ちゃんと成長しているし、その時々でやっぱり「精一杯」「全力」だったんだよね。
昨日までの雨があがり、今日は久しぶりの晴れ間がのぞいているので、シーツやタオルケットなどをザブザブお洗濯。
昨日までは25度前後でエアコンいらずでしたが、今日はジリジリと気温が上がり出し、もう少ししたらエアコンがいるかな??という感じで「夏」を感じる事ができています。
仁くんが「呪いの呪文」と称していますが、これは呪文ではなくて『私が過去に自分のこと』を分かってあげようと書いていたメモのようなもの。
使ってみた結果、私は「手帳」との相性があまりよくなく(カレンダー部分に書き込むのが面倒なうえに、毎年買い替えることやノートとして使うにはいらないページが多い)、ここ3年くらいは手帳を買わなくなりましたが、5年程度『毎日3行日記を書く』というために、手帳を買っていました。
ほんと、手帳は使いこなせず…
このギンちゃん色のグレーのカバーの表紙が「最後に買った手帳」なのですが、ほぼ何も書かれていない手帳…
カレンダーやウィークリーなどの手帳機能の後ろにフリースペースとして方眼ノートのようなページがあり、そこに1年の目標や気になる言葉などを書こう…とした爪痕がありましたが、全て中途半端でした。あはは。
昨晩、本音仲間の「小川正美ちゃん」と打ち合わせ(と称したお喋りの時間)をした際に、リストアップの話が出てきて、過去に書いたリストを見返すために捨てずに残っていた『ほぼ新品』のこの手帳を見返したら、当時の自分が頑張って自分を助けようとしていた言葉に出会い、じんわりしました。
そうそう。
私は自分に自信がなく、自己肯定感は地中にめり込むくらい低くて、犠牲して尽くすことで「やっと認めてもらえる」と信じていました。
自分の意見なんて持っていませんでしたし(あなたはどう思う?みたいな正解のない質問をされると答えられませんでした)、食べたいもの・好きな物も言えないくらい『人の目』を気にする他人軸でした。
さらに、たくさんの観念(こうすべきという自分専用の掟・ルールブック)を持っていたので、正しくある事に必死でしたし、自分が自分に課しているルールに縛られてがんじがらめでした。
私は価値がない存在だからこそ、努力して少しでもいい人間にならないといけない。
そう思って「優しい人になりたい」「善良でありたい」「自分を犠牲に出来る人でありたい」「愛する人達に尽くして与えたい」と、懸命に努力しました。
それと同時に「間違う」という事に恐怖を感じていました。
なにか失敗してしまったら迷惑がかかる、人と歩幅を揃えられなかったら情けないと思われる。
食べたいものが人と違って「場の空気」を乱したらどうしよう?
この質問をされたら何を言うのが「正解」なんだろう??
とにかく「正解」を求めて常に思考していて、自分の感情を感じる事なんて全く出来ませんでした。
夫婦問題が起きて「悲しい」「苦しい」という中でも、テクニックや正解を求めて常に思考していましたが、ある時にもうダメだ…と死への誘惑が生まれました。
突発的だったとはいえ、道路にフラフラと進みだした自分を見て「限界だ」と初めて気付けました。
心療内科を受診し、そこで「バウムテスト」という木を書くという心理検査といくつものチェックシートを使った「心の状態」を調べてもらいました。
先生がカウンセリングの場で私の話とテストの結果をもとに、私に言った言葉は衝撃でした。
絵の中ではものすごく「怒り」を持っているんだよ。
本当はすごく怒っているのに、どうして「怒っている」っていうことにも気付けないくらい、自分を我慢させているのかな??
怒っていいし、ワガママになっていいし、泣いていいし、自分勝手に振舞っていいんだよ。
私が描いた木の絵からは「強い怒り」を抑圧しているものが現れていたようです。
けれど、先生から「怒ってる」と言われても、全くピンとこないほどに「自分の気持ち」を見ることをしていませんでした。
この頃の記憶は辛すぎて断片的なのですが、多分カウンセリングを受けながら「彼のこと」と「いかに自分が足りていないか」を話したような気がします。
バリバリの他人軸で、私はそこにいるのに「空っぽ」で、私なのに私不在の状態でした。
先生からは「もっとワガママになろう」「自己中になることを目標にしよう」「ワガママだって分かっていてわがままを言ってみよう」ということに加えて、自分がしたいこと・食べたいもの・好きな事をする時間を増やそう、と提案されました。
自己中・ワガママというのは、きっと『もっと自分軸を持とう』という事で、心理学的な言葉ではなく分かりやすい提案をしてくれていたんだと思います。
先生とのカウンセリングの他に、師匠である根本さんの「夫婦問題セミナー」に参加したり、そこで出会った仲間たちのおかげで、少しずつ『自分』に向き合うことの大切さを知り、改善しようと思うものの
思考ばかりで感情を感じるなんて無理ーーー
と、日々苦戦していました。
自分が何を食べたいか?すら分からず、スーパーで「好き」が出てこないと途方に暮れて泣いたこともあります。(← 怪しいですが、かごを持ってグルグルして泣いた日々が懐かしい)
心療内科の先生から言われた「怒り」。
私の中に大きな存在として「ある」にも関わらず、怒りが全く感じられない自分はなぜなんだろう??というのを思いっきり『思考』して理解しようとしていたのが、この手帳に書いてあるメモでした。
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●分からない = 感じない
感情を感じたくないから、思考でブロックしている
●私の中にある感情は「怒り」
感情のフタと言われる「怒り」すら感じないくらいに、怒りを心の奥に閉じ込めている。
●たくさんのルールを作る事で自分を演じ、守ろうとしている
「怒る私はいけない」というマイルール … 褒められるための役割
人に好かれる理想の自分を演じている
●思考している時は感情を感じなくて済む!!
見たくない・認めたくない感情を感じないようにするために、常に悩みを選んで思考に逃げている。
●根本にくすぶってる怒り
自分で封印しているけれど、怒りを感じて解放したくて、自分がそれに気付くために問題を起こしている。
●私へ
ひどい扱いを受けたら怒ってもいいし、感情を感じてもいいんだよ。
心が動いてもいいんだよ。
という事を教えるためにも●●君(← 旦那さんだった人)を使って問題を起こしたんだね。
– – – – – – – – –
あははは。
思いっきり「思考」して「納得」しようとしている私がいますね。
けれど、一生懸命でした。
思考のおしゃべりがうるさくて、脳を水洗いできたらどれだけいいだろう??と真剣に悩むくらい、常に思考していた私は「感じる」ことを頑張ってみても、全然感じられない状態が数年続きました。
心療内科の先生から言われた「怒り」があるのに、それを感じられないのはなんでろう??
いっぱい思考して辿り着いた答えは
思考を使っている間は、感情を感じなくて済むからだ
というものでした。
そう、感じたら潰れちゃうからこそ、私は一生懸命に思考することで「当時の私」を助けていたんです。
多分、この当時に「怒り」やその下の「悔しさ」「悲しさ」を感じたら、心が壊れていたと思います。
ずーーっとこうやって「自分を守るために感情を切って思考して生きてきた」私ですが、感情を切り続けるってできませんものね。
だから、もう限界だよ、もう感じようよ、というのを「ここまで大きな問題」にして初めて向き合えるからこそ、この問題が必要だったんだと、このメモで辿り着いていました。
今の私は「ムカつく」「悔しい」「悲しい」「楽しい」「しんどい」を自由に感じ、感情を感じている自分を大事に扱えるようになりました。
このメモを書いていた当時の私に「未来の私は思考が苦手になってるよ~」と言っても、ちっとも信じられないと思うけれど、精一杯思考して、精一杯に自分を助けようとしていた私がいた事に、今こうやって気付いてジーンとしています。
ありがとう、私。
頑張っていたよね、いつだって。
出来ることを精一杯に、その時々の全力で自分に向き合っていたんだね。
ありがとう、ありがとう。
感じていいんだよ!と私に語り掛けていた当時の私は、今の私の成長を見たらどんな風に喜んでくれるのだろう?
ビックリしながらも泣きながら喜んでくれる…よね??
メモを見ながら「ちゃんと変化してきたんだね、私」と、自己肯定することが出来ました。
最後に…
めちゃくちゃ他人軸で自分の意見を持たず、その時々で最善だと思われる「正解」を探すことに躍起で、結局自分が何もなくてしんどかった私が、自分の意見を大事にしていい!と思うきっかけとなった心療内科の先生からの言葉をお届けします。
結婚しているのに「好きな人が出来たから別れよう」って、彼のワガママだよね?
あなたは「離婚したくない」って自分の気持ちを言う事はいけない事だって苦しんでいるけれど、
どうして彼は自分の意見やワガママを言ってよくて、
あたたの意見やワガママはダメなの??
本当に、先生の言葉で目から鱗がポロポロ落ちたなぁ。
どうして「人のワガママ」はOKなのに「私のワガママ」はダメだと決めつけていたのか??
そんなにも自分を押さえつけてまでも愛されたかった私を、今はちゃんと私が愛してあげています。
手帳は続けられなかったけれど、気持ちをノート類に残しておくって自分の成長や変化を受け取れていいですね!!
今のあなたが「全力で悩み・向き合っている」事は、他の人から見たらもっとやり方があるかもしれないし、近道もあるかもしれないけれど、あなたに出来る精一杯で向き合っているはずだから、そんな自分を慈しみ・時に暖かくしてあげて休ませてあげてくださいね。
あなたにはあなたのやり方や道がある。
人と違っていても、変われないように見えても大丈夫。
正解はきっと、人の数だけあって、正解かどうかなんて後になって分かる事だから。
それに、正解じゃなきゃダメ!なんてこともないんですしね。
さーて、そろそろエアコンをつけた方がいいかな???
熱中症にも気を付けないといけない季節ですものね~。お互いに上手に水分補給しましょう!