生まれて初めての「野鴨」体験 ~12月前半のお出かけ予定はこれにて終了~
え、えへ。
昨晩は、ちょびっと「セレブへの階段(?)」を登ってきました。
って、仁くんがおこたの中からヒョイッと登場している姿があまりにもかわいくて、思わずパチリ。
我が家のきょうだいは「おこた」が大好きで、自主的にこたつ布団を頭で押し上げて中に入り、熱くなると這い出してきます。
今朝も仁くんはおこたの中でホカホカと暖まっていました。
ちなみに、こちらは「おこたの中にイン」している仁くんです。
そして、おこたの中でも「マミコちゃんだけ贅沢にご馳走を食べた」とご立腹のご様子。
今週は私にしては珍しく「2件の外食予定」があり、火曜日に東京から出張で来ていたMちゃんと女子会をし、昨日は定期的に美味しいものを食べに行くメンバーでの『1年振り』のお食事会でした。
昨年秋、「鳥澤」という予約が取りにくい焼き鳥屋さんでちょっとだけ贅沢をしてから月日は流れて1年以上のお食事会。
実はその前にまた集まりたいね~と企画を立てた事はあるのですが、コロナが幾度も「〇〇波」という形で流行したため、安全のため飲み会・食事会は見合わせてきました。
コロナで緊急事態宣言が発令されていたような大都市圏でも、少しずつ規制が緩和されている事や、集まるメンバー全員が2回のワクチン接種を終えているし…ということで、久しぶりに飲みに行くことになりました。
そして、会を企画してくれる『美味しいものへのアンテナがピンと立っている男子』が選定してくれたお店が、
野鴨焼きが楽しめるお店でのコース料理
というもの。
の、の、の、野鴨???
私、食べた事ありません!!!
どうやら「野鴨」は猟ができる期間が決められていて、11月15日~2月15日までの冬の期間のみなのだそう。
私は「ジビエ」に全然詳しくないのですが、野鴨もジビエの仲間。
猟銃で野鴨を捕まえると、どうしても血抜きがうまくできないことで生臭みがあるそうなのですが、昨日お邪魔した『割烹 長吉』さんでは、鴨が傷つかないように網で捕まるそうで、猟の仕方が違うからなのか、ビックリするくらい臭みがありませんでした。
お店は新潟の西蒲区という、中心街から車で30~40分くらい先の郊外にあり、昨日はお店を選定してくれた男子がハンドルキーパー役を買って出てくれたおかげで食べに行くことが出来ました。
長吉さんは「コース料理のみ」で飲み物は別料金。
コースのお値段は…
一人 10,800円 + 席料500円+お酒を飲んだ分+消費税
という、なかなか勇気のいるコース料金。
セレブでもなんでもない私たちは、前回5,000円~のコース(飲み物別)で緊張していたのに、一気にお値段が上がって、みんなで相談。
野鴨料理を食べる機会なんてそうそうないよね…
今年はみんなでどこにも行かなかったし、年末1回くらい贅沢しよっか…
鴨にはきっと栄養があるから、おまみーぬの手術前に滋養としていいと思うよ…
などなど、4人が「えいやっ」と清水の舞台から飛び降りることにして、ちょっとだけ贅沢なコースを堪能してみる事にしました。
行きの車の中で聞いたのですが、長吉さんは2020年に発売された新潟のミシュラン本に『ミシュランプレート』として紹介されたお店なのだそう。
ほほう、ミシュランとして星はついていなくても、星が付くのと同等くらい美味しいと評価されているということなのか。
ミシュラン系のお店に行くのも初めてなので、期待がさらに高まりました。
今年も1年、お疲れさまーー!
と言いながら瓶ビールを次ぎ合い、プハーッとしたとことで先付が運ばれてきました。
イクラにまみれた鮭の浸けと、数の子と切り干し大根がプチプチ&コリコリの松前漬け、食用菊「かきのもと」のお浸しに、ホンビノス貝。
これはチビチビとお酒が進んじゃうやつです。
お次に登場したのが、本日のメインである「野鴨焼き」のお肉。
お皿の右側から、鴨を焼く際の油としても使える皮があり、その隣にあるのが1羽から少量しか取れないというササミ。
鴨肉は下側が隠れていて見えないのですが、お肉が2段になっていて、上は胸肉で下には背中の肉が隠れています。
1皿で野鴨半羽分というボリューム。
これを「焼肉」にして食べます。
まずは皮を鉄板に乗せ、油が出たところに胸肉を置きます。
中央がぷっくりと膨れてきて、身についている油部分がキュッとしたら裏返して10~20秒くらい待ち、中央部分がレアな状態で食べると教わり、まずは岩塩を少し振りかけてパクリ。
全然「ジビエ」な感じの臭みがない!!!
そして、想像意思ていたよりも固くなくて上品であっさりした味です。
半レア、だと中が冷たくて「うーん」ということで、ミディアムレアくらいまで焼いて食べた方が美味しいね!と、少し多めに火を通して食べました。
お店の人から、油が落ちる場所にネギを乗せて焼くと「油がいい感じに絡まって美味しいですよ」と教えてもらい、みんなでネギをふちに並べてせっせと油をつけて焼きましたが、さすが『カモネギ』という言葉があるだけあって、鴨肉とネギって相性がバッチリでした。
野鴨焼きの食べ方は、お肉を味わう「岩塩」をつける他に、出し醤油にお肉を置き、お肉の上に千切りのネギと唐辛子をパラッとかけて食べるのも美味しかったです。
油はそんなにしつこいものではないけれど、少しサッパリしたい時は鴨肉に大根おろしを乗せて唐辛子をパラリ…というのも美味しかったなぁ。
胸肉も柔らかかったのですが、貴重な部位のササミはビックリするくらいに柔らかくて感動。
1人のお皿に1枚ずつしかなかったのですが、全員目を見開いて「やわらかーーーーい」とジタバタしました。
背中側のお肉は少し筋っぽくて硬く、胸肉とはまた違うコリコリ食感。
お肉を焼くための油として使った皮は、ギューーッと縮まってカリカリになったところで食べると美味しいですよ!と言われた通り、カリッカリになるまで焼いたものを食べました。
余すところなく美味しく「野鴨焼き」を堪能しましたが、鮮度がよくてきちんと血抜きされているからこそ、独特の臭みもなく甘い脂身や想像以上に柔らかくてさっぱりしていて、ペロリと1皿を完食でした。
お肉はしつこくないとはいえ、やはりちょっと飽きるので、合間にお漬物をパクリ。
箸休めのお漬物が嬉しかったな。
鴨の焼き肉が終わると、お次は鴨鍋。
里芋に鴨鍋のお出汁が絡まり、ホクホクしていてすっごく美味しかったです!
味付けはお醤油ベースであっさりしていて、焼き肉をしていなければいくらでも食べれそうでした。
お鍋には、〆で「ごはん・お餅・うどん」が選べるといわれ、多数決の結果「うどん」をいれてもらって食べました。
もう、お腹パンパン!!!
最後に出されたデザートは、しっかり濃厚なごま豆腐なのですが、これがとっても美味しかった~。
ミルククリーム仕立てのごま豆腐は初めてでしたが、こうやって食べるのもアリなんですね!
鴨焼きですっかりお腹がいっぱいになっていたので、鴨鍋は思うほど食べれず残っていたそうで、仲居さんから「ビニールに入れてお土産に出来ますよ」と声をかけてもらい、お土産にしてもらいました。
今日はもらってきた鴨鍋の残りを温めて、ご飯と卵を入れて「鴨雑炊」にしてお昼にペロリと食べました。
うどんも美味しかったけれど、ご飯がお出汁をすって雑炊最高!!!
で…
鴨鍋の中に鴨肉がたくさん入っていたので、数切取り出して水で洗い、細かく切ってギンちゃん・仁くんにも少しだけお裾分けしました。
ギンちゃんはあまりお肉が好きではないので食べるかどうか??と思っていましたが、美味しそうに数切分をペロリと完食しました。
仁くんはハワハワと大興奮。
あっという間に自分のお皿のお肉を食べ終え、私の雑炊をじーーーっと羨ましそうに見ていて食べづらい…ので、もう数切を水洗いして大奮発で食べさせてあげました。
予期せずお土産にしてもらえたので、ギンちゃんや仁くんにも「野鴨」を食べさせてあげることが出来て嬉しいな。
野鴨の焼き肉なんて、私も人生初でしたし、この先も食べれるかどうかは分からないので、とっても貴重な体験をすることができました。
奮発してお高いコースではありましたが、終始笑いの絶えないお喋りと美味しいお料理で、勇気を出して贅沢してみてよかったね~とみんな笑顔で満たされた気持ちでお見せを後にしました。
で…
あんまり楽しかったので、新潟の中心部へ戻ってきて、ハンドルキーパーの男子が「県民割り」で代行を使うよりも安く泊まれるホテルを見つけられたので、レッツ二次会!!
お腹はいっぱいでお料理は食べられないけれど…と言いつつも、話が尽きずに楽しくなりすぎて結局3時くらいまで夜遊びしちゃいました。えへへ。
つい先日「オロミクロン株」なるコロナの変異のニュースを聞きましたが、まだまだどうなるかが分からないから、またみんなで集まるのはしばらく先になるかもしれないね~と言いつつも、次回は美味しいお蕎麦でキュッと日本酒もいいね!とか、贅沢奮発鉄板焼き…なんていうのも憧れるね!とか、お寿司もカニもよくない?!などなど、食べたいものをあれこれ思い巡らし、次回もみんなが元気で笑顔で集まれるといいな~と思っています。
そうそう、春になったらキャンプもいいね!とキャンプ計画も持ち上がったので、キャンプ飯も楽しみたいなぁ。
* * *
今週は私にしては珍しく「外食」の予定がありましたが、この先はお出かけの予定は全くなくてまっさら。
もちろん、気心の知れた心地よい人たちと過ごす時間はとっても楽しくて好きなのですが、私はやっぱり「予定がぎっちり」になると、その後でちゃんとオフにする時間(予定のない期間)がいるんだというのも感じています。
今日からしばらくはのんびりとオフにして、活動的で時間とにらめっこするように動いていた自分を「いつものモード」に戻していきます。
楽しい事も、体を休めて無理させないことも、どっちも大事ですもんね。
ということで、これからゴロゴロ…と思っていたら、実家の父がギンちゃんや仁くんに会いたがっているとLINEが届いたので、部屋着にササッとコートを羽織り、実家に泊まりに行ってこようと思います。
ではでは、楽しい夜を~~
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