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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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鬼にも福を!満ちて足りて微笑んで。幸福とはきっと、そういうこと。~また来年もどこかを向いて一緒に食べようね~

鬼さんが来ないように長いお寿司食べる日でちね

つい先日「あけおめだしぃ~。てか、コトヨローって感じぃ~?」ってご挨拶したような気がするのに、もう2月ですってよ、奥様!!

ほんと、1か月ってあっという間でビックリですNE。

今日は2月3日。節分ですね~。
去年の今日は、子宮摘出のために節分の日に入院したので「ファミリー節分」にはならず、病室でオリンピックを見ながら夜を過ごしていました。
元気いっぱいでお家にいて3魂で節分が出来る今日は、ささやかだけれど愛おしい1日になりました。

私は季節のあれこれ…に少し疎いというか、そこまで丁寧に暮らせていないのですが、いわゆる「ハレとケ」とか「あえのこと」と言われるものをほんのちょっとだけ意識して暮らしています。

とか言ってみちゃいましたが、メジャーなイベントごとに乗っかってるだけなんですけれども。えへへ。

節分と言えば、子どもの頃は豆まきが楽しみだったなぁ。
落花生とか、みかんとか、アルファベットチョコや飴などを、学校の体育館で「鬼は外、福は内」って投げるのを拾ってはポケットに詰めて、パンパンになったポケットからチョコを一粒出して、先生にばれないようにこっそり授業中に食べるのにドキドキして。

大人になって、最近は豆まきをする場に居合わせることもなくなった代わりに、スーパーで恵方巻を買うのが楽しみになりました。

今年は「宝運恵方巻」というタイプにしました

お昼休みに近所のスーパーに行くと、ズラーーッと並ぶ豪華な恵方巻を前に「ど、ど、ど、どれにしようかな?」と揺れる乙女心。

贅沢に海の幸を7種巻き込んだ「1本 1,380円」という重たくてうやうやしいものから、シンプルな巻物、変わり種のローストビーフ巻にウニトッピングのものまで、あれこれ食べてみたいけれど、私は「ひとり暮らし」なので、日持ちしないものはそんなにたくさんは買えません。

セットもので数種入っているもの…で、欲を言えば「ちょっと贅沢なタイプ3本セット」みたいなものがあればよかったのですが、私が暮らしているエリアはファミリーが多いのか、詰合せは「5本セット」のものしかなく、贅沢シリーズは全て当日消費しないと痛みそうなネタばかり。

迷っいまくって「ツナサラダ・海老カツ・七福(クルミや卵)」といった、今日食べきれなくても明日の朝でもきっと大丈夫!なタイプが入っている方を選んで買ってきました。

今日も予期せぬ仕事の依頼でバタバタして忙しかったのですが…

めっちゃ忙しいけど、今日の夜は恵方巻があるぅ~。ラララ~。

という気分で謎にテンション高くご機嫌で仕事をこなしました。
ご褒美の力、恐るべし。

仕事を終えて、冷蔵庫に冷やしておいた本物ビールと一緒に「我が家の節分」がスタート。

ギンちゃんには「恵方巻の中の鉄火(マグロ部分)」や「マグロのたたき部分」を取り出し、仁くんには別途買っておいたお肉をしゃぶしゃぶして小さく切ったものを用意。

今年は”南南東”が恵方だって書いてあるけど、南南東ってどっちだ??
あ!ベランダに面した大きな窓からは「西日」が入るから、窓が西だと反対が東になって、そんでもって上が北で下が南だから…と、なんとなーくの位置を決めて、3魂揃って「もぐもぐもぐ」とそれぞれに節分の恵方食べ?をしました。

毎年恒例の、恵方巻を食べやすいサイズにカットして(本当はカットせずに食べるんですが、我が家は邪道スターーーイル!)中央の海鮮を取り出してギンちゃん用のお皿に入れ、仁くんにはお肉を用意して食べながら、ワサビ抜きなのになんか鼻の奥がツーーンとする…って思ったら、涙がポロリとあふれ出しました。

小さなお口でマグロに夢中になるギンちゃん。
秒で食べる!!の姿勢で勢いよくお肉に突撃する仁くん。
デジャブのように毎年同じような景色を重ねているなぁ~って思いながら、今年もまた同じような景色が広がっているって、当たり前のようでいてかけがえがない瞬間だと思ったら、胸が熱くなっちゃいました。

私は去年、節分の景色を見れませんでした。

代わりに実家で、「恵方巻を食べてね!仁くんにも美味しいものを食べさせてね!」とお金を渡して2魂を預かってもらい、イレギュラーで2魂は節分を過ごしましたが、1年飛ばしでも誰も欠けずに『こうすることが当たり前』だと意識もせずに迎えられた今日が、なんて幸せなんだろうって。

また来年も、その次も、3魂で「小さな小さな節分ディナー」を笑って食べられますように。
もしかしたら来年は、チオビーが加わってくれていちゃったりなんかしちゃったりしたら(← 照れくさくてややこしくしました)最高だし、来年はどんな景色を見ているんだろうなぁ。

本当に、本当に、来年も3魂で同じ世界を共に見て、「恵方だよーーー」って笑える未来でありますように。

カリカリご飯の豆まき風タイムに
鬼にも福をお願いしたですよね

そうそう!!

豆まきをしなくなったので、気分だけでも「豆まき風に」と、ギンちゃんと仁くんの晩ごはんを準備する際、お皿に『鬼はーー外!福はーー内!』と言いながらカリカリを入れるのですが、今年はふっと

鬼にもーー福を!
福はーーー内!!

と言いたくなっちゃって、ちょびっとアレンジして鬼にも優しい言葉を届けました。

外に行け!って追い出されるよりも、鬼にもいいことがあって笑顔になれますようにって優しい気持ちを届けたいと思えたのは、きっと今の私が『満たされていて幸せ』だからなんだろうなぁ。
鬼にも福が来て、鬼が笑ってくれたらいいなぁ。

私は決して「絵にかいた幸せ」を生きているわけではありません。

口を開けば「あー、仕事しんどーー」と泣き言を言いますし、ダイエット…と言いつつも特にスリム化している訳でもなく、パートナーが突然できました♡と有頂天に慣れている訳でもなく、

望まない離婚した後、ペット可賃貸物件で「ひとりとペットとで暮らす妙齢女子」です。

何かに特別に秀でたものがある訳でもなく、ドラマチックに日常を生きてもいませんし、社交的でもなく、部屋着に眉毛を描いたスタイルで一歩も家から出ない日の方が多い、地味な生活をしています。

でも、快適で笑顔で暮らせています。
愛する2魂と共に、自分サイズの楽しいことで笑い、自分サイズの無理のない毎日と、週末のちょっとだけの贅沢でジタバタして、生きていることを心地良く楽しめています。

理想通りの人生ではないし、人生に「まさか」があるなんて想像もしていなかったから、本来は隣にいて欲しかった人がいなくなってしまったり、生きていくために仕事が辞められなかったり、諦めたり手放さざるを得ないものもあったり、泣いたり眠れなかったりなんてこともあるけれど…

ううん、だからこそ!!!

願いとは違う人生でたくさんもがいたり葛藤したからこそ、何でもない日々を愛おしいと見過ごさずに笑えるようになれたんです。

思い煩うことのない平凡が、いかに幸せな状態かを、谷底に突き落とされて知ったんです。
あぁ、私ってもう十分過ぎるほどに幸せを生きていたのに、それに気付けないくらい「幸せが当たり前だったんだ」って。

東京のお土産で
鬼のお面を買ってきてもらったですよ

離婚問題真っ最中の、「夫婦問題か手放しのどちらか」のセミナーに参加するために東京へ行った際に、神楽坂のスーパーで見つけた小さな鬼のお面がついた福豆をお土産にして、引っ越しをそろそろ考えないと…とSUUMOと睨めっこしていた頃の節分の写真。

この時も恵方巻を買ってきて、家を出て行って別居になっていた旦那さんの不在に涙しながら、それでも幸せを諦められずに泣きながら「福はーー、内っ」て言いながら、味も感じられない状態で恵方巻を飲み込んだっけ。

実はこの写真の頃が一番苦しかった頃で、正直記憶がものすごく断片的です。
この数日後に、もう生きていなくてもいいし楽になりたい…ってフラフラッと国道に歩み出し、ハッと気づいて泣きながら心療内科に駆け込みました。

心療内科に行った日は、2月の半ばを過ぎていたはずなのにとても寒い日で、待合室の窓からハラハラ雪が降っていたっけ。
あの時、こうやって笑いながら「ひとりで生きる日々も幸せ♡」って言える未来は、1㎜も想像できなかったのに、未来は本当に分からないものですね。

この写真を撮った時には、引っ越し先を探しても物件は見つからずに気持ちはどんどん沈み、今私がいる場所にたどり着くなんて思いもしていませんでした。

笑っているなんて、彼のことを過去にできるなんて、また誰かを好きなれるなんて、朗らかに生きているなんて、自分を大事に思えて満たされた日々を生きているなんて、あの頃の私に伝えても『嘘だ!希望を持たせようとしてそう言ってくれてるんでしょ??』って疑いの目を向けていただろうなぁ。

ってことはですよ!!!
今はパートナーの「パ」の字もなく片思いを焦げつかせている私だけれど、未来は4魂になって恵方巻を食べている可能性もきっとあるはずです。

「スーパーで逡巡して贅沢恵方にする」どころか、「料亭の恵方巻を贅沢注文」して夜景を見ながら4魂でセレブリティ節分を…なーーんて思いもしない現実に紛れ込んじゃったりしてたらどうしましょ?!

でもきっと、どの場面でも『自分が伸びやかで心地よく、穏やかで満たされている』ことがなによりだと思っています。
セレブであろうと、普通であろうと、笑えていることが大切ですもんね。

今が楽しい!って手足を伸ばして笑えること。
愛されているとか愛しているにこだわったり、お金があるないでもなく、自分の「心」が不安や不満がなく満たされていて、体が健やかで美味しくご飯が食べられて、疲れたら眠くなってベッドに体が沈むように眠れることが「幸福のベース」。

そこに、モフモフで愛おしい小さな命たちが側にいてくれることが「私の幸せのトッピング」です。

満足することはきっと、幸せのご近所。
満たされて足りているときって「目の前の今を受け入れる」ことができますもんね。

今、食べたり飲んだりするものを美味しく味わえますし、自分の家ではリラックスして寛げて心が楽になれます。
自分の周りの命に優しい気持ちで接することができて、愛するものを思いっきり愛せる。
今の自分に満足しているって、今の自分や状況をまるごと受け入れて感じ、味わい尽くしているってことですもんね。

今が満たされていると、鬼を外に追い出す…のではなく、鬼にも福がやってきて「鬼の世界で笑って過ごせるといいなぁ」ってスルッと思えたりするんだなぁ~と思いながら、2魂のカリカリを見つめてフフフと笑った今日は、きっとすでに福が我が家にたくさん招き入れられた日。

来年のことを言うと鬼が笑う、んでしたっけ??

ならばめちゃくちゃ笑わせるためにも、来年の私をあれこれ妄想してニヤけちゃいましょう。
ほんと、1年後、2年後、3年後に自分が予想もつかないところにいたりするかもしれませんよ!!

鬼さーーーん!
私は来年も、最低でも3魂での節分を過ごすからね!!!
魂が増えているかもしれないし(キャッ♡)、その時には「おめでとう」って鬼祝福してね!!

ギンちゃんと仁くんと私。(そして美千代)
誰も欠けることなく、誰も病むことなく、また節分を迎えることが出来るように。
その願いのために鬼が笑うなら、いくらでも笑わせてやるんだから!!

ではでは。
もうじき節分が終わりますが、みなさんの心にも外側にも、たくさんの福がやってきますように。

おやすみのもんたーーー。

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