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『ペットロス・離別・失恋』サヨナラの痛みと哀しみを癒す心の保健室 ~あなたの傷に優しく絆創膏を貼るお手伝いをしています~

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銀太さんのしっぽの話

こんにちは。オレ、タテガミをつけてライオンに近付いたですよ。

ひゅーひゅー!たてがみだね!かっこいいね!ライオンさんみたいだね!!とおだてて装着している「エリザベスカラー」。

ワンちゃん・ネコちゃんのエリザベスカラーというのは、傷をなめてしまわないようにと装着するもの。

つまり、ギンちゃんがエリザベスを着けている=傷がある、という事です。

ギンちゃんは子供時代から少しグルーミングが過ぎる部分がありましたが病的というほどではなく、ワクチン接種の際に獣医さんに相談したところ「ちょっと神経質なタイプかな?」と言われていました。

過去に「私の夫婦問題」が原因で(離婚に至る前の1度目の夫婦問題時)急に冷たくなった元・旦那さんと泣いている私との間でギンちゃんは不安定になり、心を落ち着けるためのグルーミングが『過剰』になってしまったことがあります。
体全体をグルーミングしている時間が長くなったと思っていたものの、特に執拗に尻尾を舐め続けるので尻尾の毛が薄く剥げていき、ざらざらした舌で毛のない尻尾を舐めることで皮膚が傷付き、その痛みもあるため尻尾をさらに舐めることで傷を広げるという悪循環に陥りました。

尻尾が薄くなっている…と気づいて間もなく、尻尾の先端に小さな血が滲んでいるのを見つけて獣医さんに診てもらいました。
炎症止めをもらいエリザベス生活を始めたものの、精神的なストレスである「ギンちゃんが大好きだった元旦那さんと私の関係」が改善されないため、小さな体でギンちゃんは必死にストレスと戦い、そのはけ口である尻尾への攻撃はどんどんエスカレート。最終的には傷がうまく治らず、手術で尻尾の先端の傷のひどい部分を切ることになりました。

あの時は本当に申し訳なさでいっぱいで、悲しい思い・痛い思いをさせてしまった自分を責め、私自身もヨロヨロ・ボロボロになっていましたが、少しでもギンちゃんを安心させたくて、必死に笑顔になったのと同時に、彼も思うことがあったようで断尾手術の後に彼も歩み寄ってくれるようになりました。

この過剰グルーミングによる断尾事件以降、ギンちゃんは尻尾を気にする「クセ」のようなものが出来てしまいました。

なんていうんですかね、尻尾が勝手に動いて背中がぞくぞくして尻尾をやっつけたくなるんです。

ギンちゃんが言うように、自分の尻尾なのに意思に反して尻尾がブルンブルンと大きく動き、それに合わせて背中を波立たせるようにしてブルッとした後で、自分の尻尾を押さえようとして必死になることが時々あります。

もともと換毛期などの「毛の生え変わり」のシーズンに、いつも以上に丁寧にグルーミングして手足や尻尾の毛が少し薄くなることはあり、獣医さんからもこのくらいは心配しなくて大丈夫!と言ってもらいつつも、

ちょっと敏感で神経質な性格なんだろう

という診断をもらっていて、精神安定剤を飲むかも検討するか?と提案された時期もあります。

またこのお花のエッセンスを入れたお水を飲んでるですよ…

断尾の後に元旦那さんとの関係が少しずつ改善し、一度は夫婦としてやり直すことになり安定していたのですが、その後また問題が起きて離婚…今に至るという感じなのですが、2度目の夫婦問題が起きた時も、元旦那さんが家を出ていってしまったことが引き金となり、尻尾への過剰グルーミングが再燃しそうになりました。

その時には精神安定剤を使うか迷いましたが、やれることをやってからお薬は最後の手段にしようと決め、ペット用のお花の抽出液で不安を和らげる効果があるものがあると聞いて試してみました。
即効性はないけれど、なんとなく効いた…ような、効果はハッキリしないけれど、尻尾の先端や手足に「ハゲ」を作ってしまいましたが出血するほどにエスカレートする事はなんとか防げました。
(このエッセンスは「フラワーレメディ」というもので、ペット用の「レスキュー」という種類です。)

ツンデレのツンが強めで甘え下手なくせに、とてもデリケートで敏感な心の持ち主のギンちゃん。

にーたんがお尻尾ペロがひどくなると黄色のライオンさんたてがみを着けるんでち!マイエリザベスですよ!ソフトなタイプを買ってもらったですよ。

年に1~2回(主に換毛期)に、グルーミングがエスカレートして尻尾への攻撃をしようとするクセが出ることがあるのですが、その場合は「ペロし過ぎ防止のためのエリザベス装着」をしています。

ちなみにギンちゃんは『マイエリザベス』を持っていますが、これはとても柔らかくてネコちゃんの負担になりにくいタイプのもの。
nekozukiという通販サイトで買って長年愛用しています。
今は改良版も出ているようなので、エリザベスをお探しの方がいたらオススメです!!

で、この春の換毛期も尻尾を気にする素振りがあったものの、そこまでひどくはなく落ち着いていたのですが、なぜかGWの後半辺りから自分の尻尾を威嚇してグルーミングを強め出してしまいました。

つい気になっちゃって尻尾の毛をペロし過ぎたですよ…

少し薄くなる程度ならいいのですが、こんな風になってくると「エリザベス案件」です。

見えるでしょうか??薄くなった尻尾の先が少し赤く炎症を起こしています。

まだ出血…までは行っていないものの、皮膚が刺激で赤く炎症を起こし、痛痒いと尻尾を噛む=傷をつけてしまうことにつながるため、エリザベス装着ON!をした後、心配なので獣医さんで診てもらいました。

過剰グルーミングはストレスによるものが多いのですが、今までの経緯を踏まえて先生とあれこれ話した結果、今回のグルーミングは環境変化・ストレスになるような事がないことから「大きなストレスでの尻尾への過剰反応」ではなく、神経質な性格ゆえのグルーミングが行き過ぎたのだろうとの事でした。

飲み薬もらったですよ…

炎症が酷くならないように1週間分の飲み薬を処方してもらい、もしも気にして舐めてしまって傷が出来たら塗り薬を塗るよう言われ、神経質な性格や不安を和らげるサプリメントを飲むこともできるけれど、ギンちゃんには「リラックス効果のあるフェロモン」を使ってみたらどうか?とフェロモン剤を勧めてもらいました。

シュッシュするとネコちゃんがリラックスするって言ってたでち。

フェリェイというリラックス効果のあるフェロモンと同じ匂いのスプレーなんだそう。
効果には差があるみたいですが、獣医さんでも待合室などで使っているアイテムだと説明を受け、副作用や共生している仁くんへの影響もないようなので試してみることにしました。
(スプレータイプと噴霧タイプがあるようですが、スプレーをまず勧められました)

エリザベスをお洗濯する間についカプッとやってしまって、血がでちゃったんですよ…

フェリウェイはもちろん即効性はないので、徐々に効いてくる…らしいのですが、エリザベスが少し汚れたので(ウェットフードがついてしまった)一時的に外して洗って乾かしている間に、尻尾が気になりだしてカプッとやってしまい、血が出てしまいました。

とりあえず獣医さんに電話をして受診すべきか確認したのですが、担当医の先生が手術をしていたため「猫の診療が得意」だという獣医さんにつないでもらい、症状を話すと

ネコちゃんの過剰グルーミングは治療が難しく、ストレスの原因を探さないといけない。
なにか生活で大きな変化はありませんでしたか?

と言われ、何か大きな生活変化などはないけれど「飼い主である私がもっとちゃんとしていれば…」と、なんだか胸が重苦しくなり、自分を責める気持ちがせりあがってきました。

その後、カルテを見てもらって話を続けると「ストレスもあるかもしれないが神経質ゆえのクセ」という事も理解しいてもらい、今飲んでいる薬を飲み様子を見ていいと受診せずに終わりました。

ついつい「幸せにしてあげられていないのでは?」「何かストレスを抱えさせてしまったのでは?」「もっと早くにエリザベスを着けておけば」等々、自責の念が湧き上がりましたが、それは一重に

ギンちゃんのことを大事に思っているから。
ギンちゃんのことを誰よりも愛しているから。

だから不甲斐ない自分が申し訳なく感じるし、できれば尻尾を気にせずに伸びやかにいて欲しくて胸が痛くなります。
責めちゃうのはしょうがない事。けれど、責めすぎずに「じゃぁこれからどうしてったらいいのかな?」と考えてあげた方が、自分にとってもギンちゃんにとってもいい事なんだろうと思っています。

自分軸を大事にすること、変えられるのは自分だけで人の思いは人のもの、子供が不登校になったとか神経質で問題を抱えてもドーンと構えておく事…などなど、頭ではちゃんと分かっていたとしても、当事者になると「愛しているからこそ」揺れますし自分を責めちゃうことを、ギンちゃんを通してまた教えてもらいました。

私にとってギンちゃんは「最愛の息子」のような存在ですが、それでも人間ではなくネコちゃんです。
ネコちゃんのケガ一つでもこんなに自分を責めるのですから、自分の子供に対してであればお母さんの気持ちが揺れ動くのは当たり前過ぎますものね。
私には実際の子供がいないからこそ、ママの気持ちや自分を責める思いに寄り添いきれない部分もあるけれど、ギンちゃんが今回教えてくれた事を通して「理解しようとすること」を大事にしていきたいと思います。

新しいエリザベスをネット通販で買ってもらったですよ

しばらくエリザベスを着けてもらうことになるので、ドーナツ型の枕にもなる軽くてフワフワ・視界を邪魔しないものを通販で買いました。

でですね、GW前後で何かストレスになるような事ってあったかな???と考えてみたところ、4月前半に東京から妹が帰省したのですが、実家に帰る前に1週間ほど知らずにコロナウイルスを持っていたら嫌だからと、私の家に泊まっていました。
その後も週末には実家に行ったり妹が遊びに着たりと、毎週ではありませんが実家の家族に会う時間があったのに、GW前に職場でコロナの疑いあり…が続き、実家へ行ったり遊びに来てもらうことをパッタリ自粛して3週間。
もしかしたら「寂しいのかな?」という事で、土曜の夜からギンちゃん・仁くんを連れて実家に泊まりに行きました。

すると尻尾を気にする素振りはありつつも噛むことはしなかったので、昨晩も延長して泊まり、今朝実家から帰ってきましたが、今のところ尻尾を噛まずに済んでいます!!

ギンちゃんはどうやら、ちょっとだけ寂しい気持ちを持っていたみたいです。

月に1~2回くらいは、実家に行ったり来てもらったりするのが日常だったので、会いたかったのかな???
なんにせよ、ちょっとだけでもリラックスしてくれたのならいいな。

銀太さんの尻尾は、この先また噛んでしまうかもしれませんしどうなるかは分かりません。
でもね、その時々で精いっぱいにやれることをしてあげるだけしかできないし、なるようにしかならない!!と過度に私が神経質にならないようにしています。
私がオロオロすると、ギンちゃんにもそれが伝わって悪循環ですし。

という事で、これからはエリザベスを装着したギンちゃんがチョコチョコ登場すると思いますが、今のところ大事にはなっていないので暖かい目で見ていただけると嬉しいです。

エリザベスも外している時間もあるので、ノーエリザベスのイケてるギンちゃんも登場すると思いますので、それも愛でていただけると嬉しいです!

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