体につながっていた管類が全て取れて、念願のシャワーの喜びを味わいました ~経過はすこぶる順調です~
入院生活5日目
病室の窓から見える景色は曇り空ですが、関東の方は今日は「大雪」になる予報だとか?!
慣れない雪は足が取られますし、交通も乱れて大変だと思います。
くれぐれもお気をつけてお過ごしください。
突然ですが、予想外なタイミングで…
個室を引き寄せましたーー!! わっしょい、わっしょい。
入院初日、案内されたのは4人部屋。
個室は数が少ないので、希望が通らない場合があると言われていたので残念だなぁと思っていました。
が、手術当日。
術後から病室が変わりますと告げられており、術後管理のための個室移動なのかな?と思っていましたが、個室希望を出していたからの移動だったそうです。
現状、このまま個室を使えていますが、同じように個室希望を出している「緊急性のある方」がいれば、私は別のお部屋にチェンジ予定。
緊急性のある患者さんがいなければ、退院まで個室が使えるみたいです。やったーー!!
入院当日は「引き寄せ失敗したか~」なんて思ったけれど、それでも窓際で嬉しかったし…と思っていたら、自分が思っていない方向から予想外で叶ってくる(ズレがある)んだなぁ~というのを体験しました。
自分の思考できる方向を超えてくるし、もう無理でしょ?という状況からでも叶うんですね。
すごい嬉しい体験をさせてもらってニッコリです。
そしてやっぱり、個室は気持ちが楽です。
カーテンで仕切ってもらっているので4人部屋でも自分の空間はきちんと分けられていますが、やっぱりすぐそこに他の人がいるというのは気を使います。
さらにさらに、個室はそれなりに自分のスペースが広いので、閉所恐怖症の傾向がある私にとっては「余裕があり圧迫される感が少ない」環境だと気持違う!!
冒頭のギンちゃんを置き去りにしていますが、入院って「楽しい予定」じゃないですよね。
気分を上げるにも、病室内でできることには制限もありますし、着るものやら食べるものにも制限があって、病院内ではどうしたって気分が下がりがちです。
私は「開腹手術」のため、術後はできるだけテクテクと歩くことで術後の癒着が防止できます。
そのため、歩くを楽しくするものを用意した方がよさそう!と思い立ち、入院中に使うミニバックを自分にプレゼントしました。
汚れてしまう可能性もあるので、洗えるもので、なおかつ重すぎない小ぶりのもの。
持ち手は短すぎず、ちゃんと手にかけられる長さがある方が危なくないですし、内側にポケットがある方が便利。
じゃじゃーーん。
今回の入院の相棒になってくれたのは、MARKS & WEB のミニトートです。
入院自体は全く楽しみではないけれど、「新しいミニバックを使うんだもん♪」というくらいには、ちょっとだけでもニッコリできた方がいいですもんね。
それにやっぱり、自分が気に入ったものを持ち歩く方が病院内でも明るい気分になれますし、ね。
病室に備え付けのセイフティボックスは小さいため、貴重品を入れるお財布類は小さめで最小限のものが安心。
ミニ財布やポーチを好きなものにするのも楽しそうですね!
私が今回持参したお財布は、キャンプの時に使うために買った「ベリベリ」っとマジックテープ方式のお財布。
毎回売店で「ベリベリ」と音を立ててお支払いしています。
手術の翌日は、尿バックを付けたまま立ち上がり、病室内を少し歩くだけで活動終了。
点滴と尿道カテーテル、足にはフットポンプが付いた状態でまだまだ全然不自由でした。
術後2日目は、看護師さん付き添いでトイレまで歩けるかを確認してもらい、テクテクとクリアできたため尿カテーテルが外れ、歩けることからフットポンプも解除。
あぁーーっ。
なんて身軽!!!
点滴と背中の痛み止めがついてはいるものの、自分で立って歩けるってすごく嬉しい。
ベッドの上で寝返りを打ったり、ベッドを起こして背を預けて起き上がったりはできても、ベッド外に出れないだけで「病気感」というのか、自分が弱っている感じがします。
いやもちろん、お腹を切ったばかりで臓器を取り出すという「体にとっては大きなこと」があった直後なので重症ではあるのだけれど、気持ちの面でも弱る感じがしました。
それが一転、自分で歩ける、トイレに行ける、顔を洗いに行ける…というような、ごくごく日常の当たり前にやれていることができるようになるだけで、自信が湧いてきて気持ちが前向きになりました。
当たり前のことを当たり前にやれるって、絶望しなくてすむ大事な土台
なのかもしれませんね。
午後になると点滴も終わり、痛みがひどい場合には痛み止めを点滴したりする関係で針を留置したままにする予定でしたが、私は痛みが強くないため針も撤去。
うわーーーー!!
すごくすごく、身軽。
昨日は一気にいろいろな管が取れ、残すは硬膜外鎮痛の管のみでした。
硬膜外鎮痛は、今回の入院で一番しんどかったもの。
麻酔をかける前に留置する処置が怖かったうえに、この管が神経に触れていたのか、寝違えたときのような背中の痛みが取れず、身の置き所のない感じで泣けたりもしました。
ただこの管は、術後の痛みが強い時に自分で痛み止めを投与できる安心材料でもあり、なくてはならないもの。
過去2回、硬膜外の管では痛みがなかったのですが、この薬の影響で頭痛がひどかったこともあり、私はちょっと相性が悪いタイプなのかな??
背中の痛みはあったものの、今回は頭痛は感じずだったので痛しかゆし…という感じです。
そして迎えた術後3日目。
いよいよ背中の管が外れ、待望のシャワー解禁です。
朝、先生からサクッと管を抜いてもらい(途中、イテッと声が出て笑われました)、すべての管類が外れて「復活!!」という気分。
窓に向かって仁王立ちして「全部取れたーーー!」と万歳しました。
入院初日にシャワーをして以来、3日振りのシャワー。
ベッドから動けない間は、看護師さんが温かいタオルで背中を拭いてくれて「最低限の清潔」は保てますが、頭も洗えず顔も洗えず(拭くだけ)で、どんどんと自分が臭くなっていきました。
動けるようになって自分で顔を洗えた時のさっぱり爽快感はすごかったのですが、背中の管が抜けてシャワーOKが出てすぐに浴びたシャワーの気持ちよさと言ったら…
えげつないほどのさっぱり感!
とんでもない恍惚感!
1度目ではシャンプーは全然泡立たないのですが、2度洗いするとようやくシャカシャカと洗えるようになって気持ちいい。
ボディーソープ(お気に入りの柑橘系の香り)で首から足までアワアワにして汚れを落とす気持ちよさと言ったら!!!
入院中、一番感動するのがこのシャワータイムなので、ボディーソープはぜひお気に入りを持参するのがオススメです。
そして改めて自分のお腹をみたら、みぞおちの下くらいから膨らんでいたお腹がペタッとなだらかになっていました。
横に切開した周りは内出血や腫れがありますが、これまでとは違って膨れていないお腹は見慣れなくてビックリしています。
シャワーを終えてボディークリームを塗っているときに、少しだけ痛みの残る左の下腹部に手を添えて声がけをしました。
病気になってつらかったね。
ビックリするくらいまで大きくなって、それでも破れずに堪えてくれてありがとう。
苦しかっただろうなぁ。
すぐに気付いてあげられなくてごめんね。
今まで、私の体の中で働いてくれていたこと、忘れないからね。
傷の上にもそっと触れて、同じように「お疲れ様とありがとう」を伝えました。
* * *
そうそう!!
昨日から食事もできるようになりました。
昨日は8分粥と柔食からスタートし、今日は5分粥に固さアップ。
木曜日から絶食だったため、お腹に食べ物を入れたのが3日振りでした。
ベッドの上で過ごしていて活動がゆるやかなため、たくさんは食べれなかったのですが、食べれるって一気にパワーがみなぎりますね。
口から水を飲むこと、食べれることって生きる上で全然違うんだなぁ~というのも、入院や手術をすると気付くのに、当たり前になると忘れちゃうんですよね。えへへ。
* * *
昨日は日曜で先生の回診はなかったのですが、今朝は先生と少しやり取りができました。
先生「おはようございます。順調…そうですね(笑)」
私「えへへ」
先生「体のことで聞いておきたいこと、痛みや不調はある?」
私「ありません」
やばい。これで終わりそうだ!!!
私「あっ、あっ… (← お得意のカオナシ)退院って早まりますか?」
先生「今日、3日目だっけ?管取れるし、いいよ。いつにする?」
私「…???」
先生「さすがに明日は早すぎるから、明後日でもいいよ」
ということで、この後急変とか不調がなければ、予定より4日早く明後日に退院することができそうです。
ひゃっほーー。
聞いてよかった。
開腹手術後ではありますが、思っている以上にテクテク歩け、今日は先生が来る際にペットボトルを談話スペースに捨てに行ってたので、慌てて小走りになり「まだ走らない!」と苦笑いされるくらいに動けています。
もちろん、痛みがゼロという訳ではないけれど、ここからは回復していくばっかりですし、病院内ではのんびり過ごせているので午後からはもう少しテクテクリハビリ的に歩いた後はお昼寝しようと思います。
ではでは、週の始まり月曜日。
月曜は気が重い方も多いと思いますが、少しでも荷が軽い一日でありますように。