辛かった記憶もいつしか思い出さなくなる。
先週末、急な寒さに慌てて扇風機をしまいファンヒーターを設置しました。
灯油も買ってあるのでいつでも使える状態ですが、幸いファンヒーターをつけるほどの寒さまでには至らず。
とはいえ、モコモコソックスや毛足の長いラグを引いたりと、少しずつ冬支度をしています。
そして、冬支度…ではないのですが、お手軽に買えるインテリアグッズの「ニトリ」にも秋冬の商品が並んでいました。
ジェルネイルを少しお休みしてマニキュアを塗ることにしたのですが、ニトリにワンコイン以下の「ネイル乾燥機」という、爪を入れて風を当ててマニキュアを早く乾かす道具があると聞いて買いに行った際に、ネイル乾燥機ではなく
バンビ柄のラグ
を買ってきてしまうという本末転倒振り。
(ディアボディという商品で、お値段は税込み1,989円です。)
ネイル乾燥機はデモ機に指を入れてみたら、思っていた以上に音がうるさくて使わなさそうだったので買わずに帰りました。
ニトリの動物ラグ(マット)と言えば、昨年バスマットにしようと思って買ってきた「ピーター」という動物の顔型ラグをギンちゃんがえらくに気に入り、リビングのソファー脇のミニミニスペースに今も置かれているのですが、そのピーターと同じような「柔らかい色合い」のラグ。リーズナブルさも手伝って思わず衝動買い。
顔型マットと比べたら大きいとはいえ、玄関マットサイズなので、今度こそバスマットとして使おう!と思って買ってきたのですが…
お、おぅ。
ニトリマジック!!
ギンちゃんはニトリの動物柄ラグがことの他お好きなようで、この後はこのラグの上で喉をグルグル言わせて寝ていました。
ギンちゃんが気に入ったみたいだったので、テントの前にラグを敷いてあげたところ、そこにちょこんと座って「外壁・ベランダ工事」の働く男の人たちの姿をじーーっと凝視していました。
気に入ってくれてよかったけれど、私のバスマットはいずこへ…
動物型のラグですが、私が欲しいと狙っているけれど迷って買えずにいるラグがあります。
個人的にはベージュのライオンのラグが欲しくてチェックしているのですが(現在Sold Out)、この手のオシャレ系アイテムってどうやって使いこなせばいいのか「敷居が高すぎて」買うのをためらうビビリッぷりです。
ギンちゃんが気に入ってくれたバンビラグで様子を見て、いつしかオシャレな動物ラグでお部屋にアクセントをつけられる自信がついたら、ちょびっとお高めのライオンラグを買おうと思います。
* * * * *
ギンちゃん・仁くんと一緒に今のマンションに引っ越してきて4度目の冬支度をしています。
1年目はGWに引っ越しを決めて、ベッドや洗濯機などを新しくすることや私の入院もあって実家とマンションを半々で暮らすような感じだったのですが、2年目の秋にはギンちゃんや仁くんのためのテントを買ったり、こたつ布団を変えたりと、少しずつですが自分の住む「城」を整えることをしました。
城を整えられたもの、離婚すると決めて行動したからなのかもしれません。
丁度2年前の今頃は、離婚を受け入れるために慰謝料をもらうための取り決め(公正証書作り)などをしていて、決めたとはいえ心のどこかに穴が空いたような、スースーとした寂しさも感じていました。
この頃は「離婚する」という事自体は自分でも納得してはいたけれど、もう二度と誰かを好きになる事も出来ずに孤独に一人で頑張って生きていくしかないのかなぁとこの先の未来を考えると身震いするくらい不安でした。
ハロウィンの日に離婚をし、その後やっぱり数日間はワンワン泣いたりしましたが、私の場合は引っ越しをして「3魂暮らし」に慣れていたこともあり、確かに離婚をして婚姻制度上では一人に戻ったけれど、その前と何ら生活は変わらないもんなぁと思えた事は良かったんだろうと思っています。
悲しくないか、寂しくないかと言えば、あの当時はやっぱり寂しかったですが、本当に時間というのは優しく効く薬のように働いてくれて、確かに望ましい出来事ではなかったけれど、ちゃんと立ち直って「もう大丈夫」って言えるようになりました。
そして、不思議な事にあんなに悩んだりしていたことの輪郭がおぼろげで
悩んだり落ち込んだりはしていたと思うけれど、私は何に対して思い煩っていたんだっけ??
と、悩みや不安の事をクッキリと鮮明には思い出せない「自分の記憶力の曖昧さ」にある意味救われています。
私は彼が家を出て行ってから離婚するまでに2年半の時間が必要でした。
執着して苦しみ、食べることも寝ることもうまくできなかったり、生きている事すらやめたくなる程に落ち込んだりしました。
いつか笑える日は来たとしても、もう二度と心が晴れやかになるようなことはないんだろうな。
と、当たり前に過ぎて行っていた穏やかで平凡な日々がどれほど幸せなものかに涙し、周りのごくごく普通の幸せを手にしている人が羨ましくて泣けたりもしました。
あの当時の私は、日々をただ淡々と生きることが精一杯でした。
朝が来てほしくない、もう起きたくない(考えたくない)と、明るい日差しの差し込むベッドの上でワンワン泣いた日も数えきれないくらいありました。
世界は色を失い、これ以上の絶望はないはずだ…と思う位の悲しさを感じていたはずなのに、追い打ちをかけるように私の願いはことごとく砕かれ、その度に胸が張り裂けそうな思いをしました。
1歩進んで2歩下がる、どころか
1歩進んで10歩下がって泣く、というような日々。
ただひたすらに寂しくて、愛したかったし愛されたかったなぁ。
私の中ではとびきりに色々あった「夫婦問題」ですが、このことについてはあまりブログでも書いてはいません。
そして、時間が経ってきてだんだんと「問題だった過去が遠くおぼろげになって、トゲが丸くなって心を痛ませなくなってきた」こともあり、この先に私の夫婦問題について書けるのかどうかも分かりません。(でも書きたいとは思っているんですよ!!)
問題に感謝!
これくらい大きな問題は私が必要としていて、私をちゃんと愛するためのもの!
と、言えるといえば言えますが、やっぱり問題はないに越したことはありません。
ただ、問題が起きた事は辛かったけれど、振り返ってみると私の思いが通じる・通じないは別ですが、私は精一杯にその時々にできる事を「自分なりに全力で」やっていたとは思えます。
信じられないくらい全力で執着しましたし、自分が生きている意味すら分からなくなるくらい愛する人がいたという事だって、きっときっと「愛せない人生」よりも私が望んだものでしょう。
本当に大好きになれた人と、結婚も出来ました。
残念な結果にはなったけれど、悲しみだけじゃなく喜びや希望、笑顔やかけがえのない「幸せな時間」も悲しみ以上に与えてもらいました。
何より、こんなに愛する人に出会えた事が奇跡ですものね。
私の世界で私と出会ってくれて、私の側にいる時間を持ってくれて、ありがとう。
離婚前の夫婦問題についての話はまたちゃんと書きたいと思いつつ(書きたい詐欺をして早1年。てへへ。)、実は私は別居を伴う離婚問題の前にも一度、夫婦問題を経験しています。
その時と2度目と、正直どっちも同じくらい辛かったように思えているのですが、1度目の問題は、理由はよく分からないけれど諦めた方がいいのかも…と思うような時期を経て彼が歩み寄ってくれ「夫婦として歩みなおす」という選択をしました。
それから1年後に別居となる女性問題となるのですが、実は1度目の離婚問題の時に自分の気持ちを吐き出す日記のようにブログを書いていました。
私、かなりメソメソしてました。
読み返すと胸がやっぱり痛くなります。
今はすっかり元気いっぱいですが、過去の夫婦問題で私がどんなにメソメソしていたのかをカミングアウト!しちゃいます。
アメブロにひっそり、自分の気持ちを吐き出していましたが「椿」という名前でブログを書いていました。
というのも、離婚したいと突然告げられたのが春だったことと、実家に椿の木があったのですが、毎年毛虫がつくので枝を切って燃やしてもらったはずなのに、またそこから枝を伸ばして花を咲かせたことがあり、その強さと同じように「私も頑張ろう、私も負けない」という思いから椿という名前を使っていました。
ブログを書き始めた頃は、夫婦問題以外にも自己肯定感が思いっきり低い状態で生き辛く、お金に対する不安もあったので「好きなもの」よりも「値段」で物を買うような状態でしたから、今とは少し違うところもありますが
基本は「私は私」で変わっていない
ようにも思えます。
自己肯定できるようになったり、以前よりはお金も自分に対して使えるようになってノビノビできるようにはなりましたが、私は私で「大事な根っこ」は変わらないのだと思っています。
あと10日もすると、離婚をしてからまるっと2年になります。
今は片思いして騒いだり、在宅勤務な事をいいことに自分の城でノバノバしたり、笑って暮らしています。
でもね、私にも泣いた日々はありました。
泣いて執着して、ドロドロで自分を好きになれなかった日々を生きていた私ですが、ちゃんとまた希望を持って歩けるようになっています。
実は、過去に自分が綴っていたブログを公開するのが怖くてずっと封印していましたが、過去の私も私の大事な一部だもん♡と、今だからひっそりカミングアウトです。
あ、私のブログをお読みいただいている皆さんはご存じだと思いますが「量と長さ」は過去から健在です。えへへ。
少し前の私のように、夫婦問題でどん底を生きている人がいたら、私は何をするでもなくただ「辛いね」「苦しいね」「寂しいね」「不安だよね」ってあなたを抱きしめて一緒に泣きたい。
問題は自分で乗り越えるしかないとは分かるけれど、あまりに苦しいものね。
過去にこんなにネガティブで泣いた私ですが、今はちょっとアホに笑っています。
あなたが暗闇の中で、何か小さな希望になれるものがあれば…とカミングアウトしました。
大丈夫。すぐには楽になれなくても、ちゃんとちゃんと、あなたはまた前を向けるからね。