どんな時期があってもゆるやかに良い方向へ行くから ~眠る前の優しい言葉~
3魂が暮らす新潟市は、昨日から
えっ、ちょ、やばくない?
というくらいの雨や雷で、一気に冬らしくなりました。
って、もう気付いたら明日で11月も終わりなんですもんね。
つい先日「11月ですってよ!信じられます?」なんて言ってたのに、あまりにあっという間に1か月が過ぎて…
おったまげ~~ ← 平野ノラさんでお読みください
さて、いきなり話は変わってシールのことなんですが、ファンヒーターの灯油ポンプを置くプラスチックの容器が割れてしまい、今日のお昼休みにホームセンターへ行ってきました。
ホームセンターに行っただけのはずが、ホームセンターの向かい側に「入ったことのない大きなDAISO」があって…
気が付いたら吸い込まれていたんです!!!
怖いなー、怖いなー。
変だなー、変だなー。
(by 稲川淳二さん)
入り口に「店内見取り図」のようなものがあり、シールは文房具コーナーかな?と思いきや「シール」とハッキリ書かれたスペースがあるじゃないですか!
見取り図では、それなりに大きなスペースだったのでワクワクして行ってみたら、ドーンと一面にシールが並んでいて興奮。
掘り出し物があるといいな~、という軽い気持ちだったのですが、もうテンション上がりまくりーぬ。
かつカワイイシールがいっぱいあって、なんと11枚も買っちゃいました~。
11枚も買ったのに、100均だから消費税を入れても「1,210円」。
ギャーー、最高!!
全部で6種類あったのですが、私がズキュンときたのは4柄。
もうこれ、ほんとに100円でいいんですか?って思っちゃうくらいのかわいさです。
それぞれが美味しそうな飲み物をイメージしたシールのようですが、ところどころに隠れている動物モチーフもかわいくてキュンキュンです。
1~2年くらい前に、同じシールの「白」と「紫」を見つけて購入したのですが、他の色には出会えずでした。
もう売ってないだろうな~と、出会うのを諦めていたのに、まさかまさかで出会えちゃいました。
気になっていた「緑」のスイーツ柄は置いてなかったのですが、予想外でかわいいスイーツ柄シールを3枚も買えちゃってニッコニコです。
ちょっとしたアクセントに使えるシールって、実は活用度が一番高かったりするんですよね~。
キラキラしたゴールドのガーランド柄や、アンニュイなくすみカラーの丸みのあるモチーフ、手書き風の小さな花や鳥のシールは、きっとノートを華やかに彩ってくれること間違いなしです。
うふふ。
実は少し前に別のDAISOで「かわいーー♡」と悶え、迷いに迷って4柄だけ購入したシールがありました。
で、買うか迷って買わなかった柄があったのですが、やっぱり手にしたら「うん、かわいい!」ということで、追加でお迎えしてきました。
こちらも色合いが優しい上に、動物と一緒に描かれているのがたまらないんですよね。
100均のシールの進化がすごくて、嬉しい限りです。
どうやら明日も雨模様のようなので、お家でゆっくりまったりと読書をしたり、グリーフケアの振り返りのノートを作ったり、趣味のノートタイムで買って来たシールを活用して充電…できるといいなぁ。
* * *
忙しい…といいつつも、お風呂に入っている間や寝る前の数分を使って、読書を楽しんでいます。
最近読んだ1冊が、ターミナルケア・グリーフケアに永らく携わられていて、今年92歳になられたシスター「鈴木 秀子さん」が今年の夏に出版された『ゆっくり変わる(アスコム)』という本。
表紙にかたつむりの絵が書かれているのですが、ぬるぬるゆっくり歩きの私には、とても親近感のあるタイトル!
あなたはあなただから、いい。
どんな人生も、かけがえのないもの。
不幸があっても乗り越えて行けばいいじゃない!
そう言った内容の、優しく背をさすってくれるような言葉や事例が紹介された、「幸せ」に敏感になる視点がもらえるあったかい1冊でした。
素敵な視点、大事にしたい言葉、うんうん!と赤ベコる箇所もたくさんあったのですが、今日はその中でも「あたたかいなぁ~」と思った言葉をご紹介したいと思います。
人生には浮き沈みというものがあり、状況が悪くなることもあるでしよう。
ですが波のように曲線を描きながら、必ずよい方向へと進むようにできています。
(引用:ゆっくり変わる/鈴木秀子さん著・アスコム)
できれば平坦で、あまり波が激しくない人生がいいと思うけれど、生きている間には思い切り下を向いてしまうような時期もあるものです。
私自身、何度もつまづき落ち込み途方に暮れながらも、今は笑って過ごせる「浮きの時期」を生きています。
なーんて言いましたが、丁度1年前の今頃にお腹の不調があり病院で診てもらってもよく分からず。
その後、12月の半ば頃に「卵巣がん」の可能性がある大きな腫瘍が見つかり、自分でもどうしていいか分からないくらいに取り乱しました。
色んな悲しみや苦しみ、絶望を味わってきたけれど、死が迫ってきた!という恐怖は言葉にできないくらい大きなものでした。
幸いにも私は「がん」ではなく、左の卵巣を摘出した後は健やかに日常を取り戻せましたが、「死」が自分ごとになったら、頭で理解していたことなんて全部「理解したつもり」だったんだなぁ…と、現実の重みをヒシヒシと感じる体験をしました。
正直、相当メンタルもヤバくなってしまい、心臓がドキドキして眠れなくなったり、発狂しそうになったりしました。
でもね、その「ひとりでどうしようもない」状態だったからこそ、私が最も苦手としている「甘える」「助けを求める」を実行できただけではなく、周りの人に支えてもらうことで救われる体験や、たくさんの愛を与えてもらいました。
わたし「が」愛されてもいい
そう自分に対して許可がおろせたことは、本当に本当に大きな収穫でした。
また、当たり前の日々がかけがえがなくて愛おしいことや、死を意識せずに生きられるだけで幸せだということを身を持って体験できたことも、何物にも代えがたい素晴らしい収穫のひとつ。
見た目に分かるほどにドラマチックに変化…したわけではないけれど、私の生き方や価値観に大きな「良い変化」をもたらしてくれました。
同時に、グリーフケアをしたいという思いばかりで進んでいた私が立ち止まり、複雑に揺れる感情やどうすることもできない状態があることを「自分ごと」として理解できたことも、私にとって大きな財産をもらったように感じています。
それこそ『人生最大の衝撃』を受けて、生きた心地のしない日々を過ごした後の恩恵たるや、とんでもないものでした。
鈴木秀子さんの言葉を借りれば、『状況が悪くなる』時期には、どうしようもない現実を前に途方に暮れるけれど、そこからまたゆるやかに方向転換していけるんですよね。
終わった…
と思うような闇の中にあって、すぐには小さな光すら見つけられなくても、かならずどこかから光を見つけてまた少しずつ人生を取り戻して行ける。
波のように曲線を描きながら、必ずよい方向へと進むようにできています。
と鈴木秀子さんが伝えてくれている通り、一直線ではなく「寄せては返す」で一進一退ながらも、それでも不思議と「良い方向」に進んでいけるという言葉は、暗闇の中で肩を落としているときの『小さな希望の光』になってくれるのではないでしょうか?
大丈夫。
大丈夫だからね。
大丈夫に思えなくても、
大丈夫という言葉が信じられなくても、
それでも大丈夫だからね。
今はとてもそうは思えなくても、曲線を描きながらゆっくりと、でも最終的には「良い方向」に必ず辿り付くようになっているようですから。
私の今は、小さな変化にうろたえたり、時に調子に乗って「ウィエーー!」なんてはしゃいでみたりしながら、大波はなく「ゆるやかな凪」の時間が流れいます。
ずっとずっと、この穏やかな日々…が続いてくれればいいけれど、生きている間には様々な喪失が起こってしまうから、どうしたって泣いて立ち上がれない時間も「波」のように押し寄せることがあるでしょう。
そんな時に、きっとこの言葉は心の奥で柔らかく小さな光を放ち、私の希望となってくれるでしょう。
何があっても人生はきっと、やわらかくしなやかにたわみながら、必ず良い方向へ舵を切っていくはずだから。
今日のあなたは、笑える日を過ごせたでしょうか?
どうにも気分が上がらず、泣くしかできない日だったでしょうか?
悲しみや苦しみの中を生きるしかないときは、ほとほとしんどくて途方に暮れてしまいます。
お疲れ様です。
今日を生きた事だけで、国民栄誉賞をもらってもいいくらいに頑張っていますから、ご自身を無理させずに、眠れそうならしっかり休息をとってくださいね。
眠れなくても、ベッドで体を横にするだけでも疲れが取れますから、どうぞ体を横たえてくださいね。
しんどくて、切なくて、苦しくて。
その中にあるあなたに、どうか優しい光が届きますように。
祈りを込めて。
おやすみなさい。
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