自分の場所を作る」という事をしたことがなかったけれど、あなたと私、銀太さんと仁くんという家族を作ることの暖かさを教えてくれました。
誰かの喜ぶ顔を見たくてメニューを考える喜びを、一緒に食べる時間の暖かさを教えてくれてありがとう。

病気を乗り越えた時に「結婚式をしたい」と言ってくれてありがとう。
二人だけの結婚式で、わざわざ海のきれいな海外での挙式だったのに、式場は曇り空の山奥だったのも私たちらしかったね。
選ぶことは出来なかったけれど憧れのウェディングドレスを着る機会をプレゼントしてくれてありがとう。

夫婦問題が起きた後、私が執着している間も待ってくれてありがとう。
本当は苦しい事もたくさんあったでしょうね…
慰謝料も払ってくれると受け入れてくれてありがとう。

受け取れなくて、ごめんね。
私は自分の価値を何一つ認められなくて、いっぱい注いでくれたあなたからの愛や気持ちを跳ね飛ばしていたのだと思います。
受け取ってもらえない事の悲しみは大きく深いものだったよね…
自立することで何でも一人で抱える事で「愛を届けている」つもりになっていた、強がりで自分勝手な私を理解しようとしてくれてありがとう。

問題が起きた時、私はやっぱり自分が被害者だと思っていて、あなたの心変わりが苦しかったけれど、私が望み、私が大きな罰を欲しがっていたと今の私は気付けました。
だから、この問題は【私が望んで起こしてもらった物】だと今は素直に思っています。
私の罪悪感・大きな罪を罰する役を引き受けてくれて、本当にありがとう。
実際はでもやっぱり、傷は痛かったけれど、ね。
でもね、ここまで大きな罰を貰えたからこそ、私は私を諦めずに許そうと思う事ができ、自分を愛する事を学ぶことが出来ました。
だからやっぱり、ありがとう、だね。

私は今でもあなたの事が大好きです。

そしてこの大好きは、夫婦や恋人として側に居たいという大好きではなく、大切でかけがえのない「同志」への思いのような大好きです。
きっと、いつの日か私がパートナーシップに恵まれて幸せに笑って結婚を叶えたとしても、あなたは恋愛というフィルターを外した位置にいる「大好きな人」です。

そうそう!!
私は本当にあなたとの「日常」が楽しくて幸せでした。
毎日の生活というものが宝物でした。(時に拗ねたり怒ったりもしたけれど)

だからまた、結婚したいという夢を持っています。
結婚生活が楽しかったし、心地よくて、大好きだったから。
だからね、結婚っていいものだよ♡というのを教えてくれたことにも、ありがとうをおくります。

1年前の私へ

最後の最後に、ちゃんと手を離した私に「ありがとう」を贈ります。
頑張ったね!偉かったね!

本当は不安もいっぱいあったもんね。
1年後の今日を想像したときに、こんな風にふふふって笑って私にお手紙を書いて「ありがとう。私は今幸せだよ。」と言えるなんて、ちょっとだって思えなかったよね。
あの時は、この日を後悔していない私でありますように…と祈っていたものね。

この1年の間に、いっぱいチャレンジしてくれてありがとう。
沢山の仲間や私の居場所が出来たことは一生の財産だから、勇気を出して挑戦した自分を盛大に褒めちゃいます!

自己肯定できなかった私を諦めずに、自分を好きになるチャレンジをし続ける事を選択してくれてありがとう。
いっぱい私とお喋りしたよね。そして今も、いっぱい私とお喋りしているよね。
これからもよろしくね。私は私の一番の理解者であり味方だからね!

私は今の私が「いいね!」と思えるようになったよ。
迷う日も、悩む日も、困惑する事も、嫉妬したり泣いたりする日もあるけれど、そこから短時間で抜け出せるようになったことと、自分を責めずに寄り添えるようになったよ。

落ち込むけれど、落ち込む時間が激減していることは私を生きやすくしてくれていて、今は自分をのびのびと生きています。

私の描いている「彼がいて愛されて」にはまだ少し時間が早いみたいだけれど、もう誰も好きになれない…と思っていたはずなのに、好きな人もできたもんね♡
恋が出来たこと、ハイタッチで大喜びしたもんね~。
片想いだけれど、好きな人がいる世界は明るくて華やかでドキドキして、やっぱり素敵な世界だね。

あのね…
思ってもみなかったけれど、離婚した丁度1年後の今日、これから片思いの彼に会うんだよね。本当に偶然なんだけれど、気が付いたときにビックリしたよね。
1年前の今日、まさか1年後に好きな人と会う日で、おめかししよう!なんて思っているとは思いもしなかったけれど、だからこそ、人生は面白いのかもしれないね。

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ハロウィンの日をこうやって振り返ったり笑ったり感謝の気持ちで暖かくすごせる「今」を生きれている事が、何より嬉しいと思っています。

今、どん底にいると泣いているあなたも、自分を嫌いだと虐めてしまっているあなたも、未来のあなたはあなたをきっと諦めていません。
いろんな出来事にはそれぞれに必要な時間がきっとあって、迷っている時間も動けない時間も、執着してしまう時間も、焦る時間も、みーーんな必要なものですから、どうか渦中にいる自分に優しく寄り添う事だけをしてあげてください。

自分が自分と仲直りするって、とても強力です。
だからどうか、自分に愛を惜しみなく届けてあげてください。

2019年のハロウィンに寄せて、気持ちを綴れたことを感謝して。

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