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仁くんの病気のこと。そして私の気持ちと願い。手術費用のために私が出来ること。

ちょっこし前の クリスマスの日のお話するんでちー

新春だというのに、クリスマスのかわいいサンタさんで失礼します。

この写真は、2020年12月24日・クリスマスイブの朝に撮った仁くんの写真です。
くりくりっとしたブドウのような大きな目がカワイイサンタさん姿。
親バカ全開ですが、愛おしいが溢れてしまう1枚です。

この撮影をした日の夜中、仁くんは咳が止まらなくなる発作を起こしました。
咳止めをすぐに飲ませ、幸いにして咳止めがうまく効いてくれて明け方までは楽に呼吸が出来ていましたが、朝方呼吸が大きく肩で息をしているのが変だと思い、かかりつけの獣医さんの緊急外来に電話をし、その足で病院へ行きました。

そしてそのまま「酸素室」と「点滴投与」や検査も含めて入院することになりました。
仁くんにとって、初めての入院でした。

* * *

仁くんは「気管虚脱」という呼吸をするための気管が潰れる先天的な病気を持っています。(トイプードル・チワワ・ヨークシャテリアなどの小型犬に多く見られる病気だそうです。)
小さな子犬の時にそれが分かり、ずっと経過観察を続けてきていますが特に多くな進行はなくちょっとだけ潰れ気味だね、と薬を飲んだりする事もなくいられたのですが、原因は不明ですが急にひどく進行してしまい、呼吸を吐き出すときにグッと気道が狭くなって呼吸困難のようになる事が分かりました。

同時に、仁くんは7歳の時に「心雑音がする」と言われ、早い段階で『僧帽弁閉鎖不全症』という心臓の病気を見つけてもらいました。
発見が早かったので、薬を必要とする前から心臓の状態を定期診断してもらい、それもあってか進行は本当に緩やかなもので安心していました。

僧帽弁閉鎖不全症というのは犬の心臓病の中でも最も発症が多い病気だそうです。病気に関しては以下のサイトに詳しく紹介されています。

心臓の病気について先生からは「投薬治療」がメインの治療になるが、あくまでも

病気の進行を遅れさせるもの、心臓の機能をサポートするための投薬であって、病気を快復・改善させるための投薬ではない

という説明を受けました。
投薬はあくまで「病気と付き合っていくためのもの」であり、人間でも同じですが『その命によって進行具合は様々』です。

僧帽弁閉鎖不全症を「治療」するのは手術のみになるのですが、人間よりはるかに小さな犬の心臓手術を行える施設・先生というのは限られていて、私の住む新潟には手術ができる病院はありません。
また、専門医での検査・入院・手術を受けるためには『200万円近い』金額が必要になるという説明も受けました。
(手術そのものは130万円ですが、入院・検査・事前検査などを含めると200万円近くかかるそうです。)

手術をすると「95%」の子がこの病気から回復することが出来るそうです。

ただし、他の病気にかからないとは言えませんから、手術を受けたから長生きが約束されるというものではなく、あくまでも「僧帽弁閉鎖不全症」という病気がなくなるだけです。

また、病気の進行もワンちゃんによって本当に様々です。
投薬で進行が緩やかに抑えられ、寿命と呼ばれる年齢まで生きられるワンちゃんもいるという話を聞き、仁くんもそうであって欲しいと願っていました。

仁くんは毎月1度の心臓の検診を受けているのですが、去年少しだけ進行しかけた事があり日々の投薬を増やしたものの、その後は安定していて主治医の先生からも「このまま調子が良ければ2か月に1度の検診でもいいですね!」とまで言ってもらえていましたが、病気は急に私たちの願いを裏切り進行しました。

2020年の11月頃の診断時に、呼吸が荒い事・心臓が大きくなっている事が分かり、何より怖れている肺水腫をおこなさないようにと『利尿剤』の投与が始まりました。
心臓が大きくなり気管を押すことに加え、なぜか急に気管虚脱の病気も進行してしまい、仁くんは咳の発作が酷くなると呼吸困難のようになります。
気管虚脱は酷い状態になると手術が必要ですが、仁くんは心臓の病気を持っているため気管虚脱の手術をすることが出来ません。

病院にお泊りした後 またお咳が止まらなくなって 検査してもらったでちけど 今はちょと落ち着いてるでちー

クリスマス当日に入院し、検査・酸素室での呼吸の調整をしてもらい、翌日朝には安定したこともありお迎えに行けました。

幸い、心臓は先生が心配していた危険な状態から落ち着いてくれたようでしたが、気管虚脱もありあまり安心できる状態ではない事を説明していただきました。

そして、翌日には夜に酷い発作を起こし病院へ急行。
再検査の結果、肺水腫は起こしていませんでしたが気管がかなり潰れている事からかなり呼吸が苦しいだろうという事が分かりました。
咳止めの容量を増やし、入院はせずに年末年始は何かあればすぐに病院で見てもらう事にして帰宅。
幸いなことにその後は発作はあるものの呼吸困難になる程までにはならず、緊急受診もせずに済んでいます。

* * *

「小さな命を預かる」という事をしている私ですが、治療法やしてあげられることがどこまでなのか、その都度いつも考えます。

手術をしてあげられれば助けられる病気だと分かっていても、年齢のことや他の疾患との事、金銭的な事などなど、その子の生きている環境に合わせて答えは変わります。

人間の病気でもそうですが、手術をすることで助かるからと手術を選択する人もいれば、手術は選ばずに命に向き合い治療を選ぶ人もいます。
延命を希望する人もいれば、延命は望まずに治療を拒否する人もいます。

どれがいい・悪い、ではなく「何を自分が選び、どう生きるか」なのですが、やはり自分の愛する存在が苦しんでいるのを見ると、本当にどうしたらいいのかと途方に暮れます。

仁くんの心臓の治療について、手術を選べば「今」この命を助けてあげることが出来ます。助けてあげられるならば助けてあげたい。そう思うのは愛する命に対して誰もが思う感情だと思います。
それゆえに選択肢があるというのも、またすごく辛い事なんだなぁとも思います。

治療方針について、どうするか選択肢を与えられて選ぶのは飼い主である私の役目です。

正直に言うと、手術という選択肢はあるものの仁くんはまだ手術を急いでする状態までは悪くないという言葉を受けて、出来れば投薬で進行が抑えらえて寿命を全うできるようであって欲しいと思っていましたし、私にとって200万円というのは簡単に作れるお金ではないので、余程のことがなければ考えることはないだろうと思っていました。

とはいえ、手術の費用は準備したいと少しずつではありますがお金の準備も始めていました。

何でもそうですが、想像しているものと「実際に直面する」とでは考え方も向き合い方も変わります。

通院もして薬も飲んでいるので、仁くんの心臓が病気を抱えている事は分かっていても、落ち着いてくれていたからこそ「手術については遠い話」のような部分がありました。
ですが、急に病気が進行し、小さな体で苦しそうにしているのを見ていると、私のエゴではありますが

助けてあげられる方法があるのであれば、出来ることをしてあげたい
手術を受けさせてあげて、まだ一緒に生きていたい

と強く思うようになりました。

そこで大きな問題になるのが「金銭的なもの」です。
どんなに助けてあげる方法があっても、ない袖は振れません。
手術以外にも、毎月の投薬や診察などの費用も高額です。

手術費用を作るために、私に出来ることは何だろう?と考えたところ、今の仕事では生活費その他諸々で急激に大きなお金を作ることはできません。
他で何か収入を増やすことが必要になりますが、ありがたい事に昨年はカウンセリングをさせてもらい、普段のお給料以外の「収入」を得ることができ、それを全て仁くんの手術用の資金として貯めていました。

12月に思い立ってゲリラで開催させてもらった保健室の時間でいただいたお金が、まさかの仁くんの緊急入院・検査を賄うのにピッタリだった時にも、改めて感謝でいっぱいな気持ちになりました。

私が「今」出来ることは何だろう?
私が持てる武器って何だろう??

そう考えた時に、大嫌いだった自分の「マメさ」が力になるかもしれない!!と思いつきました。

私は過去に『ギンにーたんとジン犬』というタイトルのブログを書いていました。
ギンちゃんと仁くん、そして私の日々のことを綴ったもので、2017年9月~2019年7月まで続けていました。
全部で400近い記事があるので、ご興味を持ってもらえた人に「デジタルコンテンツ」として有料配信することができるのではないか??と思いつきました。

いろいろな仕組みを調べてみて、1記事毎に10円で読みたいものだけ買ってもらえるようにしたかったのですが、有料配信のシステムでは「1記事100円」が最下限だったので、色々考えた結果

●まとめてすべてを読むために買っていただく
●記事単位で興味のあるものを買っていただく

というシステムを組み込むことにしました。
まとめて全部読んでいただくには、1記事10円弱で4,000円、それ以外は記事毎に100円の単価設定になっています。

過去のブログを有料にすることについても抵抗がなかったわけではありません。
ですが、やれることをやってみよう!と私が考え、行動してみようと決めました。

また、手術に関しても「今すぐ」受けられる訳ではなく、現在、手術を受けられる病院は3月まで予約が埋まっていて、手術を受けるお金のめどが立ったタイミングで循環器の病院の紹介・予約受付をしてもらうので、今日明日に何かできるという訳ではないけれど、何もせずにただ「どうしよう…」と言っていたら、きっと私は激しく後悔すると思い、私が過去に書いた資産を手術費用に出来ればいいなと思い、ここで紹介させてもらいました。

ブログを読みたいと思っていただけたり、趣旨にご賛同いただける方がいらっしゃいましたら、どうぞご協力をよろしくお願いいたします。

赤ちゃん仁くん

我が家に家族としてやってきた日の仁くん。
この日からずっと、私の大切な宝物です。

お花見

一緒にお出かけもたくさんしました。
春に暖かくなったら、また一緒にお出かけしたいね!

ギンにーたんとジン犬

ギンちゃんもすぐに受け入れてくれて、我が家は小さな命にいっぱい助けてもらい、笑顔を届けてもらっています。

子犬時代

11歳の今まで、心臓の病気や気管虚脱などの病気は持っているとはいえ、大きなトラブルもなく健やかに側にいてくれて、私はギンちゃんと仁くんに支えられ、2匹がいてくれたから様々な涙を乗り越えてくることが出来ました。

過去のブログを読んでいただくと分かりますが、私は立派な飼い主ではありません。
絶対NGな食材はあげていませんが、人間の食べるものをお裾分けしてしまったり出来ていない事もきっとたくさんあると思います。

ちゃんとしていなくても、立派でも完璧でもなくても、私はギンちゃんと仁くんを世界の誰よりも愛しています。
それだけは胸を張って大きな声で言える事です。

長くなりましたが、仁くんは今、病気を抱えながらも側にいてくれています。
今日は発作も少なくスヤスヤ眠っています。

またこのブログや、ギンにーたんとジン犬ブログの方で仁くんの病気についてや私の気持ちのことなどを時々お話させてもらおうと思っています。
本当に心って、揺れ動きますし「問題に直面して初めて思いもしない選択肢を選ぼうとする」ものだというのを体験しています。

* * *

最後に、仁くんと同じように「気管虚脱・僧帽弁閉鎖不全症」の咳の発作がある方に。

咳止め以外に「レンコンのしぼり汁」が咳止め効果があるというのを聞き、鳥ガラスープを煮出して(市販のスープではなくガラを煮たりお肉のゆで汁などがあると便利)混ぜたものを舐めさせたところ、薬がなくても咳の発作が緩やかになりました。
咳止めは続けると利きが悪くなると言われたこともあり、やってみたら効果的だったので同じようなワンちゃんのお役に立てれば嬉しいです。
(レンコンは生も過熱もワンちゃんOK食材だそうです)

他にはちみつを舐めさせるのも咳にはいいようなのですが、仁くんははちみつをペロリとしてくれないためレンコンを使っています。

他にもサプリやあれこれ情報はありますが、獣医さんとも相談しながら私に出来ることを「私にできる範囲で」やっていけたらいいなと思っています。
長くなりましたが、お読みいただきありがとうございました。

* * *

2021.01.05 追記

暖かいご支援・シェアや記事の拡散をいただき、本当に感謝でいっぱいです。
いくつかご質問をいただきましたので記載します。

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ブログまで行っても探しにくいという声がありましたので、この記事の下にも「サポート機能」を付けさせていただきます。

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