私たちはみんな「壁を乗り越えて」ここまできたんだから! ~ホカホカのハロウィンに寄せて~
ハッピー、ハロウィーーーン♪
ハロウィンは10月最後の日。
って、明日から11月って、もう冬の入り口じゃないですか!?
それなのに、まだシャツに軽いものを羽織るくらいで過ごせているなんてすごい!
新潟市は先週末に雨が続き、そこでぐっと気温が下がりだしましたが、今日はピカーンと晴れたと思ったら、網戸にして風を入れたくなっちゃうくらいのホカホカ陽気のハロウィンになりました。
我が家は特にハロウィンだから何かをする…というパリピ一家ではないため、通常運行ではありますが、数年前にスリーコインズで購入した「ハロウィン仮装グッズ」で2魂の記念撮影会を開催しました。
思わずレメディーネームを進呈したくなっちゃうくらい、かわいい「魔法使いのお弟子さん風」の仁くんなので、パシャパシャとシャッターを押しまくりました。
そうそう。
私が離婚届を提出したのが、10月最終日のハロウィンの日でした。
思いっきり悩んで、葛藤して、執着しまくって苦しんでようやく…と離婚をして旧姓に戻ってきましたが、離婚すると決めてもいざしばらくは気持ちがグラグラして、感情は揺れまくりました。
今ではすっかり「3魂での気ままな暮らし」に慣れて心地よく暮らしていて、ハロウィンが近付くと「そういえば離婚して何年になるんだっけ??」と思い出そうとしないといけないくらい。
ただ日々を重ねていただけなのに、うんと遠くまで来ていました。
確か、お弟子さん入りする直前に離婚したので、2018年に離婚したはず…。
もはやうろ覚え。
だって、その前の別居期間も含めると随分長いんだもん!! ← 逆切れ
5年経つんですってよ、奥様!!
調べてみたら、柿や柚子、ビワなんかが苗から育って実をつけるくらいの時間が流れているなんて、ほんとうに月日が経つのは早いものです。
それな!!!
バツイチになると「モテ期が来る」と言われて、それを信じて希望にしていたのに、おかしなことにまだ私には
離婚後の空前のモテ期がまだ来ていない
んですよね~。
ってことは、これから来ちゃうはずなので、そのためには女子磨きもしなくちゃいけないわよね!!
あー、忙しい、忙しい。
今の所、私はのんびりと「3魂ライフ」を楽しむ以外の浮いた話はありませんが、明日にだってチオビーと偶然に道の角でぶつかってお付き合いに発展…なんてことがあるかもしれませんし、その時にニッコリ笑って新しい関係を楽しめるように、今日も妄想トレーニングに励もうと思います。
* * *
離婚したのが2018年ですが、夫婦問題でつまずいたのはなんだかんだと10年くらい前でした。
ある日突然「離婚して欲しい」「女性として見れない」「最初から好きじゃなかった」などと言われて、平凡で幸せだった日常がガラガラと崩れ、一気に世界が真っ暗になりました。
あっ、そうそう。
「女性として見れない」「最初から好きじゃなかった」等々の暴言は、離婚を切り出す旦那さんが言うテンプレートのようなセリフ。
罪悪感とか色んなものが絡まって出てくる言葉で、言った本人は「そんなこと言ったっけ?」って覚えていなかったりするくらいに
そのとき口から出てきた言葉
という程度のことが多いので、もしも、このような言葉を異性から投げかけられて傷ついている人いるならば、あまり気にし過ぎずにいてくださいね。
でもね…
この言葉を言われた側は、めちゃくちゃ心がえぐられて傷つくんですよね。
鋭い言葉で斬りつけられた傷は、すぐには回復せずしばらく痛むものだけれど、相手が勢いで言っている「感情が高ぶっている時のテンプレートワード」なんだと思い出し、投げつけられた言葉を自分イジメの道具にし過ぎないでいてくださいね。
これらの言葉には、ちょっと言葉が足りていないんです。
「今は」女性としてみれない。
最初から好きじゃなかった「と、今思い込んでいる。」
こんなに悲しい暴言を吐いてしまうくらいに、人って良くも悪くも変化することがあります。
それは逆を返せば、こんな状況なのに…という状態からだって、くるっとひっくり返る(変化する)っていうことでもあるんですよね。
特に男性は、言葉が足りな過ぎて「鋭利」な形で言葉を投げてしまうことがあるので、「今は」「~と今は思っている」という隠れ言葉をつけて、必要以上に真正面から受け止め過ぎませんように。
話がちょっと横に逸れてしまいましたが(いつものことです)、突然の離婚したい宣言から3年の時間をかけ、夫婦として一度やり直そうということになりました。
そこから1年をかけて、少しずつギクシャクしたものを埋めて、ようやくまた仲良くやっていける…と思っていた所で、最近お付き合いを始めた女性がリストカットをしたので責任を取りたいと言われ、またしても奈落の底に突き落とされました。
以前も辛かったけれど、まだもっとつらいことは起きるのか?!というくらい、次々に悲しいことが起こりました。
衝撃の告白から数日で、彼は自分の荷物を全て持って実家に戻り、そこから別居がスタート。
その後、別居中の彼がお付き合いしている彼女との間に子どもができたり…と、執着しまくってどうにもならなかった私に次々に新しい痛みが襲いかかってきたのですが、あまりにつらくてこの頃の記憶は断片的であまり覚えていません。
色々苦しかったのだけれど、一番苦しかったのが「決められない」ということでした。
もう、どうにもならない状態でしたから、離婚しかないというのは分かっていました。
打つ手は何ひとつないし、いくら私が好きでいたところで、もう私にできることは何もないのも分かっていました。
手放すことが「私にできる最後の愛」だと分かっているのに、全く手放せずに悶絶し続けました。
手放せずにいる中で、もう生きている意味が分からない…と、フラフラと国道に進み出た自分にビックリし、心療内科を受診したことがキッカケで、私は時間をかけながら離婚を決めることができました。
なんだかんだ、6年間も問題と向き合い、一喜一憂して過ごしていました。
離婚した後もすぐに気持ちが晴れやかに…なんてことはなく、気持ちは波のように行ったり来たりしながら、時間を重ねるうちに凪の状態になり、今はすっかり遠い昔話に変えることができるようになりました。
振り返ってみると「10年かけて」ここに来たんだなぁ~と、感慨深い!!
あの当時は、どの問題も大きな壁となって私の前に立ちはだかり、にっちもさっちもいかずに「お手上げだ!」と思ってため息ばかりついていました。
一つ目の壁、その次の壁。
もういいでしょ?!と思った先にあった壁…というように、形も大きさも違う「凶暴で乗り越えようがないように見える壁」が、いくつも道の先々にありました。
真正面からぶつかって登り切ったこともあれば、抜け穴を探したり、壁の脇をすり抜けたりと、その時々で乗り越え方は違ったけれど、
ここに来るまでに、私にはできっこない・超えられっこないと思った壁を、何回も乗り越えてきました。
みんなそれぞれ、大なり小なりは違っていても、生きている中でいくつもの壁や試練・挑戦を乗り越えて「今ココ」にいます。
過去の傷は人の目には見えないけれど、みんなそれぞれに違う傷跡を抱えながら生きているんですものね。
* * *
悲劇的でドラマチックな出来事や、ものすごく大きな挑戦なんてしてきていないというかもしれませんが、私たちはみんな、大人になって今の自分に成長するまでに、できないことを乗り越えてきています。
ただ、忘れちゃっているだけなんですよね。
先日、東京に行った際に妹と一緒に自転車に乗って出かけたのですが、久しぶりに自転車に乗ったら、なんだか下手になっていてフェンスにぶつかったりしました。
が、少し乗っていたら「乗りこなし方」を思い出してきて、下手なりにもスイスイと乗れるようになりましたが、これだって…
補助輪がなかったら自転車に乗れなかった私が、何度も転びながら、無理だと思う補助輪なしの自転車練習をして、乗れるようになったから。
子どもの時の私は、補助輪を全部取って自転車に乗れるんだろうか?って思って不安だったのに、ちゃんと乗れるようになったおかげで、今でも思い出して自転車を漕ぐことができる。
子どもの時には「なんて苦いんだ!」と思っていたコーヒーも飲めるようになりましたし、お砂糖を入れなくても紅茶が飲めるようにもなりました。
失恋を乗り越えることなんてできない!
もう恋なんてしないなんて言わないよ絶対!!あれ?どういうことだ?!と泣いていたはずなのに、失恋をいつしか過去のものとして新しい恋を始めることだってできた。
最初に勤めた会社にいた時には、思いもしないような仕事を今はしているし、その間にもいろんな経験を積み重ねて社会人としての経験や厚みも増してきた。
子供の頃はお母さんがいなかったら生きていけないとすら思ってたはずなのに、ちゃんと一人暮らし…どころか、愛する2魂を守り育てながら暮らせている大人にもなれた。
その時には「どうやって超えるんだろう?」と思う大きな壁も、気が付いたら乗り越え方を学んで進んできた。
自分だけで乗り越えられないものは、誰かと一緒に乗り越えたり助け合ったりしながら。
壁の乗り越え方も壁の数も大きさも人それぞれに違うけれど、みんな違ってみんな乗り越えてきたんだから!!
今無理だと思うようなことや、大きくそびえたっていてとてもじゃないけれど乗り越えられなさそうな大きな壁も、未来にはきっと超えているはずです。
越え方なんて分からないのに、ある時「思ったより難しくないかも?!」なーって言っちゃうかもしれないですし、壁が勝手に崩壊して進めるかもしれないし、ね。
大丈夫。
できないことをあれもこれもと、いつしか乗り越えて人生を積み重ねてきた私たちは、きっとこの先も、乗り越えて行けるに決まっているんだから!