いつも君がいてくれた
今朝は朝早く(早朝4時過ぎ)に眠りが浅くなり、ぼんやりまどろみながらベッドで朝が来るのを待っていました。
足元には夜中にやってきたギンちゃんが、お布団の中の私の足の間のふくらはぎのあたりには仁くんが、それぞれ私に寄り添うように健やかな寝息をたてていました。
普段、ギンちゃんに朝ごはんだよー!と起こされるか、アラームが鳴るまではこんな風に静かな時間に愛しい後ろ姿や温もりを感じることはないので、
なんだか大切な時間をもらったような、静かで暖かい時間をお布団の中でヌクヌクと噛みしめました。
昼間の朗らかな陽気だけではなく、朝の5時過ぎ頃から空が白み始め、すーっと光が世界を包むのを知り、あぁ、本当に春はすぐそこにあるんだなぁ、とこれまたお布団の中でだんだんと明るくなる世界に包まれて、うまく眠れなかった今日なのに、たくさんの拾い物をした気持ちになりました。
いつだって朝は新しい世界を連れてくる。
いつだって朝は、新しい始まり。
いろーんなことで落ち込んでいた頃だって、弾けるようなワクワクした気持ちにはなれなくても、やっぱり朝はほんの少しだけ希望に縁取られて、毎朝繰り返しやってきてくれていました。
やっぱり私は、朝が好きです♡
数年前のクリスマスの少し前に、同じような夫婦問題でつまづいていた女友達から小さな小包の贈り物が届き、その中に小さな本の形をしたメッセージブックが入っていました。
いつも君がいてくれた
2匹の猫ちゃんが描かれた、小さな小さな絵本は、涙の季節のような雨の絵で始まります。
くじけそうな時もがんばれたのは
わたしのことをわかってくれるきみがいたから
あ、ペロッた!
この1年もわたしのいろんな場面には
必ずきみが一緒だったね
大丈夫!
ボンヤリになってもびっくりするくらいにかわいいから!!
きみがいてくれてほんとによかった
きみにもそう思ってもらえるわたしでいたいな
いつもほんとにありがとう
これからもどうぞよろしくね
この後のページに、メッセージを描くスペースがあって
これはメッセージカードの形をした小さな小さな本だけれど、
クリスマスの日も、そうでない日も、何度も読み返しては涙した大切な宝物。
わたしがメソメソしている時は、そばに来てピトッと寄り添い、そっとペロッとしてくれたり
くっついてきて暖かい温もりを届けてくれたのは、いつだってギンちゃんと仁くんでした。
一人ぼっちで世界からはじき出されたように錯覚していたときだって、いつもと変わらずギンちゃんと仁くんは、全力でわたしを愛してくれて、甘えてくれて、かわいいワガママをいかんなく発揮してくれて、わたしを支えていくれました。
くじけそうな気持ちの時も、頑張ってこれたのは
ギンちゃんと仁くんがいつだって一緒にいてくれたから。
そして、いつだってわたしはその時々に優しく包み込むように気持ちを分かってくれる『友達』に巡り合い、愛されて、1人では超えられない山を越えてきました。
いつだって1人のような孤独な気持ちを勝手に持つことで自分を守る言い訳をしてしまっていたけれど
やっぱりわたしは、たくさんの「愛」に守られて、今があるんだと、辛い山を登りきった後で「てへへ」と感じ直すことができました。
わたしはいま、楽しく・幸せだから、とても清々しく健やかな日々を過ごせています。
少し前のわたしには、ちょっと考えられなかった未来です。
いつしかわたしが、過去のわたしのように落ち込み、泣いているあなたのそばで
わたしがしてもらったような
マミコがいてくれてよかったよ。
わたしのことを分かってくれるマミコがいたから、頑張れたよ
と誰かの力になれるような、優しい力持ちになるのが、今のわたしの夢であり希望です。
小さな小さな本は、ほんのわずかの言葉だけれど
わたしの大切な宝物です。
ギンちゃん、仁くんは、そんなことおかまいなしで、いつだって一緒にいてくれて、わたしの力になってくれています。
すごい!わたしのお手本は、すぐそばで二度寝しておやつを要求してたり、自由気ままで好きなように生きています。
その伸びやかな自由さを、羨ましく思いながら、わたしは「今できること」をたのしみながら、慈しみながらやっていこうと思っています。
あなたも絶対に、誰かにとっての「あなたがいてくれてよかった」という存在です。
あなたがいてくれて、笑ってくれて、よかった、と
いつかわたしがそう言葉をかけられる、あったかい人に成長したいなー、と思いながら、今日はしっかり朝まで眠りたいな〜と思っています。
ステキな夢を。
おやすみなさい。